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NIIの検索結果1 - 40 件 / 47件

  • ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト - 黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐

    講演概要ツール・環境 ChatGPTは自然言語処理の最先端技術であり、大量のテキストデータを学習することで人間のように対話ができるAIです。本講演では、ChatGPTの仕組みや社会へのインパクトについて紹介し、今後のAI技術の発展に向けた議論を促進することを目的とします。(ChatGPTによる作文) 講演映像

      ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト - 黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐
    • NII、130億パラメータのLLM構築 コーパスなども全公開 「今後の研究に資するため」

      国立情報学研究所(NII)は10月20日、パラメータ数130億の大規模言語モデル(LLM)「LLM-jp-13B」を公開した。初期段階のモデルだが、アカデミアや産業界の研究開発に資するため、コーパスやツールなどを含めてすべてオープンにする。 公開したLLMの学習データ量は合計約3000億トークン。うち日本語は約1450億トークン(mC4/Wikipedia)、英語は約1450億トークン(The Pile/Wikipedia)、プログラムコード約100億トークン。 計算資源としては、大学や研究機関が共同運営する仮想化環境・データ活用社会創成プラットフォーム「mdx」を12ノード活用。モデル構築にはMicrosoftのDeepSpeedを、モデル構築時の監視やログの保存には、モデル開発プラットフォームのWeights&Biasesを利用した。 NIIが主宰するLLM勉強会(LLM-jp)で7月

        NII、130億パラメータのLLM構築 コーパスなども全公開 「今後の研究に資するため」
      • ChatGPTが教育にもたらす影響は? NIIが「講演映像まとめリスト」公開

        国立情報学研究所(NII)は4月28日、定期開催している教育機関向けオンラインシンポジウムで配信した映像のうち、ChatGPTに関する講演をまとめたリストを公開した。 28日時点で5本の動画を掲載中。京都大学の黒橋禎夫特定教授(情報学研究科 知能情報学専攻)による講演「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」や、東京大学大学院の吉田塁准教授(工学系研究科)による「ChatGPTを教育に取り入れる:アイデアと留意点」などが無料で視聴できる。 関連記事 教頭先生、GoPro装着! まる1日“学校DX”の課題探し 実際にやった教育委員会に話を聞いた 「教頭先生の頭に『GoPro』を装着して現場を観察するなど、結構斬新なことをやった」──静岡県三島市教育委員会による業務改善の裏側。キーパーソンに詳細を聞いた。 龍谷大学、農学部でデータ分析基盤整備 農場から環境データを自動収集 「データ思考を学

          ChatGPTが教育にもたらす影響は? NIIが「講演映像まとめリスト」公開
        • 「ロボット研究のこれまでとこれから」第86号 - NII Today / 国立情報学研究所

          Interview ロボット研究のこれまでとこれから 社会に役立つ革新的な研究を生み出すために 人工知能を搭載したロボットと共存する時代は、すぐそこまで来ているのだろうか。ロボット 研究の権威・金出武雄カーネギーメロン大学教授の答えは、間違いなく「イエス」だ。ロボッ トは今後、いったいどのように人間社会と関わっていくのか。1970 年代からロボットの目と なるコンピュータビジョン(画像処理・画像認識)の先駆的研究を行い、1995 年には自動運転車 によるアメリカ大陸横断に成功した金出教授に、ロボット研究の魅力と展望について聞いた。 金出武雄Takeo Kanade カーネギーメロン大学ワイタカー記念全学教授。国立情報学研究所客員教授。理化学研究所革新知能統合研究センター特別顧問。1945年生まれ。1973年、京都大学工学部電子工学科博士課程修了。同大学助教授を

          • 丸善雄松堂株式会社、国立情報学研究所(NII)に電子書籍に係る書誌データを提供することで合意

            2023年8月23日、丸善雄松堂株式会社が、国立情報学研究所(NII)に、同社が保有する電子書籍に係る書誌データ約12万件を提供することについて、2023年7月に合意したことを発表しました。 発表によると、同社の電子図書館サービスである「Maruzen eBook Library」で提供されている電子書籍の書誌データについて、NIIが構築を進める国内電子ブックメタデータのディスカバリーサービスのプロトタイプのために提供することとしたとしています。 丸善雄松堂がNIIへ書誌データの提供で協力~NIIの電子ブックメタデータ「ディスカバリーサービス」の実証実験に電子図書館Maruzen eBook Libraryの書誌データを提供~(丸善雄松堂, 2023/8/23) https://yushodo.maruzen.co.jp/release/20230823/ 参考: これからの学術情報システ

