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J.G.バラードの検索結果81 - 120 件 / 456件

  • 家に発電所を作り、世界の輪廻に取り込まれる――奇想小説ファンに勧める現代漫才3選 - 機械仕掛けの鯨が

    奇想の住まう場所 なぜ漫才なのか? 奇想の在処を探る ①気が付けば世界の輪廻に取り込まれている話――Dr.ハインリッヒ「トンネルを抜けると」 ②プリクラ撮りたさに家を火力発電所にする話――金属バット「プリクラ」 ③変な暗記法・言葉遊び系漫才の最前線――カベポスター「英語」(ABCお笑い新人グランプリ2019・M-1グランプリ2020敗者復活戦) 最後に & 奇想漫才Scrapboxの話 奇想の住まう場所 奇想が好きだ。要するに、どうやって思い付いたのか見当も付かないような、変な発想が好きだ。 奇想はどこに住まうのか。身近なところでいけば、小説にはよく潜んでいる。 交通事故に性的快感を覚える男(J・G・バラード『クラッシュ』)、演奏に1万年掛かる長大な交響楽を演奏し続ける山頂の交響楽団(中井紀夫「山の上の交響楽」)、知性を持つ1つの生命体としての星(スタニスワフ・レム『ソラリス』)etc.

      家に発電所を作り、世界の輪廻に取り込まれる――奇想小説ファンに勧める現代漫才3選 - 機械仕掛けの鯨が
    • ジェイムズ・P・ホーガン氏が死去 「星を継ぐもの」などハードSFの巨匠

      「星を継ぐもの」などで知られる英国出身のSF作家、ジェイムズ・P・ホーガン氏が7月12日、アイルランドの自宅で死去した。69歳だった。 1977年のデビュー作「星を継ぐもの」は、「月面で見つかった死後5万年の死体」を発端とするハードSFであり、ミステリでもある傑作として好評を博し、日本でも星雲賞を受賞。続編の「ガニメデの優しい巨人」や、「創世記機械」など、ハードSFの巨匠として知られた。「未来の二つの顔」は星野之宣氏によって漫画化された。 関連記事 栗本薫さんが死去 「グイン・サーガ」シリーズなどで知られる作家の栗本薫さんが死去した。 「太陽の帝国」「クラッシュ」のJ・G・バラードが死去 ニューウェーブSFの旗手と呼ばれた英国のSF作家J・G・バラードが78歳で死去した。 「D&D」作者・アーンソン氏が死去 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の作者の1人、デイビッド・アーンソン氏が死去した。 「

        ジェイムズ・P・ホーガン氏が死去 「星を継ぐもの」などハードSFの巨匠
      • 伊藤計劃『虐殺器官』と共に読むべきブックリスト - 死に舞

        すでに読了後2ヶ月くらい経つが、せっかくなのでメモっておく。 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 伊藤 計劃 昨年、夭逝した伊藤計劃のSF小説。各界でも話題の本であるから、特段私が付け加えることなどないので感想と、虐殺器官をより面白く読むため、または虐殺器官を通して、人間、言語、戦争といったものに興味を感じた人のためのブックリストでも作っておこうと思う。しかしながら、各界で話題でとなりながらも、一部論壇ではこの本は全くと言っていいほど扱われていない。未だセカイ系などラノベなどのどうでもいいものを批評と称しているが、それはそれで意味のあることだが、なにゆえこの本を扱わないのか。前島賢のこの本セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (ソフトバンク新書)ですこしだけ触れられているが、現代の論壇や批評においてはかなり無視されているといっていいんじゃないか。ただこの伊藤計劃の虐殺器官はラノベやセカイ

          伊藤計劃『虐殺器官』と共に読むべきブックリスト - 死に舞
        • R.I.P. Gabi Delgado(ガビ・デルガド) | ele-king

          ガブリエル・デルガド・ロペス、通称ガビ・デルガドが3月22日に死去していたことが複数の海外メディアで報じられた。61歳だった。死因は現在のところ公表されていないようだが、彼のキャリアにおけるもっとも有名なプロジェクト、DAFの相方だったロベルト・ゲイルが彼の死を確認しているという。 ガビがヴォーカルを務めたバンド、DAF(ドイチュ・アメリカニシェ・フロイントシャフト )は、1978年にドイツで結成されたパンク・バンドであり、やがて磨かれるその際だったサウンド──言うなればジョルジオ・モロダーのパンク・ヴァージョンとも喩えられるエロティックかつパンキッシュなエレクトロニック・サウンドによって一世を風靡した。その影響はボディー・ミュージックからデトロイト・テクノ、ウェストバムから石野卓球などじつに広範囲にわたっている。 DAFに関しては、1979年のファースト・アルバム『Produkt Der

            R.I.P. Gabi Delgado(ガビ・デルガド) | ele-king
          • いい加減SF小説必読書30を決めよう。 : TRTR(・Д・;)

