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:宇野常寛の検索結果1 - 40 件 / 69件

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:宇野常寛に関するエントリは69件あります。 社会批評ネット などが関連タグです。 人気エントリには 『京都アニメーションと、山本寛監督のこと|宇野常寛』などがあります。
  • 京都アニメーションと、山本寛監督のこと|宇野常寛

    僕はいま、仕事で韓国に滞在している。ソウル市の主催するマンガ、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーの未来を考えるイベントに招待されたのだ。今年の春に僕の本(『若い読者のためのサブカルチャー論講義』)が翻訳出版されたことが影響しているらしい。滞在中は市のイベントに登壇するほかに、現地の出版社の企画したファンミーティングに出たりメディアから取材を受ける予定だ。そしてこのタイミングで日本から来た以上、必ずこの話題について尋ねられるだろう。そう、京都アニメーションの事件のことだ。 最初に断っておくけれど僕はこの件について、特に事件直後に話題を集めている段階で言及するのは本当に嫌だった。 僕は特に京都アニメーションの熱烈なファンというわけではない。けれどそれなりにこのスタジオの作品は見てきたし、感心させられた作品も多い。だからこの事件は本当に残念で仕方ない。いや、それ以前にあまりに卑劣な犯人の行為とそ

      京都アニメーションと、山本寛監督のこと|宇野常寛
    • TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛『ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて|髙橋優

      TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛『ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて はじめに資本主義の終わりを想像するより世界の終わりを想像する方が簡単だ。 ――フレドリック・ジェイムソン「アメリカのユートピア」 (フレドリック・ジェイムソンほか著、スラヴォイ・ジジェク編(田尻芳樹/小澤央訳)『アメリカのユートピア:二重権力と国民皆兵制』書肆心水、2018年、13頁) 資本主義を飼いならすことはできないし、資本主義の外に出ることも決して容易ではない。2021年3月に放送が終了したTVアニメ『弱キャラ友崎くん』(以下『友崎くん』)は、そんなことを教えてくれる傑作である。 本作の主人公・友崎文也は、友達も彼女もいない「陰キャ」で「ぼっち」の高校生だ。しかし、その裏の顔は家庭用格闘ゲーム「アタックファミリーズ」(通称「アタファミ」)のレート一位、日本最高峰

        TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛『ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて|髙橋優
      • どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと|宇野常寛

        2013年に二度目のオリンピックが東京にやってくると決まったとき、僕はこれをきちんと批判したいと考えた。この二度目のオリンピックには一度目(1964年前のそれ)とは異なり、なんの必然性もコンセプトも存在しないように思えたからだ。1964年の東京オリンピックは敗戦からの復興を象徴することで国威発揚を狙うと同時に、高度成長へ向けた首都東京の大改造を前提としたインフラの整備を「爆速化」するための錦の御旗だった。首都高速道路も東海道新幹線も、オリンピックに合わせて急速に整備されたものだ。この都市改造と国土開発自体の評価はさておき、少なくとも1964年の大会には議論に値する明確な意図が、テーマがあった。 しかし、2020年のそれには「何も」ない。斜陽の日本に明るい話題が欲しいといった類の森喜朗的なぼんやりとした精神論と、関係企業や団体のビジネスチャンスへの即物的な期待があっただけだ。そしてそれ以前に

          どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと|宇野常寛
        • 宇野常寛「ワイドショーやツイッターが「歪んだ正義やモラル」で社会を息苦しくし、この国を停滞させている」|賢人論。|みんなの介護

          宇野常寛氏はサブカルチャーから政治問題まで幅広く論じる気鋭の評論家として、ニュース番組のコメンテーターや、批評誌PLANETSの編集長を務めるなど幅広く活躍してきた。そして、著作『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)では、サブカルチャー批評を通して行き詰まる日本社会へ警鐘を鳴らしている。今回の「賢人論。」(前編)では、テレビやネットで繰り返される炎上問題や「日本社会の停滞」についてお話を伺った。 文責/みんなの介護 僕はテレビ的なワイドショーを内側から壊したかった みんなの介護 宇野さんは少し前までテレビのワイドショーにコメンテーターとして出演されていました。ほかにも、雑誌、ラジオ、ネットなど、さまざまなメディアで活躍され、さらに京都精華大学や立教大学でも教壇に立っておられるわけですが──いったい、どういう立場の方だと理解す

            宇野常寛「ワイドショーやツイッターが「歪んだ正義やモラル」で社会を息苦しくし、この国を停滞させている」|賢人論。|みんなの介護
          • 宇野常寛が都会で「カブトムシ」を探す理由。人間社会の「外側」に触れたい | となりのカインズさん

            宇野常寛 1978年生まれ。批評誌『PLANETS』『モノノメ』編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『水曜日は働かない』(ホーム社)、『ひとりあそびの教科書』(河出書房新社)など多数。