              丸善雄松堂株式会社、国立情報学研究所(NII)に電子書籍に係る書誌データを提供することで合意
            • 130億パラメータの大規模言語モデル「LLM-jp-13B」を構築~NII主宰LLM勉強会(LLM-jp)の初期の成果をアカデミアや産業界の研究開発に資するために公開~ - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics

              2023/10/20 130億パラメータの大規模言語モデル「LLM-jp-13B」を構築 ~NII主宰LLM勉強会(LLM-jp)の初期の成果をアカデミアや産業界の研究開発に資するために公開~ 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NIIエヌアイアイ、所長:黒橋 禎夫、東京都千代田区)は、本年5月から、自然言語処理及び計算機システムの研究者を中心として、大学・企業等から500名以上が参加するLLM勉強会(LLM-jp)を主宰しています。7月から、計算資源としてデータ活用社会創成プラットフォームmdx*1を活用し、パラメータ数*2130億の大規模言語モデル(LLM)の構築を開始しました。このたび、同LLMの事前学習及びチューニングが終了し、モデルを公開しましたので、お知らせします。 同モデルはLLM研究開発としては初期段階のものであり、モデルの性能を示す評価値はこれ

                130億パラメータの大規模言語モデル「LLM-jp-13B」を構築~NII主宰LLM勉強会(LLM-jp)の初期の成果をアカデミアや産業界の研究開発に資するために公開~ - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics
              • 仮面ライダー新作「ゼロワン」はAIがテーマ “AI社長”が悪を討つ NIIが監修

                東映とテレビ朝日は7月17日、テレビシリーズ「仮面ライダー」の新作「仮面ライダーゼロワン」(9月1日に放送開始予定)を発表した。AI(人工知能)を作品のテーマに据えており、AIが普及した未来の日本が舞台。主人公はAIを搭載したロボットを開発する企業の社長で、自社のロボがテロリストに悪用されたため、ライダーに変身して戦うストーリーになるとしている。作品の監修は、国立情報学研究所(NII)が担当する。 NIIが民間企業の作品制作に協力するのは初。複数の研究者がグループを結成し、東映・テレ朝がストーリーや台本を考案する際に、技術的観点から助言していくという。 作品のあらすじは? 主人公は“AI社長”の飛電或人(ひでん・あると)。当初はお笑い芸人として活動していたが、お笑い業界でもAI活用が進み、なかなか人気が出なかった。そんなある時、AIロボット「ヒューマギア」を開発する「飛電インテリジェンス」

                  仮面ライダー新作「ゼロワン」はAIがテーマ “AI社長”が悪を討つ NIIが監修
                • 学術情報サービス基盤CiNiiサイニィの開発業績によりNII客員准教授/東大人文社会系研究科准教授の大向一輝が令和2年度 文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)を受賞 - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics

                  2020/04/07 学術情報サービス基盤CiNiiサイニィの開発業績によりNII客員准教授/東大人文社会系研究科准教授の大向一輝が令和2年度 文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)を受賞 文部科学省が本日4月7日に発表した「令和2年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、「学術情報サービス基盤CiNiiサイニィの開発」の業績により、情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)客員准教授/東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授の大向一輝が「科学技術賞(開発部門)(*1)」を受賞しました。 この受賞は、受賞者が2019年8月まで在籍していたNIIで開発を主導してきた、学術情報を検索できるデータベース・サービス「CiNii(NII学術情報ナビゲータ[サイニィ])」が評価されたものです。 受賞者は、NIIが大学共同利用機関として行う共同利用事業の一環として、教育研究活動に必要な学

                    学術情報サービス基盤CiNiiサイニィの開発業績によりNII客員准教授/東大人文社会系研究科准教授の大向一輝が令和2年度 文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)を受賞 - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics
                  • NII、効率的なスパコン設計につながるグラフを16パターン発見

                      NII、効率的なスパコン設計につながるグラフを16パターン発見
                    • 丸善雄松堂がNIIへ書誌データの提供で協力~NIIの電子ブックメタデータ「ディスカバリーサービス」の実証実験に電子図書館Maruzen eBook Libraryの書誌データを提供〜 : 丸善雄松堂コーポレートサイト

