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  • 第13回 発表します。資本主義の正体について

    ロックとはなんだったのか? 情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、「縁側で渋茶をすするお爺さんのように」語る連作エッセイ。ロックの時代が終わったいま、ロックの正体が明かされる!? 英国の批評家であり、ロックの評論でも知られたマーク・フィッシャーの『資本主義リアリズム』は哀しい本である。フィッシャーはフレドリック・ジェイムソンとスラヴォイ・ジジェクの言葉として「資本主義の終わりより、世界の終わりを想像するほうがたやすい」というフレーズを紹介する。言いたいことはわからなくはない。ただしここには一つ大きな誤謬があってですね、人類は、それこそヨハネ黙示録あたりからずっと色んなパターンの世界の終わりを想像し続けてきたのである。世界の終末を描いたエンタメは星の数ほどある。日本だと『デビルマン』とかですね。人類が滅亡した未来を舞台にした『猿の惑星』がカウンターカルチャー真っ盛りの1968年の作

      第13回 発表します。資本主義の正体について
    • 「IP」を徹底解剖。ストーリー→キャラ→世界観…成長・ヒットの過程でIPの方向性が変貌する【CEDEC2021】 - PickUPs!

      「IP」を徹底解剖。ストーリー→キャラ→世界観…成長・ヒットの過程でIPの方向性が変貌する【CEDEC2021】 2021年8月24日(火)から26日(木)までの3日間、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC2021」(CEDEC=セデック:Computer  Entertainment Developers Conference 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称CESA)が開催。昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染拡大を防止する観点から本年もオンラインで開催された。 本稿では、8月26日(木)に実施された講演「キャラクター経済圏とIPクリエーションの視点から望む、ニューノーマル時代におけるメディアミックスの新パラダイム」の模様をレポートしていく。 【講演者】 中村 彰憲 氏 立命館大学映像学部教授。日本デジタルゲーム学

        「IP」を徹底解剖。ストーリー→キャラ→世界観…成長・ヒットの過程でIPの方向性が変貌する【CEDEC2021】 - PickUPs!
      • リチャード・ランガム『善と悪のパラドックス : ヒトの進化<自己家畜化>の歴史』NTT出版(2020年)を読む - はてなブログ大学文学部

        まず第一章を読み終える。 ざっくりまとめる。 本書はチンパンジーとボノボの行動研究の知見や歴史学、生物学などから人間の善悪を考察する本である。 チンパンジーは一般的に攻撃性が著しく高いとされ、ボノボはそれと対照で穏やかとされる。 一章の結論としては、比較的穏やかなボノボですら、人間よりも攻撃性を有するという帰結であった。 世界中のあらゆる部族において数少ない、国家の干渉をいっさい受けない無政府状態であったニューギニアのダニ族についての研究では、残酷な暴力行為があったものの、それでもボノボよりも攻撃性は少ないという結論であった。 集団という単位でみればそのような帰結になる。 その一方で、家庭内暴力に関してはしばしば人間も男性は攻撃性を示す。 この点についても、それでも他の類人猿の攻撃性には全く及ばないという。 以上が第一章のまとめである。 本書はルソーの性善説、ホッブズの性悪説を掘り下げる本

          リチャード・ランガム『善と悪のパラドックス : ヒトの進化<自己家畜化>の歴史』NTT出版(2020年)を読む - はてなブログ大学文学部
        • 日本テレビ「スッキリ」で炎上した「唐揚げはジャンクフードで手抜き料理」は正しいのか?(東龍) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          手抜きだと思う料理は何か「Go To トラベル(Travel)」や「Go To イート(Eat)」も始まり、外出する人が増えています。ただ、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の状況にはまだ戻っていません。 おうち時間が増えて、自宅で料理する機会も多くなっていますが、料理を用意することは、労力の大きさに差こそあれ、手間がかかります。そのせっかくつくった料理が手抜きだといわれたら、どのような気分がするでしょうか。 以前放送された日本テレビ「スッキリ」で「手抜きだと思う料理は」という街頭インタビューがありました。 朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の2020年8月10日の放送で、街頭インタビューに答えた男性が「手抜きだと思う料理」に唐揚げを挙げたことが物議を醸している。 出典:「唐揚げは手抜き」スッキリの放送めぐり物議 一部では発言男性への誹謗中傷も その中で、ある男性による回答が炎上し

            日本テレビ「スッキリ」で炎上した「唐揚げはジャンクフードで手抜き料理」は正しいのか?(東龍) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 13歳ユダヤ人少女の実話を元にした「ホロコースト時代にインスタがあったら?」ウェビー賞受賞(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            ホロコーストの記憶の伝承を目的に2019年にインスタ開設 第2次大戦時にナチスドイツが約600万人以上のユダヤ人、ロマ、政治犯らを虐殺したいわゆるホロコーストだが、70年以上の時を経て、ホロコーストの生存者、経験者らは年々減少している。ホロコーストの記憶を次世代に伝えていこう、特に若者に伝えていこうという動きが欧米やイスラエルでは非常に積極的だ。 2019年にイスラエルのMati Kochavi氏と娘のMaya氏はホロコーストを若者に伝えるために、ホロコーストを実際に体験したハンガリーEva Heyman氏の実話をもとにインスタグラムで再現。「ホロコーストの時代にインスタグラムがあったなら?」というタイトルでインスタグラムで「Eva.stories」を開設した。Eva氏が体験した実話を元に数百万ドルをかけて映像を作成。インスタグラムという現代の2020年代の若者が使っているソーシャルメディ

