映画「鹿の王」2020年9月公開!「もののけ姫」「君の名は。」の安藤雅司が初監督 2019年12月10日 15:00 3260 54 コミックナタリー編集部 × 3260 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 1102 1867 291 シェア
今日は上橋菜穂子さん著の小説『鹿の王 水底の橋』を読み終えたので感想を書きます。 鹿の王 水底の橋 (角川書店単行本) 作者:上橋 菜穂子 発売日: 2019/03/27 メディア: Kindle版 普段小説をあんまり読まない方にでも「精霊の守り人とか獣の奏者の人」というと「あー!」って思っていただけそうな作家さんだと思うんですが、いかがでしょう? この作品の前作というかもとの作品である『鹿の王』は今年アニメ映画にもなるそうですね! しかもスタッフがすごいと期待が高まってるみたいです。 www.fashion-press.net 『鹿の王』もめっちゃ面白かったんですよ。 以下、核心には触れませんがあらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 「ヴァン」という、祖国を守るために戦う戦士団の団長が戦いに負けて敵国で奴隷となって過ごしてるんですが、奴隷窟に謎の獣が入り込み、原因不
映像化不可能と言われてきた作品の映像化、大体失敗説。 あらすじと概要 かつてツオル帝国は圧倒的な力でアカファ王国に侵攻したが、 突如発生した謎の病・黒狼熱(ミッツァル)によって帝国軍は撤退を余儀なくされた。 以降、二国は緩やかな併合関係を保っていたが、アカファ王国はウィルスを身体に宿す山犬を使って ミッツァルを再び大量発生させることで反乱を企てていた。 ミッツァルが国中で猛威を振るう中、山犬の襲撃を生き延びたヴァンは身寄りのない少女ユナと旅に出るが、 その身に病への抗体を持つ者として、治療薬開発を阻止したいアカファ王国が放った暗殺者サエから命を狙われることになる。 一方、治療薬を作るためヴァンの血を求める医師のホッサルも懸命にヴァンを探していた―― 。 様々な思惑と陰謀が交錯した時、運命が動き始める。(公式HPより) 『精霊の守り人』で知られる上橋菜穂子による、2015年度の本屋大賞と日本
スタジオジブリ出身でありながら、富野由悠季監督や今敏監督のもとで腕を振るい、「君の名は。」(2016年)では新海誠監督をサポートしたアニメーターの安藤雅司さん。その安藤さんが、初めてアニメ映画を監督した。先月2022年9月28日に、映像ソフトが発売された「鹿の王 ユナと約束の旅」(宮地昌幸氏と共同監督)がそれだ。原作は上橋菜穂子氏によるファンタジー小説。疫病の流行する世界で、不思議な力を授かった男と彼が救い出した孤児との絆を丹念に描く。キャラクターたちの手堅く、血の通った芝居が印象に残る硬派な作品だ。 「もののけ姫」(1997年)、「千と千尋の神隠し」(2001年)の作画監督として頭角を現わし、ジブリを離れた後は今敏監督の「パプリカ」(2006年)などでキャラクターデザインも手がけた安藤さんに、これまでの足跡を振り返ってもらった。 富野由悠季作品を経て、今敏監督の「妄想代理人」でキャラクタ
上橋菜穂子さんの『鹿の王 水底の橋』を紹介します。 上橋菜穂子さん、大好きな作家さんの1人です。 『鹿の王 水底の橋』は『鹿の王』の続編となっていますが、この『水底の橋』から読んでも楽しめる作品です。 『鹿の王』に出てきたヴァンやユナは出てきませんし、主人公はホッサルです。 私は『鹿の王』を読んだのがだいぶん前なので、内容がうろ覚えでした。 それでも、この『水底の橋』はハマった1冊でした。 『水底の橋』だけで、じゅうぶんに物語は成り立っています。 ファンタジーが好きな人はもちろんのこと、医療に関係する人や、冒険が好きな人、または子育て中のパパやママにもオススメしたい1冊です。 大事な命について、深く考えさせられる内容だからです。 『鹿の王 水底の橋』の内容と読んだ感想をお伝えします。 『鹿の王 水底の橋』はファンタジーで医療サスペンス 『水底の橋』の内容 『水底の橋』を読んだ感想 『鹿の王
