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ブックマーク / book.asahi.com (24)

  • イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂

    記事:平凡社 パレスチナ・イスラエル問題に関するオンラインセミナー「パレスチナ連続講座」に登壇する東京経済大学教授の早尾貴紀さん 書籍情報はこちら 《前編はこちらから》 ホロコーストを経験したユダヤ人とイスラエル 「ホロコーストを経験したユダヤ人が、どうしてジェノサイドをする側になるのか」という質問をよく受けます。そのことについて、2023年に日でも公開された『6月0日 アイヒマンが処刑された日』という映画を例にお話しします。ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンは1960年に逮捕され、62年にイスラエルで処刑されました。映画ではその死体を焼却する炉を作る過程が描かれます。映画に登場する鉄工所の社長、作業員、臨時に雇われた少年工は、それぞれ、「イスラエル国民」を構成する3階層のユダヤ人グループに属しています。 1つめのグループは、イスラエルの建国運動を中心的に担った人たちです。ヨーロッパ出身で

    イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂
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    quick_past 2024/06/10
    ウヨの言う「女なのになぜフェミは支持しないんだ」「ナチの犠牲者であるイスラエルを、なぜサヨは支持しないんだ」てのは、都合悪いとサヨは黙る。まで引っ張るための与太なんだろうが、党派性の塊なのもそのためか
  • 「ネット右翼になった父」書評 次々と崩れる推論 本当の姿|好書好日

    「ネット右翼になった父」 [著]鈴木大介 書のタイトルに、はっとした方は少なくないかもしれない。久しぶりに会ったら、年老いた家族が右傾化していて戸惑ったという話は、珍しい話ではない。 著者もそのひとりだった。2019年に亡くなった父は、高度成長期を駆け抜けた「典型的な昭和の会社員」。退職後は中国に長期で語学留学し、韓国語も学んだ意欲旺盛な人だったという。ところが晩年は「ネトウヨ用語」や嫌韓嫌中の言葉を日常的に使うようになる。息子との会話は途絶えがちになり、そのまま77歳で亡くなった。 いつから父は「ネトウヨ」になったのか。嫌悪感と喪失感が交錯するなかで、答えを求めた息子は「敢えてパンドラの箱を開けよう」と腹をくくる。父のパソコンを開いたのだ。 出てきたのは予想通り、ヘイト動画や記事、保守系のサイトの数々。息子はその一つ一つを見て、過去の父の言動と比べながら「当の父」を探し始める。 とこ

    「ネット右翼になった父」書評 次々と崩れる推論 本当の姿|好書好日
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    quick_past 2023/03/20
    “父は、ネット右翼や保守なら一致しそうな価値観について一貫性がない。もともと保守的な価値観があったのかすらあやしい。いったい父は何者だったのか。”
  • 「女たちの沈黙」書評 男社会を疑わぬ古典を語り直す|好書好日

    「女たちの沈黙」 [著]パット・バーカー 「怒りを歌え、女神よ」。『イリアス』は、アキレウスの怒りから語り始める。総大将アガメムノンが、彼の「戦利品」を召し上げたことが、怒りの原因だった。 「戦利品」とは掠奪(りゃくだつ)した女性のこと。トロフィーのように見せびらかす武功の証しであり、性奴隷であった。 ブッカー賞作家のこの小説は、アキレウスの「戦利品」となった19歳のブリセイスの視点から、名高いトロイア戦争の物語を語り直す。男たちの争いと友情を描いた『イリアス』が沈黙する、女たちをめぐる語りがここに補われる。それは、殺される側、性奴隷とされる側のストーリーだ。 ヨーロッパ文化の礎として位置づけられてきたアキレウスの物語は、虐殺と性暴力に根ざしている。読者は嫌でもそう気づかされる。こうした古典を語り継いできた西洋世界は、感覚が麻痺(まひ)しているのではないか、とも考えさせられる。 キャンセル