              13歳ユダヤ人少女の実話を元にした「ホロコースト時代にインスタがあったら?」ウェビー賞受賞(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 井庭崇のConcept Walk | 井庭研 重要文献リスト120冊(2021年7月バージョン)

              << 2021夏プロ「新しい世界観の概念装置を組み立てる:ホワイトヘッド哲学を学び、アレグザンダー思想の理解を深める」 | main | 2021年秋学期 井庭研 各プロジェクトにまつわる文献リスト >> 井庭研では、たくさん本を読みます。難しいものも読みます。重要なものは、何度も読み直し、読み込みます。 本を読むのは、単にそこに書いてあることを知るということではありません。本を読むのは、考え方の型を知り、考える力をつけるためであり、それを自分の創造の道具・基盤とするためです。概念・知識は単体ではあまり役に立ってはくれませんが、他の概念・知識とつながって豊かなネットワークに育っていくと、ものを考える力、創造的に発想する力の源泉となります。 そのためには、ある程度の量を一気に読むことが重要となります。《量は質を生む》のです。ある程度の分量の本を短期間にどんどん読むことで、概念・知識のつながり

              • 曖昧な弱者とその敵意―弱者バッシングの背景に|調査情報デジタル

                【一般に社会的弱者とされている人々へのバッシングがネット上で続いている。その背景には「新しい弱者」「曖昧な弱者」の存在がある。メディアはこの問題にどう取り組むべきだろうか】 伊藤 昌亮(成蹊大学文学部教授) 薄く広がるヘイトスピーチ ヘイトスピーチが止まらない。といっても、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などがかつて街頭で繰り広げていたような、激烈で直接的なものではない。よりやんわりとした、どこか皮肉っぽい言いまわしのもので、しかも在日外国人などだけではなく、より多様な社会的弱者を「ディス」ろうとするものだ。とりわけ若い世代のオピニオンリーダーと目される人々から、インターネット上の新たなメディアを通じて、そうした発言が繰り返しなされている。 たとえば2021年8月には「メンタリスト」のDaiGoが自らのYouTube番組で、生活保護受給者やホームレスを誹謗する発言をし、大きな問題と

                  曖昧な弱者とその敵意―弱者バッシングの背景に|調査情報デジタル
                • ウクライナ軍 トルコの軍事ドローン「バイラクタル」ロシアの巡視船2隻を黒海スネーク島付近で爆破(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  ウクライナで人気上昇トルコの軍事ドローン「バイラクタルTB2」ロシア軍が2022年2月にウクライナに侵攻。両国ともに軍事ドローンによる上空からの攻撃を続けており、ロシア軍はロシア製の軍事ドローン「KUB-BLA」で攻撃を行っており、ウクライナ軍はトルコ製のドローン「バイラクタルTB2」でロシア軍の装甲車を上空から破壊して侵攻を阻止することにも成功している。軍事ドローンが上空から地上に突っ込んできて攻撃をして破壊力も甚大であることから両国にとって大きな脅威になっている。そして米国バイデン政権は米国エアロバイロンメント社が開発している攻撃ドローン「スイッチブレード」を提供。さらに「フェニックス・ゴースト」も提供する。英国も攻撃用の軍事ドローンをウクライナ軍に提供している。 攻撃ドローンだけでなく監視・偵察用ドローンもウクライナ上空を多く飛行している。日本の防衛省もウクライナ軍に市販品の監視・偵

                    ウクライナ軍 トルコの軍事ドローン「バイラクタル」ロシアの巡視船2隻を黒海スネーク島付近で爆破(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 「頭がいい子」がやっている、たった1つの勉強のコツ

                    1973年京都市生まれ。96年東京大学経済学部卒業。教育分野を中心に「プレジデントFamily」「ReseMom」「NewsPicks」「『未来の教室』通信」(経済産業省)などさまざまなメディアで取材、執筆を続けている。初の自著『子育てベスト100』(ダイヤモンド社)はAmazon総合1位、17万部のベストセラーに。ほか著書に『ちょっと気になる子育ての困りごと解決ブック!』(大和書房)がある。 子育てベスト100 ハーバード大、スタンフォード大、シカゴ大……一流研究者の200以上の資料×膨大な取材から厳選した「最も子どものためになること」とは? 最新の知見に基づき、最良の子育て法を収録した『子育てベスト100』から、「子どもに今すぐにでもやってあげたい」ことを紹介します。 バックナンバー一覧 新型コロナウィルスの影響で、世の中が大きく変わりつつある。そんな変化の激しい現代において「子どもに

                      「頭がいい子」がやっている、たった1つの勉強のコツ
                    • “Who said it was simple?” by YAMAMOTO Layla from 20220415 to 20220508 - Ritsuki Fujisaki Gallery

                      “Who said it was simple?” by YAMAMOTO Layla from 20220415 to 20220508 2022年4月15日 (金) から5月8日 (日) まで、山本れいらによる個展「Who said it was simple?」をRitsuki Fujisaki Galleryで開催します。 山本れいらは、1995年・東京都生まれの現代アーティストです。10代で渡米し、シカゴ美術館附属美術大学に進学した山本は、在米中に体感した日米の文化間のギャップを重要なテーマのひとつとして制作しています。現在は日本を拠点としており、滞米経験をもつ日本人作家としての視点が同時代のアーティストの中でも山本を際立たせる特徴になっています。 昨年、2021年末に日本橋三越前で開催された個展「After the Quake」(Souya Handa Projects)では、

