Instagramに「これ、誰?」と言いたくなる大きな目、尖った顎、同じような顔の自撮り写真ばかりがアップされていたのは昔のこと。最近は、自撮り画像に関する意識が変わりつつあるようだ。 「ナチュ盛りがいいと思う。あまりに盛っているとかキメているのは恥ずかしい」と、ある女子大生は言う。「最近は顔を写さない自撮りが流行ってる。顔を飲み物で隠したり、後ろを向いたり、雰囲気がオシャレならいい」。 若者のアカウントを見ると、友だちと並んで撮った写真でも、多くは後ろを向いていたり、顔の部分を持ち物やスタンプで隠したりと、顔が写っていないものが多い。顔は写っていない状態でポーズしていたり、雰囲気のある写真が多いのだ。 これまでは盛った自撮り写真を投稿することで「いいね」がもらえ、承認欲求が満たされるとされてきた。ところが最近は、盛りすぎたり、キメている姿を見せるのは恥ずかしいという風潮があるのだ。そこで