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Mankiwの検索結果1 - 40 件 / 434件

  • ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介-分裂勘違い君劇場

    ネットに割り当てる時間配分を間違えなければ、ネットは人生を豊かにし、自分の未来を切り開く力をくれます。 しかし、ネットに多くの時間を使いすぎると、人生を根幹から豊かで納得のいくものにしてくれる良書を読む時間を失い、自らの人生を破壊し、未熟なまま老いてしまう危険があります。 「優れた書籍」と「はてなの人気エントリに上がるような記事」との落差は、ギアナ高地の断崖絶壁どころではありません。 もちろん、分裂勘違い君劇場のような、薄っぺらくて、矛盾だらけで、勘違いしまくってて、長いだけでろくに内容のない記事ばかり掲載するうんこブログは、優れた書籍とは、比較すること自体がもはや犯罪です。 しかし、分裂勘違い君劇場より1000倍優れている梅田望夫氏や小飼弾氏の本やブログといえども、図書館や書店に並ぶ良書の前には、やはり、ゴミより幾分マシだという程度の価値しかないのです。 優れた書籍のレベルとは、それほど

      ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介-分裂勘違い君劇場
    • 経営がわかっている労働者と、わかってない労働者の格差が拡大していく理由 - 分裂勘違い君劇場

      これまでの歴史的経緯や、世界的なトレンドを考えると、 経営を理解してない労働者は、 どんどん居場所がなくなり、年収も下がって いくと思います。 逆に、経営*1を理解している労働者は、ますます活躍の場が広がるし、 たとえ運悪く挫折しても、何度でも復活するチャンスが得やすくなっていくと思います。 そして、後述するように、これは全世界的なトレンドであって、 この流れを一時的に阻害するぐらいはできても、 歴史の歯車を逆転させるようなことは、もはやできないと思います。 そもそも「経営」を勘違いしている人が多い よくある「経営」に関する迷信に、以下のようなものがあります。 【迷信1】企業の目的は金儲けである 【迷信2】非営利組織に経営は必要ない(善意だけで運営できる!) 【迷信3】経営スキルがなくても仕事には困らない(経営は経営者の考えることだろJK。。。) 以下、これらについて解説します。 【迷信1

        経営がわかっている労働者と、わかってない労働者の格差が拡大していく理由 - 分裂勘違い君劇場
      • 経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記

        この1,2年ぐらいの間に僕が読んで、とても良かった経済の本をリストアップしておきます。 経済学の教科書 『クルーグマン ミクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) 『クルーグマン マクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) さすがにクルーグマンは文章がうまく、ついつい読みふけってしまいます。懇切丁寧な経済学の教科書です。 Economics, Paul R. Krugman, Robin Wells (W.H.Freeman) 原著を読みたい人はこちら。 Macroeconomics, N. Gregory Mankiw (Worth Publishers) こちらは日本語訳がまだ出ていないようですが、マクロ経済学の非常にいい標準的な教科書です。極めて簡潔に大事なポイントがまとめられています。さすがマンキュー先生です。

          経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記
        • これから大学に入学する新入生のために - かねどーのブログ

          <まえがき> 4月から大学に入学することが決まった皆さん、おめでとうございます。皆さんは今後の4年間を、勉強や研究、部活やサークル、課外活動、アルバイトやインターン、趣味、恋愛、その他色々、何にでも使うことができますし、何に使うかを自分で決めることができます。また、この4年間をどのように使ったかは、卒業後の長い人生にも決定的な影響を与えることでしょう。大学新入生の前には、本当に広い可能性が広がっています。 しかし現状を見る限り、多くの大学生が入学早々、自分の可能性を自ら狭めているように僕には思えます。特に目につくのが、以下の二つのパターンです。 ・勉強することを放棄してしまう ・一つの部活やバイトに強く拘束され、それを大学生活の大半にしてしまう 残念なことに、大学生活の最初に上級生から入ってくる情報は、右も左もわからない新入生をこの二つへと誘導するかなりタチの悪いものである場合が多いです。

          • 経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)

            経済問題を最小の時間で、でも基礎体力をつけながら学んでいくにはどうしたらいいのか? 1)いいテキスト 2)いい教師(授業、講演などでの出会い)、3)適切な時間配分 4)無理しない これらのバランスが必要でしょう。ここでは主に1)の「いいテキスト」を紹介していきます。上から下にいくほどレベルアップ。 なんといっても小学生でも読める(でも大人が読んでも面白い)以下の二冊がやはり最も簡単な経済書の地位を依然としてキープしているでしょう。 新装版 レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/05/21メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 83回この商品を含むブログ (28件) を見る新装版 続・レモンをお金にかえる法 作者: ルイズ・アームストロング,ビル・バッソ,佐和隆光出版社/メーカー: 河出書房新社