                        “Who said it was simple?” by YAMAMOTO Layla from 20220415 to 20220508 - Ritsuki Fujisaki Gallery
                      • トルコ軍、2020年に自動顔認証を搭載した「神風ドローン」導入へ(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        トルコ軍は2020年の兵器のポートフォリオに、生体認証で顔認証ができる「神風ドローン」を追加することを明らかにした。「神風ドローン」とは敵の標的に対して突っ込んでいき、標的を爆破したり、人を攻撃するドローン。英語でも「Kamikaze drone(神風ドローン)」として、神風という言葉は定着している。上空から標的に対して無差別に攻撃をしかけてくる神風ドローンは脅威だ。 今回、トルコ軍がポートフォリオに追加する「神風ドローン」は従来の神風ドローンのように、敵の標的に突っ込んでいき爆破するだけでなく、標的の顔を認識して、その人に対してドローンが突っ込んでいき攻撃ができるようになる。オランダのNGOのPAX(パックス)が発行したレポートで、人工知能(AI)を搭載したドローンが人間の顔を認識し、標的と判断して自動で攻撃をしかけることに対して警鐘を鳴らしている。またレポートにおいて、人間の判断を仲介

                          トルコ軍、2020年に自動顔認証を搭載した「神風ドローン」導入へ(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 新しいリベラリズムの可能性――来るべき福祉国家の理念とは?/橋本努/伊藤隆太(ホスト) - SYNODOS

                          開催日時 2021年5月12日(水)20:00~21:30 講師 橋本努 ホスト 伊藤隆太 場所 Zoom 料金 1100円(税込) ※高校・大学・大学院生は無料です。 振り返るとこの10年間、日本でも他の先進諸国でも、リベラル派の勢力はじり貧の状況が続いてきました。代わって、保守主義やポピュリズムの政治が台頭しています。リベラルを支えるリベラリズムの思想は、いったい失効してしまったのでしょうか。 シノドスでは、2018年に「シノドス国際社会動向研究所」を立ち上げて、「新しいリベラル」の可能性について検討を重ねてきました。 今回、シノドス・トークラウンジでは、2021年2月に刊行された橋本努著『自由原理――来るべき福祉国家の理念』(岩波書店)を取り上げて、新しいリベラリズムの可能性について議論します。 本書は「自由の新たな始原(アルケー)」を探るという、ストレートな思想書です。それと同時に

                            新しいリベラリズムの可能性――来るべき福祉国家の理念とは?/橋本努/伊藤隆太(ホスト) - SYNODOS
                          • 赤門マネジメント・レビュー 22(3), 71-112

                            赤門マネジメント・レビュー 22 巻 3 号 (2023 年 6 月) 71 〔研究ノート〕 日本の初期パソコン市場における競争 ―NEC PC-98 帝国の誕生から崩壊まで (前)― Competition in the Early Japanese PC Market: From the Birth to the Fall of the “NEC PC-98 Empire”: Part 1 高 井 文 子a 近 能 善 範b AyakoTAKAI YoshinoriKONNO 要約:本稿は、1970 年代後半から1990 年代半ばにかけての日本のパソコン市場を対象に、市場の立ち上がりから NECによる寡占 体制が確立し、やがてそれが崩れ去っていくまでのプロセスを時系列的に丁寧に記述することを通じて、リーダー企業が新たなイノ ベーションに十分に対応できず、競争力を大幅に毀損してしまう原因

                            • 「誰かが私をファシストだと呼ぶのであれば、それは私が正しいことをしているという証拠だ」 ガンギマリ左翼怖い - 頭の上にミカンをのせる

                              ヒースの「反逆の神話:「反体制」はカネになる」の原書は2005年. いまやそれぞれが反権威を標榜し, 双方の権威性を攻撃して「メシの種」にしている. 反逆の神話〔新版〕 「反体制」はカネになる (ハヤカワ文庫NF) 作者:ジョセフ ヒース,アンドルー ポター早川書房Amazon反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか 作者:ジョセフ・ヒース,アンドルー・ポターNTT出版Amazon japan.hani.co.kr ウォーク左派は、性的、人種的、経済的に排除され疎外された人たちの保護者を自任しながらも、きわめて抑圧的な超自我の体系を課すことによって、特定の人や立場を排除することを越え、それについての討論の可能性自体をなくしてしまう。表面上は多様性と包容を主張するが、これについての自分の定義に完全に同意しない人たちを容赦なく排除してしまう。 「私たちの中には多様性と包容

                                「誰かが私をファシストだと呼ぶのであれば、それは私が正しいことをしているという証拠だ」 ガンギマリ左翼怖い - 頭の上にミカンをのせる
                              • 結局、AIってなんなの?『地球外少年少女』磯光雄監督×AI研究者・谷口忠大教授対談

                                『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』『新世紀エヴァンゲリオン』『BLOOD THE LAST VAMPIRE』『キル・ビル』などを手掛けてきたアニメーターの磯光雄氏。『電脳コイル』(2007年)に続く監督第2作となる『地球外少年少女』(2022年1月〜2月公開。Netflix配信中)では、宇宙を舞台に新しいAIの世界を描いた。 「他の人が扱わないテーマこそ、創作の世界で挑むべき」と考えた磯氏が、AIを扱うにあたり守りたかったもの、壊したかったものは何なのか──。 『地球外少年少女』のファンでもあり、人工知能を専門とする立命館大学教授の谷口忠大氏とともに、互いの思考に迫る。 2045年の宇宙ステーションを舞台にした『地球外少年少女』。月生まれの少年や、地球からやってきた子どもたちが事故に巻き込まれ、物語が進んでいく。「こんな未来がありそう」というリアリティと、ワクワクする夢のよう

