原子力や火力に替わる代替エネルギーの開発に異を唱える人はいないだろう。代替エネルギーの有力な候補は、太陽や風力による変動型電力である。莫大なエネルギーをもたらし得る変動型電力を電力系統に取り込むことは可能なのか。その際の問題点は何か。その問題はICT技術で解決可能なのだろうか。 再生可能エネルギーにはいろいろな種類があるが、ここでは近未来に発電量が増加すると予想される太陽光と風力発電を取り上げる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、これらに加えてバイオマスを今後の再生エネルギーの重大なソースとしているが、バイオマスは変動型電源でないため性格が少し異なる。ここでは変動型の二つに注目する。 これらの発電源で生成された電力を既存の電力系統に組み入れる際の問題点とその解決方法を解説する。前回、変動型再生可能エネルギー源である太陽と風は基幹電源になる要求を満たすのが困難だと述べたが、I
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