それにしても、連合会長が自民党組織本部長と「料亭」で会談とは、私の常識を遥かに越えている。「連合」ってなんですか?
新型コロナの感染拡大の影響をうけて大きく落ち込んだ景気は、4-6月期に底を打ち、回復を続けているものとみられる。もっとも、足元の消費の動向などを均してみると、回復の動きは緩やかなものにとどまっている。感染の再拡大への懸念や感染防止に向けた特別な対応が求められていることもあり、経済活動がコロナ前の水準を回復するまでには数年を要することとなるだろう。 ここで留意が必要なのは、世界経済の減速と消費増税の影響で、景気はコロナ前からすでに落ち込んだ状態になっていたということだ。新型コロナの感染が収束しても、その時点で消費税率が8%に戻るということはないから、増税の影響は引き続き消費を停滞させる要因として残り続ける。消費税率が8%に引き上げられた2014年4月以降の局面についてみると、3年近くにわたって消費が停滞し景気の停滞感が強まった。 こうした中、新型コロナの影響で家計が急変した世帯や売り上げが大
田野大輔(甲南大学教授) 写真:ユダヤ人商店に不買呼びかけのポスターを貼る突撃隊員(Bundesarchiv, Bild 102-14468 / Georg Pahl / CC-BY-SA 3.0) 新型コロナウイルス感染拡大防止のために、日本でも緊急事態宣言が発令され、外出や営業の「自粛」が要請された。そうしたなか、営業を続ける飲食店に脅迫電話をかけたり、公園で遊ぶ子どもの学校に苦情を入れたりするなど、「自粛」の要請に従っていないように見える人たちへの過激なバッシングが多発した。 緊急事態宣言下の日本で、こうした「自粛警察」「コロナ自警団」と呼ばれる動きが広がったのはなぜだろうか。人々が感染拡大防止のために自発的におこなったと思われるこれらの行動の拡大には、どういう力が働いたのか。 「自粛警察」はファシズムか 「自粛警察」と呼ばれる動きが問題になって以降、筆者のもとにはそれが広がった原因
ロシアによる軍事侵攻の続くウクライナについて、国連の人権監視団は22日、現地状況を「民間人に対する暴力の恐怖物語」と呼び、国際法を尊重する姿勢が「打ち捨てられたようだ」と非難した。激戦地となった南東部マリウポリでは市長が、市民2万人が殺害されたおそれがあるとBBCに話した。またロシア軍幹部は、ウクライナの隣国モルドヴァの親ロシア派地域に到達する意図に言及した。こうした状況で国連のアントニオ・グテーレス事務総長は同日夜、来週にロシアとウクライナを訪れ、両国の大統領と会談すると発表した。 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の管轄下にある国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は22日、最新の調査結果を発表。それによると、軍事侵攻が始まった2月24日から4月20日午前0時までの間に、HRMMUは民間人2345人が殺害され、2919人が負傷したことを確認し、記録した。 ミチェル・バチェレ国連人権
新型コロナウイルスの感染拡大で、資本主義のほころびが広がっている。 現代の資本主義経済は、企業が市場競争を通じて利益を生む仕組みだ。ただ、20世紀後半からグローバル化が進むと、競争が激しくなり、先進国を中心に貧富の差が拡大した。その反動で保護主義的な政策が広がり、米中貿易戦争が世界経済に影を落としていた。 コロナ禍で、主要国が自国経済の立て直しを優先するばかりでは、グローバル化にあらがう動きが一層強まる可能性がある。 いくつかの国は既に、食料輸出を制限したり、防護服やマスクを奪い合ったりしている。 日本では、生産拠点の国内回帰を支援する費用が、政府の補正予算に盛り込まれた。サプライチェーン(供給網)を中国に依存するリスクが、部品調達の停滞やマスクの品薄で顕在化したためだ。 保護主義回避に全力を 危機管理の観点から、生産拠点を中国以外に分散させることは理解できる。ただ、国内でも地震や風水害の
差別はいけない、しかし起きている いま、新型コロナウイルスによる人種差別が世界各地で相次いでいる。フランスの地方紙『クーリエ・ピカール』は、コロナウイルス関連の1面の見出しに「黄色人種警報」などと付け、謝罪に追い込まれたようだ。 日本国内でも例外ではなく、コロナウイルスのニュースに端を発する中国人への民族差別的・ヘイト的言説が、SNSをはじめとしてあちこちで散見される。 一般的な記事であれば、ここから「問題に対する正当な対処と、ヘイト感情を背景にした不当な差別を混同してはならない」と警鐘を鳴らすにとどまるだろう。筆者もそうしたいのだが、そのような記事は既に多く書かれている。 無論、差別はいけない。ウイルス・パニックに乗じて人種的ヘイトを撒き散らし、集団ヒステリーに火をつけるような輩は社会の害悪である。そして、それにまんまと流される人は愚かである。この点については、良識ある読者からは異論はな