              宇野常寛が都会で「カブトムシ」を探す理由。人間社会の「外側」に触れたい | となりのカインズさん
            • 加藤浩次には狭すぎる|宇野常寛

              加藤浩次とは二年間、毎週木曜日の朝に彼が司会を務める日本テレビのワイドショー『スッキリ』で同席していた。 よく、ケンカしていた。 というか、基本的にワイドショーは議論すると悪評が立つので(まったくもってどうしようもないことだと思うが)、僕以外の誰も意見を述べていなかったように思える。だから森圭介アナウンサーも、コメンテーターの坂口孝則さんも、もちろんたいていのことについては意見を(それもかなり鋭いものを)持っているが、森アナは立場的に進行の管理に、坂口さんは議論の前提となるデータを差し込むことにそれぞれ集中している。そうなると、少なくとも僕が出演していた木曜日の出演者で、加藤さんと議論する出演者は僕以外あり得なかった。正確に言えば、僕には(そしておそらくは加藤さんも)ケンカしているつもりはなかった。意見は合わないことのほうが多かったけれど僕も加藤さんも、意見の交換を楽しんでいたと思う。 ワ

                加藤浩次には狭すぎる|宇野常寛
              • お前は不正義と戦えない、と言われた日|宇野常寛

                改めて述べる必要もないと思うが、『遅いインターネット』はシリコンバレーのプラットフォーマーたちのつくったSNS社会への批判を試みた本で、逆ではない。だったらそもそも「遅い」インターネットなどというタイトルはつけない。あまり情報社会や、近年の政治経済に詳しくない人がほとんど理解できない状態で、でもどうしても批判したくて無理矢理書いてしまった結果なのか、嫌がらせ目的で故意に虚偽を書いたのかは分からない。しかしデマを流された方としては、たまったものではない。 あなたが、阪神タイガースこそ最高の球団であると主張した本を書いて、タイトルに『君と六甲おろしを聴きたい』とつけたとしよう。しかし、その本がデイリースポーツ紙に「この本は巨人至上主義を訴えている」と内容を捏造されて、クソミソに書かれたら、どう思うだろうか。 ほぼ影響力のない媒体だと思うので、放置でもよかった。しかしちょっと内容が悪質だと思うの

                  お前は不正義と戦えない、と言われた日|宇野常寛
                • 周庭のこと|宇野常寛

                  周庭が逮捕された。彼女は僕の主宰するメールマガジンで長い間連載を持っていたが、彼女から申し出があり2020年の6月で休止していた。事情は、検索すればいくつも記事が出てくるはずななので、そちらを読んで欲しい。この逮捕によって、連載の再開は未定になった(と思う)。 本当は過去のメールマガジンの連載と出演動画を再公開しようと考えたが、本人の意志が確認できないのと、共通の友人のアドバイスに従っていったん見合わせた。その代わりに、僕がこの文章を書いている。今からでも僕らにできることはないか模索しているのだけど、最初に断っておくがここで僕は彼女の熱心な支援者だと主張する気はない。香港の民主化運動にもっと深くコミットしている日本人の支援者は山程いるし、彼女たちの理解者を名乗るに相応しい人や、彼女たちの運動の意義について語るべき人たちは他にたくさんいる。僕はほんとうに「たまたま」共通の友人を通して彼女と知

                    周庭のこと|宇野常寛
                  • この2年間、いろいろなことにウンザリして業界から距離を取り、コツコツと本を書いていたことについて|宇野常寛

                    今週の木曜日(10月20日)に、僕がこの2年間コツコツ書いてきた本が発売になる。タイトルは『砂漠と異人たち』、これだけ聞いてもサッパリ何の本か、分からないと思う。昨今のトレンドからすると「○○日で○○が身につく』といった「効用」を主張するタイトルや、あるいはSNSで他人に「これはいかがなものか」と石を投げることで自分を賢く見せたい人の材料になりそうな『(あまり知力のない人でも叩けそうな、いかがなもの)』とかを露悪的にタイトルにするほうがいいのだろうけれど、僕はあまりそういうのは好きじゃないので、このタイトルにした。 では、どんな内容かというと、それは現代の情報技術と人間との付き合い方を考えた本だ。ピーター・ティールという人物を僕はあまり好きになれないのだけど、彼が『空飛ぶクルマがほしかったのに、手にしたのは140文字だ』という言葉で表したかった、この情報技術への「いいんだけど、なんか違う」

                      この2年間、いろいろなことにウンザリして業界から距離を取り、コツコツと本を書いていたことについて|宇野常寛
                    • 10分ですべての答えを欲しがる「ファスト教養」現象を加速させた「いじめマーケティング」と「オンラインイベント症候群」【レジ―×宇野常寛】 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

                      『ファスト教養』から考える“迷う”ことの楽しさをいかに伝えるか はこちら 「レジーさんと絶交するのかもしれない」 宇野 この本のタイトルを見た時、「俺、もしかしたらレジーさんと絶交するのかもしれない」と思ったんですよ。 レジー (笑)。 宇野 もちろん、言いたいことはよくわかるんです。自分たちが愛してきた知的な営みが、ビジネスパーソンのためのサプリメントのようなものとして提供されて、いかに「商売の役に立つか」という基準でしか価値がないかのように扱われていたり、そのせいでものすごく雑にまとめられたものが広まってしまうのを見ると、とても悲しくなる。 ただ、その一方でこうした言説は「ビジネス本のファスト教養をありがたがる無教養な人たち」に石を投げて、「知的で文化的な自分たち」を肯定したいという人たちの欲望に応える「投石機」として消費されてしまうことが多いわけです。 実際にこうやって文化系が苦手な