                                  結局、AIってなんなの?『地球外少年少女』磯光雄監督×AI研究者・谷口忠大教授対談
                                • アメリカ海兵隊、神風ドローン搭載の自律型無人船を導入(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  アメリカ海兵隊は「神風ドローン」を搭載した無人船(Long Range Unmanned Surface Vessel:LRUSV)を導入した。ルイジアナ州にあるメタルシャークが開発した。人間の軍人が操作することも可能だし、自律的に運用することもできる。 「Kamikaze Drone(神風ドローン)」は「Suicide Drone(自殺ドローン)」とも呼ばれており、標的を認識すると突っ込んでいき標的を破壊する小型の徘徊型攻撃ドローン。「神風(Kamikaze)」がこのようなところで使われるのに不愉快な想いをする日本人も多いかもしれないが、「Kamikaze Drone(神風ドローン)」は一般名詞になっており欧米や中東のニュースではよく見かける。 メタルシャークのCEOのクリス・アラード氏は「LRUSVは軍事分野における自律型技術の大きな進歩です」と語っていた。今回、アメリカ海兵隊が導入し

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                                  • アニメブームを振り返る |アニメ評論家・藤津亮太 第1回|お金と社会のWEBメディア『FOUND』

                                    日本のアニメ文化が、国内はもちろん海外の人たちから高い評価を得ているのは、今では議論の余地もありません。 多くの日本のアニメーションが輸出され、世界中から支持を得ています。そんなアニメ業界ですが、1963年の第1次アニメブームから数えて、今では「第4次アニメブーム」の時代だと言われています。 今までのアニメブームを振り返るとともに、これからのアニメ産業はどうなるのでしょうか? 今回は長きにわたりアニメを研究している、アニメ評論家の藤津亮太さんにお話をうかがってきました。全3回の連載です。 藤津亮太(ふじつ・りょうた) アニメ評論家。’68年生まれ。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりフリー。雑誌・WEB・BDブックレットなど各種媒体で執筆中。著書に『チャンネルはいつもアニメ』(NTT出版)、『声優語~アニメに命を吹き込むプロフェッショナル~』(一迅社)、『プロフェッショナル13人が語

                                      アニメブームを振り返る |アニメ評論家・藤津亮太 第1回|お金と社会のWEBメディア『FOUND』
                                    • 人をさりげなく喜ばせることを楽しもう♪~ - ハッピーライフ専科

                                      おいでやす♪~ ☆彡ハッピーレッスン ✱さりげなく人を喜ばせる気配り美人になろう 人から良く思われたいという気持ちから離れて、「人に喜んでもらいたい」と純粋に思えるようになった時、その人は本当の意味で満足できる自分になれるのではないだろうか? もしあなたが目指すなら「いい人」ではなく「思い遣りのある人」を目指すべきだ。 人のことを思える人、すなわち「気配りのできる人」。 人を直接に喜ばせることは簡単だが知らないところで喜ばせるのは意外とできないものである。 例えば会社で上司から用事を頼まれたとする。 気の利く人は「ついでにお弁当を買ってきましょうか?」と聞くことができる。 上司からも喜ばれ、印象もアップする。 しかし、職場で働くみんなのために、誰にも気づかれないような気配りができる人は少ないのではなかろうか? 雇われている人の多くは、お給料の分しか働きたくないという気持ちを持っているので、

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                                      • 【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第16回 「ID:INVADED」鳴瓢秋人

                                        ※編集部注:本作鑑賞後に読むことをお勧めします 鳴瓢秋人(なりひさご・あきひと)は過酷な経験の持ち主だ。 鳴瓢は「ミヅハノメ」の“パイロット”。連続殺人犯を追う組織「蔵」は、殺人現場に残った犯人の思念粒子から、犯人の無意識世界「イド」を構築。パイロットである鳴瓢はミヅハノメを使ってイドへと入り込み、そこで起きている殺人事件を解決することで、現実世界での犯人逮捕に貢献する。 無意識世界のイドの中では「自意識」が邪魔なようで、パイロットはそこに入り込んだ時、記憶も名前も忘れてしまう。鳴瓢は、イドの中では名探偵・酒井戸として事件を追うことになる。 ミヅハノメのパイロットになる条件は連続殺人犯の適性があること。鳴瓢はかつて刑事だったが、娘の椋を連続殺人犯に惨殺され、妻の綾子を自殺で失った。その後彼は、犯人を射殺したことで収監され、ミヅハノメのパイロットとなった。そしてイドを通じて5人の犯人を、自殺

                                          【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第16回 「ID:INVADED」鳴瓢秋人
                                        • ウクライナ軍 トルコの軍事ドローンでロシアの装甲車破壊 トルコ「軍事支援でなく民間企業のビジネス」(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          ウクライナの国防大臣「追加で納品」ウクライナ軍はトルコから購入した軍事ドローンがキエフ北西約100キロの町でロシア軍の進軍を防ぐことに成功したと発表し、軍事ドローンがロシア軍の装甲車を破壊する動画も2022年2月27日に公開した。 今回、ウクライナ軍が使用したのはトルコの軍事企業が開発した軍事ドローン「バイラクタルTB2」で、トルコが輸出しているし、ウクライナ現地での生産も発表していた。ウクライナの国防大臣のオレクシー・レズニコウ氏はトルコから新たな「バイラクタルTB2」も納品されていることを発表していた。 トルコは世界的にも軍事ドローンの開発技術が進んでいるが、バイカル社はその中でも代表的な企業である。同社の軍事ドローン「バイラクタル TB2」はウクライナだけでなく、ポーランド、ラトビア、アルバニア、アフリカ諸国なども購入。アゼルバイジャンやウクライナ、カタールにも提供している。2020