    「女たちの沈黙」書評 男社会を疑わぬ古典を語り直す|好書好日
  • 「旧植民地を記憶する」 侵略を公的に認めることの意味 朝日新聞書評から|好書好日

    旧植民地を記憶する フランス政府による〈アルジェリアの記憶〉の承認をめぐる政治 著者:大嶋 えり子 出版社:吉田書店 ジャンル:政治・行政 「旧植民地を記憶する」[著]大嶋えり子 他国への侵略行為が目の前で起きた時、それを批判する足場の一つは、過去の侵略がもたらした被害の記憶である。だからこそ、旧宗主国の政府が植民地の記憶を公的に認めるか否かは、喫緊の課題なのだ。フランスの加害の記憶を扱った書は、このことを痛感させる。 フランスは、19世紀からアルジェリアを支配し、1962年の独立まで収奪や搾取を続けた。独立戦争時には多くのアルジェリア人を殺害した。フランス軍に参加したアルジェリア人戦闘員を保護することもしなかった。 著者が試みたのは、こうした事実の解明ではない。フランス政府が旧植民地の記憶をどのように承認してきたかをつぶさに追うことだ。 政府は加害の記憶を公的に認めてこなかった。補償や

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  • 「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」橋迫瑞穂さんインタビュー 本人にしかわからない切実さに目を向けて|好書好日

    屋イベントに登壇する橋迫瑞穂さん(野ゆかこ撮影) 橋迫瑞穂(はしさこ・みずほ) 1979年、大分県生まれ。立教大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程後期過程修了。立教大学社会学部他、兼任講師。専攻は宗教社会学、文化社会学、ジェンダーとスピリチュアリティ、宗教社会学、文化社会学。また、小説ゲーム、マンガなどのサブカルチャーについても研究している。著書に『占いをまとう少女たちーー雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ』(青弓社)がある。 批判されるスピリチュアリティ ――今作と前作『占いをまとう少女たち』(青弓社)はどちらも「女性とスピリチュアリティ」がテーマです。どんなきっかけで関心を持つようになったのでしょうか? まず「スピリチュアリティ」は、組織化されていない「宗教的なもの」の現れを示す言葉なのですが、宗教に興味を持った最初のきっかけは、1995年にオウム真理教が起こした地下

    「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」橋迫瑞穂さんインタビュー 本人にしかわからない切実さに目を向けて|好書好日
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    quick_past 2021/10/12
    本人が本人なりに考えてるのに食い込むから、怖いんですよ。
  • 「沖縄戦の子どもたち」書評 暴力の連鎖の最終地点で散る命|好書好日

    「沖縄戦の子どもたち」 [著]川満彰 1945年3月26日、総兵力18万人の米軍は慶良間諸島に上陸。そこで集団自決が起こる。 「背中から刺し殺し、子どもは肉が薄いのもので[原文ママ]、むこうがわまで突きとおるのです。女の人はですね、上半身裸にして、オッパイを自分で上げさせて、刺したのです。私は[中略]女の人を後ろから支える役でしたよ」(当時14歳だった男性の証言)。「ノブ先生も、カミソリで自分の子どもたちの首を切りました。傷口があさかったせいか、全員無事でしたが、子どもたちはとても痛がって泣いていました」(当時30歳だった女性の証言) これは始まりに過ぎなかった。沖縄戦は最初で最後の住民を巻き込んだ地上戦だった。日軍は10万人余りの第32軍を創設するも、米軍の圧倒的火力の前に撤退を重ねた。土の国体を守る時間稼ぎのために「捨て石」となった肉弾戦の島で、現在でいえば中高生の子どもたちも役所

    「沖縄戦の子どもたち」書評 暴力の連鎖の最終地点で散る命|好書好日
  • 「日本赤十字社と皇室」書評 次第に「博愛」から遠ざかった日本の軍事|好書好日

    赤十字社と皇室 博愛か報国か (歴史文化ライブラリー) 著者:小菅信子 出版社:吉川弘文館 ジャンル:歴史・地理・民俗 日赤十字社と皇室 博愛か報国か [著]小菅信子 戦場での人道的救援活動はどこまで可能なのか。西南戦争時にできた博愛社(後の日赤十字社)が、国際社会の赤十字運動とどう連結していったか、書はその俯瞰(ふかん)図を描いた。 もともと日清、日露戦争などでは、旧日軍は捕虜の扱いが丁重であった。ある英国人宣教師は、「日軍の戦場における勇猛さと紳士的な振る舞いを称賛」したほどだ。西洋に負けない文明国の矜持(きょうじ)を示そうとしたのであろう。 捕虜の西洋人を「お客様」のようにもてなす半面、敵の捕虜になった日人には冷淡だった。この二重性の崩壊が第2次世界大戦の捕虜虐待の伏線になったと言える。さらに昭和の軍隊が皇軍に変質していくプロセスにもその因があると分析する。 日清戦争