              経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)
            • 金融危機についての入門的まとめ - 池田信夫 blog

              年末になって、本屋にはぞろぞろ「大恐慌本」が出てきた。現在の不況を「大恐慌」などと名づける本は、それだけで読まないほうがいい。それは著者が1930年代と現在の違いを理解していないことを示すからだ。しかし官僚やメディアにはそのレベルの理解も共有されていないようなので、今年の記事をまとめて金融危機についての入門的な知識をまとめておこう。ちょっと長いので、いつも読んでいる読者は飛ばしてください。金融危機の原因は大恐慌とは違う:今回のアメリカの金融危機の最大の原因は、住宅バブルの崩壊にともなって、複雑でリスクの見えにくい金融商品の逆淘汰が起こったことによる金融システムの崩壊だ。これは30年代の大恐慌とも日本の90年代とも異なる21世紀型の危機であり、既知の処方箋はない。マクロ政策は、一時的な「痛み止め」の意味はあるが、今回の危機はそれだけで自然治癒するほど軽傷ではない。 大恐慌は再来しない:シュ

              • 英語の圧倒的一人勝ちで、日本語圏には三流以下しか残らなくなるが、人々の生が輝ければそれでいい - 分裂勘違い君劇場

                「英語の圧倒的一人勝ちで、日本語は衰退してしまうから、国語を守るために、国語の時授業時間を増やし、近代日本文学を読み継がせるのに主眼を置くべき」 と主張する「日本語が亡びるとき」という本を、梅田望夫氏と小飼弾氏が絶賛しているが、この本で主張されているのは、 日本文化を守るために個々人の人生を犠牲にする、愚劣な教育政策だ。 日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見る 今後、世界中の、あらゆる価値ある知識は英語で生産され、英語で流通する。 インターネットの普及が、その流れをますます加速している。 世界中の知的にパワフルな人々は、ますます母国語よりも英語で読み、英語で書き、 英語で議論しながら、価値ある学術的成果・文化・商品

                  英語の圧倒的一人勝ちで、日本語圏には三流以下しか残らなくなるが、人々の生が輝ければそれでいい - 分裂勘違い君劇場
                • この10年の本ベスト10 : 池田信夫 blog

                  2009年12月13日01:28 カテゴリ本 この10年の本ベスト10 雑誌には「今年のベスト10」が載る季節になったが、ここでは範囲を広げて2000~09年の10年間のベスト10を選んでみた。私の週刊ダイヤモンドの書評も、まる10年になった。来春には「経済書のブックガイド」を出す予定。原書を除いてリストアップすると、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』 コルナイ『コルナイ・ヤーノシュ自伝』 ネグリ&ハート『帝国』 グライフ『比較歴史制度分析』 タレブ『ブラック・スワン』 アカロフ&シラー『アニマルスピリット』 デリダ『マルクスの亡霊たち』 中山信弘『著作権法』 レッシグ『コモンズ』 アンダーソン『ロングテール』1は今や古典になったが、これを日本で世に出したのは私の書評だった、と訳者に感謝された。2は社会主義という壮大な悲劇を経済学者が分析した感動的な本。3も9・11以後の状況を語る

                    この10年の本ベスト10 : 池田信夫 blog
                  • 勉強不足の人ほど高飛車に日銀を非難する傾向について

                    http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2012/06/post-7a96.html 偶然はてなブックマークの上の方にあがっていた極東ブログの記事を読んでうんざりしたので、思うところを書いておきたい。とは言え、finalvent氏の議論それ自体を批判するつもりはない。その裏側にある、「不景気の主因を日銀に帰さないと気が済まない人たち」の困った思考パターンに対して一言もの申したいのである。 日銀は「議論の余地無く」間違っているのか氏のちょっと出来の悪い陰謀論については措いておこう。気になるのは、というより、前から気になっていたのは、日銀を非難する人たちは何故こうも自分の意見の正しさに確信を持てるのだろうかということだ。自分たちの意見の方が間違っている可能性を慎重に考慮した議論をついぞしばらく見たことがない。現状の日本で金融政策が有効である

                      勉強不足の人ほど高飛車に日銀を非難する傾向について
                    • ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記

                      国会で菅副総理兼財務大臣が「乗数」についての質問にぜんぜん応えられなくてしどろもどろになってしまい、方々からものすごくdisられているようです。 この話題はネットではすでに消化されてしまい旬が過ぎてしまったようですが、今日は経済学の勉強ということでこの乗数理論(Theory of Multiplier)をじっくり学びましょう。 僕はこのケインズの乗数理論が日本をこのような苦境に追いやったのではないかと思っており、大変に危険なものだと認識しています。 さて、乗数(Multiplier)です。 政府が公共事業をしてG円使うとしましょう。 そうするとこの公共事業を受注した会社にはG円の売り上げが発生します。 この時点で当たり前ですがGDPはG円増えます。 ところが話はこれで終わりません。 このG円はこの土建屋の社長のボーナスになったり、取引先の社員の給料になったりと必ず誰かの所得になるからです。