                      丸善雄松堂がNIIへ書誌データの提供で協力~NIIの電子ブックメタデータ「ディスカバリーサービス」の実証実験に電子図書館Maruzen eBook Libraryの書誌データを提供~ 丸善雄松堂株式会社(本社:東京都港区/代表者:代表取締役 矢野正也/以下:丸善雄松堂)は、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立情報学研究所(東京都千代田区/所長:黒橋禎夫/以下:NII)に対し、丸善雄松堂が保有する電子書籍に係る書誌データ約12万件を提供することについて2023年7月に合意いたしました。今後、NIIが整備を進めている国内電子ブックメタデータのディスカバリーサービスのプロトタイプ構築のための基礎データとして活用されることになります。 コロナ禍において非接触・非来館型図書サービスのニーズが顕在化し、コロナ後も国内外の研究・教育の場で電子図書館サービスの定着が見られます。その流れの中でN

                      • 「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐 - YouTube

                        「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」 黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐 ----------------------------------------------- 【第62回】大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム 2023年3月3日オンライン開催 主催 国立情報学研究所 大学の情報環境のあり方検討会 https://www.nii.ac.jp/event/other/decs/#edx62

                          「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐 - YouTube
                        • NII退職しました

                          よくある退職エントリ 今月末で約10年間勤めた(共)情報・システム研究機構 国立情報学研究所 (以下、NII)を退職することになりました。個人的にはやっと2019年13月が終わったという気分です。私がNIIで最後に所属したオープンサイエンス基盤研究センターでは毎月おやつセッションというのが行われているのですが、先月のおやつセッションクリスマススペシャルで、”NII時代(30代)総集編”というプチ最終講義的な何かをしました。過去の発表スライド (SlideShare, SpeakerDeck, FigShare )から内容抜粋して作ってみたらこの10年本当にいろんなことをしたなと感慨深かったので、それをベースに退職ブログを書くことにしました。 こういうことしようとすると脱線するのが世の常で、手始めにいい加減WordPressから脱却したいと常々思っていたので、以前から準備はしていたJekyl

                            NII退職しました
                          • 約16万件の商品・サービスの口コミデータ、NIIが無償提供 自然言語処理などの研究向けに

                            口コミのジャンルは「引越し」「保険」「旅行」「美容」「資格」など暮らしに密接したものを用意。NIIは「肯定的・否定的コメントのいずれも、具体性や根拠をもった口コミを収載していることを特徴としている」とし、自然言語処理分野などでの利用を想定する他、主観的な評価スコアと組み合わせた分析も可能としている。 NIIでは2015年4月にデータセット共同利用研究開発センターを設置。データサイエンス研究のため、さまざまな民間企業や研究機関が持つ各種データセットを受け入れ、研究者に提供する「情報学研究データリポジトリ」事業に取り組んできたという。今回の取り組みもその一環に当たる。 関連記事 「ディープフェイク」を見破るプログラム、NIIが開発 圧縮された映像でも一定の信頼性 国立情報学研究所が、ディープフェイクを見破るプログラムを開発した。WebAPIとして提供するため、同プログラムを組み込んだWebサー

                              約16万件の商品・サービスの口コミデータ、NIIが無償提供 自然言語処理などの研究向けに
                            • 国立情報学研究所(NII)、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表

                              2021年6月17日、国立情報学研究所(NII)が、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表しています。 再構築は、「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」を踏まえて行われるもので、大学図書館のシステムと連携し、デジタル化された学術資料(電子ジャーナル、電子ブック等)への対応を含む新たな図書館システム・ネットワーク構築の一環として実施されます。 2022年からの稼働開始が目指されてる電子リソース管理サービスでは、国内外の出版社・学会等から大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)に提出された電子リソース製品の利用条件やタイトルリスト等、共通性の高いデータを蓄積し、公開許諾が得られたデータについて利用可能にするとしています。システムには、電子リソースの管理プラットフォームとして世界で多数導入されているEx LibrisのAlmaが採用されま

                                国立情報学研究所(NII)、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表
                              • 「プライバシーを守るということ」第92号 - NII Today / 国立情報学研究所