                        10分ですべての答えを欲しがる「ファスト教養」現象を加速させた「いじめマーケティング」と「オンラインイベント症候群」【レジ―×宇野常寛】 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
                      • 「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」についての雑感(今日における虚構の価値について)|宇野常寛

                        「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を公開初日に観てきた。以下はその雑感で、僕はこの直後からすぐに「ネタバレ」を、それも決定的なものをものすごくたくさん書くことになるだろう。だからそのつもりで読んで欲しい。 そしてその上で最初から結論を書いてしまうと僕はラストシーンに登場する実写映像を目にしたとき、とんでもなく空回りをしたものを感じた。そしてこのとき感じた空回りが、この映画の、そして2007年からはじまったこの新劇場版シリーズ全体を象徴しているように思う。巨大な空回り。それが僕のこのシリーズに対する結論だ。

                          「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」についての雑感(今日における虚構の価値について)|宇野常寛
                        • 「本屋に行かない知的生活は危ない」宇野常寛が"アマゾンでは買えない雑誌"を創刊した狙い 社会を変えるため、暮らしを変える

                          書店で目当ての本を買うには、店内をうろうろする必要がある。これはムダな時間なのだろうか。評論家の宇野常寛さんは、新しい雑誌『モノノメ』の創刊にあたり、「アマゾンでは売らない」というテーマを掲げた。宇野さんは「アマゾンを否定するわけではないが、『本屋で時間をかけて本を選ぶ』ということの豊かさを手放すのはまずい。だからモノノメを創刊した」という――。 [紀行文]10年目の東北道を、走る:あの震災から10年、そろそろ次のステージへと考えたくなるタイミングだからこそ、もう一度しっかりとあの土地たちを歩いてみたい。そんな視点から綴られたかつての「被災地」の旅の記録が、本誌の巻頭を飾っている。 批評家と編集者は「車輪の両輪」 ——宇野さんは、評論家としての活動のほか、批評誌『PLANETS』の編集長としても著名です。そもそもなぜ雑誌を創刊しようと思い立ったのですか。 【宇野】僕はもともと会社員サラリー

                            「本屋に行かない知的生活は危ない」宇野常寛が"アマゾンでは買えない雑誌"を創刊した狙い 社会を変えるため、暮らしを変える
                          • 宇野常寛が「SNSで人を叩く人はバカになる」と語る理由と、抜け出すための2つの“武器”|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。

                            「自分もインターネットも、ゆっくり変えていきましょう」 宇野常寛が「SNSで人を叩く人はバカになる」と語る理由と、抜け出すための2つの“武器” みなさんはインターネットで発信をしていますか? 誰もが自由に発信できるようになった現代。一方的にニュースを観ていたころと比べて、僕らの日常には「考える時間」がかなり増えたような気がします。 しかしその一方で…「この四半世紀、インターネットやSNSで発信する人の何割かは、確実に愚かになっている」と発言するお方が。 それが… 【宇野常寛(うの・つねひろ)】1978年生まれ。株式会社PLANETS代表取締役、批評誌<PLANETS>の編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)など多數 今月

                              宇野常寛が「SNSで人を叩く人はバカになる」と語る理由と、抜け出すための2つの“武器”|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。
                            • アーキテクチャから文体へ | 濱野智史×宇野常寛 | 遅いインターネット

                              濱野智史さんはかつて『アーキテクチャの生態系』で、この国のガラパゴス的に発展したインターネットのもつポジティブな可能性を発見する批評を展開し、衝撃を与えた書き手です。しかしあれから10年余りが経ち、「この国の」インターネットに注目する意味はおろか、インターネットそのものが停滞していると彼は指摘します。そんな濱野さんに「遅い」インターネットという宇野の問題提起をぶつけてみました。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では、現在の速すぎるネット社会の問題とその向き合い方について、様々な観点から特集しています。 停滞の10年の先に、 「遅いインターネット」を始めよう 宇野 濱野さんの著書『アーキテクチャの生態系』が出版されたのは、いまから10年と少し前の2008年のことです。これは、iモード、2ちゃんねる、ニコニコ動画など日本でガラパゴス的に発展したインターネットに、アメリカのそれとは異なる独

                                アーキテクチャから文体へ | 濱野智史×宇野常寛 | 遅いインターネット
                              • 「ネットサーフィン」時代を取り戻したい。宇野常寛はなぜ今のネットを問題視しているのか

                                陰謀論を信じたくなってしまう人に対して、エビデンスを並べて『論破』するのは前提として絶対に必要だけれど、それだけでは、やはり決定打になり得ない。

                                  「ネットサーフィン」時代を取り戻したい。宇野常寛はなぜ今のネットを問題視しているのか
                                • 浅生鴨×宇野常寛 ツイートは3日で自動消去を。インスタには完食後の器を。 | 遅いインターネット