                        ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記
                      • アメリカ経済学会大会のピケティセッション:すばらしい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                        21世紀の資本 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (107件) を見る ピケティ『21世紀の資本』は分厚いし、データも重いし、印象批評以上の批判がなかなか出てこなかった。これは日本はもとよりアメリカでも同じ。でも刊行が半年先行した英語圏では、そろそろまともな反論や批判(いい意味で)が出てき始めた。 現時点で、それを最もうまく(そしてまとまった形で)整理したのが、2015年のお正月にボストンで開催されたアメリカ経済学会大会で、グレッグ・マンキューを座長に開催された、ピケティ『21世紀の資本』をめぐるセッションだと思う。その予稿集がマンキューのブログに挙がっている。 GREG MANKIW'S BLOG: Me at the ASSA Meeting (2015.1.1) 批判の

                          アメリカ経済学会大会のピケティセッション:すばらしい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                        • 温暖化懐疑論のまとめ - 池田信夫 blog

                          最近、地球温暖化や排出権取引について懐疑的な議論が急速に増えている。とても全部は紹介しきれないので、私の目についた中から、これまで紹介した本を除いて今年に限り、前の記事の5段階の疑問にそって分類すると、そもそも温暖化は起きていない(寒冷化が起こる)とするもの 丸山茂徳『地球温暖化」論に騙されるな! 』 Lawrence Solomon, The Deniers 温暖化は自然現象であり、人為的な要因は重要ではないとするもの 赤祖父俊一『正しく知る地球温暖化』 槌田敦『CO2温暖化説は間違っている』 Roy Spencer, Climate Confusion 温暖化をCO2削減で止めることは不可能だとするもの デニス・エイヴァリー&フレッド・シンガー『地球温暖化は止まらない』 地球温暖化のリスクよりその対策(京都議定書)のコストのほうが大きいとするもの 池田清彦・養老孟司『ほんとうの環

                          • 今年の○冊 - chirashino☆ura

                            各所の2006年の○冊。気が向くままに随時追記していく(かも)。(17日エントリ作成) ブロガー http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/266d99c86c786c081db2f7c36d974700 酒と泪と馬と鹿 - 今年の10冊 gachapinfanのスクラップブック - 今年の十冊(18日追記) 立岩真也氏:http://www.arsvi.com/0w/ts02/2006085.htm(24日追記) 2006-12-17(24日追記) http://d.hatena.ne.jp/eirene/20061218/p1(24日追記) 恐妻家の献立表 - 今年の10冊(24日追記) 不未之奇 - 2006年のベスト本(24日追記) 今年のベスト読書 - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」(24日追記) この本がスゴい2006: わたしが知らないス

                              今年の○冊 - chirashino☆ura
                            • 独習者のためのおすすめ経済学入門テキスト。 - すらすら経済学を学ぶ日記。

                              「ミクロ経済学とマクロ経済学の学部レベルのおすすめの教科書を教えてください。」 えー、Ask.fmでご質問が来ましたので、経済学徒のはしくれ(はじっこ)としていくつかお勧めの本をあげたいと思います。 私は学部では経済学をやっておらず、入門書はいろいろ独学して苦労しましたw そこで初心者が読みやすいのをいくつか。 追記:2015年版・kindle版として更新しております。 sura-taro.hatenadiary.jp ①導入編 教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために 作者: 一橋大学経済学部出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2013/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る一橋大学の教授陣による経済学ガイド。経済学部へ進みたい高校生へ向けてという意図もあるようですが、社会人で独学で学ぼうという方にもお勧めです。 最近の経済学のトピック

                                独習者のためのおすすめ経済学入門テキスト。 - すらすら経済学を学ぶ日記。
                              • 最低賃金1500円デモの批判記事を書いたら主催者から反論が来たので回答してみた。(中嶋よしふみ) - 個人 - Yahoo!ニュース

                                先日、「 最低賃金1500円を要求する人たちが勘違いしていること。 」という記事で「弱者救済には最低賃金の上昇ではなく失業保険や生活保護など社会保障の強化で対応すべき」と書いたところ、5000件のシェアを超えて多数の方に読まれましたが、デモの主催団体であるエキタスから反論を頂きました。 「所得を上げるには経済成長をすれば良い、という当たり前の結論しか出てこない。」って書いてあるけど、内部留保はガンガン増えてて、それが再分配されず、ブタ積みになってることは知ってるのかな?自民党ですら問題視してることだけど‥。 あとはこの記事は「最低賃金引き上げは雇用の悪化をもたらす」っていう典型的な都市伝説を垂れ流してるだけ。もうそれっていろんな学者が否定してるし、ドイツやアメリカの例でもそんなことにはなってない。 @valuefp あなた、最低賃金上げろデモが中小企業支援も主張してること知らないでしょ?