            いい加減SF小説必読書30を決めよう。 Tweet 5 1 名無しは無慈悲な夜の女王 2009/08/08(土) 20:40:45 SF小説の歴史で重要な本30冊決めよう 4 名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 2009/08/08(土) 22:06:11 アシモフ「われはロボット」 イーガン「万物理論」 ヴォクト「宇宙船ビーグル号」 ヴォネガット「タイタンの妖女」 オーウェル「1984」 オールディス「地球の長い午後」 カード「エンダーのゲーム」 キイス「アルジャーノンに花束を」 ギブスン「ニューロマンサー」 クラーク「幼年期の終り」 シモンズ「ハイペリオン」 スタージョン「人間以上」 スミス「ノーストリリア」 スターリング「スキズマトリックス」 ゼラズニイ「光の王」 チャペック「R.U.R.」 チャン「あなたの人生の物語」 ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 ニーヴン「リ

            • ぶく速 ローカスオンライン・オールタイムベスト投票 中短編小説部門

              1 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/12/30(日) 18:27:48.26 ID:???0 Locus Online: 2012 All-Centuries Polls Results http://www.locusmag.com/2012/AllCenturyPollsResults.html 20th and 21st All-Centuries Polls Results 20th Century Novella 【中長編小説部門】 01 「あなたの人生の物語」 テッド・チャン 02 「世界の合言葉は森」 アーシュラ・K・ル・グィン 03 「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 04 「影が行く」 ジョン・W・キャンベル・ジュニア 05 「残像」 ジョン・ヴァーリイ 06 「ケルベロス第五の首」

              • 【アメコミ】日系人収容所の日常を描く、ジョージ・タケイ「THEY CALLED US ENEMY」|boywiththethorn|note

                紹介したい作品が多くてかえって迷ってしまい(言い訳)更新が滞っていたが、今回はTwitterでも紹介したジョージ・タケイのコミック「THEY CALLED US ENEMY」(彼らは私達を敵と呼んだ)を取り上げようと思う。 スタートレックのファンという訳ではないが、ジョージ・タケイの自伝コミック「they called us enemy」を読んでる。突然収容所に入れられる事になった日系二世・三世のタケイ一家を通じて、戦時中に日系人が味わった苦難、ジョージ・タケイの目を通した収容所での暮らしを描いている。面白いぞ pic.twitter.com/nOMKcN6x1U — BWTT (@BoyWithTheThorn) June 27, 2020 ここでも書いたが、ぼくはスタートレックをよく知らず、パロディやオマージュ作品の方を目にする事の方が多い。よって、出演俳優のジョージ・タケイついても、

                  【アメコミ】日系人収容所の日常を描く、ジョージ・タケイ「THEY CALLED US ENEMY」|boywiththethorn|note
                • うそんこ文書アンソロジーに掲載された40作品のタイトルとその分類+α - 最後の短篇企鵝の剥製

                  (これは深夜に書類仕事に追われているかわいそうなペンギン)『FAKES: An Anthology of Pseudo-Interviews, Faux-Lectures, Quasi-Letters, "Found" Texts, and Other Fraudulent Artifacts』(2012)というアンソロジーをだいたい読んだ。タイトルどおり、インタビューだの講義だの講演だの書評だのカタログだの手紙だの張り紙だの反省文だの説明書だの問題文だのとにかく、本来フィクションには用いられない、一定程度形式の定まっているテキストのパロディが40篇ほど収められている。日本でも去年SF界隈で『異常論文』(早川書房)が流行ったけれど、そういうのの範囲を更に拡張した欲張りなくくりです。 (アンソロの序文に掲載されているリスト。世界を手に入れようとしているのかな?)虚構手記文学や書簡体小説のよう

                    うそんこ文書アンソロジーに掲載された40作品のタイトルとその分類+α - 最後の短篇企鵝の剥製
                  • やくしまるえつこ - Wikipedia

                    やくしまる えつこは、日本の女性歌手、作詞家、作曲家、音楽プロデューサー。 アーティスト兼プロデューサーとしてやくしまるえつこ名義の他に、相対性理論、Yakushimaru Experiment、TUTU HELVETICA[1]、やくしまるえつことd.v.d、熱海のピンチョン、ひらくし°などのプロジェクトで活動するほか、美術作品、文筆、イラスト、朗読、ナレーション、CM音楽、楽曲提供などの幅広い芸術活動を行っている。作詞・作曲を行う際の別名義はティカ・α[2]。 坂本龍一、クリスチャン・フェネス、アート・リンゼイ、鈴木慶一、近田春夫、高橋幸宏、砂原良徳、栗コーダーカルテット、大友良英、Giulietta Machine、ジム・オルーク、d.v.d、菅野よう子、sim、メルツバウ、ECD、ドラびでお、フィッシュマンズ、円城塔ら数々のアーティストとの共作や共演を行い、ポップソングから、ジョン

                    • パクツイカスくん、はてなでパクリブログを展開中 - 今日も得る物なしZ

                      ガン保険のCMで男の人が「ガンで入院したら1日10000円もらえるんですか!?それはうれしいですね!」って満面の笑顔で言っていたが、もう少し冷静に考えた方がいいと思う。ガンだぞお前。— まおてる (@maoteru13n) May 31, 2018 ガン保険のCMで男の人が「ガンで入院したら1日10000円もらえるんですか!?それはうれしいですね!」って満面の笑顔で言っていたが、もう少し冷静に考えた方がいいと思う。ガンだぞお前。— きょうもえ (@jizou) May 26, 2010 ばれないと思ったのかね。 ところでこのカス、はてなでパクリネタ転載ブログをやって広告収入を得てるらしい。 http://imikowa.com/ 何のひねりもなく本当にそのままの転載。 検索したら即他のサイトが引っかかるレベル。 ということではてなに通報してやろうかと思ったけど著作権侵害は権利者じゃないと受

