今夜はごちそう 飛行機の移動が続いたためか、睡眠不足か、急激な気候の変化か、カーナークについたら急に身体がおかしくなった。 頭痛と肩こりと背中の痛みに襲われ、起きているのがやっと、というありさまだった。 ホテル・カーナークには、他の宿泊客はいないし、天気も風が強く、曇り模様だったので、静養のため、 ほぼ一日じっとしていた。身体がおかしくなったら、まず布団をかぶってゆっくり休養することが大事だと聞いたことがあったが、 その通りにしたら、夕方には大分回復して、食欲もわいてきた。 ホテル・カーナークに到着。空は暗く、風が吹きすさぶ一日。 トントンとドアをたたいて「ご飯よ!」と呼びに来たのは、ホテルのオーナー、ハンスの奥さんのベッチだった。 カーナーク版、肝っ玉母さんという雰囲気の明るいおおらかな人柄だ。ベッチが「夕ご飯は、アッパリアホよ!」といった。 「アッパリアホ!?キビヤック??」と聞き返し