私は非自発的な嘘を、自らの立場を有利にするために発される「自発的」な嘘や「気休め」の嘘から区別したいと思っている。 On political lying Posted by Joseph Heath on June 5, 2014 | journalism, politics 多くの評論家たちと同じように、私も「ポストトゥルース」と呼ばれる政治状況に対してたくさんの苦言を呈してきた。これに反応して、私に「政治に真実を」法への支持を求めた人もいた。「政治に真実を」法のアイデアはかなり単純なものだ。嘘を違法にすればいいじゃないか。選挙期間中に行った公約を実行しない政治家を罰すればいいじゃないか。 これは、「デモクラシー・ウォッチ」〔カナダのリベラル系市民団体〕が長い間推進してきたものでもある。このアイデアの最も代表的な支持者は、アンドリュー・コイン 〔カナダのコラムニスト(1969-)。ヒース
新型コロナウイルス感染症COVID-19についての情報をお求めの方は、厚生労働省の情報ページか専門家の情報をフォローしてください。私は専門家を紹介する立場にはありませんが、個人的なフォロー推奨リストを参考にしていただけますと幸いです。 筆者は医療や行政法の専門家ではありません。単なる素人の感想なので医療情報としての信頼は置かないでください。基本的に自分が納得するためだけに書いたものであり、他者を納得させるために書いたものではありません。 もし法クラの方が読んでいたら、私が具体的に議論したいのはこういう法案や既存法だ、というのはこちらをご参照ください。 井上達夫 ❌ 内容の7割が独自の防疫論で、法律と関係がない。 ❌ 肝心の専門部分すら間違っている。「新型インフルエンザ等」の「等」はワイルドカードだから新型コロナも適用できたはずだなどと主張しているが、この「等」は再興型インフルエンザしか指さ
新型コロナウイルスの猛烈な感染第3波に見舞われている北海道。中でも日本3大歓楽街の一つと言われる、札幌のススキノが苦境に立たされている。「感染拡大の大きな増加要因」と行政に名指しされ、休業や時短営業を要請。客足が遠のき、街のネオンが消えた。 要請に応じず通常営業を続けることへの批判、「なぜうちの店がススキノなのか」と店主が首をかしげる対象地区の選定、そして複雑でわかりにくい支援金のルール…。行政が引いたさまざまな“線引き“で混乱が続いていた。 ススキノの一角にあるガールズバー「バニーズバー・ミリオン」。店内はカジノを思わせるようなテーブルが置かれ、調度品を間接照明が照らす。客が入店すると3人のバニーガールが陽気な声で出迎えた。 「いらっしゃいバニー!」 来店したのは土木作業員の常連客で、担当したのは、ソロモンさん(仮名)。来店早々、髪型を変えたことを指摘された。「イメチェンしたかったの」と
IR汚職事件がどんどん拡大! 12人リストに続き安倍首相の実弟・岸信夫議員と贈賄容疑者のツーショット写真も 自民党衆院議員の秋元司容疑者(25日に離党)が中国企業「500ドットコム」から賄賂を受け取った容疑で、東京地検特捜部に逮捕されたIR汚職事件はその後、拡大の一途をたどっている。 職務権限のあった安倍政権内の政治家では、安倍首相直系で、当時、内閣府政務官だった白須賀貴樹衆院議員や秋元議員と同じ二階派の勝沼栄明前衆院議員の事務所にも家宅捜索が入った。 また、贈賄容疑で逮捕された500ドットコム顧問の紺野昌彦容疑者が日本維新の会の室井邦彦参院議員(衆院1期、参院3期)の息子であることもわかった。 「紺野容疑者は、室井議員と結婚相手ではない女性との間に生まれた子で名字は違いますが、認知をしているようです。父親譲りでしょうか、政治が好きで、自民党議員の秘書のような仕事もしていました。室井議員の