    「日本赤十字社と皇室」書評 次第に「博愛」から遠ざかった日本の軍事|好書好日
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    quick_past 2021/04/10
    “捕虜の西洋人を「お客様」のようにもてなす半面、敵の捕虜になった日本人には冷淡だった。”
  • 「現代アートを殺さないために」 美術評論が書かぬ生々しい実態 朝日新聞書評から|好書好日

    ISBN: 9784309256641 発売⽇: 2021/01/05 サイズ: 19cm/384,18p 現代アートを殺さないために ソフトな恐怖政治と表現の自由 [著]小崎哲哉 一昨年の芸術祭「あいちトリエンナーレ」では、「表現の不自由」を問う展示が大量の非難や脅迫で中止に追い込まれ、国の補助金が一方的に取り消された。日の「自由」の実情を象徴する事件だ。 だが従軍慰安婦を題材とした作品ばかりが注目され、またあの話かと、大勢は無関心ではなかったか。問題の核心はどこにあるのか。アートの世界で何が起こっているのか。書はそこに斬り込む。 2014年、「すべてはこの年に始まった」。内閣人事局の設置と同年、文化行政でも、展示作品へのクレームや国際交流事業での中国韓国外しなど、政権による介入が進んだ。「最近は放射能、福島、慰安婦、朝鮮など」は「NGワード」というわけだ。 「忖度」(そんたく)は

    「現代アートを殺さないために」 美術評論が書かぬ生々しい実態 朝日新聞書評から|好書好日
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    quick_past 2021/03/13
    戦後50年通して、社会の背後に通奏低音のように滲み広がってきたもの
  • 「アイヌを知る」とは、本でひもとく 文化担う人々への抑圧も見よ 北原モコットゥナシさん|好書好日

    アイヌ施策推進法はアイヌの誇りの尊重を掲げる。その誇りは、どのように損なわれ、どう回復できるのか。抑圧が常態化した状況では、加害者も被害者も俯瞰(ふかん)的な視点を持ち難い。 阿寒湖畔アイヌコタン出身の瀧口夕美は、そうした経験を『民族衣装を着なかったアイヌ』に率直に書いている。「アイヌとは?」「あなたはアイヌ?」という気軽な問いは厄介だ。そうだと言えば「では純粋か?」と言葉が続く。反対に「純粋な和人とは」と問われたら答えられるのだろうか。こうした問いを一方的に向けること自体、対等な関係ではない。 「アイヌらしさ」とは、例えば容姿と生活習慣、血縁などか。だが、容姿も生活習慣も世代を経れば変化することがある。血縁やアイデンティティーは有(あ)っても見えない。すると「いる」と気づかれず、言っても気にされないこともある。アイヌの認知度が低い土地で育ち、言語も知らなければ、周囲との違いを説明するの

    「アイヌを知る」とは、本でひもとく 文化担う人々への抑圧も見よ 北原モコットゥナシさん|好書好日
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    quick_past 2020/10/24
    リアルで動いている現場の人たちを無視するような事をする側が、もう片方ではこういう欺瞞まみれの同化を目論むんだから、肯定する理由がない>ウポポイ
  • 差別や偏見を隠した「ずるい言葉」を解説 社会学者・森山至貴さんインタビュー|好書好日

    文:篠原諄也 写真:斉藤順子 森山至貴(もりやま・のりたか)社会学者 1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師を経て、現在、同准教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。著書に『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房)、『LGBTを読みとく―クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)。 世の中の「ずるい言葉」はどこか差別に通じている ――森山さんは大学で学生さんに「自分が言われてモヤモヤした言葉」をヒアリングしたそうですね。特にどのような基準で選びましたか? 読者にとっての取っ掛かりが多いにしたかったので、特定の学問分野やジャンルの話だけにならないよう心がけました。女性差別やセクシュアルマイノリティ差別の事例だけでなく、血液型、障害者、ひとり親家庭などの話題も取り上げています。 ただ、どんな話題を選んでもやはりどこかで差別