                                Interview プライバシーを守るということ 学術研究にデータ安全管理の視点を 2021年5月、個人情報保護法の改正案が国会で可決・成立した。保護制度を官民で一元化するとともに、学術研究に関わる規定の見直しを図ったもので、個人に関わるデータを扱う研究の現場にも多大な影響を与える。情報法制に詳しい東京大学の宍戸常寿教授(NII客員教授)に、パーソナルデータの取り扱いやプライバシー保護の体制について、学術機関および研究者個人が留意すべきポイントを解説してもらった。 宍戸 常寿SHISHIDO George 東京大学大学院法学政治学研究科 教授 国立情報学研究所 客員教授 1997年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手等を経て、2013年より東京大学大学院法学政治学研究科教授。内閣官房IT総合戦略本部「パーソナルデータに関する検討会」委員(2013~2014年)、内閣官房「

                                  「プライバシーを守るということ」第92号 - NII Today / 国立情報学研究所
                                • 第100号 - NII Today / 国立情報学研究所

                                  急速に開化した生成AIが世界のニューストピックを賑わせている。言語、画像や音声を含む生成AIの進化は、その技術や活用に期待がかかる一方、データの真偽、正当性、フェイクによる情報の錯乱や犯罪の脅威に人々を晒している。何が本当で何が偽物なのか。「生成AIに挑む」NIIの取り組みと研究成果を紹介する。 CONTENTS Interview LLMとロボットが奏でる未来 大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)に基づく対話型人工知能(AI)技術「ChatGPT」が日本社会を激しく揺さぶり続ける。揺さぶられっぱなしでは終わらないと、国立情報学研究所(NII)は「LLM勉強会」を今年、2023年5月に立ち上げ、大学や研究機関、企業から300人超(2023年8月現在)の研究者・技術者が参加する大型物理実験並みの研究態勢を整えた。 目指すのはLLMの動作原理の解明と日本語言語

                                    第100号 - NII Today / 国立情報学研究所
                                  • 「「ビザンチン将軍問題」とは何か」第69号 - NII Today / 国立情報学研究所

                                    仮想通貨の不正使用とビザンチン将軍問題 ビットコインを仮想通貨として利用するには、取引内容の改ざんや二重使用などの不正を防がなければならない。こうした不正は、情報学やコンピュータサイエンスでは「ビザンチン将軍問題」(Byzantine Generals Problem)と呼ばれる問題とよく似ている。 さて、ビザンチン将軍問題とは、2014年にチューリング賞を受賞した数学者のレスリー・ランポート博士(Leslie Lamport)らが考案した分散システム上の信頼性に関わる問題である[1]。なお、ランポート博士はLaTeX(電子組版 システムTeX 用の論文作成用マクロパッケージ)の作成者として有名だが、研究者としての専門は分散システムの基本アルゴリズムである。 ビザンチン将軍問題の舞台は、ビザンチン帝国の将軍たちがそれぞれ部隊を率いて敵を包囲している戦場である(図1)。各部隊はそれぞれ離れた

                                    • 第85号 - NII Today / 国立情報学研究所

                                      フェイク(虚偽)と総称される、悪意を持って加工された画像や音声、投稿がインターネット上で増え続けています。誤った判断や情報セキュリティの無効化、プライバシー侵害につながることもあり、社会の脅威となっています。国立情報学研究所の越前 功教授、山岸順一教授、ワン シン特任助教、房福明特任研究員らは、攻撃者に先んじて攻撃方法を推測し、機械学習などを駆使しながら防御策を見いだしています。世界の研究者と連携し、必要なデータを持ち寄るなどして難問に挑んでいます。 CONTENTS Interview 世界の研究者とチームを組んで 増え続けるフェイク情報と闘う 攻撃に備え、先回りして研究開発 フェイク(虚偽)と総称される、悪意を持って加工された画像や音声、投稿がインターネット上で増え続けている。誤った判断や情報セキュリティの無効化、プライバシー侵害につながることもあり、社会の脅威である。 国立情報学研究

                                        第85号 - NII Today / 国立情報学研究所
                                      • 国立情報学研究所(NII)、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開

                                          国立情報学研究所(NII)、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開
                                        • 「オープンサイエンス」の拡大がイノベーションの促進につながる--NIIが目指す先

                                          印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 国立情報学研究所(NII)は7月28日、都内で記者懇談会を開催した。4月1日付で所長に就任した黒橋禎夫氏が、NIIの方向性と生成AIのインパクトについて講演した。 NIIは、情報学に関する総合研究と学術情報の流通のための先端的な基盤を開発する国立研究開発法人。NIIの取り組みについて黒橋氏は「情報学は社会と非常に近いものであり、使われる技術であるため、『研究』とそれから(研究したものを)実際に使う『事業』の両輪で進めている」と話す。 研究では、数理情報や量子コンピューティング、人工知能/機械学習(AI/ML)などを研究する「情報学プリンシプル研究系」、ネットワーク・計算機アーキテクチャーやソフトウェア工学などを研究する「アーキテクチャ科