                                  最低賃金1500円デモの批判記事を書いたら主催者から反論が来たので回答してみた。(中嶋よしふみ) - 個人 - Yahoo!ニュース
                                • アメリカ経済を動かすブログ - 池田信夫 blog

                                  私のRSSリーダーから日本のブログはすべて削除したが、アメリカのブログは新聞サイトより多くなった。いま登録しているのはGreg Mankiw's Blog Marginal Revolution The Big Picture Freakonomics Blog Becker-Posner Blog Real Time Economics Economist's View Calculated RiskこのCalculated RiskのブロガーだったTantaが死去したニュースが、NYタイムズやワシントンポストなど有力紙に出たのには驚いた。Boston Globeによれば、経済・金融の分野ではこうしたブログの影響力は一般のニュースサイトに比肩するという。特に金融危機に入ってからは、専門知識のない一般紙の記事より、ファイナンスの専門家の書くブログのほうがはるかにおもしろい。ひるがえって日本

                                  • 404 Blog Not Found:世界一受けた経済学の授業

                                    2007年03月07日03:00 カテゴリMoney 世界一受けた経済学の授業 これなら中卒でもわかります。 Yoram Bauman博士、ありがとうございました。 Mankiw's Ten Principles of Economics, Translated by Dr. Yoram Bauman Choices are bad - 選択は悪 Choices are really bad - 選択は最悪 People are stupid - 人々は愚か People aren't that stupid - 人々はそこまで愚かじゃない Trade can make everyone worse off - 貿易は全ての人々を貧乏にしうる Governments are stupid - 政府は愚か Governments aren't that stupid - 政府はそこまで愚かじ

                                      404 Blog Not Found:世界一受けた経済学の授業
                                    • 地球と一緒に頭も冷やせ! - 池田信夫 blog

                                      ロンボルグの本の邦訳が出る。あいかわらず邦題が(おそらく訳文も)下品だが、それを我慢して読めば、現在の温暖化騒動のバカさ加減がよくわかるだろう。この種の議論には、少なくとも5段階の疑問がある:「地球が温暖化している」という大前提が疑わしい:ここ18ヶ月連続して、−0.7℃以上という観測史上最大の寒冷化が進行しており、東工大の「理学流動機構」のモデルによれば、これは2000年ごろをピークにして始まった寒冷化の局面の始まりである。 かりに温暖化しているとしても、その主要な原因がCO2かどうかは疑わしい:IPCCの報告書でさえ、「人為的なCO2排出が温暖化の原因である可能性がきわめて高い」と書いているだけで、それが決定的な原因だとは書いていない。人為的な要因があることは明らかだが、自然要因で相殺される可能性もあり、CO2の排出量を削減すれば温暖化が緩和するかどうかもわからない。 かりに人為的

                                      • 週8ドルの使い方 - I 慣性という名の惰性 I

                                        面白かったので一部訳してみた。 ⇒Real Time Economics : How $8 a Week Can Best Boost the Economy 一番経済を拡大する週8ドルの使い方は? 火曜日にオバマ大統領が署名した景気刺激策には、給与への課税が向こう2年控除される総額1,160億ドルに上る定額減税が含まれている。この減税は大半のアメリカ人の給料に週8ドル追加することになる。さて、もし毎週追加で8ドルを手に入れたとしたら、なににそのお金を使うべきだろうか?そしてその理由は?われわれは経済学者に質問してみた。 ロバート・ゴードン(ノースウエスタン大) 8ドルで映画に行ってはダメだ。それじゃ雇用が生まれない。3週間貯めて24ドルの食事に行こう。そうすれば、そのレストランがレイオフしたりつぶれたりするのを直接的に防ぐことになる。 マーチン・フェルドスタイン(ハーバード大) 僕は人々

                                          週8ドルの使い方 - I 慣性という名の惰性 I
                                        • 池田信夫 blog

                                          IT & Economics拙著のサポートページでも補足したが、大恐慌の最中にハイエクとケインズが行なった論争は、今日でも重要な意味がある。テクニカルな話なので、経済学に興味のない人は無視してください。 ハイエクのケインズ批判はきわめて難解で、その資本理論は混乱しており、『一般理論』が大成功を収めたため、この論争はケインズの勝利に終わったと思われているが、いま読み直してみると、別の見方も可能だ。ハイエクの主要な論点は、失業の原因はケインズの考えていたような集計的な過少消費ではなく、個々の産業で労働供給と需要の一致しない状態が続く市場の歪みだということだった。 当時はミクロ的な調整メカニズムを実証的に分析するツールがなかったため、ハイエクの理論は無視されたが、こうしたコーディネーションの問題はのちにClower-Leijonhufvudの不均衡理論や、Lilienのsectoral sh