『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の異才アニメーター安藤雅司が監督デビュー作で挑んだのは、 2015年に本屋大賞を受賞したものの、その圧倒的スケールの物語から長らく映像化は不可能と言われきた ファンタジー原作「鹿の王」(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA)。 過酷な運命に翻弄される登場人物たちと、謎の病の壮大な戦いが日本アニメ界最高峰のスタッフによって描かれる。 今この時代だからこそ観るべきエンターテインメント超大作がここに誕生! かつてツオル帝国は圧倒的な力でアカファ王国に侵攻したが、 突如発生した謎の病・黒狼熱(ミッツァル)によって帝国軍は撤退を余儀なくされた。 以降、二国は緩やかな併合関係を保っていたが、アカファ王国はウィルスを身体に宿す山犬を使って ミッツァルを再び大量発生させることで反乱を企てていた。 ミッツァルが国中で猛威を振るう中、山犬の襲撃を生き延びた
【写真】その他の写真を見る 2014年に「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞〈作家賞〉」受賞、代表作「精霊の守り人」シリーズはアニメとドラマで映像化され、海外からも注目されている作家・上橋菜穂子氏の代表作であり、15年の本屋大賞を受賞した小説『鹿の王』。 物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”。その病から多くの命を救おうと、奔走する医術師。父と娘の“絆”―、そして運命的な“出会い”―。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた、唯一無二の冒険小説となる。 壮大かつ複雑な世界観から映像化は不可能と言われていた今作だが、今年の3月、日本最高峰のアニメーターたちが集結し、ハイクオリティな作品を生み出す制作スタジオ「Production I.G」にてアニメ映画として制作す
『鹿の王 ユナと約束の旅』安藤雅司監督に聞く(上) 謎の病の蔓延下で光明を求めてもがく人々を描く 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 2022年2月4日、長編アニメーション映画『鹿の王 ユナと約束の旅』が全国公開された。コロナ禍によって2020年9月、2021年9月と2度も公開延期となり、この度ようやく実現に至った。監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を歴任したベテランアニメーター安藤雅司氏と『千と千尋の神隠し』で監督助手を務めた宮地昌幸氏である。設定・作画・美術などにも錚々たるスタッフがこぞって参加した大作だ。 原作は上橋菜穂子氏のベストセラー長編小説『鹿の王』。物語は東乎瑠(ツオル)帝国の岩塩鉱で謎の病「黒狼熱(ミッツァル)」が発生する惨劇で幕を開ける。罹患者は死に絶えるが、かつて東乎瑠(ツオル)に敗れて併合
鹿の王 ユナと約束の旅 ブルーレイ 全巻購入特典 ≫映画 『鹿の王 ユナと約束の旅』 ≫ブルーレイ 全巻購入特典 店舗特典情報を調べてみました。 ≫ 『鹿の王 ユナと約束の旅』の店舗特典情報一覧 ≫ 『鹿の王 ユナと約束の旅』の情報 『鹿の王 ユナと約束の旅』 店舗特典情報一覧 ■Amazon.co.jp [店舗特典] ・オリジナルミニポスター(270×195mm)2枚セット ≫ 【Amazon.co.jp限定】映画「鹿の王 ユナと約束の旅」 [Blu-ray] ■HMV & BOOKS online [店舗特典] ・オリジナルLサイズブロマイド3枚セット ■TSUTAYA [店舗特典] ・オリジナルポストカード ■カドカワストア [店舗特典] ・オリジナルA4クリアファイル 『鹿の王 ユナと約束の旅』 の情報 【概要】 かつてツオル帝国は圧倒的な力でアカファ王国に侵攻したが、 突如発生し