                                            「オープンサイエンス」の拡大がイノベーションの促進につながる--NIIが目指す先
                                          • 「細胞の電気信号」から神経回路の“つながり”推定 京大とNII

                                            研究チームは、神経細胞の電気信号データに混じった外部信号の影響を消すため、統計解析の一種である「一般化線形モデル」を利用。さらに、信号間の相関性について解析を進めることで、神経結合を自動的に抽出できるようになったという。 結合推定の精度は97%で、既存手法の93%を上回った。脳の局所回路に近い、1万個のモデルニューロンからなる大規模神経回路のシミュレーションでも新手法の有効性を確認できたという。 ラットから計測した実験データを用い、記憶を司る「海馬」の神経結合を推定したところ、専門家による各細胞の興奮性・抑制性の判定と、新手法による推定結果が一致することも確認できたとしている。 解析用のプログラムは、誰でも利用できるようにWebアプリケーションとして京都大学篠本滋教授のWebサイトに公開されている。 研究成果は、同日付で英科学誌Nature Communicationsに掲載された。 関連

                                              「細胞の電気信号」から神経回路の“つながり”推定 京大とNII
                                            • 無償で利用できる「約16万件の口コミデータ」 マイスタースタジオとNIIが提供

                                              情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)は2022年8月18日に、マイスタースタジオが運営する口コミサイト「みん評」の口コミデータ「みんなの評判口コミデータセット」を研究用データセットとして無償提供すると発表した。 マイスタースタジオとNIIは、同日に「学術研究分野向けのデータ提供」で提携しており、今回のデータ提供はその活動の一環となる。データは、NIIのデータセット共同利用研究開発センターが運営する情報学研究データリポジトリを通じて提供される。 約16万件の口コミデータを利用可能 みん評は、多様な商品やサービスを取り上げ、実際にそれらを利用した消費者による口コミを収集しているサイト。4000を超える商品やサービスの口コミが約22万件投稿されている。今回提供されるデータセットは、2017年1月16日~2022年7月12日にみん評に投稿された約4700の商品やサービスに対する約16万

                                                無償で利用できる「約16万件の口コミデータ」 マイスタースタジオとNIIが提供
                                              • 「ディープフェイク」を見破るプログラム、NIIが開発 圧縮された映像でも一定の信頼性

                                                国立情報学研究所(NII)は9月22日、AIで顔を別の人物に置き換えた「ディープフェイク」を見破るプログラム「SYNTHETIQ: Synthetic video detector」を開発したと発表した。WebAPIとして提供するため、同プログラムを組み込んだWebサービスを容易に構築できるという。 判定したい映像のアップロードから判定結果のダウンロードまでをWebAPIを通して利用可能。アップロードされた映像は機械学習モデルを使って推論し、ディープフェイクかどうか判定する。大量のデータに基づく自動識別手法を採用しており、圧縮やデジタル信号を処理された映像でも一定の信頼度を保てるという。 同研究所は、AIで本物と見間違える映像を生成する技術について、情報操作など悪用が可能だと指摘。社会問題になっているディープフェイクの真贋を判定する深層学習モデルを研究してきた。これまでディープフェイクかを

                                                  「ディープフェイク」を見破るプログラム、NIIが開発 圧縮された映像でも一定の信頼性
                                                • 「意識高い先進派」「凡男凡女身の丈派」など、多様化する中高生世代を5つに類型化【NII・大広調べ】 | Web担当者Forum

                                                  日本インフォメーション(NII)と大広は、「18才前後の若者世代」に注目した共同調査の結果を発表した。中高生の購買行動、生活の過ごし方、消費の情報源、手本とする人物などについて分析している。 日本インフォメーションでは、18才以下の若者(中高生)を対象としたクラスター分析手法「U-18クラスター」を開発。一方の大広は、2018年6月より「次世代ロールモデル研究プロジェクト」を立ち上げ情報発信サイト「18カラ~ノ、」を運用している。 中高生は収入も支出も減少、お金を手元に残すのに苦慮まず中高生に対し、「毎月の平均収入額」(親からのこづかい、バイト代、その他収入を合算)を聞くと、中学生は平均総額5,923円、高校生は平均総額15,481円。中高生ともに2016年調査と比べて1,500~2,000円程度減少した。内訳では、「毎月定額のこづかい」に変化はない一方「親が毎回払ってくれるお金(スマホ代

