中央アフリカの首都バンギで独立記念日の軍事パレードに参加する同国兵(2022年12月1日撮影)。(c)Barbara DEBOUT / AFP 【2月21日 AFP】国連(UN)は20日、中央アフリカで政府軍とロシア軍が民間人を虐待しているほか、ロシアから派遣された傭兵(ようへい)も平和維持活動(PKO)を妨害しているとする報告書を公表した。 報告をまとめたのは、中央アフリカでの10日間の視察を終えた人権問題専門家のヤオ・アグベツェ(Yao Agbetse)氏。同氏は報告書で「政府軍は恣意(しい)的な逮捕や拘束、生存権や身体・精神を保全する権利の侵害、道路封鎖による嫌がらせを行っている」としている。 2018年から駐留しているロシア軍も「民間人に残虐行為を働き、尊厳を損なうような非人道的な扱いを行っている」と指摘。西部マンベレカデイ(Mambere-Kadei)州では、民間人を拉致して直ち