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                      • J.G.バラード 小説総覧 : Silverboy Club

                        Welcome to the Silverboy Club actual, critical and independent since 1997 →PC用スタートページ

                          J.G.バラード 小説総覧 : Silverboy Club
                        • SFセミナー2018レポート

                          大野万紀 今年のSFセミナーはいつもと同様、5月4日・5日に東京・御茶ノ水の全電通労働会館ホールで開催された。夜の合宿もいつもと同じ、本郷の鳳明館森川別館だ。昨年は1コマ目の企画に間に合わなかったのだけど、今回は早起きしたおかげで、朝一番の企画に間に合った。これって、本当に久しぶり(2006年の浅倉久志さん企画以来)だ。先日まで怪しげな空模様だったのだが、きょうは初夏らしいとてもいい天気。風があって少し涼しいくらい。 ロビーにはすでに大勢の人が集まっている。ディーラーズも開かれている。受付を済ませ、知人に挨拶し、会場へ。 なお、以下のレポートはメモをもとに記憶をたどって書いていますが、記憶違いや不正確な点もあるかと思います。不適切なところがあればお知らせ下さい。すみやかに訂正したいと思います。 新進作家パネル 石川宗生、草野原々 聞き手:鈴木力 最初の企画は、2016年に「吉田同名」で創元

                          • 2001-02-02

                            『遊』の1981年8/9月号の「読む」特集に「松岡正剛が選ぶ365冊」というのがあり、千夜千冊の残り推理にも参考になるのではというご意見があった。 調べようと思いつつも作業ができなかったのだが、このたびご投稿をいただき掲載の許可をいただいたのでそれを掲載します。 突き合わせとかしたいのですが、週末にできるかなぁ? 千夜千冊もそうですが、 本当はもう少し整理してページとかも分けた方が良いのかもしれません。けれど検索の都合など考えてとりあえずデータをそのままに掲載してみます。 <インデックス> 1-読書はイマジネーションにはじまる 2-読書は男のケンカだ 3-読書が記憶の気配をふるわせる 4-読書で自分をあらためて知る 5-読書は見るものかもしれない 6-読書でジャパネスクに耽る 7-読書が生命と宇宙の謎をとく 8-読書は大いなる遊戯である 9-読書を荒俣宏にまかせてしまう 10-読書そのもの

                              2001-02-02
                            • 短編小説・掌編名作、傑作選367 - 心揺々として戸惑ひ易く

                              短夜(みじかよ)に密やかに楽しみたい、掌(たなごころ)の小説傑作選。 ブログを書いていて楽しいことのひとつは、アンソロジストになれること。DJのようなコンポジット感覚への愉悦。これほど楽しい作業はない。そして一度書き上げたリストは時と共に移り行く。だから、この記事を誰も見なくなったずっと後であっても、時折、この不揃いなパッチワークの修正をし続けていくであろう。誰のためでもなく、自分の愉悦のために。(現在は絶版となったものもリストに挙げたが、未訳作品や、雑誌のみに邦訳され文庫本や単行本に収録されなかったものは、名作であっても除いた) 【アメリカ文学】 O・ヘンリー「賢者の贈り物」 O・ヘンリー「赤い酋長の身代金」 O・ヘンリー「二十年後」 O・ヘンリー「警官と賛美歌」 O・ヘンリー「自動車を待つ間」 O・ヘンリー「都会の敗北」 O・ヘンリー「よみがえった改心」 エドガー・アラン・ポー「アッシ

                                短編小説・掌編名作、傑作選367 - 心揺々として戸惑ひ易く
                              • 『ポケモン』と『パルワールド』で考える「クリエイションのジレンマ」。 - Something Orange

                                この記事はこちら()からはてなブックマークに登録できます。もし面白いと思われましたら言及していただけるととても嬉しいです。よろしくお願いします。 それでは、記事へどうぞ。 「真のポケモン」? 『ポケモン』の保守性。 ラーメンとロックとサイエンス・フィクション。 野蛮さの魅力。 【さいごに】 「真のポケモン」? 「ポケモンのパクリ」とも「真のポケモン」とも呼ばれる日本発のインディーゲーム『パルワールド』が話題を集めている。 現状ではわずか3000円ちょっとで購入できるハードルの低さもあって、発売後わずか数日で600万本という凄まじい大ヒットを記録している。 国産インディーゲームでありながら世界に指さきがとどいたわけで、まさに歴史的快挙といって良いだろう。 しかし、その一方で露骨に『ポケモン』や『ARK』、『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド』といった先行作品を模倣したとされる倫理的な「

                                  『ポケモン』と『パルワールド』で考える「クリエイションのジレンマ」。 - Something Orange
                                • 初音ミクみく 出た!「S-Fマガジン 2011年8月号」の表紙に初音ミク