                                            ウクライナ軍 トルコの軍事ドローンでロシアの装甲車破壊 トルコ「軍事支援でなく民間企業のビジネス」(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』ホールアースという名の革命 - HONZ

                                            「ステイ、ハングリー。ステイ、フーリッシュ。」 2005年6月12日のスタンフォード大学の卒業式でのことだった。スピーチに立ったアップル創業者のスティーブ・ジョブズが、自分は大学を早々にドロップアウトしたのだがと前置きしてから波乱に満ちた自らの人生を語り、その締めくくりとして、若い頃に最も影響を受けた「ステイ、ハングリー。ステイ、フーリッシュ。」(Stay hungry. Stay foolish.)という言葉を強い口調で繰り返し述べた。そのとき、その言葉が書かれていた「ホールアース・カタログ」(Whole Earth Catalog)というカタログ誌の存在を初めて知った人も多かったろう。 しかしそもそも、なぜハングリーでフーリッシュなのか? 当時の常識からすれば、若者は良い仕事に就いて成功して満ち足りたスクエアな生活を送るべきであり、「飢えたままでバカなまま」とは、全く逆の落ちこぼれその

                                              『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』ホールアースという名の革命 - HONZ
                                            • “電信”による社会変化を描く名著『ヴィクトリア朝時代のインターネット』復刊

                                              絶版状態が続いていた書籍『ヴィクトリア朝時代のインターネット』が、ハヤカワ文庫NFから5月9日(木)に刊行される。 とてつもない距離を即時に越えるコミュニケーションを可能にした電信(テレグラム)の発明史と、19世紀の欧米社会に与えた大いなる影響を、現代のインターネットになぞらえながら描いた名著だ。 視点を変えて世界史を見通すジャーナリストの書籍『ヴィクトリア朝時代のインターネット』は、作家/ジャーナリストのトム・スタンデージさんによる書籍。 トム・スタンデージさんは、イギリスの『エコノミスト』誌のテクノロジー担当ライター。 他の著作に、世界史を飲料の視点から見通す『歴史を変えた6つの飲物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語る もうひとつの世界史』がある。 ほかにも、ベンジャミン・フランクリンやナポレオン・ボナパルトとも対戦したチェス指しロボットの歴史を追い、その正体を暴く『謎

                                                “電信”による社会変化を描く名著『ヴィクトリア朝時代のインターネット』復刊
                                              • ここで私の本業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。

                                                ここで私の本業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。 基本の考えは、きわめてシンプルである。人間の行為は観察できるが、動機は観察できない。人の考えていること、達成しようと努めていることは本当はわからない。だからある人の行為についてのどんな作り話も、多くの異なる話のなかで自分の目に映るものと一致する一つになるだけのことだ。では、どうやって一つの話を選ぶのか? 基本的にはその人の語ることが最善に聞こえるものを選ぶ。私たちは、ミスの原因を誰かに帰すのを最小限に抑える解釈を好む。そうでもしないと、人は単純なことに関しても、決して互いに理解しあえないだろう。 こ

                                                  ここで私の本業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。
                                                • 社会学のお薦めの本(2017年版) | 社会学分野 | 信州大学 人文学部

                                                  ここでは、主に社会学分野を志す初学者向けの本や、やや難しいが読んでほしい古典の基礎文献を中心に集めました。 社会学分野を志す人は、1冊でも2冊でも気になるものから読んでもらうとよいかと思います。 各カテゴリで、難しいが外せないと思うものは末尾に(上級向)としてあります。 各教員の専門領域の本については、特に示さなくても中級レベルのものも含まれます。 なお「初学者向け」とか「上級向」とは、読むためにどの程度の下地が必要かということの目安を表します。初学者が上級向けの本を読んでもちんぷんかんぷんかもしれませんが、上級者が初学者向けの本を読んでも得られるものはあるでしょう。 最終更新日:2017/2/9 ○社会学とはどのような学問か ・宮島喬.2012.『社会学原論』岩波書店.(初学者向け) ・ジグムント・バウマン、ティム・メイ(奥井智之訳).2016.『社会学の考え方』[第2版]ちくま学芸文庫

                                                  • ロシア軍初のロボット戦車部隊を創設(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    シリアで試験済みロシア軍は初のロボット戦車(ストライクロボット)部隊を設立したと、ロシアの国防大臣のセルゲイ・ショイグ氏が2021年4月に明らかにした。無人戦闘車両機ウラン-9と20機の無人戦車を運用していく。セルゲイ・ショイグ氏は「我々はこれからもロボットの種類を拡大していきたい」と語っていた。 ウラン-9を開発・製造しているロシアのカラシニコフ・コンツェルンは、既にシリアでロボット戦車を試験的に運用している。同社のウラジミール・ドミトリフ氏は「シリアで試験的に運用した時にウラン-9の欠点も発見して、それら欠点も修正済みです」と語っていた。 ロシア軍としてはウクライナなど近隣諸国との緊張関係が続いており、ロシアの軍人が生命のリスクに晒されていることから、無人のロボット戦車やドローンによる攻撃と防衛は重要になってくる。無人のロボット戦車やドローンの活用によって、人間の軍人が戦場で死ななくな

                                                      ロシア軍初のロボット戦車部隊を創設(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 文系・理系を問わず学べる「よくわかるデジタル数学」 - mojiru【もじをもじる】