[スポンサーリンク] 東乎瑠帝国が強大な政治力、武力を背景に版図を広げている世界 自国を潰すより統治下に置く方が最良と東乎瑠帝国に思わせる為最後まで戦った独角の領主ヴァン 戦争後彼は奴隷となりアカファ岩塩鉱で囚われていた 家族も戦友も亡くし毎日奴隷が死んでいく過酷労働を失意の中で過ごしていた ある日アカファ岩塩鉱に黒い狼のような獣が襲ってくる 奴隷や奴隷監督が次々と噛まれ、ヴァンも戦いながら牙で傷を受けてしまう 数日後急な体調不良で意識を失ったヴァンが目を覚ました時見たものは 自分以外の人々が全て息絶えている光景であった 唯一生き残っていたのは飯炊き奴隷の女が命を懸けて獣から庇っていた赤子だけであった ヴァンはユナと名付けた赤子を抱えアカファ岩塩鉱を脱出する [スポンサーリンク] 先日読んだ鹿の王 水底の橋の前編の作品です 東乎瑠帝国を中心として架空の世界のファンタジー小説です アカファ岩
こんばんわ 本日も20時に更新できました。たまきです。 日曜日は映画のひとときです。 本日は番外編で小説 「鹿の王」です。 目次 鹿の王 内容紹介 感想 ヴァン ホッサル 関連 鹿の王 内容紹介 強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。 妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。 ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。 生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――! www.youtube.com kadobun.jp 感想 2015年本屋大賞受賞作 上橋菜穂子先生の本を読むのは今回が初めてです。 以前からどんな作家さんの作品なのか気になってたのですが、
WebNewtype > レポート > 「父になる」ということ――映画「鹿の王 ユナと約束の旅」監督・作画監督・キャラクターデザイン 安藤雅司インタビュー 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」より(C)2021「鹿の王」製作委員会 「精霊の守り人」「獣の奏者」などで知られる上橋菜穂子の大ヒット小説を劇場アニメ化した「鹿の王 ユナと約束の旅」が、二度にわたる延期を経てついに公開。「病」によってつながれた父娘の思い――。安藤雅司監督が自身の体験も重ねながら描き出したものとは? 映画の公開にあわせ、「月刊ニュータイプ」2021年10月号の特集記事で行なったインタビューを再掲載します。 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」より、主人公のヴァン(C)2021「鹿の王」製作委員会 ――長大で情報量の多い「鹿の王」の原作小説を2時間の映画として内容を整理するうえで、監督がポイントとして留意されたところは? 安藤 こ
5月のオーディブル。 5月はなかなか嵌れるものに当たらず、途中で挫折した作品が多かったです。ここにきて、物語がというより声に馴染めずリタイアというのもありました。 33.後宮の百花輪1 瀬那和章 ナレーター:白妙あゆみ Audible版『後宮の百花輪 : 1 』 | 瀬那 和章 | Audible.co.jp 面白いです!中国の後宮をイメージして聞きました。 北狼州の來梨姫の侍女となった明羽が後宮での事件を解決していくというミステリー仕立てになっています。 明羽は古い道具と話ができるという不思議な声詠みという能力を持っていて、ファンタジーの一面もあります。 後宮の話なのでそれぞれ違う魅力を持った美女達がたくさん出てきてますが、皇帝やイケメンのエリート官僚・李鷗なども登場して、想像を膨らませながら楽しく聞くことが出来ました。 明羽が仕える來梨姫は始めは子供のように頼りなく、後宮の中では負け戦
「鹿の王 ユナと約束の旅 」 コロナで延期が続いていましたが、 やっと昨日公開され早速観てきました。 そしたら予告で気になる作品が・・・ 2015年の本屋大賞作品、上橋菜穂子さんの ファンタジー小説のアニメ映画化。 原作は読んでないんですが、むかし見ていた NHKでやっていたアニメ”獣の奏者エリン”の作者 だと知り納得。あの世界観好きです。 「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などで 作画監督を務めた監督の安藤雅司さんは 広島県府中市のご出身。 ということで、公開前日に地元の夕方の番組に リモートで出演されていました。 謎の病(黒狼熱)が蔓延して原因と治療法を 突き止めていくストーリー。 制作し始めたのはコロナ前だったわけだけど、 コロナ禍で2度公開を延期することに・・・。 原因がわからないことからくる恐怖とか、 特効薬がない不安とか、 謎が多い病を究明し立ち向かう姿は 今のコロナと共通する
