[センサー]ライフログ活用の第1歩はプライバシに配慮した匿名化情報の活用 日本情報処理開発協会 データベース振興センター 副センター長 坂下 哲也 氏 ユーザーの移動履歴や購買履歴,コンテンツ閲覧履歴などの「ライフログ」あるいは「パーソナル情報」を解析すれば,サービスの高度化や社会の効率化につながる。こうしたデータの活用について産業界から強いニーズがある一方,その利用にはプライバシ保護の問題が立ちはだかる。「情報大航海プロジェクト」(関連記事)のメンバーとして,パーソナル情報の利活用の考え方をまとめた日本情報処理開発協会データベース振興センターの坂下哲也副センター長に話を聞いた。 利用者の行動情報を利活用することを考えた場合,プライバシへの配慮が不可欠なことがまず大きな課題だ。特に,個人情報を第三者が利活用するためには,本人に第三者提供の同意を取り付ける必要があり,このコストが新規ビジネス