左から佐野正太郎(経産省コンテンツ課)、小泉朋(映画プロデューサー)、パク・ジョンボム(映画監督)、深田晃司(映画監督・独立映画鍋共同代表)、土屋豊(独立映画鍋共同代表) 映画監督の深田晃司と土屋豊が共同代表を務めるNPO法人独立映画鍋と、第20回東京フィルメックス共催企画「映画の“働き方改革” ~インディペンデント映画のサステナブルな制作環境とは?~」が29日に有楽町朝日ホールで開催。経済産業省コンテンツ産業課の佐野正太郎、映画プロデューサーの小泉朋、そして本映画祭のコンペティション部門に『波高(はこう)』を出品中のパク・ジョンボム監督と共に、映画の撮影現場における問題点について語り合った。 世間で「働き方改革」が叫ばれる昨今、映画の制作現場でも長時間労働や過度の低賃金、そしてパワハラ、セクハラなどを変えていこうという機運が高まっている。そんな中、20年後、30年後も映画産業が「誰もが憧
ユニバーサル・ピクチャーズ傘下のアニメ製作会社「イルミネーション」の劇場作品の一つとして多くの観客を魅了、予想を超える評価を獲得した『SING/シング』(2016年)。さまざまな動物たちが文化的に暮らす世界を舞台に、さびれた劇場で行われる歌のコンテストが、多くの動物たちの心を動かす様を、ヒットソングの数々とともに見せていくアニメーション作品である。 大きな支持を受けて、この度製作された続編『SING/シング:ネクストステージ』は、スケールが飛躍的に大きくなるとともに、前作と同様に印象深く味わい深い内容となった。日本でも、現時点で週間興行収入ランキングで3週連続1位を獲得する成功作となっている。ここでは、そんな『SING/シング』シリーズの人気の理由や、本作『SING/シング:ネクストステージ』で描かれていたものは何だったのかを考えていきたい。 前作『SING/シング』では、劇場の支配人であ
ベッドや人工呼吸器が不足すれば、誰かが最悪の選択を迫られることになる(写真は、パリ近郊の病院の集中治療室) Gonzalo Fuentes-REUTERS <感染者が増え過ぎて医療現場が対応しきれなくなった場合に誰の命を優先的に救うべきかの指針> 米カリフォルニア州の公衆衛生局は、新型コロナウイルスの感染者が再び増加して同州が医療崩壊の危機に直面した場合、「どの患者を優先的に救うべきか」の指針を38ページの文書にまとめて発表した。 文書には、大勢の患者が一気に病院に押し寄せた場合、医療従事者たちが迫られる辛い選択を列挙している。患者の増加に伴ってベッドや人工呼吸器、防護服などの医療資源が足りなくなった時、いかにして命を振り分けるのか。 同公衆衛生局は各病院に、患者の優先度を判断するためのチームを作ることを推奨する。その上で、医療従事者が決断を迫られた時の基準を挙げる。患者の年齢、重症度、治
https://anond.hatelabo.jp/20230313205548 ↑上記は4か月も前に書いた日記だが、今になって急に注目を浴びるとは驚きだ。 せっかくなので、追記という形で意見に対して返答などをしようと思う。 何でA君の大学名を最初は隠したのに後からわざわざ明記したん? 大学名、必要な話? これだけ余計な情報にまみれた文章も珍しい。しかも関関同立って書いたのに立命館ってバラすし、ほんとすごい 日記において、大学名を明示するか抽象的にするかを最後まで悩んだことは覚えている。立命館と明示しなければよかったと後悔しているが、今さら修正してももう遅いので元の日記はそのままにしておく。とはいえ、採用担当として人を判断する上で、出身大学は重要な要素(ファクター)ということをあまり理解していない人が多いのは意外だった。 営業成績や昇進に大学名が重要視されるわけではないが、やはり大学の偏差
先月公開後から、身近で話題になりながらなかなかと機会を逃していて、念願の!! すでに、レビューが飛び交っているし、観たよって方のお話も聞いていて、用意はしていたわけだが・・・ 泣く 最初に、空ちゃんが登場したシーンから泣く 映画って、泣くものでしたっけ?くらいの泣きっぱなし。。。 唯一の悪役と思う、あの毒々しい方の登場だけは歯ぎしり。。。キャリアウーマンが活躍する背後には存在しがちなのかもしれないが、憎々しく、しかし、時代や社会、教育事情が生み出した象徴ともいえるので、その唯一の悪役すらも寄り添えるほどに、子どもを中心とした身近な周りは、みんな優しくあったかく、思いやりと愛、それを支える日本ならではの環境?未来を切り拓くたくましさを味わって心地よさが漂うひとり余韻会 登場シーンわずかなのに、悪役にフォーカスしてしまうのは、わが生い立ちに寄っているからか???うーわー、なセリフの連続なのに、