2022年06月29日16:08 鹿の王 ユナと約束の旅 BD 店舗特典まとめ カテゴリ特典終了 kaana727 【店舗特典まとめ】 1: 「鹿の王 ユナと約束の旅」の店舗特典一覧 2: 「鹿の王 ユナと約束の旅」の情報 鹿の王 ユナと約束の旅 全巻購入特典 ・特典の詳細はリンク先の各ショップで ご確認ください。 ■Amazon.co.jp [店舗特典] ・オリジナルミニポスター(270×195mm) 2枚セット ≫ 【Amazon.co.jp限定】映画「鹿の王 ユナと約束の旅」 [Blu-ray] ■TSUTAYA [店舗特典] ・オリジナルポストカード ≫ 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」【Blu-ray】 ■カドカワストア [店舗特典] ・オリジナルA4クリアファイル ≫ 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」【Blu-ray】 ■HMV & BOOKS online [店舗特典] ・オリジ
「精霊の守り人」シリーズで、アニメやドラマ化され原作の小説は、大ヒットさせた上橋菜穂子。 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」の原作は、上橋菜穂子が得意な異世界ファンタジー小説です(角川文庫・角川つばさ文庫刊)。 2015年に本屋大賞を受賞し、2021年7月累計発行部数230万部突破のべストセラーです。 さらに、国内の賞だけでなく海外の2014年国際アンデルセン賞を受賞しています。 その圧倒的スケールの物語から映像化不可能と言われましたが、異才アニメーター・安藤雅司監督がメガフォンを取り日本アニメ界最高峰のスタッフにより感動巨編が誕生しました。 安藤雅司監督は、「君の名は。」(2016年)「千と千尋の神隠し」(2001年)「もののけ姫」(1997年)の作画監督を務めました。 ジブリ作品を手掛けたことからどことなくジブリを思わせるところもあるかもしれませんね。 映画「鹿の王 ユナと約束の旅」あらす
女のいない男たち posted with ヨメレバ 村上 春樹 文藝春秋 2016年10月07日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す 楽天koboで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、映像化情報、いろいろ出てきているのをまとめてみました。まずは村上春樹の短編集「女のいない男たち」所収の「ドライブ・マイ・カー」が映画に。しかも、メガホンをとるのが「寝ても覚めても」「ハッピーアワー」の監督で「スパイの妻」の脚本も手がけた濱口竜介監督。「ドライブ・マイ・カー」かぁ。あの短編集の中では個人的にはそれほど心惹かれなかったけれど映像化はちょっと楽しみ。あ、もう帯になってる。主演が西島秀俊で三浦透子、霧島れいか、岡田将生他。8月20日全国公開予定です。昨日、カンヌのコンペティション部門への出品も発表されました。なんと2時間59分!!! 鳩の撃退法(上) posted with
「鹿の王」上橋菜穂子 上下 【強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。】 再読。 初版で出たときに上橋さんファンの娘が即行で購入し私と夫も読ませてもらってから数年。来月映画が公開されるので再読した。 確か一度読んだとき、難しいなぁ…と思ったことと、導入部分の強烈なエピソードだけは覚えていたが、他は殆ど覚えていなかった(-_-;)。 でも、難しいと思った記憶があったので、今回は丁寧にゆっくり読んだ。ストーリーはうろ覚え程度だったけど流石に2回目は話がよく分かった。当時5年生の娘、よくこ