                                  浅生鴨さんといえば、NHK_PRのTwitterの初代「中の人」を務めていた方で、ある意味では震災前後の時期のTwitterの象徴ともいえる人です。あれからSNSをめぐる風景は大きく変わりましたが、プラットフォームごとの「ここは、こんな場所」という空気にのまれず、ウェブメディアを「自分のために」使い倒すには? その極意をうかがいました。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では、現在の速すぎるネット社会の問題とその向き合い方について、様々な観点から特集しています。 震災前後で変化したSNSのあり方 ──「中の人」から遠く離れて 宇野 今年の2月から「遅いインターネット計画」というものをはじめたんですね。これは、かいつまんで言うとインターネットとの付き合いかた、情報との付き合いかたを見直そうという運動です。 具体的にはSNSのタイムラインの「潮目」から離れたあたらしいウェブマガジンをスロー

                                    浅生鴨×宇野常寛 ツイートは3日で自動消去を。インスタには完食後の器を。 | 遅いインターネット
                                  • 「新NISA(的なもの)」が可視化してしまった「日本は当面よくならない」という諦めが社会にもたらす(悪)影響について|宇野常寛

                                    要するにこれは揚平さんの短・中期的な日本の社会、経済予測をベースにその対策を社会のレベル(日本をどうする)と個人のレベル、つまり現役世代の自己防衛(私たちはどうする)という2つの議論を併置する……という講座で、いままで僕がまったくやってこなかったタイプの講座になると思う。僕は割といい加減に生きてきたところがあり、あまり人生をうまくやる、セーフティにする……といったことに関心をそれほど払ったことがないのだけれど、少し考えるところがあって、実験的にこういったタイプの講座を企画してみることになった。 今日はその理由のようなものを書いてみたいと思う。そして例によって結論から述べると、僕はここ数年でこの国は、(みんなまだ、それほどハッキリと口にしていないが)この国は(少なくとも向こう数十年の間についていえば)「もうダメだ」と感じていて、それぞれがもう社会をどうするかではなく、自己防衛のフェイズに入っ

                                      「新NISA(的なもの)」が可視化してしまった「日本は当面よくならない」という諦めが社会にもたらす(悪)影響について|宇野常寛
                                    • 宇野常寛さんがつき合いを絶って気づいたこと 「1人で学ぶ」ススメ:朝日新聞デジタル

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                                        宇野常寛さんがつき合いを絶って気づいたこと 「1人で学ぶ」ススメ:朝日新聞デジタル
                                      • 宇野常寛 | パンデミック下の日常と孤独のためのインターネット | 遅いインターネット

                                        ウイルスに破壊されてしまったオリンピック そもそもほとんど高田馬場から出ない生活だったのだけれど、緊急事態宣言が東京に出る少し前からほとんど外出しなくなってしまった。そんな中で、朝のランニングは黙々と続けている。大体の場合は自宅のある高田馬場から走りはじめて、明治通りを南下する。そのまま新宿を過ぎて、北参道の交差点を左折し、しばらく走ると右手に新国立競技場が見えてくる。本来ならば、この2020年の夏に二度目の東京オリンピックを迎えていたはずの、あの新国立競技場だ。僕はこのオリンピックには基本的に反対で、いつも走りながらこの競技場の巨体を眺めてはこんなものは壊れてしまえばいい、とテロでこの競技場が破壊される姿を妄想していた。 2020年4月現在、神宮外苑の新国立競技場の周辺は奇妙な静けさに包まれている。この地区には新国立競技場を筆頭に神宮球場や、アイススケート場などさまざまな施設があって休日

                                          宇野常寛 | パンデミック下の日常と孤独のためのインターネット | 遅いインターネット
                                        • リアルの場の力を 宇野常寛さんが考える「遅いインターネット」の次:朝日新聞デジタル

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                                            リアルの場の力を 宇野常寛さんが考える「遅いインターネット」の次:朝日新聞デジタル
                                          • 『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月22日追記)|宇野常寛

                                            村上春樹の新作長編『街とその不確かな壁』を、発売当日に電子書籍で購入してKindleで一気に読み通した。結論から述べるとこの作品は近年の、というか『1Q84』の〈BOOK3〉以降の自己模倣と内容の希薄化の延長にある作品で、彼の長編の中でももっとも記憶に残らない薄弱な作品の一つになってしまっていると言わざるを得ないだろう。 僕は半年前に出版した『砂漠と異人たち』で、この村上春樹について20世紀後半を代表するパーソナリティとして扱い総括的な批評を試みた。そしてこの『街とその不確かな壁』という小説は僕の『砂漠と異人たち』での村上についての総括から、半歩も踏み出していないように思う。それは、とても残念なことだ。 FacebookやTwitterで実績はないけれど自分を知的に見せたくて仕方がない人たちとは異なり、批評家とは天の邪鬼な生き物で常に作家に、正確には作品に「敗北」したがる生き物だ(そもそも

                                              『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月22日追記)|宇野常寛
                                            • これからの「吉本隆明」の話をしよう | 先崎彰容×宇野常寛 | 遅いインターネット

