国家・政府と国民を切り離して考えるなら、そりゃ税は罰金であり年貢になるし、減税は国家・政府が国民のためにやってくれる"ありがたい政策"になるわけだが、日本の主権は国民にあるんだよね
theeigadiary.hatenablog.com 「白人に都合のいい物語」ばっかり見るのもよくないなと思って、もっとまじめに人種差別の問題に取り組んでいそうな映画をいくつか見た。 しかし、差別の問題について"真剣に"とか"都合の良さを抜きに"取り組むことって、やはりそもそも映画としての面白さには相反する行為であるかもしれない。 黒い司法 0%からの奇跡(字幕版) マイケル・B・ジョーダン Amazon たとえば『黒い司法』はずっとまじめで重苦しいトーンでつまらなかった。似たような題材でも、『マーシャル:法廷を変えた男』のほうが社会性とエンタメ性を両立していてずっと面白い*1。 www.netflix.com 『マ・レイニーのブラック・ボトム』に関しても、チャドウィック・ボーズマンの演技はすごいし最後まで観ることでこの映画のメッセージ性を理解することもできたが、まんま「戯曲」という感じ
『恋人はアンバー』を見てきた。 www.youtube.com 舞台は1995年のアイルランド、キルデアのカラッハである。主人公エディ(フィン・オシェイ)は父に倣って軍人を目指しているが、周りに馴染めず、自分のセクシュアリティについて迷いを抱えている。同じ学校に通っているレズビアンのアンバー(ローラ・ペティクルー)は、外れ者同士付き合っているフリをすることでいじめや同調圧力から逃れようとエディに持ちかけ、なんだかんだで2人はカップルのふりをすることになる。 アイルランドでは1993年にやっと同性間性交が違法でなくなり、映画の中にも出てきていたように1995年の国民投票まで離婚すらできなかった。そうした社会的に保守的な環境でサバイバルし、学校で日常的に受ける異性愛規範的な同調圧力(とにかく異性の相手と付き合えという友人間のプレッシャーがすごい)をやり過ごすためにエディとアンバーが恋人同士のフ
●『風の谷のナウシカ』 風の谷のナウシカ [Blu-ray] 発売日: 2010/07/14 メディア: エレクトロニクス リバイバル上映で安いので、新宿ピカデリーで鑑賞。高校生くらいの頃にテレビで放送したのを観て以来だから、まあだいたい10年以上ぶりの鑑賞だ。 友人と遊んでいるときに会話の流れでノリで見にいくことに決定したのだが、チケットを予約した次の瞬間からお互いの間に「でもいまさら劇場で2時間かけてナウシカ観るのダルいな…」という空気が流れはじめた。いざ観てみると思ったよりかは楽しめたが、ダルさがなかったと言えば嘘になる。 独特な世界設定はいいのだが、主人公であるナウシカが良い子ちゃん過ぎて感情移入できないし、他の登場人物もナウシカの味方側は全てナウシカの引き立て役で魅力がないし(大半が老人か子供だであるし、唯一の若者男性であるアスベルもモブキャラみたいな見た目だ)、クシャナやクロト
ダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)監督による『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見た。 www.youtube.com 中国系のエヴリン(ミシェル・ヨー)はアメリカでコインランドリーを営んでいるが、税金の申告が大変で店はヤバい状態、夫ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)からは離婚を切り出されそうだし、レズビアンの娘ジョイ(ステファニー・スー)とは折り合いが悪く、さらに春節で頑固な父(ジェームズ・ホン)までやって来ているということで、人生がいっぱいいっぱいである。ところがそんなエヴリンが税金の申告に行ったところ、夫のウェイモンドが突然、マルチバースの別のユニバースであるアルファバースからやってきたアルファウェイモンドになってしまう。エヴリンは、どうも自分はアルファバースでは大変な大物らしいということを知る。しかもアルファバースバージョンのジョイことジョブ
●Lars Christensen, “The Fed just de facto increased its inflation target to 2.5%”(The Market Monetarist, August 27, 2020) 久しく待たれていたが、遂にその時がやって来た。Fedが金融政策の戦略を見直すと宣言したのだ。 「金融政策の長期的な目標と戦略」に関する声明の変更点のうちで重要なポイントがこちらにまとめられている。引用しておこう。 「雇用の最大化」について言うと、幅広い指標に照らして総合的に評価されるべき包括的な目標である旨が強調されている。さらには、「足元の雇用水準が最大限の雇用水準を『どれだけ下回っている』か」を慎重に評価した上で、金融政策の策定にあたる旨が明記されている(ちなみに、これまでの声明では、「足元の雇用水準が最大限の雇用水準から『どれだけ乖離している』
『日経コンピュータ』5月27日号が「ジョブ型IT人材の光と影」という特集をしていて、その中に私もちょびっとだけ登場しています。 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/NC_backnumber/20210527/ はじめの方で「ジョブ型雇用という概念は2009年に濱口桂一郎労働政策研究・研修機構研究所長が提示した」と出てきた後は、本田由紀、鶴光太郞、佐藤博樹といった方々がさまざまに解説していて、わたしは、 ・・・「JDを作ればジョブ型雇用になるわけではない」(労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎研究所長)。メンバーシップ型は「人ありき」なのに対し、ジョブ型は「職務ありき」。そこでJDで職務内容を明示する必要があるのだ。 というところでちらと出てきます。 なお佐藤博樹さんは「ジョブ型雇用に移行するという会社は人事権を手放せるのか」と疑問を呈する
いまや日本でも蔓延し始めている新型コロナウイルスですが、NTTデータがこういう社告を出したことが話題になっています。 https://www.nttdata.com/jp/ja/news/information/2020/021400/ (当社拠点における新型コロナウイルス感染者の発生について) 当社拠点ビルに勤務している協働者1名が新型コロナウイルスに感染していることを本日確認しました。 本件を受けて、社員の健康と事業継続を保てるよう本社対策本部を設置し、所管保健所と連携を図り対応を進めてきました。その結果、感染者の当社拠点ビルにおける行動履歴と、14名の濃厚接触者が保健所によって特定されております。 感染者が発生したビルに対しては、本日時点で以下の対応を取っております。 当該ビルおよび周辺3拠点の関連部門に勤務する社員/協働者の在宅勤務指示 当該ビル居室の消毒作業の実施 なお、感染者の
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く