                                                      よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ 「よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ」目次 「よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ」Amazonでの購入はこちら 「よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ」楽天市場での購入はこちら よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、2020年10月31日に、阿部圭一氏著書による、離散数学の主要テーマである集合論やグラフ理論の基礎から、コンピュータ内で使われる論理演算などの具体的な数学まで、読者に興味を持ってもらえるように工夫して解説したことで文系・理系を問わず学べる「よくわかるデジタル数学 離散数学へのアプローチ」を発売した。 コンピュータが身近な存在となった現在、その基礎となる数学の理解・習得が大学の文系 / 理系を問わず求められているが、文系

                                                        文系・理系を問わず学べる「よくわかるデジタル数学」 - mojiru【もじをもじる】
                                                      • 自由市場が限定されるべき(意外な)理由(読書メモ:『「正しい政策」がないならどうすべきか 政策のための哲学入門』①) - 道徳的動物日記

                                                        「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学 作者:ウルフ,ジョナサン 勁草書房 Amazon 動物実験やギャンブルにドラッグなどの規制、公共交通機関の安全性や刑罰や健康など、様々なトピックに関する政策について、哲学・倫理学の視点から何が言えるのかということを考えていく本。 本書の特徴はふたつある。ひとつめは、政策に関する議論について哲学が及ぼし得る影響力をウルフがかなり現実的にーーつまり、少なめにーー見積もっていること。したがって、抽象的な理論に基づく正論を言ってハイ終わりと済ませずに、むしろ各トピックについて哲学の正論がなぜ賛同を得られないかや現実の問題に対して有効でないかが分析されたうえで、結果的にはどの章でも常識や世論に対して哲学がかなりの譲歩を行う、という構成になっている。 この点については「日和っている」と思う人もいるかもしれないが、ある種のプラグマティズムであるし

                                                          自由市場が限定されるべき(意外な)理由(読書メモ:『「正しい政策」がないならどうすべきか 政策のための哲学入門』①) - 道徳的動物日記
                                                        • オランダ ホロコーストを効率的に進めた「ユダヤ人登録カード」公開:アンネ・フランクのカードも(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          第二次世界大戦の時に、ナチスドイツが支配下の欧州で約600万人のユダヤ人を殺害した、いわゆるホロコースト。ナチスドイツに支配されたオランダでもユダヤ人は差別・迫害され、多くのユダヤ人が収容所に移送されて殺害された。「アンネの日記」のアンネ・フランクもユダヤ人だったために、ナチスからの迫害を逃れてオランダのアムステルダムの隠れ家で約2年間、身を潜めて生活していたことでも有名。アンネ・フランクは密告されて1945年にベルゲン・ベルゼン強制収容所で病気で死亡した。 そのオランダで約16万人のユダヤ人や政治犯などの登録カードがオランダの赤十字社から提供されて、初めてオランダのアムステルダムにある国立ホロコースト博物館で来年から展示されるようになった(現在はパンデミックのため閉鎖中)。アンネ・フランクの登録カードも公開される(下図)。 登録カードは2012年からデジタル化も進めており、生存者や移送さ

                                                            オランダ ホロコーストを効率的に進めた「ユダヤ人登録カード」公開:アンネ・フランクのカードも(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • ウクライナ軍、リトアニア提供の迎撃システムでロシア軍の中国製民生品の偵察ドローンを機能停止(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            ロシア軍、偵察ドローン「Orlan-10」だけでなく小型民生品ドローンも偵察に使用2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民生品ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。そして両軍でドローンの撃墜が繰り返されている。 ウクライナ紛争では最近ではロシア軍によるイラン製軍事ドローンによるウクライナの民間施設やエネルギー施設への攻撃によって150万人以上の市民への電力供給が止まってしまったことや、ウクライナ軍によるロシア領土の空軍基地へのソ連製ドローンによる攻撃などが目立っている。だが、両軍ともに小型の民生品ドローンが監視・偵察だけでなく、爆弾を搭載して攻撃用にも使用されている。 そんな中、ウクライナ軍がロシア軍が使用していた中国製の小型民生品ドローン

                                                              ウクライナ軍、リトアニア提供の迎撃システムでロシア軍の中国製民生品の偵察ドローンを機能停止(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • イスラエル、建物内に侵入して顔認識で攻撃もできる自律型小型ドローンと犬型ロボット開発(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              イスラエルの軍事企業ラファエルは2020年12月にAI(人工知能)技術を搭載した小型ドローンとロボットが建物の中に侵入して作動する動画を公開した。小型ドローンと四足の犬のようなロボットが建物の中で自律して動作している。同社では都市型の戦争シナリオを想定して、人間の軍人が危険に巻き込まれるリスクを少しでも低減しようとしている。 ラファエル社のイノベーション・プログラム・センターでトップを務めるシュムエル・オランスキー氏は「我々は商業利用されているAIのプラットフォームを活用して、自律型で作動するシステムを統合しました。標的を自律的に判別することは長年にわたって世界中の空軍や海軍で進められてきましたが、歩兵部隊では進んでいませんでした」と語っている。 ラファエルが開発した小型ドローンは400グラムで15分間飛行することができて、顔認識機能も搭載されており、自律的に標的を判別することができる。ま

                                                                イスラエル、建物内に侵入して顔認識で攻撃もできる自律型小型ドローンと犬型ロボット開発(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • 【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第26回 「フラ・フラダンス」夏凪日羽