                                              「戦後最大の思想家」と呼ばれながらも、今日においてはほとんど読み返されることのない吉本隆明──。しかし、その仕事は今日の情報社会でこそ参照されるべきである。 日本思想史が専門の先崎彰容さんと宇野常寛が、吉本隆明の再読を通して現代の個人と資本主義の問題、国家と民主主義の問題、そして土地と身体の問題まで話しました。 『共同幻想論』の可能性の中心 宇野 2020年7月、先崎さんがNHKの「100分de名著」で吉本隆明の『共同幻想論』(1968年)を解説されていたわけですが、ちょうど僕もその数ヶ月前に刊行された『遅いインターネット』でも吉本を取り上げていたので、とても勉強になりました。先崎さんは番組の中で、今日の情報社会における個のあり方と、当時の吉本隆明の問題意識にリンクするものを感じて、その観点から吉本隆明の再読を試みたと述べられていましたが、その視点は僕の『遅いインターネット』での試みと、と

                                              • いま日本の「政治」「芸能界」「テレビ」に起きている「ある異変」の正体(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai

                                                インターネットが世の中の「速度」を決定的に上げた一方で、その弊害はさまざまな場面で現出している。現代日本では、「語り口」だけが重視されてきたが、これからは「何を語るか」が重要だという。 前回記事『SNSに「書くこと」でどんどんバカになる人たち、その意外な落とし穴』に引き続き、宇野常寛さんが書いた『遅いインターネット』と三浦崇宏さんが書いた『言語化力』の両方に紐づけ、「言葉にすること」をテーマに、お二人にお話を聞いた。 リモートワークで「失われるもの」 ――「Twitterではこれがリツイートされやすい」とか、そういうアルゴリズムに沿って発言することが、つまり言葉の最適化が進んでいますが、どう思われますか。 三浦:少し話がズレるかもしれないけれど、アルゴリズムとかルールにしたがって最適化が進むと、リモートワークによって失われるものがあるんだよね。無駄話とか雑談がどんどん減ってるじゃん。「この

                                                  いま日本の「政治」「芸能界」「テレビ」に起きている「ある異変」の正体(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai
                                                • 私たちは「空気を読む」ための作文しか教えられて来なかった。宇野常寛が15年分の「書く技術」を共有する理由

                                                  私たちは「空気を読む」ための作文しか教えられて来なかった。宇野常寛が15年分の「書く技術」を共有する理由 個人の責任で言葉をネットワーク上に発信することが、すべての人にとって、必須のスキル。メディアや広報の仕事だけではなく、「企画職」や「営業職」の方も同じです。

                                                    私たちは「空気を読む」ための作文しか教えられて来なかった。宇野常寛が15年分の「書く技術」を共有する理由
                                                  • 「SNSに“書かされている”ことを自覚すべき」 宇野常寛が指摘する「コロナ禍の速すぎるインターネット」の問題点|文藝春秋digital

                                                    世界中を混乱と恐怖で覆っている新型コロナウイルス。感染拡大を防ぐために人びとの生活は大きく変わった。緊急事態宣言が発令されたことによる自粛生活によって、対面でのコミュニケーションが減り、代わりにインターネットを使ったオンラインでの活動が活発になった。それに伴いSNSの利用も急増したが、自粛期間中にその功罪ともいえる2つの象徴的な出来事が起きた。 ひとつは検察官の定年延長を可能にする「検察庁法改正案」に対する反対運動だ。著名人を含む、それまで政治的な発言をしてこなかった多くの人々が声を上げ、反対世論に押し切られる形で、政府・与党は法案の今国会での成立を見送った。そして、もうひとつは人気リアリティー番組『テラスハウス』の出演者である木村花さんの死だ。生前、木村さんがSNSで激しい誹謗中傷にあっていたことがわかっている。 自らもネットメディアを率いる評論家の宇野常寛氏は、著書『遅いインターネット

                                                      「SNSに“書かされている”ことを自覚すべき」 宇野常寛が指摘する「コロナ禍の速すぎるインターネット」の問題点|文藝春秋digital
                                                    • 【期間限定無料公開】『遅いインターネット』序章/第1章|宇野常寛 | 遅いインターネット

                                                      期間限定で『遅いインターネット』(幻冬舎)の序章と第1章を無料公開します。 いまの、インターネットは「速すぎる」。そして、そのために人間を「考えさせない」装置になっている。 いま、世界中で起きていることがそれを証明しているように思えます。 では、なぜ僕たちはこの「速すぎる」インターネットを手放せないのか。どうすればインターネットを、情報技術をもっと建設的に使えるのか。 この本で僕はいろいろな角度から考えました。 延期が決定された2020年の東京五輪、平成という「失われた30年」、トランプ大統領の出現とブレグジット、ポピュリズムとグローバル資本主義、GoogleとFacebook、YouTubeとNetflix、吉本隆明と糸井重里……一見、ばらばらのキーワードが、最後には僕の提唱する「遅い」インターネットに帰結します。 世界中が「速いインターネット」に侵食されつつあるいまだからこそ、ゆっくり