                                  リンク 初音ミクニュース 覚え書きオブジイヤー みっくみくなレイティアさん 初音ミク視聴のススメ 初音ミクみくらぶ Eclipse01の日記 VOCALOID総合まとめ ボーカロイドの歌詞置場 未来私考 海外もみっくみく 歌い手支援ブログ にわかボカロ厨の地図 へろへろだめにっき リクエスト投票実況板(・ω・)モキュ 作ってみた業者 キオ式アニキャラ3D act.3 キオ式PVサウンド連合 天体少女図鑑 おくまの部屋(new新館) ねころぐ 蒼かな(ao no kanata) タリイ・アイシャムの青 BUNKA:EXTEND ----------------- VOCALENDAR ボカロ関係者Twitter一覧 ボカランまとめ VOCALOID関係のwiki一覧 VPVP(MikuMikuDance) みくだん VPVP wiki MMDアクセサリ管理庫 ぼかさち ぼかさる ボカ路地(R

                                  • 陰謀論と読まず批評を駁する - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

                                    論壇プロレスのフレームを外して 『社会は存在しない――セカイ系文化論』が発売されて、そろそろ2週間が経過しようとしています。喜ばしいことに、少しずつ売れ行きも向上してきているらしく、「セカイ系」という言葉が連想させる――悪い意味で閉鎖性を有した――領域に留まらず、広く現代文化の様相に関心がある方に受容されつつあるようで、端的に言って嬉しく思います。ちらほらと、私宛に感想もいただいております。 社会は存在しない 作者: 限界小説研究会編,笠井潔,小森健太朗,飯田一史,岡和田晃,小林宏彰,佐藤心,蔓葉信博,長谷川壌,藤田直哉出版社/メーカー: (株)南雲堂発売日: 2009/07/03メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 363回この商品を含むブログ (44件) を見る なかでも、既にご覧になった方もおられるかもしれませんが、シノハラユウキ(id:sakstyle)氏が実に熱のこもった

                                      陰謀論と読まず批評を駁する - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
                                    • 現代SFをまるごと楽しむための100冊

                                      はじめに 『夏への扉』、『火星年代記』、『ソラリスの陽のもとに』、『幼年期の終り』、『銀河帝国の興亡』、『虎よ、虎よ!』……。SFのオールタイムベスト選びで決まって上位を占めるのは、いまだにこのへんの定番クラシック。半世紀前の作品が今も読み継がれていること自体は慶賀の至りとしても、いつまでも巨匠ががんばっていたんでは、SFというジャンル自体がノスタルジーの対象になりかねない。 そこで今回の百冊選びにあたっては、一九五〇年代以前の古典的名作群にはきっぱりおひきとり願って、〝いまどきのSF〟を概観することにした。アシモフもクラークもハインラインも、ブラッドベリもブラウンもブリッシュも、バラードもオールディスもウィンダムも、シェクリイもスタージョンもカットナーもいない百冊。 同様に、星新一、小松左京、筒井康隆、光瀬龍、半村良など、もはや現役SF作家ではなくなってしまった第一世代の巨匠たちの作品も

                                      • 『バレエ・メカニック』(早川書房) - 著者:津原 泰水 - 柳下 毅一郎による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                        造形家である木根原の娘・理沙は、九年前に海辺で溺れてから深昏睡状態にある。「五番めは?」-彼を追いかけてくる幻聴と、モーツァルトの楽曲。高速道路ではありえない津波に遭遇し、各所で七… 造形家である木根原の娘・理沙は、九年前に海辺で溺れてから深昏睡状態にある。「五番めは?」-彼を追いかけてくる幻聴と、モーツァルトの楽曲。高速道路ではありえない津波に遭遇し、各所で七本肢の巨大蜘蛛が目撃されているとも知る。担当医師の龍神は、理沙の夢想が東京に"砂嵐"を巻き起こしていると語るが…。『綺譚集』『11』の稀代の幻視者が、あまりにも精緻に構築した機械仕掛の幻想、全3章。 バレエ・メカニック=機械式バレエとは美術家フェルナン・レジェと作曲家ジョージ・アンタイルの共同プロジェクトである。一九二四年、レジェの作る映画にアンタイルが音楽を付ける構想ではじまったプロジェクトだったが、実際にはアンタイルはレジェの映

                                          『バレエ・メカニック』(早川書房) - 著者:津原 泰水 - 柳下 毅一郎による解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                        • 津原泰水の本棚 - ラヂオデパートと私

                                          リブロ渋谷店にて先々月から先月いっぱい開催され、好評を得ました「津原泰水の本棚」。そこで配布されましたリーフレットの内容を、ここに転記します。 実際に書棚を眺めることはせず、すべて記憶から引き出しておりますので、もし内容にまつわる勘違いなど御座いましたら、陳謝致します。 *** 好きな本を列挙しているときりがないので、基本的に一作家一作、二十代までに読んで「津原泰水」を形成してくれた本、という制約をみずから設けました。三十以降に読んだけれど、いまなお入手可能であることを知り、つい嬉しく……という本もすこし加わっています。 〈国内篇〉はまるで教科書の文学史年表のようなセレクション、〈海外篇〉はSFが結構な比率を占めるという、自分でも意外な結果となりました。まず父親が集めていた文学全集で小説に触れ、大学時代は「二日に三冊」のペースで海外SFを勉強していたことを思い出すに、順当な結果とも申せます

