最近SNSなどで「Z世代は恵まれてる」「Z世代の人生はイージーモード」という主張をよく見かけるようになった。 確かに言わんとすることはわからなくはない。というのも、こうした主張を提唱しているのは主に「氷河期世代」と呼ばれる40代から50代の人々なのだ。 よく知られているように、「氷河期世代」は極めて過酷な就職状況の中で社会に出ることを強いられた世代である。具体的なデータを出すと、「氷河期」最盛期の2003年には15-24歳の男子失業率が12%近くまで上昇している。これは下のグラフで示されているように1960年代以降で最悪の数字である。 引用:OECD Labour Force Statistics 2020, OECD, (2020)なんとか就職できた人々も非正規労働や将来性のない過酷な低賃金労働に就かざるを得ないことが多く、旧帝大や早慶上智といった名門大学を出てさえも大学卒業後フリーター