一生に一度の大発見!2018年の春、まだ歯学部の学生だったルーカス・シュミット(Lucas Schmid)氏は、スイス南東部・グラウビュンデン州にあるティーフェンカステルという山村の近くで金属探知を始めました。 2003年に行われた考古学調査では、近辺で古代ローマ軍の痕跡が発見されましたが、専門家の見解では「すでに同地には遺物が存在しない」と考えられていました。 しかし、シュミット氏は「遺跡全体がまだ綿密に調査されてないと思いました」と話します。 予想通り、埋まっていた金属片が見つかり始め、氏いわく「もっと多くの遺物が出てくることは明らか」でした。 そして2019年の春、ついに、銀と真鍮の象嵌(ぞうがん)で装飾された短剣が、渓谷沿いの小高い丘の上で発見されたのです。 発見された短剣 / Credit: Archäologischen Dienst Graubünden (ADG) – Me