                                            津原泰水の本棚 - ラヂオデパートと私
                                          • 『不条理日記』元ネタ一覧

                                            平成9年3月2日 [ホームページ] 本リストについて 吾妻ひでお作の漫画「不条理日記」(「別冊奇想天外・SFマンガ大全集2」及び「劇画アリス」昭和54年5~9月号に掲載、奇想天外社『不条理日記』、双葉社『天界の宴』、太田出版『定本不条理日記』、ハヤカワ文庫JA『アズマニア2』などに収録)には多数のSF小説及びSF漫画がパロディ化されている。本リストは、その元ネタの中で筆者に見当がついたものをまとめたものである。残念ながら、未だに分からないところも少なくないので、ご教示いただければ幸いである。 なお、書名としては、筆者の所有しているものや文庫本を中心にして記載した。従って、ここに挙げたもの以外にも入手し易い版は存在すると思われる。 参考文献 むしゅーせー影穴編「新不条理解析」、奇想天外臨時増刊号・吾妻ひでお大全集、pp.103-120、昭和56 目次 立志編 しっぷーどとー編 回転編 帰還編

                                            • 虐殺器官 - Wikipedia

                                              『虐殺器官』(ぎゃくさつきかん、Genocidal Organ)は、日本の長編SF小説。伊藤計劃のデビュー作品である。2006年、第7回小松左京賞最終候補。2007年発表。「ベストSF2007」国内篇第1位。「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位。2010年にハヤカワ文庫から文庫版が刊行された。 フジテレビ「ノイタミナムービー」第2弾「Project Itoh」の一環として『ハーモニー』『屍者の帝国』と共に劇場版アニメ化された[1]。 また、月刊ニュータイプにてコミカライズが連載された[2]。 2016年にはアメリカで実写映画化されることが報じられた[3]。 サラエボで発生した核爆弾テロによって世界中で戦争・テロが激化した結果、アメリカをはじめとする先進諸国は厳格な個人情報管理体制を構築しテロの脅威に対抗していた。十数年後、先進諸国からテロの脅威が除かれた一方、後進国では内戦と民族対立により虐

                                              • おすすめのSF小説教えてよ

                                                好きなSF小説はこのへん 大失敗 / スタニスワフ・レム 滅びの都 / ストルガツキー兄弟 所有せざる人々 / アーシュラ・K・ル・グィン ソラリスの陽のもとに / スタニスワフ・レム 虚無回廊 / 小松左京 司政官 / 眉村卓 叛逆航路 / アンレッキー 火星年代記 / レイブラッドベリ 千年紀の民 / JGバラード ストーカー / ストルガツキー兄弟 氷の下の暗い顔 / 小松左京 神様はつらい / ストルガツキー兄弟

                                                  おすすめのSF小説教えてよ
                                                • SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない

                                                  私事で恐縮ですが…… SFのテーマとしての植民地 シンガポールで見る007の衝撃 創作紹介 関連ブックガイド 私事で恐縮ですが…… Winsland House II 今回は私事と雑談なんですが、実は一昨年あたりからブログのほかに趣味でSF小説を書いておりまして、WEBメディアのコンテストに応募したりしています。 昨年はバゴプラ/Kaguya Planet主催の「第3回かぐやSFコンテスト(特集・未来のスポーツ)」 にて選外佳作に選んでいただいたりもし、細々と楽しく活動しております。 Kaguya Planetについてはこちらの記事をどうぞ。作品へのリンクもあります。 pikabia.hatenablog.com この1月には同じくKaguya Planetの「気候危機」特集に合わせて行われた公募に向けて短編を書きました。そちらも現在カクヨムで公開しております。(追記:公募後に行われた選評

                                                    SFと植民地 あるいはシンガポールで見る『カジノ・ロワイヤル』(自作宣伝です) - もう本でも読むしかない
                                                  • 日本SF大賞2度受賞の作家が生み出した〝レイゴウキン〟とは 飛浩隆さん8千字インタビュー|好書好日

                                                    はるかなる未来――。「特種楽器」の技芸士トロムボノクは、特異体質の美少年シェリュバンと一緒に宇宙を旅している。2人は老商人に誘われ、ある惑星へ。そこでは、およそ70万個の鐘を1千人の奏者が鳴らす巨大なカリヨン(組み鐘)が「埋蔵楽器」として眠り、首都の開府500年を記念して、今しも打ち鳴らされようとしていた……。 ――『零號琴』の構想は初めての長編『グラン・ヴァカンス』(2002年)の刊行前からあったそうですね。いつごろからだったのでしょうか。 正確な時期は覚えていないです。すでに消えてしまった高度な文明があって、それがあちこちの星に楽器をたくさん残していて。ぼんやりとしたイメージでは、建物大の変な楽器がたくさんある。パイプオルガンみたいなものとか、いろんな変な音が出るものがたくさんあり、それを修理して回る主人公と、お話をかき乱す相棒がいて……みたいな感じになれば楽しいだろうなという、その程