    差別や偏見を隠した「ずるい言葉」を解説 社会学者・森山至貴さんインタビュー|好書好日
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    quick_past 2020/10/08
    ゴールポスト移動、トーンポリシング、差別、冷笑、詭弁・・・・。なぜ21世紀になっても、これらに一定の説得力があるかのように世間は扱ってるのか。
  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
  • 進化した仏像の知識、アップデートのススメ 『新版仏像 日本仏像史講義』山本勉さんに聞く|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 書籍情報はこちら 表紙の仏像はお気に入りの写真 ――旧版から7年、今回は新版として出版されました 表紙は、旧版と同じ菩薩立像(東京国立博物館)で、私がとても気に入っている写真です。宝冠の横から細長い飾り(冠繒〔かんぞう〕)が垂れ下がっています。造られたときからの飾りなのですが、実はけっこうな重さがあり危険なので、展示には使えないんです。ある時、倉から発見されたんです。くねくね曲がっていますが、金属なので実際は曲がらないためつけるのが面倒なんですよね(笑)。 先がクルッと巻いているのが、とても良いイメージなので注目してみてください。実は、私の『仏像のひみつ』(朝日出版社)の表紙イラストのモデルにもなっています。 ――サブタイトルの「日仏像史講義」としたのはなぜでしょうか 元々は10冊のシリーズタイトルとして考えていましたが、それが6冊の構想になり、最終的にはこの

    進化した仏像の知識、アップデートのススメ 『新版仏像 日本仏像史講義』山本勉さんに聞く|じんぶん堂
  • 「変化朝顔図鑑」 百花繚乱!江戸の園芸ブームが育んだ文化遺産|好書好日

    小学生のころ、学校でアサガオを育てたことがある人は多いのではないでしょうか。種まきに始まり、水やりや支柱を立てる作業、花の観察、種の収穫など、なかなか思い出深いものです。アサガオといえば、各地で開催される朝顔市も夏の風物詩の一つですが、コロナ禍で軒並み中止となってしまいました。 実物を愛でることができないならばと、紹介したいのが「変化朝顔図鑑」です。変化朝顔とは、遺伝子の突然変異によって多種多様な色や形の花や葉をつけるアサガオのこと。書にはそうした珍しい姿をした変化朝顔の写真を中心に、アサガオの歴史や遺伝の仕組み、変化朝顔の栽培方法などが収められています。 アサガオといえば丸い花のイメージですが、変化朝顔の花の形は星形や筒状など、一見するとアサガオに見えないものも。 仁田坂 英二「変化朝顔図鑑」(化学同人)より もともと奈良時代に中国から薬草として伝わったアサガオは青くて丸い花だったそう

    「変化朝顔図鑑」 百花繚乱!江戸の園芸ブームが育んだ文化遺産|好書好日
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    quick_past 2020/07/03
    名古屋ではまだ朝顔の品評会や改良が行われてる。https://gardenstory.jp/?p=28234 https://lovegreen.net/?p=211815 https://bit.ly/2ArBeFp サクラソウは武士の趣味として、交配改良が重ねられあらしいけど、朝顔は町民文化なのかな。
  • 「育ちすぎたタケノコでメンマを作ってみた。」玉置標本さんと河原をゆく 採集できた食べ物は・・・?|好書好日

    文:加賀直樹、写真:加藤梢 玉置標(たまおき・ひょうほん) 1976年、埼玉県生まれ。大学時代を山形県で過ごし、東京のウェブ制作会社に勤めた後、30歳でフリーライターに転身。趣味は自然の中や家庭菜園からの物調達全般で、採ったり育てたりした材の記録を「標」している。最近は昭和の家庭用製麺機を使った麺づくりが趣味で、同人誌趣味の製麺」シリーズの編集長を務める。 まずは桑の実(マルベリー)を採集、実 ――今にも雨の降り出しそうな空。降られなきゃ良いけれど……。川べりに到着しました。鳥が鳴いています。土手には、約3メートルの大木が。何の木だろう。 これは桑の木です。そしてこれが桑の実。2センチぐらいの大きさで、真っ黒になっていますよね。これぐらい真っ黒に色が変われば美味しいんです。 ――どんな味がするんだろう。 べてみます? ――そのまま生でべちゃうんですか。 ちょっとザルを持って