こんにちは! 今回は上橋菜穂子作「鹿の王」の感想です。 あらすじはこんな感じ↓ 強大な帝国から故郷を守るため、死兵となった戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾うが!? https://www.amazon.co.jp/dp/4041018889?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/12/30閲覧 rimokongetao.hatenablog.com 上橋菜穂子さんの作品は「守り人」シリーズや「獣の奏者」シリーズなどだいたいの作品は読んできました。 基本的に彼女の作品は古代~中世アジアを舞台にしたような和風ファンタジー作品。 今回も具体的な時期や舞台は不明ですが、世界観的にはいつもの彼女の書く作品だなあ、という感じ。 ただ、作品
現実を超える展開を描いて驚きを与えてくれるのがフィクションだが、今はフィクションが現実になったような事態や、フィクションを超えるような出来事が相次いで起こっている。もっとも、これでフィクションの出番がなくなる訳ではない。フィクションとして紡がれた物語のなかに、ときに現実の困難を乗り越えるためのヒントがちりばめられているからだ。 もともと9月10日に公開される予定が、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となった長編アニメーション『鹿の王 ユナと約束の旅』は、『精霊の守り人』や『獣の奏者』が人気の上橋菜穂子によるファンタジー小説『鹿の王』(2014年/角川文庫)が原作となっている。この作品の舞台は、現在世界が見舞われているパンデミックを写したように、伝説の疫病“黒狼熱”が広がり始めた世界だ。 強大な帝国から侵略を受けた土地で戦士として戦ったヴァンは、捕らえられ奴隷として岩塩鉱で働かされていた。そ
こんにちは。本日は、上橋 菜穂子氏の「鹿の王」の感想です。 2015年本屋大賞を受賞したファンタジー小説です。かなりの長編作品ですが、一気に読みきってしまうほど引き込まれます。架空の世界を舞台にしたファンタジーですが、国家と個人・支配と従属といった大きな力に個人が翻弄されていく姿は現実世界にも存在します。また、人々が生きる意味に苦悩する弱さや自身を貫く強さに揺れ動く様子は、人の本質を表しているのだろう。 主人公は二人です。故郷を守るために飛鹿(ピユイカ)を操り戦った独角の頭「ヴァン」とオタワルの医術師「ホッサル」です。二人の物語が平行して進み、やがてひとつになります。 本作は、第4回日本医療小説大賞も受賞しています。医療が重要な要素であり、登場人物たちが立ち向かうもののひとつとして描かれています。ホッサルたちの医術は、西洋医学に通じるものがあります。その描き方は確かな知識をベースに描かれて
いま、この時、自分の命を危険にさらして、 他者を守るために、 一生懸命働いている人たちがいます。 医師や看護師などの医療従事者 保健所の方々、 保母さんたち、 スーパーのレジ係さん、 配達をしておられる方々など、 本当に様々な形で、多くの人たちが、 感染リスクがあることを知りながら、 他者の命と暮らしを守るために、 最前線で働いておられます。 こういう方々のことを思うと、 私は、自分が書いた『鹿の王』という物語の一節を、 思い出してしまいます。 物語の中では、 群れを守るために、 自らの命を賭して、 恐ろしい敵の前に躍りでる鹿のことを、 敬意をこめて、<鹿の王>と呼ぶのですが、 主人公ヴァンの父親は、 「敵の前にただ一頭で飛びだして、踊ってみせるような鹿は、 それが出来る心と身体を天から授かってしまった鹿なのだろう。 才というのは残酷なものだ。ときに、死地にその者を押しだす。 そんな才を持
奈良公園に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」への接し方を周知しようと、県奈良公園室は、近日公開予定の映画「鹿の王 ユナと約束の旅」とコラボレーションした鹿の保護啓発ポスター(B2判)を作成した。ポスターは奈良公園バスターミナルなど公園周辺の施設や、近鉄奈良駅、近畿圏内のTOHOシネマズなどに掲示する。 映画は、2015年本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説「鹿の王」を映像化したアニメ作品で、謎の疫病が猛威を振るう中、生き残った戦士・ヴァンと、家族を亡くした少女・ユナ、病の治療法を探す天才医師・ホッサルらの生き様を描いたファンタジー。監督は「君の名は。」や「千と千尋の神隠し」で作画監督を務めた安藤雅司さん。