                                                      日本SF大賞2度受賞の作家が生み出した〝レイゴウキン〟とは 飛浩隆さん8千字インタビュー|好書好日
                                                    • もっとも遠くへ行くためのブックリスト - 鏡を刻む影

                                                      遠くへ歩いてゆくために。 山尾悠子『山尾悠子作品集成』(国書刊行会)より「夢の棲む街」「遠近法」 筒井康隆『旅のラゴス』(新潮文庫) 荒巻義雄『時の葦舟』(講談社文庫) 室生犀星+なかやまあきこ『蜜のあわれ』(小学館) 高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』(講談社文芸文庫) 尾崎翠『尾崎翠集成』(ちくま文庫)より「第七官界彷徨」 藤枝静男『田紳有楽・空気頭』(講談社文芸文庫)より「田紳有楽」 澁澤龍彦『高丘親王航海記』(文春文庫) 夢野久作『ドグラ・マグラ』(角川文庫) 木地雅映子『氷の海のガレオン』(講談社) アンナ・カヴァン『氷』(バジリコ) 西崎憲編『輝く草地』(筑摩書房)よりアンナ・カヴァン「輝く草地」 サミュエル・R・ディレーニ『エンパイア・スター』(サンリオSF文庫) ロバート・シルヴァーバーグ『夜の翼』(ハヤカワ文庫SF) カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5

                                                      • OPEN目玉商品 ポピー サンリオSF文庫 異装版含む全201冊セット - まんだらけ札幌店 3/17新規移転OPEN!!

                                                        新設される「記憶×大予言」コーナーより、とうとう出します全巻セット。 念を混め表紙を全て掲載しますので、説明は何度もスクロールして画面下までどうぞ。いやー、壮観の一言に尽きます。 今でこそSFというジャンルは受け入れられ幅広く読まれるようになりましたが、そういった見方が全く定着していなかった頃に「海外の翻訳SF作品を日本に! しかも英語圏だけではなくもっとグローバルに!」という熱意のもと立ち上げられたサンリオSFシリーズ。 しかし、当時の時点ですでにマニアックすぎた作家のセレクトで、広い層からの指示は得られず衰退の一途を辿りそっとその幕を閉じてしまった事実、それ故に復刻されずじまいの作品が多いこと、また上に全て載せましたが、不気味ながらも見る者の心を惹き付け離さない表紙絵の数々、それら全てが渾然一体のうら寂しく少し切ない魅力となり、そしてその魅力は年を経る毎に強くなっていく気がしています。

                                                        • 「虚構機関」――漢字四文字の創元SF文庫を狙え! - 万来堂日記3rd(仮)

                                                          虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫) 作者:田中 哲弥東京創元社Amazonというわけで、今「虚構機関」を読んでいる。考えてみればSFアンソロジーを読むのは久しぶりで、実に楽しく読んでいるわけだけれど、大森望の序文にこんなことが書いてあった。 ほら、漢字四文字は創元SF文庫の勝負作の基本だし。 確かにこの間読み終わったロバート・チャールズ・ウィルスンの「時間封鎖」は面白かったしなぁ。 そうなると、漢字四文字の創元SF文庫にはどんなものがあるのか、俄然気になってくるわけで。 網羅はできていないと思うけれど、ちょっと調べてみた。こんなものが出ています。 情けないことに思っていたよりも未読のものが多く、下に挙げた22タイトルのうち既読の者はわずか8タイトル。でもそんな中でも「時間衝突」「時間封鎖」「夢幻会社」「宇宙消失」「逆転世界」は安心してオススメできる作品だと思いますです。はい。

                                                            「虚構機関」――漢字四文字の創元SF文庫を狙え! - 万来堂日記3rd(仮)
                                                          • ジャスティン・アイシスさんインタビュー|Rikka Zine

                                                            まずは、日本にいながら英国の小出版社で活動を続けるジャスティン・アイシスさんのインタビューを掲載する。 10年ほど日本にお住まいのジャスティン・アイシスさんは昼間はローカライズ関連の仕事を続ける一方、夜は作家・編集者として暗躍している。彼はChômu PressとSnuggly Booksという英国を本拠地とする小出版社に深く関わるメンバーだ。これまでにモデル、ラッパー、動画アーティスト、黒魔術のオカルティスト(!)などの多彩な活動も行ってきたが、アンソロジストとしてはDadaoism (edited by Justin Isis and Quentin S. Crisp, 2012, Chômu Press) とDrowning in Beauty: The Neo-Decadent Anthology (edited by Justin Isis and Daniel Corrick,

                                                              ジャスティン・アイシスさんインタビュー|Rikka Zine
                                                            • 「エイリアン」デザインのギーガー氏死去