                                                        【期間限定無料公開】『遅いインターネット』序章/第1章|宇野常寛 | 遅いインターネット
                                                      • なぜインターネットは〈遅く〉あるべきなのか | 家入一真×宇野常寛 | 遅いインターネット

                                                        『PLANETS vol.10』で最初に「遅いインターネット」の着想を発表したとき、真っ先に相談に乗ってもらった一人が家入一真さんでした。家入さんはインターネットに何ができて、何ができないのか、そして何をできるようになるべきなのかを僕の何倍も考えて、そして実践してきた人だと思います。そんな家入さんと、このウェブマガジンをはじめるにあたって改めてインターネットの「速度」について考えてみました。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では、現在の速すぎるネット社会の問題とその向き合い方について、様々な観点から特集しています。 日本のインターネットの失敗を認める ところから始める 宇野 家入一真さんには『PLANETS vol.10』巻末座談会にも参加いただいて、「遅いインターネット」を実現するための具体的な施策について議論しました。今日はあの場では語りつくせなかったビジョンについて話していきた

                                                          なぜインターネットは〈遅く〉あるべきなのか | 家入一真×宇野常寛 | 遅いインターネット
                                                        • これからの「京都」の話をしよう|宇野常寛

                                                          先日、菊池昌枝さんと岸本千佳さんと3人で、京都のこれからについて語り合った。なぜ京都、と思う人も多いと思うけれど、僕は実は若いころ7年ほど京都に住んでいたことがあるのだ。僕は父親が転勤族だったので、5年以上住んでいる街はこの仕事をするようになって住むようになった東京を除けば京都だけだ。僕にとっては人生ではじめて愛着が持てた街で、とても思い入れが深い。そして大学の授業を持っている関係で、この6年間春学期(4月-7月)は毎年隔週で東京から出張している。 青森県出身の人間が、それもたった7年住んだだけで京都について何か語るというと、生粋の京都人のみなさんに「青森県出身の評論家さんは京にお詳しいどすなあ」といった感じで嫌味を言われてしまうかもしれない。けれど、外部の人間だからこそ見えてくるものもあると僕は思っている。 もちろん絵葉書と同じ景色を背景にセルフィーを取って、名所旧跡でウィキペディアを引

                                                            これからの「京都」の話をしよう|宇野常寛
                                                          • 僕たちはコロナ禍から何を持ち帰るべきか | 茂木健一郎×宇野常寛 | 遅いインターネット

                                                            茂木健一郎さんと、久々にじっくり話しました。(そんなつもりはなかったけど)結果的にコロナ禍の時代とシンクロしてしまった『遅いインターネット』の脳科学的な掘り下げを出発点に、身体と情報のつながり方の問題や、戦後思想のあたらしい受け止め方、それにこれからの世界のゆく先など、射程の長い対話ができたと思います。ぜひ、何かのヒントを持ち帰ってください。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」ではコロナ禍が浮き彫りにした社会や生活の課題をめぐって、様々な観点から特集しています。 コロナ禍と『遅いインターネット』の同時代的共振 茂木 宇野さんの『遅いインターネット』を読んで、すごく感銘を受けたんですよ。この本では、まさに新型コロナウイルスで明らかになった世界の変化について、とても明晰に語られてるじゃないですか。でも、出たのが2月だから、書いてたときには新型コロナウイルスの話はほとんど知られてなかった頃で

                                                              僕たちはコロナ禍から何を持ち帰るべきか | 茂木健一郎×宇野常寛 | 遅いインターネット
                                                            • SNSに「書くこと」でどんどんバカになる人たち、その意外な落とし穴(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai

                                                              ――今日は、宇野常寛さんが書いた『遅いインターネット』と三浦崇宏さんが書いた『言語化力』の両方に紐づけて「言葉にすること」をテーマに話ができればいいと思っています。 言葉に強いお二人だと思いますが、そもそも、「言葉にする」「書く」という能力について、宇野さんは今までどのようにその能力を培ってきたんでしょうか?最初から上手だったんですか? 宇野:いやいやいや、そんなことはあるわけないです。読むことも書くことも、10代の頃から好きだったのだけれど、それと職業として書くというのは別次元の話で……。 やっぱり駆け出しの頃に、年上の編集者や先輩の書き手にたくさん直されていますよ。そして、今もときどき自分の文章を読み返して、「あ、ここはこうすればよかったな」とか「ここの言葉の選び方は間違えたかな」とか思うことはしょっちゅうですよね。 SNS社会では「書く能力がない人」が発信している? ――『遅いインタ

                                                                SNSに「書くこと」でどんどんバカになる人たち、その意外な落とし穴(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai
                                                              • 【宇野常寛】30代でもやりたいことがない…。それなら「圧倒的な存在に打ちのめされる」経験をしよう