[スポンサーリンク] ストーリー 独角の頭でありアカファ岩塩鉱で山犬の襲撃後生き残ったヴァンと 同じく生き残った赤子だったユナ アカファ岩塩鉱から逃げる道偶然出会ったトマとの出会いをきっかけに オキ地方で数年を穏やかに過ごすことが出来ていた しかし再び山犬と出会うったことを機にユナが誘拐される ヴァンと跡追いのサエがユナを救う旅が始まる 医術師ホッサルと従者のマコウカンとミラルは 山犬に噛まれた後発症する黒狼熱とみられる症状の病を追っていた そこには東乎瑠帝国が領土を拡大するにつれて 支配されていった民族の移住、生活の融合が複雑に入り混じっていることが分かってくる 山犬に噛まれて後特殊な力を持ったヴァン 病を解明し人命を救おうとするホッサル それぞれの思いと行動が真実の解明に向かって交わる [スポンサーリンク] 感想 上巻でも書きましたがファンタジー世界ですが 伝染病という医学的側面、戦争
超がつきそうなベストセラー小説なので いまさら「あらすじ」でもないが、乱暴にまとめてしまおう。 犬(の仲間)に噛まれることで発症し、やがて死に至る・・。 狂犬病に似た致死率の高い疫病をめぐる物語だ。 250年前、ひとつの国を亡ぼす大惨事を引き起こしたその病が 今また、政治的な"武器"として使われようとしていた。 虐げられた被支配者が権力に対抗する手段――いわば、"貧者の核兵器"として。 物語の鍵を握るのは、2人の男。 そして、黒狼熱を発症しながらも奇跡的に生き残った元反乱軍の首領・ヴァン。 捕虜として囚われていた岩塩鉱で、他の全員がこの病で絶命するなか なぜか生き延びた彼は、自力で鉱山を脱出し行方をくらます。 もう一人は、病(黒狼熱-ミッツァル)の治療法を模索する天才医術師・ホッサル。 当然彼は、〔唯一の生存者〕であるヴァンを追い始める。 その後のストーリーも、この〔追われる者/ヴァン〕と
『鹿の王 ユナと約束の旅』安藤雅司監督に聞く(下) 世界を構成する様々な生命を等価に描く 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 『鹿の王 ユナと約束の旅』安藤雅司監督に聞く(上) 前回に引き続き、全国公開中のアニメーション映画『鹿の王 ユナと約束の旅』で監督を務めた安藤雅司氏のインタビューをお届けする。キャラクターデザインと作画監督を兼任する安藤監督のこだわりや、設定や場面に込められた意図、そしてタイトルである「鹿の王」の意味、そしてコロナ禍での公開への思いに至るまで、広範に伺った。 安藤雅司(あんどう・まさし) 1969年生まれ。アニメーター・作画監督・アニメーション映画監督。1990年、スタジオジブリ入社。2003年からフリーとして活躍し、2021年よりProduction I.Gに所属。主な作画監督作品に『もののけ姫』(1997年)、『
概要上橋菜穂子著、KADOKAWA刊による小説。 作者がこれまでに、「獣の奏者」や「守り人シリーズ」などで培ってきた豊富な医療知識と生物知識が活かされており、2015年度の本屋大賞と日本医療小説大賞をダブル受賞した作品でもある。 あらすじ強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう! ebookjapan 紹介文より- 登場人物ガンサ=ヴァン CV:堤真一 飛鹿(ピュイカ)の飼育する文化のあるトガ山地のガンサ氏族出身の男。 「独角(どっかく)」という戦闘集
(左から)竹内涼真、堤真一、杏 - (C) 2021「鹿の王」製作委員会 俳優の堤真一、竹内涼真、杏が、上橋菜穂子のベストセラー小説をアニメーション映画化する『鹿の王 ユナと約束の旅』で声優を務めることが明らかになった。本作は諸般の事情で公開延期となっていたが、新公開日が9月10日に決定したこともあわせて発表された。 『鹿の王 ユナと約束の旅』特報映像 『千と千尋の神隠し』『君の名は。』などで作画監督を務めたトップアニメーターの安藤雅司が監督デビューを果たし、『伏 鉄砲娘の捕物帳』の宮地昌幸が共同監督として名を連ねた本作。強大な帝国が支配する世界を舞台に、世界を侵食する謎の病から生き延びて旅を続ける血の繋がらない父と娘、その病から多くの命を救おうと奔走する天才医師、故郷のため帝国に従って戦う謎の女が、運命的な出会いを果たす冒険大作だ。 ADVERTISEMENT アニメ映画声優初挑戦となる
