小矢部市は七日、市にゆかりがある源氏の武将・木曽義仲と、義仲に付き従ったとされる女武者の巴御前を来庁した市民に知ってもらおうと、企画展「木曽義仲・巴御前の生きた時代」を市役所一階ロビーで始めた。二十五日まで、開庁している平日に限り、二人に関わりがある書物を展示する。 四月二十四日午後二時にクロスランドおやべで開くシンポジウムに合わせて企画。今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、義仲役の俳優青木崇高さんと、巴御前役の俳優秋元才加さんとの対談があり、シンポを前に義仲と巴御前が生きた時代背景を知ってもらおうと開いた。 市などが所蔵する史料六点を、解説入りのパネルとともに展示。源頼朝が挙兵した理由を書いた日本外史(刊年不明)や、牛の角にたいまつをつけて奇襲をして勝ったとされる「俱利伽羅峠の戦い」のほか、義仲四天王と呼ばれる樋口兼光、今井兼平、根井行親、楯(たて)親忠の絵が描かれている義仲勲功