多摩川の支流浅川が八王子市役所近くで北浅川と南浅川に分かれ、北浅川を遡って行くとのどかな風景になっていきます。 分岐点から4~5㎞さかのぼったところでしょうか。 そろそろ見えてくるはず、流れ橋。 下流側から 流れ橋とその向こうに普通の橋。このあたりは八王子市西寺方町というところ。 近づいて これは川向うの町会が架けたという私設の橋。 鉄パイプ橋脚にベニヤ板を渡しただけ、部分的に傾いてるところもあって渡るのはちと怖い、もし自転車ならそれなりの覚悟が必要でしょう。〈バイクで渡る人もいるとか〉 こんな単純な橋にしているのは大雨で流される想定だから。 町会によるこの橋の情報がWebで公開されていて、それによれば年に1回くらいは橋が流され都度架け替えられています。河原の土がえぐられて部分的に損壊、川増水のためといった通行止の情報、逆に修復が済んで開通の情報もあったり。 一方河川管理側が立てた『警告』
暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病 作者:ウォルター・シャイデル 東洋経済新報社 Amazon かなり長くて重たい本。経済史の本でありがちな、大量の具体例を紹介しながら同じような話が何度でも何度でも繰り返される内容なので、細かい部分は流し読みでよいと思う。 そしてこの本で繰り返されるテーマとは「暴力……それも大量の人命を失わせるような徹底した暴力のみが、ある社会の経済的平等を増させる唯一の方法である」というものだ。 ポイントは「徹底した暴力」であるということ。 たとえば「革命」については、ちょっとした農民蜂起や反乱は歴史のなかで何度も起こってきたが、その成果はあっという間に失われて不平等が戻ってしまうのであり、ロシアや中国で行われたような共産主義革命くらいに大量の人命を犠牲にするほどのものでなければ意味がない(それですら近年では革命の成果が失われて不平等が再拡大している)。オキュ
ピケティの共同研究者でもあるサエズとズックマンのこの本は、格差の原因を探るのではなく、格差を是正するための税制を探る内容になっています。序のタイトルが「民主的な税制を再建する」となっていますが、このタイトルがまさに本書の内容を示していると言えるでしょう。 富裕層への最高税率が引き下げられたこと、法人税が引き下げられたことなどが格差の拡大に寄与しているということは多くの人が感じていることだと思いますが、同時に、富裕層への最高税率が引き上げられたら富裕層が海外へ逃げてしまう、法人税を引き上げたら企業が海外に逃げてします、経済成長にブレーキが掛かってしまうという考えも広がっています。そして、こうしたことを考えると結局は消費税(付加価値税)をあげていくしかないという議論の見られます。 こうした考えに対して、本書は富裕層や企業からもっと税金を取るべきであり、それは可能であるという主張をしています。
ゆきまさかずよし @Kyukimasa アポストロフィの絶滅 bbc.com/culture/story/… your(本来you’re)、lets(let’s)、its(it’s)などの表現でも減ってるけど、Waterstone's→WaterstonesとかロイターのReutersとか企業名でも廃止する動き。 アポストロフィの正しい使い方を指導する「アポストロフィ保護協会」、時代の流れで昨年活動終了 リンク www.bbc.com Have we murdered the apostrophe? Last year, the Apostrophe Protection Society was disbanded, having supposedly failed in its mission. But what is the correct use of the grammatical
Frasier The Entire Collection Seasons 1 - 11 [Import anglais] メディア: DVD 高校生の頃に実家で家族と『そりゃないぜ!?フレイジャー』を観ていたとき、とある何気ないシーンの印象が妙に強く、いまでも記憶に残っている。……とはいえ、私が『そりゃないぜ!?フレイジャー』を観ていたのもう10年以上も前の話である。日本語圏ではどの動画サイトでも『フレイジャー』は配信されていない。そのため、セリフの詳細は覚えておらず、確認することもできない。以下はあくまで「うろ覚え」に基づいたものであることは了承してほしい。 該当のシーンは、嫌味で金持ちでインテリな精神科医の兄弟、フレイジャー・クレインとナイルズ・クレインが豪華なディナーを二人で食べてきた後の場面だ。家に帰った二人は、ディナーが美味しかったという話をしながらも、コース料理のなかの一品に
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