                                          • インタゲが最善の策というのは気の触れていない経済学者の総意 - himaginary’s diary

                                            何だか2chのスレタイ風のタイトルになってしまったが、マイケル・J・ロバーツというノースカロライナ州立大学准教授がそう書いている(Economist's View経由)。 以下はその抄録。 So now Krugman says inflation targeting is the first-best solution to our economic problems. This is consistent with everything he wrote about Japan over a decade ago, and also consistent with a wide majority of non-crazy macro economists across the political spectrum. So why on earth has he not said thi

                                              インタゲが最善の策というのは気の触れていない経済学者の総意 - himaginary’s diary
                                            • [書評]世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで(飯田泰之): 極東ブログ

                                              勝間和代さんの本は一冊も読んだことがないので、この機に読んでみようかと手に取ったのがこの一冊、と誤解をしそうな帯だし、めくってみると細野真宏氏の「カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本」(参照)に似ているかなとも思うが、著者はブログ界で名著と評判のある「ダメな議論 論理思考で見抜く (ちくま新書)」(参照)の飯田泰之氏である。しかし、「世界一シンプルな経済入門」ってほんとかな。 勝間和代さんも「こんな本を待っていました! 最高の経済入門本です。ぜひ読んで下さい」と一喝しているのだから、そうなんだろうと第1章「経済学ってなんですか?」をめくって、不覚にも、いきなり目から鱗が落ちた。まじかよ、俺は本書の上級編にあたる「経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考える(飯田泰之)」(参照)もきちんと読んでいるんだぜ。同書あとがきで「長崎県立大学経済学部の乙丸益伸君」の名

                                              • 鳩山首相が読むべき本5冊 : 金融日記

                                                鳩山首相:「勉強したい」…内田樹さんの本など28冊購入 産経ニュース 鳩山由紀夫首相は11日、東京・丸の内の書店「丸善・丸の内本店」を訪れ、経済書や思想書など計28冊を自費で購入した。記者団から経済書などが多かった理由を聞かれると「資本主義も新しいものが求められており、日本の風土にどう生かしていくか勉強したい」と語った。 鳩山首相が購入した本 47News 以下、鳩山首相が購入した本28冊です。 [1]日本辺境論、内田樹 [2]逝きし世の面影、渡辺京二 [3]闘うレヴィ=ストロース 、渡辺公三 [4]日本国家の真髄、佐藤優 [5]情の国家論、山本峯章、村上正邦、佐藤優 [6]新自由主義か 新福祉国家か、渡辺治、二宮厚美、岡田知弘、後藤道夫 [7]文化力―日本の底力、川勝平太 [8]ワールド・カフェ―カフェ的会話が未来を創る、アニータ・ ブラウン、デイビッド・アイザックス、ワールド・カフェ・

                                                  鳩山首相が読むべき本5冊 : 金融日記
                                                • お前ら、経済学を馬鹿にするけどミクロとマクロぐらい学んでから馬鹿にしてるんだろうな : 哲学ニュースnwk

                                                  2011年11月14日18:44 お前ら、経済学を馬鹿にするけどミクロとマクロぐらい学んでから馬鹿にしてるんだろうな Tweet 1:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/14(月) 08:12:01.39 ID:isCfcWu90● イタリア新首相に経済学者・モンティ氏指名 イタリアで13日、ベルルスコーニ首相の辞任を受けて、経済学者・モンティ氏が新たな首相に指名された。 モンティ氏は14日に組閣を行い、数日中には暫定政権を発足させる見通し。 新たに首相に指名されたのは、EU(=ヨーロッパ連合)の閣僚にあたる ヨーロッパ委員会の委員を長く務めた、著名な経済学者・モンティ氏。 モンティ氏は13日、大統領から首相に指名された後に会見し、 「今は非常に厳しい時期にあるが、我々は次の世代のためにも経済を立て直さなければならない。 そして、EUの信頼を取り戻さなければならない」などと決

                                                    お前ら、経済学を馬鹿にするけどミクロとマクロぐらい学んでから馬鹿にしてるんだろうな : 哲学ニュースnwk
                                                  • Index of /webdav/hisamatsu/public/Microeconomics

                                                    Index of /webdav/hisamatsu/public/Microeconomics NameLast modifiedSizeDescription Parent Directory  - 10externalities_j.ppt14-Sep-2006 11:45 2.1M 11public_goods_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.1M 13costs_production_j2.ppt14-Sep-2006 11:43 2.3M 14firms_competitive_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.5M 15monopoly_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.4M 16oligopoly_j.ppt15-Nov-2006 10:35 1.4M 17monopolistic_competition_j.ppt22-O

