中央自動車道で進められている耐震補強工事を巡り、東京・日野市にある緑橋を支える橋台に鉄筋が入っていなかったことが、発注者の中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の調査で判明した。 10月29日発売の「週刊文春」は、手抜き工事を、同工事に携わった二次下請け、吉岡建築設計(東京・三鷹市)の吉岡史人会長の実名告発によって詳報。それを受け、同30日の参院本会議でも赤羽一嘉国交相が「中日本(高速道路)の調査結果を踏まえ、適切に対応する」と述べていた。
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大島産業の手抜き工事は、二次下請けだった吉岡建築設計の吉岡史人会長が10月29日発売の「週刊文春」で実態を実名告発したことで明るみにでた。国会でも問題視され、赤羽一嘉国交相が、大島産業が受注した同種の工事、過去10年分、計26件の調査を指示している。 対応が注目される赤羽国交相 ©共同通信社 「週刊文春」が今回入手したのは「告発状」と題されたA4判2枚の文書。タイトルに「大島産業の建設業法違反の実態告発」とあり、差出人は「人権と正義の会」。内容の詳細さから、大島産業と仕事をした複数の下請け業者がまとめたものと思われる。告発状には、大島産業の施工体系図が偽りである疑い、工事代金の支払い方法を巡り裏契約が存在している疑いなど、同社が建設業法に違反している疑いが詳細に記され、〈協力が必要なら、匿名を条件に、いつでも資料を提供する〉旨が記されている。 詳細に「大島産業」の問題点を指摘する告発状 国
耐震補強の手抜き工事が判明しました。 拡大画像 鉄筋不足が見つかった緑橋の位置(画像:NEXCO中日本)。 NEXCO中日本は2020年11月4日(水)、中央道をまたぐ橋の耐震補強工事で、内部の鉄筋が不足する施工不良が判明したと発表しました。同社では今後、未設置鉄筋の再施工を行うとともに、工事受注者へその費用を損害賠償請求するとしています。 施工不良が見つかったのは、中央道をまたぐ緑橋(東京都日野市)で、下り線側の橋台に鉄筋8本の不足と、ひび割れ2か所を確認したということです。この橋は2018年度に耐震補強工事が実施された6橋のうちのひとつで、大島産業(福岡県宗像市)が工事を受注しています。 また、ほかの橋でも同様に鉄筋の不足が疑われることから、大島産業に対し追加の調査を指示したとのこと。新たに施工不良が確認された場合は、施工箇所の補修を速やかに行うとしています。 なお、今回の橋は中央道本
中日本高速道路(NEXCO中日本)は1月27日、ハイウェイラジオで提供している交通情報をスマートフォンで聞けるスマートフォンアプリ「みちラジ」(iOS、Android)を2月1日に公開すると発表した。 高速道路を走行中、スマホの位置情報をもとに交通情報を知らせるアプリ。あらかじめ設定したスマートフォンに渋滞や事故、通行止めの情報、所要時間情報などを音声でプッシュ通知する。 ハイウェイラジオはインターチェンジやジャンクション、サービスエリアの手前といった特定の区間でAMラジオを1620kHzに合わせると聞けるが、ドライバーは都度カーラジオを操作する必要があった。 みちラジは出発前にアプリを起動すれば走行中の画面操作は一切不要。ハイウェイラジオでは進行方向以外の情報も知らせるが、みちラジはGPSを活用するため進行方向に応じた情報のみを配信する。 交通情報は日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語
渋滞時の合流は、規則正しく1台ずつ交互に──。 NEXCO中日本は2月27日、高速道路合流時の方法「ファスナー合流」に渋滞削減効果があることを確認したと発表しました。 渋滞削減効果が……ある!? ファスナー合流とは、高速道路の合流地点で「1台ずつ交互に」、まるで衣類の線ファスナーのように規則正しく合流していく方法のこと。NEXCO中日本 名古屋支社が2019年11月から、名神高速道路と東海北陸自動車道が合流する一宮ジャンクション付近の名神上り線に導入した施策で効果を検証しました。 規則正しく1台ずつ交互に合流する「ファスナー合流」(画像=右) 一宮JCT付近名神上り線合流部。この場所でファスナー合流を促すように対策した施策の実効果を検証 具体的には、本線と入路を隔てるラバーポール区間を約260メートル(対策前の100メートルから360メートルまで)延伸して合流部を短くし、なるべく「合流車線
中央自動車道で進められている耐震補強工事を巡り、東京・日野市にある緑橋を支える橋台に鉄筋が入っていなかったことが、発注者の中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の調査で判明した。 【画像】大きな亀裂が……「週刊文春」が入手した工事半年後の写真 10月29日発売の「週刊文春」は、手抜き工事を、同工事に携わった二次下請け、吉岡建築設計(東京・三鷹市)の吉岡史人会長の実名告発によって詳報。それを受け、同30日の参院本会議でも赤羽一嘉国交相が「中日本(高速道路)の調査結果を踏まえ、適切に対応する」と述べていた。 吉岡会長の告発を受け、10月28日、NEXCO中日本と元請けの大島産業(福岡・宗像市)の両社立ち合いのもと、非破壊検査が実施された。これについてNEXCO中日本の本社幹部はこう証言する。 「構造物の有害なきずを、対象物を破壊することなく検出するのが非破壊検査です。超音波を使ったり、放射
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