                                                    「意識高い先進派」「凡男凡女身の丈派」など、多様化する中高生世代を5つに類型化【NII・大広調べ】 | Web担当者Forum
                                                  • 量子技術の教材、勢ぞろい NIIが無料公開 東大、慶應などがコンテンツ提供

                                                    国立情報学研究所(NII)は6月12日、量子技術に関する教材を集めたデータベースを公開した。コンテンツはNIIに加え、東京大学、慶應義塾大学、名古屋大学、九州大学などが開発・提供する。「教材がインターネットを通して大学教育や研究の現場で広く利用され、量子科学技術分野の人材育成に貢献できることを期待する」(NII) データベースには、量子技術に関する図やグラフ、練習問題、プログラムのコードなどを収録している。コンテンツのライセンスは基本的に「CC-BY-SA 4.0」で、NIIは「教育・研究目的で自由に利用できる」としている。ただし個別に特記があるものはその内容に従う必要がある。閲覧に当たって専用のアカウント登録などは必要なく、無料でアクセスできる。 「量子科学技術が世界的に急速な発展を遂げている一方で、研究や開発、そしてセールスやマーケティングといった広範な職種で量子技術の中長期的な発展を

                                                      量子技術の教材、勢ぞろい NIIが無料公開 東大、慶應などがコンテンツ提供
                                                    • NII 学術情報基盤オープンフォーラム 2021

                                                      コンテンツトラック1 次期JAIRO Cloud(WEKO3)本番移行に向けて 次期JAIRO Cloud(WEKO3)の本番移行に向けた最新情報をお届けする。まずは2021年3月に実施した先行移行(9機関)の結果をご報告し、6〜10月に実施予定の本番移行(全機関対象)の概要や移行機関にお願いしたい作業等について詳細にご説明する。先行移行参加機関から事例報告もいただき、本番移行機関の参考としていただきたい。JAIRO Cloudの共同運営者であるオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)からは、本番移行を含めた今後のユーザサポートをコミュニティ全体でどのように担っていくかをお伝えしたい。 動画内・資料内の移行スケジュールはオープンフォーラム開催時(2021/07/07)のものです。 その後、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)と国立情報学研究所(NII)はJAIRO

                                                      • 国立情報学研究所(NII)、「大学図書館員のためのIT総合研修」を実施:2021年度のテーマは「Webコンテンツ公開方法の理解と実践」

                                                          国立情報学研究所(NII)、「大学図書館員のためのIT総合研修」を実施:2021年度のテーマは「Webコンテンツ公開方法の理解と実践」
                                                        • NIIがメタバースを活用した「教育機関DXシンポ」を初開催

                                                          国立情報学研究所(NII)が主催する「教育機関DXシンポ」が初めてメタバースで開催された。同シンポジウムは2020年3月から定期的に開催され、2022年1月14日に45回目が開催された。通常は「Webex」を使ったオンライン配信だが、今回は仮想空間プラットフォーム上のメタバースで講演や議論が展開された。メタバースの構築と提供には、オープンソースのVRプラットフォーム「Hubs」(Mozilla)とメタバースプラットフォームの「cluster」(クラスター)を使用した。 「Hubs」に用意されたルームに入るとカフェテリアがある。ここを抜けた広場に大型スクリーンがある。参加者(聴講者)はキーボードやマウスの操作で仮想空間内を動き回れる。VRゴーグルでの参加も可能だった

                                                            NIIがメタバースを活用した「教育機関DXシンポ」を初開催
                                                          • NTT、セキュアなビデオ会議ツールを7月まで無料化 NIIが協力、大学・医療機関向け

                                                            企業向けにITインフラを提供するNTTビズリンクは4月24日、同社のクラウド型テレビ会議サービスを5月7日から7月末まで無料で開放すると発表した。もともとは専用の通信網で会議を行えるサービスだったが、国立情報学研究所(NII)の提案により、ソフトウェアVPNを介した通信を行うことで、インターネット経由でも同等のセキュリティを維持できるようになったという。 一時無料化するのは、ビデオ会議サービス「SMART Communication & Cloud」。日本国内にサーバを設置し、国内のみでネットワークを構成。エンド・ツー・エンドで通信を暗号化するなどセキュリティの高さを特徴とし、企業や公共機関向けにサービスを提供している。 これまでは、インターネットを介してビデオ会議をすることに懸念がある団体向けに、専用線による閉じたネットワーク(閉域網)での会議システムを提供してきた。しかし、新型コロナウ