                                                    • 複雑な問題に簡単な答はない* : 池田信夫 blog

                                                      2009年11月07日22:55 カテゴリ経済テクニカル 複雑な問題に簡単な答はない* けさの私のつぶやきには200近いコメントがついた。勝間氏の話は10年ぐらい前のリフレ派の議論の劣化コピーで、あらためて論じる価値はないが、「対案はないのか」という類のコメントがあるので、少し問題を整理しておこう。 短く答えれば、日本経済の問題を一挙に解決する対案はない。今われわれの直面しているのは、戦後60年以上かかって日本経済の蓄積してきたきわめて複雑な問題であり、これに簡単な答はない。ティンバーゲンの有名な言葉のように、n個の政策目標を達成するためには、独立な政策手段もn個なければならない。勝間氏のいうように、これひとつ解決すれば他の問題もみんな解決するという「ボーリングの1番ピン」はないのだ。 上の図は、Mankiwの新しい教科書からコピーしたもので、インフレ目標を下げることによって何が起こるかを

                                                        複雑な問題に簡単な答はない* : 池田信夫 blog
                                                      • Greg Mankiw's Blog

                                                        Greg Mankiw's Blog Random Observations for Students of Economics In watching part of Jay Powell's news conference yesterday, I realized that what he is doing to just the opposite of good economics communication. When I write an article, give a lecture, or draft a textbook chapter, my goal is to convey maximum information in the fewest words possible. But when the Fed chair answers reporters' quest

                                                        • 難しい本を最後まで読むのに人間が昔からやってきたこと

                                                          1.その本を読みたい人が何人か集まる。 2.その本をいくつかの部分に分け、参加者にそれぞれ割り当てる。 3.次回にとりあげる部分を割り当てられた人(担当者)は、その部分をなんとか全部読み、次回の集まりには要約(レジュメ)を作ってくる。分からなかったところや疑問点も、要約に入れておく。 4.担当者でない他の人たちも、次回にとりあげられる同じ部分を読んでくる。分からなかったところや疑問点を、次の集まりに持ち寄る。 5.集まりでは、担当者がじぶんがまとめた要約を参加者に配り、口頭でもその部分の概要を発表する。分からなかった部分や疑問点などについて各自の見解をぶつけ合う。指導者がいる場合は、議論された疑問点や、取り上げられなかった重要な点について、参加者の議論を補足する。 6.本の最後まで、3~5の繰り返し。 改めて言うまでもないが、「輪読」と呼ばれる方法である。 「本の読み方」みたいなものは、基

                                                            難しい本を最後まで読むのに人間が昔からやってきたこと
                                                          • 排出権取引に反対する - 池田信夫 blog

                                                            けさの日経新聞によれば、洞爺湖サミットに向けて政府が今月出す「福田ビジョン」に、政府は温暖化ガスの国内排出権取引制度を明記することを決めたそうだ。かねてから主張しているように、私は(多くの世界の経済学者と同様)この政策には反対である。その理由は、大きくわけて次の4つだ: 第1に、地球温暖化が起こっているのかどうかが疑わしい:今年初め、世界の主要な4つの気候観測機関がそろって、2007年に地表の平均気温が約0.6〜0.7度下がったことを発表した。これは年間としては記録史上最大の低下であり、その後も続いている。図のように、ここ20年のトレンドをとってもほぼ横ばいである。1970年代までは寒冷化していたことが知られており、温暖化が単調に進むというトレンドはみられない。 第2に、温暖化が起こっているとしても、その主要な原因がCO2であるというIPCCの結論には疑問がある:国内だけでも、当ブログ

                                                            • マンキュー「パンデミックに寄せて」 - himaginary’s diary

                                                              マンキューが「Thoughts on the Pandemic」というブログ記事を上げ、箇条書きで以下のようなことを述べている。 景気後退の可能性は高く、おそらくそれが最適である(望ましい、という意味ではなく、この状況下で我々ができる最善の行動という意味で)。 医療危機の緩和が最優先課題。ファウチ博士が要求するものはすべて与えよ。 財政当局は総需要ではなく社会保険に重点を置くべし。ファイナンシャル・プランナーは、6ヶ月の生活費を予備費として確保しておけ、と人々に説くが、残念ながら、多くの人がそうしていない。本当に困っている人を特定するのが難しいこと、およびそうした特定に付き纏う問題を考えると、手始めにすべての米国人に1000ドルの小切手を可能な限り早急に送るのが良いだろう。この状況下では給与税減税にはあまり意味はない。というのは、働けない人には何ら恩恵がないからである。 政府債務の拡大を懸

                                                                マンキュー「パンデミックに寄せて」 - himaginary’s diary
                                                              • マンキュー経済学 [第二版] ミクロ編 パワーポイント 日本語スライド - みごろ、よみごろ、しらべごろ