                                                                2023年4月に『ひとりあそびの教科書』を上梓した評論家の宇野常寛さん。10代に向けて、「ひとりあそび」の大切さを説いた本だが、この本は大人にも響く内容だ。 例えば、30代に入り、周囲の多くが結婚・出産し、今まで一緒に遊んでいた友達を誘いづらくなってしまった……。そんな人に向けた「大人のひとりあそび」について記者が聞いた。 自分以外に好きなものを見つけてみよう —— 30代のビジネスパーソンの中には、休日にYouTubeやTikTokをだらだら見て気づいたら1日が終わってしまうなんて人も多いんじゃないかと思うんです。それで満たされているならいいのですが、不満を抱える人も多い。なぜこのようなことが起きていると思いますか? 宇野さん:自分自身の経験も踏まえて言うと、30代って自分が思っていたほど自由じゃないと思うんです。20代で思い描いていた“理想の30代の暮らし”って誰でもあると思いますが、

                                                                  【宇野常寛】30代でもやりたいことがない…。それなら「圧倒的な存在に打ちのめされる」経験をしよう
                                                                • 堀潤×宇野常寛「何が私たちを分断しているか」

                                                                  この10年でメディア環境は大きく変化し、SNSを中心に誤った情報や一方的な強い表現が跋扈(ばっこ)するようになっている。「こうあるべきだ」「こうに違いない」という偏った情報により分断が深まり、分断は排除、排斥を加速させ、政治もそれを利用している。暮らしが豊かになるのであれば誰かの人権が制限を受けても構わないという、誤った認識も広まっている。 現場に行くことが目的化してしまっては意味がない 宇野 常寛(以下、宇野):堀さんは、取材の中で「見てしまったもの」とか「自分ではあらかじめ見たいと思っていなかったもの」、つまりカメラに映したものじゃなくて、結果的に映ってしまったものをすごく引き受けようとしているなと感じました。取材って単に行けばいいというものではないと思う。行くこと自体が大変だというのはあるんだけど現場に行くことが目的化してしまっては意味がない。そこで目に映ってしまったもの、カメラに映

                                                                    堀潤×宇野常寛「何が私たちを分断しているか」
                                                                  • 都市のオルタナティブとしての「風の谷」とそれをつくるための「語り口」についての覚え書き | 宇野常寛 | 遅いインターネット

                                                                    安宅和人さんに呼び出される 2年と少し前のことだ。年末も近づいたある日、僕は渋谷で寿司を食っているから来ないかと突然誘われた。時刻はもう21時を回っていて、僕はちょうど帰宅するために編集部を出ようとしていたところだった。FacebookのMessengerで僕を呼びだしたのは、安宅和人さんだった。普段の僕は仕事仲間からの「飲み」の誘いをなるべく断ることにしている。そういう夜の交流がなくても、ちゃんと信頼関係を構築できないと結局はいい仕事は残せない。そう確信しているからだ。しかし、そのときだけはすぐに、呼び出しに応じることを決めた。理由はひとつ、それが安宅和人さんからの呼び出しだったからだ。安宅さんと僕とはこのとき知り合って既に5年以上経っていたと思うのだけど、こんな風に僕を呼び出すのははじめてのことだった。僕は安宅さんと知り合ってすぐに彼に興味をもって、「意識の高い」ビジネスマンのバイブル

                                                                      都市のオルタナティブとしての「風の谷」とそれをつくるための「語り口」についての覚え書き | 宇野常寛 | 遅いインターネット
                                                                    • 爪や髪の毛のように、あるいはトイレのように。そして午後4時くらいの距離感で | 宇野常寛×西野亮廣 | 遅いインターネット

                                                                      【創刊記念対談】宇野常寛×西野亮廣 爪や髪の毛のように、あるいはトイレのように。そして午後4時くらいの距離感で 西野亮廣さんと知り合ったのは、もう10年ほど前のことです。あのころは僕も西野さんも、いま目の前にあるゲームを攻略するだけではいけないことはよく分かっていたのだけど、その代わりに何かをすればいいかはまだハッキリとは分かっていませんでした。 そして気がつけばふたりとも世の中の中心からはそっと距離を置いて、その代わり自分たちの立っている場所にもっと深く潜り込んで、そして遠くまでものを投げる方法を試すようになっていました。時々、こうして会って話すと、やっぱりやり方は結構違うのだけど、同じようなことをしようとしているのだな、と思います。 そしてなんというか、会うたびにこんな面白い仲間がいるんだから、まだまだ世の中には楽しいことがたくさんあるんだな、とやる気が湧いてくる。僕にとって西野さんは

                                                                        爪や髪の毛のように、あるいはトイレのように。そして午後4時くらいの距離感で | 宇野常寛×西野亮廣 | 遅いインターネット
                                                                      • 上妻世海×宇野常寛 思想としての「遅いインターネット」 | 遅いインターネット

                                                                        「遅いインターネット」がこのウェブマガジンと、そして僕(宇野)の書いた本というかたちになって1ヶ月。想像よりだいぶ大きな反響をもらっていて、戸惑っているところもあります。そこで今回は上妻世海さんと僕たちが世の中に投げかけた「遅さ」について話してみることにしました。彼は、僕の知る限り社会の「速度」からいちばん自由な人間です。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では、現在の速すぎるネット社会の問題とその向き合い方について、様々な観点から特集しています。 「走りながら考える」ことで見えてくるもの 上妻 こうして宇野さんと「遅いインターネット」について濃密に話せる機会ができて、とても嬉しいです。僕は良い本の条件の一つを、読んでいて誰かと対話をしたくなる本、言い換えれば、人と人の〈あいだ〉にある本だと考えていて、『遅いインターネット』を読んだ時に僕が感じていたことは、まさにそれだったからです。

