恥の多い人生をおくってまいりました。というか、そうじゃない人はいないだろう。みんな大なり小なり恥にまみれた人生を送っているはずだ。そうだよね。そうであってほしい。 42年間ぶん、後悔することはもちろん売るほどある。時を経てもはやどうでもよくなったものもあれば、思い出すたびに新鮮に胃が痛くなるようなものもある。自分の選択の誤りだったとはっきり分かるものもあれば、自分にはどうしようもできなかったものもある。 いつまでも生傷のように痛み続けるものは、やっぱり自分のせいだと分かっているものだ。あのときもう少しちゃんと考えていたら、もうちょっと早く行動していたら、言葉をひとつ変えていたら。何かを違えていたら結果が確実に変わっていたと分かっているものほど、深く後悔する。でも当然、いくら悔やんでももうどうしようもない。何をどうしても時間だけは巻き戻せない。分かっているのに、ときどき無駄に思い出しては悶絶