                                                              NTT、セキュアなビデオ会議ツールを7月まで無料化 NIIが協力、大学・医療機関向け
                                                            • 国立情報学研究所(NII)、研究データを含めた幅広い分野の研究リソースを検索できる「CiNii Research プレ版」を公開

                                                                国立情報学研究所(NII)、研究データを含めた幅広い分野の研究リソースを検索できる「CiNii Research プレ版」を公開
                                                              • NII 学術情報基盤オープンフォーラム 2021

                                                                RCOSトラック1 CiNii Researchと大学図書館 2021年4月、CiNii ResearchはNIIの新しい学術情報検索基盤として本稼働を開始した。この一方、CiNiiとして知られる学術情報検索基盤は大学や図書館の現場で多く活用されている。そこで本セッションでは、知識基盤の利用者との関係性に的を絞り議論を展開する。利用状況等のファクトデータや、次世代学術研究プラットフォームとしてのCiNiiの在り方と、コミュニティの立ち位置について情報を共有する。(6月29日に、終了時間を12:00から11:10に変更しております。) 【2021/07/13】質疑応答の資料を公開いたしました。 【2021/08/06】各講演の動画を公開いたしました。 10:00-10:10

                                                                • 研究不正防止でも注目、NIIの研究データ基盤が本格稼働 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

                                                                  国立情報学研究所(NII)による研究データ基盤「NII リサーチ・データ・クラウド(NII―RDC)」が2022年度から本格稼働した。ビッグデータ(大量データ)活用で科学技術を切り拓く「データ駆動型研究」や、研究不正防止などで期待される。情報ネットワーク基盤「SINET(サイネット)6」の高度化と相まって、日本の研究インフラとしての立ち位置が固まりつつある。(編集委員・山本佳世子) 駆動型科学 社会課題解決に力発揮 学術研究の世界では理論、実験、計算に次ぐ第4の科学的研究手法として、データ科学の注目が高まっている。ビッグデータを集めて人工知能(AI)などで解析することで新たな知を導く、データ駆動型科学だ。 NII―RDCは多様な研究ビッグデータを集めて「管理」し、多くの人がそのデータを活用できるよう「公開」し、どのようなデータがあるのか探す「検索」を可能にする三つの基盤システムから成る。ビ

                                                                    研究不正防止でも注目、NIIの研究データ基盤が本格稼働 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
                                                                  • 情報犬ビットくん@NII on Twitter: "仮面ライダー新シリーズの制作発表記者会見に来ているんだびっと。新しい仮面ライダーは、「仮面ライダー ゼロワン」!!! AI(人工知能)をテーマとした仮面ライダーなんだびっと。 NIIは、この新シリーズへの企画協力と監修をすることに… https://t.co/mQCSlAzng5"

                                                                    仮面ライダー新シリーズの制作発表記者会見に来ているんだびっと。新しい仮面ライダーは、「仮面ライダー ゼロワン」!!! AI(人工知能)をテーマとした仮面ライダーなんだびっと。 NIIは、この新シリーズへの企画協力と監修をすることに… https://t.co/mQCSlAzng5

                                                                      情報犬ビットくん@NII on Twitter: "仮面ライダー新シリーズの制作発表記者会見に来ているんだびっと。新しい仮面ライダーは、「仮面ライダー ゼロワン」!!! AI(人工知能)をテーマとした仮面ライダーなんだびっと。 NIIは、この新シリーズへの企画協力と監修をすることに… https://t.co/mQCSlAzng5"
                                                                    • 国立情報学研究所(NII)、CiNii Articlesを3月31日にCiNii Researchへ切替

                                                                        国立情報学研究所(NII)、CiNii Articlesを3月31日にCiNii Researchへ切替
                                                                      • NIIなど、「時間結晶」を融解させた中から複雑なネットワーク構造を発見