                                                              スイスメディアの報道によると、映画「エイリアン」のデザインで知られる画家・デザイナーのハンス・ルドルフ・ギーガー氏が5月12日に死去した。階段から転落したのが原因という。74歳だった。 1979年の同作品で異星生物のデザインを手がけ、日本のサブカルチャーなどにも大きな影響を与えた。96年のコメディー映画「キラーコンドーム」のクリーチャーもデザインしている。 音楽ファンにとってはエマーソン・レイク・アンド・パーマー「恐怖の頭脳改革」ジャケット原画でも知られる。 関連記事 レイ・ブラッドベリが死去 「火星年代記」「華氏451度」 「火星年代記」などの名作で知られるSF作家レイ・ブラッドベリが死去した。 ジェイムズ・P・ホーガン氏が死去 「星を継ぐもの」などハードSFの巨匠 「星を継ぐもの」などハードSFの傑作で知られるジェイムズ・P・ホーガン氏が死去した。69歳だった。 「太陽の帝国」「クラッ

                                                                「エイリアン」デザインのギーガー氏死去
                                                              • yama-gat site:世紀末キッズのための100冊

                                                                1988年刊行の別冊宝島79『世紀末キッズのためのSFワンダーランド』(JICC出版局)巻末に収録されたSFブックガイドです(実際は117作)。選は〈SF砦の四悪人〉を名乗る大島豊・黒井玄一郎・長井務・ブライアン・N・Kの四氏。著者名などの書誌情報を若干修正、同内容で複数の版元・版型で出ているものについては(把握できたかぎり)2008年6月現在で最新のものにしてあります。内容・タイトルなどが修正された新版がある場合についてはその旨付記。 個人的な備忘録として作ったものです。記号は○=未所持、●=所有・未読、★=既読。リンクが張ってある記号は感想に飛ぶようになってます。 2008年6月16日現在での内訳(全117作) ○未所有=22作 ●所有・未読=71作 ★既読=24作 【小説】 ○ブライアン・W・オールディス『虚構の大地』(ハヤカワSFシリーズ) ●ブライアン・W・オールディ

                                                                • 田中純『都市の詩学』から『政治の美学』へ──「独学」のための40冊の星座+追加1冊 - Blog (Before- & Afterimages)

                                                                  書籍フェアのために選書した一覧(「20冊」版の改訂)です。 田中純『都市の詩学』から『政治の美学』へ──「独学」のための40冊の星座+追加1冊 都市の詩学―場所の記憶と徴候 作者: 田中純出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/11/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 49回この商品を含むブログ (39件) を見る政治の美学―権力と表象 作者: 田中純出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2008/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 44回この商品を含むブログ (26件) を見る 拙著『政治の美学──権力と表象』の「跋」にも書いたことだが,橋川文三が『日本浪曼派批判序説』増補版の「あとがき」で,ジョルジュ・ソレルの言葉を引き,自分を「autodidacte」(独学者)と規定していることが気にかかっていた.それは彼にとって「倫理ないしスタイル

                                                                    田中純『都市の詩学』から『政治の美学』へ──「独学」のための40冊の星座+追加1冊 - Blog (Before- & Afterimages)
                                                                  • Hugo Strikes Back!: 「ラブクラフトと水木しげる」米沢嘉博

                                                                    追悼という訳ではないが、「アーカムアドヴァタイザー」(国書刊行会刊「定本ラブクラフト全集」の月報)を読み返してたら、米沢嘉博のエッセイが掲載されており、なかなか面白かったので紹介しよう。ラブクラフトと水木しげる 評論家 米沢嘉博 ラブクラフトと漫画家水木しげる、この二人は長い間僕の中で結びつけて考えられていた。おそらくそれは、僕のラブクラフトとの出会い方の為だったような気がする。 僕が「少年探偵団」シリーズを経て、江戸川乱歩の大人物にまで手を出し始めたのは小学五年生の時だった。そうした頃、乱歩の名前にひかれて貸本屋から借りたのが、「世界大ロマン全集」(東京創元社)の一冊「怪奇小説傑作集」だった。乱歩編になるこのアンソロジーには、怪奇小説の古典が並んでいた。そうして、そこにはラブクラフトも・・・・・・。 「ダンニッチの怪」。この一編が僕のベストだった。呪文めいた不思議な言葉。異次元の恐怖、そ

                                                                    • J. G. バラード: 欲望の磁場

                                                                      J.G. ∗ 2003 6 24 -7 12 Ver.1.0.1 1 1 2 2 2.1 SF . . . . . . . . . . . . . . . . 2 2.2 . . . . . . . . . . . . . . . . 5 2.3 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 2.4 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 2.5 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10 3 10 4 12 1 J.G. SF ∗ c 2003 YAMAGATA Hiroo http://www.