                                                                「フラ・フラダンス」は、福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム(いわゆる“フラガール”)を題材にした作品だ。主人公は新人のフラガール、夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)。彼女は、東日本大震災で亡くなったフラガールの姉の後を追うように、フラガールの道を選んだ。映画は彼女と彼女の同期である4人の個性的メンバーの、新人ならではの奮戦を描いていく。 映画には、免許をとったばかりの日羽の運転で、同期たちとドライブに出かけるシーンが出てくる。彼女たちにとってはなんてことない「休日の一コマ」だ。このシーンを見た時、自分が社会人1年生だったころの記憶が強烈に蘇ってきた。 僕も入社1年目に(男ばかりで)同期で連れ立ってドライブに出かけたことがあった。まだ学生気分という“タマゴの殻”がひっついたまま、それでも一人前の職業人になろうとしてウロウロしていた時期のこと。今になってわかるのは、学生時代

                                                                  【藤津亮太の「新・主人公の条件」】第26回 「フラ・フラダンス」夏凪日羽
                                                                • 帰納的ゲーム理論(Inductive Game Theory)を学ぶ - エコノミック・ノート

                                                                  この記事では、ブログ主が作成した帰納的ゲーム理論(Inductive Game Theory)*1についてのノートを公開しています。 帰納的ゲーム理論とは、情報不完備ゲームの定式化の一つで、「各プレイヤーはゲームの構造について事前には無知であり、ゲームを繰り返しプレイする毎に、結果から構造についての情報を事後的に得る」という仮定から、人々の帰納的な認識形成や行動規則を分析し、制度・慣習・規範の発生を捉えようとするゲーム理論の新しい分野です。 ゲームの構造の少なくとも一つがプレイヤー間で共有知識(common knowledge)となっていないゲームを情報不完備ゲーム*2といいます。この標準的な定式化として、Harsanyiによるベイジアンゲームがあります。これは、全プレイヤーが共有する事前分布(common prior)を仮定し、これをゲームのルールの一つに含める事により、「最初に何がどの

                                                                    帰納的ゲーム理論(Inductive Game Theory)を学ぶ - エコノミック・ノート
                                                                  • 関口和一・MM総研編著「NTT 2030年世界戦略ー「IOWN」で挑むゲームチェンジー」:IOWN構想を中心にNTTグループの今を理解する1冊 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)

                                                                    情報通信の世界は変化が激しい。特に最近はその変化の激しさに拍車がかかっているようだ。それは単なる通信サービスからわれわれのビジネスや社会生活に実装されるといわれるようにデジタルサービスが単なるコミュニケーションツール以上の技術になったからだと考えられる。NTTグループのIOWN構想を中心とした新たなグループ戦略は、それを体現しているものであるといえるであろう。 NTTのIOWN構想は、2019年に発表されたNTTグループの次世代ネットワーク構想だ。そしてそれを元に各社の長期戦略、グループの再編等が行われている。このような長期的視野に立った構想とそれに基づく戦略が出されるのはいつ以来だろうか。 www.rd.ntt IOWN構想について詳しくは、上記のNTTが公開しているIOWN構想に関するページをご覧いただければと思う。 さて、本書、「NTT 2030年世界戦略ー「IOWN」で挑むゲームチ

                                                                      関口和一・MM総研編著「NTT 2030年世界戦略ー「IOWN」で挑むゲームチェンジー」:IOWN構想を中心にNTTグループの今を理解する1冊 - 日本橋濱町Weblog(日々酔亭)
                                                                    • ゴーグルを装着したウクライナ兵「FPV神風ドローンで標的に命中しガッツポーズ」レア動画公開(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      2023年6月にゴーグルを装着してFPV神風ドローンを操縦しているウクライナ軍の兵士が、FPV神風ドローンが標的に突っ込んでいき爆発した後に喜んでいる動画が公開されていた。 2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。小型の民生品ドローンに爆弾を搭載して標的に突っ込んでいき爆発する、いわゆる神風ドローンをウクライナ軍もロシア軍も多く使用している。 突っ込んでいき爆発するシーンをFPV(ファースト・パーソン・ビュー)で撮影することも多い。FPVはドローンに搭載されたカメラからの風景が操縦者に見える。 FPVで撮影された標的に突っ込んでいく攻撃シーンの動画は頻繁に公開されており、欧米やウクライナのメディアでも放送されている。だが、ゴーグルを装着しFPV神風ドローンを操縦してい

                                                                        ゴーグルを装着したウクライナ兵「FPV神風ドローンで標的に命中しガッツポーズ」レア動画公開(佐藤仁) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • 「NHK出版新書を探せ!」第4回 コロナ危機とかけてGDPととく。その心は?――瀧澤弘和さん(経済学者)の場合|本がひらく

                                                                        「NHK出版新書を探せ!」第4回 コロナ危機とかけてGDPととく。その心は?――瀧澤弘和さん(経済学者)の場合 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。 ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 瀧澤弘和(たきざわ・ひろかず) 1960年東京都生まれ。中央大学経済学部教授。東京大学大学院経済学研究科単位取得修了。東洋大学助教授、経済産業研究所フェロー、中央大学准教授などを経て現職。専門は実験ゲーム理論、経済政策論、社会科学の哲学

                                                                          「NHK出版新書を探せ!」第4回 コロナ危機とかけてGDPととく。その心は?――瀧澤弘和さん(経済学者)の場合|本がひらく
                                                                        • ハーフトーンの筆触 gnck.net

