ニューヨーク・ヤンキースへ移籍早々の7月23日の対シアトル・マリナーズ戦(セーフコ・フィールド)では、4打数1安打1盗塁の成績となったイチロー。この試合で先発した黒田博樹投手は10勝目を飾った。 7月23日に正式発表されたイチロー選手のトレードは、まさに米国中に“衝撃”をもたらした。特にマリナーズに近い人間ほど、そのショックは大きかったようだ。 「3時頃球場の記者席にいた自分に電話がかかってきた。自分の後方に座っているニューヨークの記者の1人だった。そして『イチローが投手2人と交換でヤンキースにトレードされたぞ!』と切り出した。自分はジョークだろうと笑い飛ばし、また自分の仕事に戻った。しかしその直後に『YES(ヤンキース戦中継を担当するTV局)』のジャック・カリー氏が『イチローがトレードされた』とツイートしたのを確認し、さらにイチローのトレードを認める電話が入ってきた。自分の記者人生の中で
![イチローの美学とメジャーの現実。衝撃トレードの真相を完全レポート!(菊地慶剛)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a61efe304c53fc4550638252f2726d4d8bebaf6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F7%2F-%2Fimg_773b384c9155d8ea8a80518b4bea7e5d261764.jpg)