米銀JPモルガン・チェースはアジアにおける新たなレイオフに着手し、投資銀行業務で少なくとも7人を追加的に削減する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 部外秘情報であることを理由に匿名で語った関係者によれば、今週開始された削減では主にコンシューマーやエネルギー、ヘルスケアを含むセクターのバイスプレジデントおよびアソシエートレベルのスタッフが対象となる。 モルガン・スタンレーやHSBCホールディングス、UBSグループ、ゴールドマン・サックス・グループといった競合他社でもアジアの投資銀行部門で過去2年間にわたり人員削減を進めている。 景気低迷や持続的な政治リスクなどの要因で、中国や香港でのディールフォローが枯渇していることが背景にある。