                                                                          デジタル画像がもつ美学を、筆者は「画像の演算性の美学」として、継続的に考察してきた[1]。そもそも筆者がデジタル画像論を展開するのは、筆者が歴史に名を残すべきと信じた二人の作家の価値を基礎付けるためであった[2]。本稿では、ビットマップ画像におけるハーフトーンについての分析をしていきたい。 筆触分解・網点分解 「色」は細分化していけば無限の階調をもっていると言えるが、さて「中間色」はどのように表現されてきたのか。たとえば、鉛筆を用いる場合には、筆圧によって色の濃淡を表現することができる。絵の具を使う場合には、2色を混ぜることで連続的な中間色を得ることができるだろう。またインクを用いる版画においては、ハッチングや点描の密度によって中間色が表現されてきた。 写真はグレーの中間的なトーンを多く含む媒体であるが、それを量産するためには版を起こす必要がある。初期には版画家(画工)が写真をもとにハッチ

                                                                          • 『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論 完全新訳版(スコット・マクラウド 著 / 椎名ゆかり 訳 / 小田切博 監修)』 販売ページ

                                                                            お待たせ致しました! 待望の重版決定!! 日米のマンガ研究者をうならせた「メディア論」。 『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論』が完全新訳で復刊! 『マンガ学』(原題『Understanding Comics』)は、アメリカのマンガ家、スコット・マクラウドによって1993年に発表されたマンガ研究書です。 初版刊行以来、全米のマスコミ、コミックスファン、アカデミックな研究者から大きな注目を集め、現在欧米ではコミック研究の基礎文献のひとつになっています。 日本では1998年に岡田斗司夫氏の監訳で美術出版社から刊行されましたが、今では入手困難で、古書市場では高額取引されることもあり、当時読むことができなかった若い世代から「もう一度読んでみたい」という40代以上まで、幅広い年齢層の方々に本書の復刊が望まれていました。 ▼復刊リクエストに寄せられたコメント ◇マンガによるマンガ学の解説書

                                                                              『マンガ学 マンガによるマンガのためのマンガ理論 完全新訳版(スコット・マクラウド 著 / 椎名ゆかり 訳 / 小田切博 監修)』 販売ページ
                                                                            • 世界最強産業の盛衰史から探る「日本製造業の勝機」

                                                                              「日本のものづくりはこれから一体どうなるのだろうか」という漠とした不安を持っておられる方は多いのではないか。そのための有効な処方箋は、産業の盛衰史を知り、そこからヒントを得ることである。筆者は先日、『日本のものづくりを支えたファナックとインテルの戦略―「工作機械産業」50年の革新史』(光文社新書)を上梓した。四半世紀以上にわたって世界最強であり続けた日本の工作機械産業の盛衰史を分析し、そこから日本が学べる点を論じたものだ。 本連載では、この書籍をベースに、書籍では触れなかった新しい観点を追加して、産業の歴史から得られる教訓を考えてみたい。 英国の政治家チャーチルは次のような言葉を残している。「人間が歴史から学んだことは、歴史から何も学んでいないということだ」。 産業革命以来の産業の盛衰史を観察すると、様々な産業の発展過程で実は類似した構造が展開されてきたことに気が付くだろう。いわば歴史は繰

                                                                                世界最強産業の盛衰史から探る「日本製造業の勝機」
                                                                              • 意見が違う相手とも エール大・浜田宏一氏の「89人インタビュー」:朝日新聞GLOBE+

                                                                                1936年生まれ。2012年から20年まで、安倍晋三内閣の内閣官房参与を務めた。エール大学名誉教授、東京大学名誉教授。著書に「アメリカは日本経済の復活を知っている」(講談社)、「エール大学の書斎から 経済学者の日米体験比較」(NTT出版)など多数。 ■「なぜ経済政策を誤るのか」答えをさがして ――浜田さんの著書「21世紀の経済政策」は600ページを超える大著となりました。しかも、世界と日本の政策当局者、経済学者、経済評論家、政策アドバイザーなど総勢89人に直接インタビューし、議論したものを構成したものです。ジャーナリストが手がけるならともかく、一線の学者である浜田さんが直接聞き取りしたことに驚きました。膨大な作業ですが、動機は何だったですか? 本をまとめるに至った、いちばん初めの問いは「政府が経済政策を誤るのは、政策担当者が個人や組織の利害にこだわるためか? それとも、経済論理に無知である

                                                                                  意見が違う相手とも エール大・浜田宏一氏の「89人インタビュー」:朝日新聞GLOBE+
                                                                                • 次代のファッションを考えるために、これまでとこれからの都市を考える - WWDJAPAN

                                                                                  南後由和(なんご・よしかず)/明治大学情報コミュニケーション学部准教授:専門は社会学、都市・建築論。主な著書に「ひとり空間の都市論」(ちくま新書、2018)、主な共著に「商業空間は何の夢を見たか 1960〜2010年代の都市と建築」(平凡社、2016)「モール化する都市と社会」(NTT出版、2013)、主な編著に「建築の際」(平凡社、2015)、主な共編著に「文化人とは何か?」(東京書籍、2010)など ファッションの変化は常に都市の変化とともにあった。都市はあらゆる人々の交流を生み、さまざまな文化を育んできたが、ファッションはその象徴といえるだろう。ところが外出自粛要請により、人と人との都市での交流は大きく減少している。都市のあり方が変わるいま、その変化は必ず人々の生き方やファッションにも影響を及ぼすだろう。 これからのファッションを考えるため、あるいはこれからのライフスタイルや他者との

                                                                                    次代のファッションを考えるために、これまでとこれからの都市を考える - WWDJAPAN