    「育ちすぎたタケノコでメンマを作ってみた。」玉置標本さんと河原をゆく 採集できた食べ物は・・・?|好書好日
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    quick_past 2020/07/03
    シソ科セリ科は紛らわしい毒持ちも結構あるんできのこ狩り並に注意してほしい。近所の川がどれもこれもコンクリで整備されちゃってて、クレソンすら見つからないんだよなあ。。うらやましい
  • GHQが「洗脳」?実態は 賀茂道子さん、保守論壇「自虐史観植え付けた」説を史料で探る|好書好日

    「ウォー・ギルト・(インフォメーション・)プログラム」という言葉が保守論壇で流行している。第2次世界大戦後の占領軍の計画で、日人は洗脳され、自虐史観に塗り替えられたというのだ。その全体像を膨大な史料から探った著作が公刊された。当に日人は洗脳されたのか。研究の結果から著者は「洗脳されたとは思えない」という。 「体系的な施策ではなかった」 著作は『ウォー・ギルト・プログラム――GHQ情報教育政策の実像』(法政大学出版局)。著者は賀茂道子・名城大学非常勤講師(日政治外交史)だ。 この言葉は、文芸評論家の故・江藤淳氏が1989年の『閉(とざ)された言語空間』(現在は文春文庫)で紹介した。GHQ(連合国軍総司令部)の文書から見つけた江藤氏は、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」と表記した。現在の保守論壇はWGIPと略す。 ◇ 代表的な施策が二つあったとされる。GHQの一部門CI

    GHQが「洗脳」?実態は 賀茂道子さん、保守論壇「自虐史観植え付けた」説を史料で探る|好書好日
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    quick_past 2020/06/08
    民主主義は少なくとも、帝国軍部が暴走するような事態を止める「可能性」は持つことができる。一定以上の教育と、国民全員の社会参加意識あってこそだろうけど。GHQ陰謀論者は一体日本をどうしたんだろう?
  • 「建国神話の社会史」書評 押しつけられた教育現場の本音|好書好日

    建国神話の社会史 史実と虚偽の境界 (中公選書) 著者:古川隆久 出版社:中央公論新社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 建国神話の社会史 史実と虚偽の境界 [著]古川隆久 天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、葦原中国(あしはらのなかつくに=日)に降り(天孫降臨)、その曽孫である彦火火出見(ひこほほでみ)が紀元前660年に橿原宮で初代天皇(神武天皇)に即位した――『日書紀』は以上のように建国の由来を語っている。王政復古の大号令から始まった明治政府、そして大日帝国は『古事記』・『日書紀』の建国神話を正統性の根拠とした。 もちろん天孫降臨うんぬんがあくまで神話であることは、当時の日人も理解していた。神話を歴史の教科書に載せるべきではないという意見が教育現場で公然と語られた。神武天皇の即位年や欠史八代の天皇の異様な長寿は、中国の史書の記述や考古学・人類学の成果と矛盾すると

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  • 田辺剛さん「クトゥルフの呼び声 ラヴクラフト傑作集」インタビュー 〈クトゥルフ神話〉の原点、圧倒的画力で漫画化!|好書好日

    文:朝宮運河 写真:山田秀隆 田辺剛(たなべ・ごう)漫画家 1975年東京生まれ。2001年『砂吉』でアフタヌーン四季賞審査員特別賞、02年に『二十六人の男と一人の少女』(ゴーリキー原作)で第4回エンターブレインえんため大賞佳作をそれぞれ受賞。04年に『アウトサイダー』を手がけて以降、ラヴクラフト作品のコミカライズに意欲的に取り組んでいる。国際的にも評価が高く、18年『魔犬 ラヴクラフト傑作集』で米国アイズナー賞にノミネート、19年『狂気の山脈にて ラヴクラフト傑作集』で仏国ACBDなどを受賞した。ほかの作品に『サウダージ』『累 -かさね-』などがある。 ラヴクラフト作品の“孤独さ”に共感した ――田辺さんはH・P・ラヴクラフトの小説を数多く漫画化していますが、そもそもラヴクラフトとの出会いは? デビューした直後ですね。当時僕は妖怪ものを描きたいと思っていたんですが、ストーリーが作れなくて

