本連載ではこれまで、Windowsのユーザーという視点からWindowとLinuxの使い方の違いなどを取り上げてきた。前々回と前回は、WindowsとLinuxに関係があるということで、「Windows Terminal」と「Visual Studio Code with WSL」という最近のアプリケーションを紹介した。 今回は前回の説明にも出てきたWSL(Windows Subsystem for Linux)について説明する。Microsoftは現在、WSLの次のバージョンとなるWSL 2の開発を進めている。WSL 2は名前こそWSLを引き継いでいるものの、利用されている技術はまったくの別物になっている。このタイミングで、WSL 1とWSL 2についてまとめておこう。 WSL 1 - 最初のWSL実装系 この連載を始めるきっかけともなった技術がWindows 10に搭載されるようになっ