強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団<独角>。 その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。 ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。 その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾う。 一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、 医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。 感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。 過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語。
イメージカットも初公開!(C)2020「鹿の王」製作委員会 [映画.com ニュース] 「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」の作画監督・安藤雅司が、上橋菜穂子氏のファンタジー小説を劇場アニメ化する「鹿の王」で初監督に挑んでいることが明らかになった。また、同作が2020年9月18日に全国で公開されることも配給の東宝が発表した。 安藤監督は、日本大学芸術学部在学中にスタジオジブリを受験し合格、「紅の豚」では原画を担っている。25歳の若さで興行収入193億円を記録した「もののけ姫」の作画監督に抜擢され、その後も「千と千尋の神隠し」(興収308億円)、「君の名は。」(同250.3億円)と、邦画の歴代興収4作品のうち3作品の作画監督を務めてきた。アニメファンにとっては待望といえる初監督作「鹿の王」では、キャラクターデザイン、作画監督も兼ねる。 そして「千と千尋の神隠し」では監督助手、「伏
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています Amazon Kindleストアで2月10日より「KADOKAWA 冬の読書フェア」が開催中です。人気のライトノベルや小説、漫画が最大70%オフになっています。セール期間は2月24日まで。 (画像をクリックするとKindleストアへリンクします) 今回は小説や文芸作品をピックアップして紹介。アニメ映画が公開中の『鹿の王』の他、『ジョーカー・ゲーム』『金田一耕助ファイル』といった人気小説の合本版がセールになっています。さらに『ダークエルフ物語』や『RDG レッドデータガール』などの名作ファンタジーの合本版もお買い得に。 また、西村賢太『一私小説書きの日乗』、伊坂幸太郎『グラスホッパー』、澤村伊智『ぼぎわんが、来る』などの文芸・小説も最大70%オフになっています。気になっていた作品をお得に読むチャンスです。 KADOKAWA 冬の読書フ
『精霊の守り人』で知られる上橋菜穂子による2015年の本屋大賞を受賞した ファンタジー小説『鹿の王』をアニメ化! 2022年2月4日(金)公開されるアニメ映画『鹿の王 ユナと約束の旅』。原作は、2015年本屋大賞を受賞した上橋菜穂子の小説『鹿の王』です。 架空の世界で、ヴァンとホッサルという2人の男を中心に、過酷な運命に立ち向かう人々を描いたファンタジーです。 大帝国東乎瑠の侵略から故郷を守るために戦う「独角(どっかく)」という集団の頭であったヴァンと、大帝国東乎瑠で天才医術者と呼ばれたホッサル。出会うはずのない2人が出会って、山犬がもたらす恐ろしい病気の謎を解明していきます。 壮大なスケールで繰り広げられる原作小説を、映画公開前にネタバレありでご紹介します。 小説『鹿の王』の主な登場人物 ・ヴァン(声のキャスト:堤 真一) 大帝国東乎瑠の侵略に最後まで戦った戦士団「独角」の頭。戦いに敗れ