                                                                        国立情報学研究所(NII)とNTTは10月17日、「時間結晶」と呼ばれる時間的な結晶状態の中から複雑なネットワーク構造を発見したと共同で発表した。 同成果は、NII情報学プリンシプル研究系のMarta P Estarellas Postdoctoral Research Fellow、同 根本香絵 教授、NTT物性科学基礎研究所、東京理科大学、大阪大学、JFLI(Japan-France Laboratory of Informatics)の共同研究チームによるもの。詳細は、「Science Advances」に掲載された。 世の中のさまざまな現象は、ノードがエッジで繋がったネットワークとしてグラフ的に表すことが可能だ。そのネットワークを用いた解析は、社会現象から経済、生物までさまざまな現象に対して広く応用されている。 ただし、現実世界のネットワークではスケールフリー性を示すものが多く、数

                                                                          NIIなど、「時間結晶」を融解させた中から複雑なネットワーク構造を発見
                                                                        • 国立情報学研究所 大規模言語モデル研究開発センター(仮称)特任研究員(特定有期雇用職員)募集 - NIIについて - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics

                                                                          2023年12月01日 1.職名: 特任研究員(特定有期雇用職員) ※業績により特任教授、特任准教授又は特任助教の称号付与を行う場合有 2.募集人員: 予算状況により、最大で26名程度 3.勤務地: 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内) 都営地下鉄・東京メトロ「神保町」A8出口、東京メトロ「竹橋」1b出口、徒歩3~5分 URL : https://www.nii.ac.jp/ (ただし、今後、大規模言語モデル研究開発センター(仮称)(以下「LLMセンター」という。)用に新たに賃借する近隣のオフィスとなる可能性がある。なお、状況に応じて在宅勤務を認める場合がある) 4.所属: 国立情報学研究所 LLMセンター 5.職務内容: 国立情報学研究所は、2023年5月からLLM勉強会(LLM-jp) https://llm-jp.nii.ac.jp/を立ち上げ、オープンか

                                                                            国立情報学研究所 大規模言語モデル研究開発センター(仮称)特任研究員(特定有期雇用職員)募集 - NIIについて - 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics
                                                                          • 「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐

                                                                            「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐-----------------------------------------------【第62回】大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム2023年3月3日オンライン開催主催 国立情...

                                                                              「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」黒橋 禎夫 京都大学 教授/NII・所長特別補佐
                                                                            • 国立情報学研究所(NII)、「図書館職員向けeduGAINに関する情報」ページを公開

                                                                              2023年2月14日、国立情報学研究所(NII)が、「図書館職員向けeduGAINに関する情報」ページの公開を発表しました。 eduGAINとは、各国で提供されている学術認証フェデレーションが、各フェデレーションの垣根を越えてサービスを利用・提供するための、インターフェデレーション仕組みです。 発表によると、学認では従前より、学認を通してeduGAINに参加する方法を提供しており、eduGAINに参加することで学認未対応のeduGAIN対応サービスにも接続できるようになっています。今回作成されたページは、学認参加機関の図書館職員向けに、eduGAIN経由での接続が可能な電子ジャーナルサービスを見つける方法や、実際に利用するための手助けとなる情報を提供するページになっている、と説明されています。 「図書館職員向け eduGAINに関する情報」ページの公開について(GakuNin, 2023/

                                                                                国立情報学研究所(NII)、「図書館職員向けeduGAINに関する情報」ページを公開
                                                                              • 生成AIが普及する中、どうやってフェイク画像から身を守るべきか?NIIが最新の研究結果を紹介

                                                                                  生成AIが普及する中、どうやってフェイク画像から身を守るべきか?NIIが最新の研究結果を紹介
                                                                                • 国立情報学研究所(NII)、「ResourceSyncフレームワーク仕様」等の日本語訳を作成

                                                                                  2023年1月23日、国立情報学研究所(NII)が、「ResourceSyncフレームワーク仕様」等の日本語訳を作成したと発表しました。 「ResourceSyncフレームワーク仕様(ANSI / NISO Z39.99-2017)」のほか、変更通知やフレームワーク通知等がNIIの機関リポジトリで公開されています。 ResourceSyncフレームワーク仕様等の日本語訳を作成しました(IRDB, 2023/1/23) https://support.irdb.nii.ac.jp/ja/news/20230123 参考: 米国情報標準化機構、ウェブリソースの同期に関する規格“ResourceSync Framework Specification”の改訂版(バージョン1.1)を公開 [2017年02月17日] https://current.ndl.go.jp/car/33493 CA184

                                                                                    国立情報学研究所(NII)、「ResourceSyncフレームワーク仕様」等の日本語訳を作成