                                                                【自学自習かつ講義用スライド】現在、世界でもっとも使われていると言われるグレゴリー・マンキューのPrinciples of Economics、日本語書名では「マンキュー経済学」。そのミクロ編の授業スライド英語版を日本語にしました。こちらをどうぞ(元の英語版はこちらです)。12章だけは「米国の財政」がテーマであり、私の授業と関係が薄いので作ってません。リンク・フリーですので、自習用や教育用にお使いになりたい方はどうぞお断り無く、公共財だと思ってご随意にお使いください。3年前にこの教科書を使おうと思ったときに、誰かが日本語版を作っているかしらと私なりに丹念にサーチしましたが、見つからなかったので自作したものです。私自身は3年間使う間に、当初の翻訳における日本語の誤字脱字をかなり修正しましたが、まだあるかもしれませんので、万一ご利用の際はお気をつけ下さい。英語版の明白な要修正事項も直してありま

                                                                  マンキュー経済学 [第二版] ミクロ編 パワーポイント 日本語スライド - みごろ、よみごろ、しらべごろ
                                                                • ベスト経済学ブログ - 池田信夫 blog

                                                                  Brad DeLongのブログで、「経済学ブログのベスト10」が話題になっている。NetNewsWireがあげたのは次のリストだが、DeLongならずともちょっと首をかしげるところだ:Economist's View Marginal Revolution Curious Capitalist The Big Picture Econbrowser Angry Bear Real Time Economics The Conscience of a Liberal Market Movers Infectious Greed単純にテクノラティのリンク数(authority)で並べた26econ.comでは、次のようになっている:Freakonomics Marginal Revolution The Conscience of a Liberal The Big P

                                                                  • 経済学者のコンセンサス - 池田信夫 blog

                                                                    Mankiw's blogより: 「経済学者が3人いたら意見は4つある」などといわれたのは昔の話で、現在はかなり広範な合意が成立している。家賃の規制は借家の質と量を悪化させる (93%) 関税や輸入割当は経済的福祉を悪化させる (93%) 変動為替相場制は、国際金融調整に効果的だ(90%) 財政政策は不完全雇用においては景気刺激効果をもつ(90%) アメリカは海外へのアウトソーシングを規制すべきではない(90%) アメリカは農業補助金をやめるべきだ(85%) 地方政府は、プロスポーツの地方拠点への補助金をやめるべきだ(85%) 連邦政府の財政収支は、単年度ではなく景気循環のサイクルを通じて均衡させるべきだ (85%) 社会保障の負担と給付のギャップは、今後50年間に維持不可能な規模に拡大する(85%) 所得の間接的な再分配より現金支給のほうが福祉を高める(84%) 財

                                                                    • ドル崩壊の夏になる?

                                                                      2009年5月26日 田中 宇 5月16日、ウォールストリート・ジャーナル系の投資分析誌「バロンズ」が、米国債とドルのバブル崩壊がすでに始まっているとする分析を、トップ記事として掲載した。それによると、昨秋のリーマン・ブラザーズ破綻から昨年末にかけて、リスクに対して過敏になった投資家たちは、社債や株式を売って、リスクが低いと考えられてきた米国債を買う傾向を強め、米国債が高騰(金利は低下)したが、これは米国債の価値が過大に評価された「バブル」だった。今年に入り、米国債バブルの崩壊過程が始まり、昨年末に2・8%だった30年もの国債の利回りは4・1%まで上がり(価格としては20%下落)、今後は来年にかけて5%へと上がる見通しだ。 (U.S. Blues - bear market in Treasuries will worsen) 米政府は財政赤字を急増させており、そのリスクを勘案すると、米国

                                                                      • Amazon.co.jp: マンキュー経済学 1 第2版 ミクロ編: N.グレゴリーマンキュー (著), 英之,足立 (翻訳), 英治,小川 (翻訳), 城太,石川 (翻訳), 敏樹,地主 (翻訳), Mankiw,N.Gregory (原名): 本

                                                                          Amazon.co.jp: マンキュー経済学 1 第2版 ミクロ編: N.グレゴリーマンキュー (著), 英之,足立 (翻訳), 英治,小川 (翻訳), 城太,石川 (翻訳), 敏樹,地主 (翻訳), Mankiw,N.Gregory (原名): 本
                                                                        • 支離滅裂な「鳩山イニシアティブ」 - 池田信夫 blog

                                                                          鳩山首相がCO2を25%削減する「鳩山イニシアティブ」を高らかに宣言し、世界各国がそれを賞賛するのをみて、経済学者ってどこの国でも無視されてるんだなと思った。Mankiw blogの読者ならご存じのように、世界の主要な経済学者は、排出権取引よりも環境税のようなピグー税のほうが効率的で公正だと主張しているのだが、政治家にはまったく理解されない。それどころか、この二つが代替的な政策手段だということさえ認識してない人が多い。民主党のマニフェストに至っては、キャップ&トレード方式による実効ある国内排出量取引市場を創設する。 地球温暖化対策税の導入を検討する。と併記する支離滅裂なものだ。この両方を同時に実施することは不可能である。たとえば、あるCO2排出企業が、その排出権を中国から買って排出量をまったく削減しなかったら、どうするのだろうか。その企業に環境税を課税したら二重負担になるから、企業は購入し