                                                                        • 「書くこと」から「読むこと」へさかのぼる|宇野常寛

                                                                          突然だけれども、今月から「発信できる人になる」をテーマにちょっとしたスクールのようなものをはじめることにした。 これは、端的に述べると「宇野がこれまで身につけてきた〈発信する〉ことについてのノウハウを共有する講座」だ。 情報収集、本の読み方、企画づくり、文章のストーリー構成、ライティングとコピーワーク、物書きとしての生き方、他人の才能を活かす編集術……1年位かけてぜんぶ教える講座を考えている。本当は来年1月からはじめる予定で準備を進めていたのだけれど、反響が大きいのと僕の方でもテストプレイがしたいので、PLANETS CLUBのメンバー限定で11月、12月とその入り口の基礎講座を試験的に2回開講することにした。 講師は僕一人だ。有名編集者や書き手を連れてきて、ワナビーを騙すようなスクール事業は悪質だと僕は思うので、まずは愚直に僕のスキルを共有することから始めようと思っている。そしてこれはラ

                                                                            「書くこと」から「読むこと」へさかのぼる|宇野常寛
                                                                          • うまみをめぐる冒険──飲むこと、食べること、学ぶこと | 石川善樹×猪子寿之×丸若裕俊×宇野常寛 | 遅いインターネット

                                                                            甘味・酸味・塩味・苦味につづく基本五味のひとつとして、日本人によって発見された「うまみ」。その奇妙な奥の深さをめぐって、ひょんなことから4人の男たちが語り明かしました。うまみの快楽に秘められた謎を手がかりに、現代人の飲食をさらに豊かな体験にしていくための道をさぐる、珠玉のひととき。ゆっくりお茶を入れながら、味わってみてください。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」では変わりゆく「食」の楽しみ方について、意外な切り口から特集しています。 「うまみ」に取り憑かれた男たち 宇野 この前、猪子さんから深夜に突然電話がかかってきたんですよ。何事かと思ったら、石川さんが食べることとウェルビーイングの関係について話されていることを共通の知り合いから聞いたらしいんですよね。「これめちゃくちゃ面白いよ!」「すごく感動した!」って。特に「うまみ」についての考察が面白かったと言っていて……。 猪子 そうそう

                                                                              うまみをめぐる冒険──飲むこと、食べること、学ぶこと | 石川善樹×猪子寿之×丸若裕俊×宇野常寛 | 遅いインターネット
                                                                            • Amazon.co.jp: 遅いインターネット(NewsPicks Book): 宇野常寛: 本

                                                                                Amazon.co.jp: 遅いインターネット(NewsPicks Book): 宇野常寛: 本
                                                                              • 北守 on Twitter: "宇野常寛は、若い世代を中心とする経済や技術への意識の高さと裏腹の社会や政治に対する音痴を「NewsPics的なもの」と端的に表現するセンスはあるのに、なぜ国策としての歴史修正主義の害を過小評価するのかといえば、多分本人が半分そうだからなのだろう。"

                                                                                宇野常寛は、若い世代を中心とする経済や技術への意識の高さと裏腹の社会や政治に対する音痴を「NewsPics的なもの」と端的に表現するセンスはあるのに、なぜ国策としての歴史修正主義の害を過小評価するのかといえば、多分本人が半分そうだからなのだろう。

                                                                                  北守 on Twitter: "宇野常寛は、若い世代を中心とする経済や技術への意識の高さと裏腹の社会や政治に対する音痴を「NewsPics的なもの」と端的に表現するセンスはあるのに、なぜ国策としての歴史修正主義の害を過小評価するのかといえば、多分本人が半分そうだからなのだろう。"
                                                                                • Twitterの「ダメ出し大喜利」が「ほんとうの問題」を覆い隠すワケ(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai

                                                                                  現在のSNS社会では、政治的なことを話題にすることがファッションとなってきた。しかし、これは決して悪いことではなく、むしろチャンスと捉えるべきである――。 『SNSに「書くこと」でどんどんバカになる人たち、その意外な落とし穴』、『いま日本の「政治」「芸能界」「テレビ」に起きている「ある異変」の正体』に引き続き、『遅いインターネット』の宇野常寛さんと、『言語化力』の三浦崇宏さんに、今、政治に必要な事は何かを議論していただいた。 政治にも「kamipro」が必要 ――SNSで一時的に盛り上がった重要な論点について、持続的に問題を提起していくことについて、どういうことが考えられるかについてですが。 三浦:持続的に問題を提起していく仕掛けとして、一つのアナロジーですが、宇野さんは「kamipro」(プロレスの専門雑誌)って知ってますか? 1990年代から2000年代にかけて、格闘技の世界において「

                                                                                    Twitterの「ダメ出し大喜利」が「ほんとうの問題」を覆い隠すワケ(宇野 常寛,三浦 崇宏) @moneygendai

                                                                                  新着記事