『鹿の王 ユナと約束の旅』(しかのおう ユナとやくそくのたび)は、上橋菜穂子のファンタジー小説『鹿の王』を原作とした日本の長編アニメーション映画。監督は安藤雅司と宮地昌幸。Production I.G制作、東宝配給で2022年2月4日[注 1]に劇場公開[1][2]。 キャッチコピーは『それでも、生きていく』[3]『運命に抗え。未来を変えろ。』[4] 概要[編集] 本作は、2015年度の本屋大賞と日本医療小説大賞をダブル受賞し、シリーズ累計250万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説『鹿の王』を劇場アニメ化した作品[5]。物語は、強大な帝国が支配する世界を舞台に、世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かう血の繋がらない父と娘の旅を描いた医療ファンタジーである[6][7]。 監督は、スタジオジブリの『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』、そして新海誠の『君の名は。』という邦画の
空くう山ざん人を見ず 但人語じんごの響くを聞くのみ 返景へんけい深しん林りんに入いり 復また照らす青せい苔たいの上 『鹿柴』の解説 この『鹿柴』という詩は『輞川(もうせん)集』20首の第4首です。 輞川は長安の南郊外にある地名で、ここに王維の別荘がありました。輞川は川あり山あり谷あり、景色の美しい所で、中でも美しい場所を20選んで「輞川二十景」としています。そのうちの一か所が「鹿柴(ろくさい)」という場所で、この詩ではここが詠まれています。「鹿柴」は元々の意味は野生の鹿の侵入を防ぐ柵を意味します。 第1句「空山」 「空山」は「人のいない山」。 第2句「人語」 「人語」は「人の話し声」。これは木こりたちの声でしょうか。 第3句「返景」 「返景」は「夕日」。 第4句「復」 「復」は「再び」。朝日が昇る時照らされ、今また夕日が斜めに差し込んで照らすという風景です。青苔が生えている場所ですから陽は
本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの超大作『鹿の王』は、強大な帝国が他民族への侵略を繰り返す世界で、突然よみがえった伝説の疫病に立ち向かうひとびとを描いた壮大なる冒険小説です。第四回日本医療小説大賞も受賞した本作では、主人公のひとりであるホッサルが学んだ「西洋医学」的なオタワルの医術と、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)の祭司医(さいしい)たちが信仰する清心教に基づく「東洋医学」的な医術との対立が描かれています。現代日本において西洋医学・東洋医学の両方を取り入れた医療を行われている津田篤太郎さんと、『鹿の王』の世界における医学のリアリティとダイナミックさについて語り合っていただきました。 (2017年2月18日にジュンク堂書店池袋本店にて行われた上橋菜穂子さんの作家書店トークイベントの内容をレポートしたものです) 現実とシンクロする医療の歴史 上橋: 私と津田先生との出会いは、母の病がきっかけでし
記事によると・劇場アニメ「鹿の王」の公開日が2020年9月18日に決定。併せてスタッフ情報が公開され、監督・キャラクターデザイン・作画監督をアニメーターの安藤雅司が務めることが明らかになった。 ・25歳の若さで「もののけ姫」の作画監督に抜擢され、その後も「千と千尋の神隠し」「君の名は。」などの作画監督を担当してきた安藤。映画監督を務めるのは本作が初めてとなる。 ・さらに共同監督として「伏 鉄砲娘の捕物帳」で映画初監督を務めた宮地昌幸が名を連ね、脚本は「ハイキュー!!」シリーズや「僕だけがいない街」などで知られる岸本卓が担う。またスタッフ情報の発表と併せ、本作のイメージカットも公開された。 ・映画「鹿の王」 2020年9月18日(金)全国公開 原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫) 監督・キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司 監督:宮地昌幸 脚本:岸本卓 制作スタジオ:Productio
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