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  • BL作家・樋口美沙緒さん、デビュー10周年インタビュー BLには生きづらさの答え |好書好日

    インタビュー:貴腐人、構成:五月女菜穗、写真:有村蓮 樋口美沙緒(ひぐち・みさお) 沖縄県出身、東京都在住のBL作家。2009年1月『愚か者の最後の恋人』でデビュー。ムシシリーズ、狗神の花嫁シリーズ、パブリックスクールシリーズ、ヴァンパイアシリーズ(原作)など。最新刊は、多感な高校生たちの切な痛い恋と葛藤を描いた『わたしにください』(白泉社)。 自分の弱さや生きづらさを認めることが大事 ――多感な高校生たちの切な痛い恋と葛藤を描いた最新刊『わたしにください』。「学級委員長」の路は、ある事件をきっかけに、クラスでもカリスマ的人気の森尾に組み敷かれ、その体をめちゃくちゃにされてしまいます。最初はドキドキしたんですけど、読んでいて胸が痛くて痛くて。改めて『わたしにください』にはどのような思いを込めたのでしょうか。 結構テーマの重たい作品なので、込めた思いも重たくなってしまうのですが……。この作品

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  • 「平成の八つ墓村」と報じられた村の本当のすがた ウェブから火がついた「つけびの村」が本に|好書好日

    ウェブサービス・noteで公開され話題になった「ルポ『つけびの村』」が、『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)として書籍化されました。2013年7月21日に山口県周南市金峰(みたけ)地区で発生した山口連続殺人放火事件について取材したノンフィクション。犯人の保見光成・死刑囚は近隣の高齢者5人を撲殺し、2軒の家に放火しました。当時の金峰は12人の高齢者のみで構成された限界集落。小さな小さなコミュニティの中で起きた事件でした。 保見の自宅の窓には外から見えるように、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」という意味深な川柳が貼られていました。彼は村八分にあっていたのだ、という報道も加わり、金峰は「平成の八つ墓村」とも呼ばれるようになりました。『つけびの村』で事件ノンフィクションの新しい形を提示した著者の高橋ユキさんに、取材や執筆の経緯などについて話を伺いました。 苦肉の策だったnote版「ルポ

    「平成の八つ墓村」と報じられた村の本当のすがた ウェブから火がついた「つけびの村」が本に|好書好日
    quick_past
    quick_past 2019/10/03
    最初から異境であるかのようにアプローチしてない?大丈夫なのこれ
  • 「ツンデレ」は中国語で何と呼ぶ? 中華圏の濃すぎるオタク用語を翻訳した“怪辞書”「中華オタク用語辞典」|好書好日

    はちこ「現代中華オタク文化研究会」サークル主 1990年生まれ。中国江蘇省出身。日のアニメ好きが高じて2011年に来日。名古屋大学大学院修士課程を修了後、都内勤務。書の元となった同人誌中華オタク用語辞典」を執筆。17年にコミケデビューして頒布し評判を呼んだ。今も中華オタク関係の同人誌に執筆。 ――書は、中華圏で使われる漫画やアニメ、アイドルといったジャンルのオタク用語やネットスラングを和訳した「中日辞書」です。語義に加え、オタク同士の会話やネットの書き込みなどを模した例文や、中国オタクに関する解説文が見どころです。「萌豚」は「萌え系コンテンツに夢中な男性オタク」、「腐女」は「腐女子」など、日語のスラングとほぼ同じ言葉も多いですね。まさか、ドラゴンボールの名台詞「戦闘力たったの5…ゴミめ…」(战五渣 ヂャンウーヂャ)が海の向こうでも浸透しているとは……。オタクあるあるネタ満載の例

    「ツンデレ」は中国語で何と呼ぶ? 中華圏の濃すぎるオタク用語を翻訳した“怪辞書”「中華オタク用語辞典」|好書好日