                                                                      • ブッカー賞 - Wikipedia

                                                                        1969年 Something to Answer for, P・H・ニュービィ 最終候補作: Figures in a Landscape, バリー・イングランド Impossible Object, ニコラス・モスレー The Nice and the Good, アイリス・マードック(「愛の軌跡」) The Public Image, ミュリエル・スパーク From Scenes like These, ゴードン・ウイリアムズ 1970年 The Elected Member, バーニス・ルーベンス(『選ばれし者』鈴木和子訳、ヤマダメディカルシェアリング創流社、1996年) (遺贈)Troubles, J. G. Farrell 最終候補作: John Brown's Body, A・L・バーカー Eva Trout, エリザベス・ボウエン(「エヴァ・トラウト」) Bruno's D

                                                                        • 面白いSF小説教えて : 暇人\(^o^)/速報

                                                                          面白いSF小説教えて Tweet 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 20:31:47.42 ID:28ltp4YD0 今までに読んだもので面白かったのは 小川一水 『老ヴォールの惑星』 飛浩隆   『象られた力』 小林泰三 『海を見る人』 ジェイムズ・P・ホーガン 『星を継ぐもの』 こんな感じかな。 お前らのお奨めを教えてくれよ。 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 20:36:27.31 ID:gsP1GfJzO ジョン・ヴァーリイ『残像』 アシモフ『夜来たる』『神々自身』 ハインライン『夏への扉』 ヴォクト『スラン』 ディック『模造記憶』など新潮の作品、『高い城の男』 秋山瑞人『鉄コミュニケイション』『猫の地球儀』『イリヤの空、UFOの夏』 桜坂洋『スラムオンラ

                                                                            面白いSF小説教えて : 暇人\(^o^)/速報
                                                                          • 2011年に読んでいた本。 - Close To The Wall

                                                                            のなかからベストという訳ではないけれども印象的なものをカテゴリごとに五つ程度でざっと選んだ。タイトルのリンクは以前書いた紹介記事へのリンク。 海外文学 ボフミル・フラバル - わたしは英国王に給仕した わたしは英国王に給仕した (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集) 作者: ボフミル・フラバル,阿部賢一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/10/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 150回この商品を含むブログ (26件) を見る幻視社の東欧特集関係で今年いろいろ読んだなかでもこれは傑作。チェコの歴史ともリンクしたある給仕人の人生の悲喜劇。また、フラバルの作風が掴めたのか、『あまりにも騒がしい孤独』を再読したら、以前読んだ時よりもはるかに面白く読めて自分でもびっくりした。格段に解像度が上がった感があり、このブログの以前の『孤独』記事と、幻視社の大幅に書き直した

                                                                              2011年に読んでいた本。 - Close To The Wall
                                                                            • ムーアとニューウェーブ - 映画評論家緊張日記

                                                                              アラン・ムーアがウィリアム・バロウズから強い影響を受けているのは、たとえば『ウォッチメン』にNova Expressっていう左翼雑誌が出てくることからもわかるわけだけど、ムーアが六十年代の英国にいたSF小僧だったことを考え合わせると、ムーアのバロウズ趣味はNew WorldsとJ・G・バラード経由なのではないか?と想像される。ムーアもニューウェーヴ少年だったのでなかろうか? Mustardというイギリスのコメディ雑誌に載ったムーアのインタビューを読んでいたら、思いがけぬところでその答えを見つけた。League of Extraordinary Gentlemenの第三巻Centuryの第二部についているおまけ小説の話である。なんでもおまけ小説は月世界でのパルプSF風冒険譚になるらしい。で、それを掲載するのに 今回はそれが六十年代のSF雑誌、マイク・ムアコックの素晴らしいNew Worlds

                                                                                ムーアとニューウェーブ - 映画評論家緊張日記
                                                                              • ラジオ・スターの悲劇 - Wikipedia

                                                                                「ラジオ・スターの悲劇」(ラジオスターのひげき、Video Killed the Radio Star)は、イギリスのニュー・ウェイヴ・グループ、バグルスの1979年の曲。テレビの出現により仕事を奪われた歌手の話から、ラジオの黄金期を賛美する。数々のチャートで1位に輝き、カバーも多数された。MTVで放送された最初の音楽ビデオであり、人気メディアで広くパロディ化され、利用された。 グループメンバーのトレヴァー・ホーンはJ・G・バラードの短編「音響清掃」に影響を受けた曲だと語る。この短編は、世界中の音楽を吸い取る音響清掃人が、下水道でオペラ歌手と出会う話である。彼は「時代は過ぎようとしている」とも感じた。このように曲の主題はノスタルジーであり、曲の雰囲気にも反映されている[1]。歌詞では1960年代の技術革新、過去を忘れたくないという願望と、現代の子供達に過去の良さがわからないことへの落胆に触

                                                                                • サンリオSF文庫 - Wikipedia

                                                                                  サンリオSF文庫(サンリオ エスエフぶんこ)は、サンリオが1978年から1987年にかけて刊行していた文庫のSF叢書。1978年7月25日に、アーシュラ・K・ル=グイン『辺境の惑星』、フィリップ・K・ディック『時は乱れて』、ウィリアム・S・バロウズ『ノヴァ急報』、レイ・ブラッドベリ『万華鏡』など6冊を発行して刊行を開始。1987年8月20日のフィリップ・K・ディック『アルベマス』[1]まで、全197冊が刊行された。創刊時の編集者は佐藤守彦、顧問に山野浩一。2代目で終刊時の編集者は西村俊昭。 終刊時点でも根強い人気があり、先発の創元SF文庫、ハヤカワ文庫SFにない特色もあったとされるが、商業的には苦戦を強いられた[2]。 ニュー・ウェーブ作品、女性作家のSF作品、英米以外のSF作品、SF以外の怪奇小説、ファンタジー、ミステリーなどの幅広いジャンルの作品を刊行していることも特徴。SF作品では、