                                                                          • タイラー・コーエン 「休暇中にこんな本を手に取ってみてはいかが? ~マンキューの推薦図書10冊~」(2006年5月11日)

                                                                            ●Tyler Cowen, “Greg Mankiw’s summer reading list”(Marginal Revolution, May 11, 2006) 夏休みを迎える学生達に向けて、マンキュー(Greg Mankiw)が休暇中にお薦めの図書リストを作成している。 ミルトン・フリードマン(Milton Friedman), 『Capitalism and Freedom』(邦訳『資本主義と自由』) ロバート・ハイルブローナー(Robert Heilbroner), 『The Worldly Philosophers』(邦訳『入門経済思想史 世俗の思想家たち』) ポール・クルーグマン(Paul Krugman), 『Peddling Prosperity』(邦訳『経済政策を売り歩く人々-エコノミストのセンスとナンセンス』) スティーヴン・ランズバーグ(Steven Lands

                                                                              タイラー・コーエン 「休暇中にこんな本を手に取ってみてはいかが? ~マンキューの推薦図書10冊~」(2006年5月11日)
                                                                            • 白川総裁、デフレを語る : 池田信夫 blog

                                                                              2009年12月22日00:41 カテゴリ経済 白川総裁、デフレを語る 日銀の白川総裁が、テレ東のWBSに出演した。おもしろかったのは、冒頭の「あなたはインフレとデフレのどっちがいいですか?」という街頭アンケートで、答が半々だったことだ。老人は「年金は増えないので値段が下がったほうがうれしい」と言っていたが、インフレがいいという若者は「賃金が上がるから」と答えていた。どっちが正しいだろうか? 正しいのは老人のほうである。これは実質残高効果(ピグー効果)といって、デフレによって資産が実質的に増えるので需要も増え、経済を安定化させる効果がある。ユニクロのような価格競争は望ましいのである。他方、若者は名目賃金と実質賃金を取り違えており、これは貨幣錯覚と呼ぶ。 Mankiwの新しい教科書は、今回の世界不況についてもくわしく書いているが、deflationには3ページしかふれていない。デフレには安定

                                                                                白川総裁、デフレを語る : 池田信夫 blog
                                                                              • 池田信夫blog

                                                                                今回のアメリカの金融危機を「大恐慌の再来」などという話がよくあるが、これは間違いである。トルストイ風にいえば、好況はいつも同じように幸福だが、不況はそれぞれに不幸なのだ。 ガルブレイスの本(左)は先週、再発売されたが、初版は1955年。1929年の出来事を日記風につづったもので、経済学的な分析はない。これを含めて一般向けの本では、投機バブルの崩壊が大恐慌を引き起こしたといった説明が多いが、投機の失敗だけで10年以上も2桁の失業率が続くことは考えられない。これを理論的に説明したのがケインズの『一般理論』で、戦後の経済学の主流も「有効需要の不足」とか「流動性の罠」のようなケインズ的な説明だった。 この「通説」に膨大な実証データを使って挑戦したのが、Friedman-Schwartzの記念碑的な研究である(ただし通読するのは困難)。これは金融システムが崩壊していた時期にFRBが通貨供給を絞っ

                                                                                • ポール・クルーグマン祭リンク集(と池田信夫氏の批判について) - Baatarismの溜息通信

                                                                                  スウェーデン王立科学アカデミーは13日、今年のノーベル経済学賞を米国プリンストン大学のポール・クルーグマン教授(55)に贈ると発表した。自由貿易とグローバル化による影響を説明した新理論が受賞理由。米ニューヨーク・タイムズ紙のコラムも担当し、ブッシュ政権の経済政策に批判的な論調で知られる。 クルーグマン氏は、伝統的な国際貿易論に「規模の経済」と呼ばれる概念を導入。地場の小規模な製造業が、世界市場向けに大量生産する大手企業に取って代わられる現象を説明した。 クルーグマン氏はリベラル派の論客で、レーガン政権など米共和党政権が高所得者への減税を拡大する一方、福祉を削減したことで格差を広げたと批判。現在の金融危機が深刻化する前から、米国が経常赤字を膨らませながら世界中のマネーを吸い上げる状況をいびつだとして「(29年に始まった)世界恐慌前夜に似ている」と警告していた。 「グローバル経済を動かす愚かな

                                                                                    ポール・クルーグマン祭リンク集(と池田信夫氏の批判について) - Baatarismの溜息通信