日産自動車が今夏に最高級セダン「シーマ」などの生産を終える。かつてバブル景気を象徴する車として人気を博した往年のブランドも、電気自動車(EV)シフトや環境規制で世代交代を迎える。トヨタ自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)などもセダンの生産縮小の検討を進めており、経営資源をEVなど電動車に集約させる。初代シーマは1988年に発売した。「シーマ現象」と呼ばれほどの人気を呼び、高額消費のバブル景気
日産自動車が今夏に最高級セダン「シーマ」などの生産を終える。かつてバブル景気を象徴する車として人気を博した往年のブランドも、電気自動車(EV)シフトや環境規制で世代交代を迎える。トヨタ自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)などもセダンの生産縮小の検討を進めており、経営資源をEVなど電動車に集約させる。初代シーマは1988年に発売した。「シーマ現象」と呼ばれほどの人気を呼び、高額消費のバブル景気
米フォード・モーターが電気自動車(EV)の注目製品の開発中止を決めたことは、業界全体でEVを巡る取り組みが後退していることを示している。フォードは21日、ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)が「個人向けの高速列車」と以前うたっていた大型電動SUV(スポーツタイプ多目的車)の開発計画を取りやめると発表した。自動車メーカーはEVや関連工場や電池への投資を延期、または中止する方針を相次いで明らかにしており、フォードもこれに加わった。米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)、独メルセデス・ベンツグループといった自動車メーカーはここ数カ月、EV戦略を縮小する計画を示してきた。一連の動きは、本格的なEVシフトに対する消費者需要が高まる前にメーカーが先走って大規模投資を発表してきたことを認めた格好となる。
一方で独自開発によるEVプラットフォーム計画も進めている さて、アキュラがモントレー・カーウィークにて実車を公開するという「パフォーマンス EV コンセプト」の画像と動画を公開。 このコンセプトカーは次世代量産EVのプレビューだといいますが、アキュラはこれまでに4台のコンセプトカー(NSXコンセプト、プレシジョンコンセプト、タイプSUVコンセプト、プレシジョンEVコンセプト)をモントレー・カーウィークにて発表しており、そしてこれらはいずれも市販されているため、このパフォーマンス EV コンセプトについても「これに近いルックス」にて発売されることになるのかもしれません。※アキュラはこのクルマについて「パフォーマンス EV コンセプト」だと紹介しているが、ファイル名は「RAIDEN」となっているのが興味深い パフォーマンス EV コンセプトは完全に独自のプラットフォームを採用 現時点でパフォー
そのため「台数」ではなく、より1台あたりの利益を多く稼ぐことができる方法へとシフト さて、ゼネラル・モーターズ(GM)は、中国の自動車メーカーとの競争が激化する中、同地域での事業を見直す過程において、中国での雇用を削減し生産能力を引き下げることを検討している、との報道。※GMは中国にてビュイック、シボレー、キャデラックなどを展開し、五菱との協業にてミニEVも販売している これによると、GMは今後、電気自動車や「より高級なモデル」への移行に伴い、中国でのパートナーである(国営企業の)上海汽車(SAIC)と製造能力の削減の可能性についても協議しているとされ、この動きはGMのCEO、メアリー・バーラ氏が先月の決算発表で述べた「GMは(合弁事業の)パートナーと緊密に協力し、収益性と持続可能性を確保するために事業の再編に取り組んでゆきます」というコメントを実行に移したものだと考えられます。 GMは中
結局のところ、お金を支払って製品を購入するのは消費者であり、消費者に選ばれなければその会社は成り立たない さて、ちょっと前にはGMの会長兼CEOであるメアリー・バーラ氏から「当初掲げたEVシフトへの目標は達成できそうにない」という正直かつ勇気あるコメントが出されたばかりですが、今回はGM社長、マーク・ルース氏が「今後数年間は内燃エンジン技術への投資を続ける」と( カーマネジメント・ブリーフィング・セミナーで)述べ、顧客需要の変化から同社を守る柔軟な生産戦略について説明を行っています。 なお、もともとの「電動化シフト」は(日本以外の)全世界にて同時進行しており、しかし昨年冬から急速にEVに対する需要と関心が(やはり全世界規模で)発生することに。 そしてこの状況を受け、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、ベントレー、そしてフォードといった大手自動車メーカーが「EVシフト
かつて他社を寄せつけなかったテスラだが、いま同社の売り上げがEV市場全体の50%以下に落ち込んでいることが明らかになった。テスラ失速の原因を米紙「ニューヨーク・タイムズ」が分析する。 米国ではシェアが50%以下に 研究機関コックス・オートモティーヴによれば、4~6月までのテスラのEV売り上げはいまだ市場全体の49.7%を占めている。だが、前年の59.3%に比べると、大幅な減少だ。テスラはいま、ゼネラルモーターズ(GM)やフォード、ヒュンダイ、起亜などの競合他社にその地位を脅かされている。 コックスによると、テスラのシェアが3ヵ月間で50%以下まで下落したのは初めてだ。2012年にモデルSセダンを売り出し、EV市場の覇権を握ったテスラ。しかし今回の調査結果は、もはやテスラがその地位を失いつつあることを示している。 モデルS以前、米国内でのEV販売数はきわめて少なかった。だが米国全体で見るとE
ゴードン・マレー・オートモーティブはEV部門を売却済み 報じられた内容だと、近年の自動車メーカーとしては非常に珍しい決断を行っており、その決断とは「EV部門を売却し、そのかわりにV12ガソリンエンジンを搭載するハイパーカーの製造に特化する」という世間一般とは真逆のもので、実際に(EV部門である)ゴードン・マレー・テクノロジーをアブダビ政府支援の投資家へと売却済みなのだそう。 これは同社CEO、フィリップ・リー氏がカーメディアに対して語った内容から判明しており、さらに同氏は「EV部門の売却が、T.50とT.33の開発に役立った」とも述べています。 なお、EV部門の売却には金銭面のほかリソース面という問題があったようで、というのもGMAは中東の会社(元JLRエンジニアのニック・コリンズが率いるForSeven)からEVの開発を受注し、このプロジェクトの規模が大きくなったためにGMA内にて「EV
発売まもない最新モデル「CR-V」が白馬に登場 ホンダは2024年7月27日・28日に長野県白馬村で開催される第11回「ジャパンEVラリー2024」に新型「CR-V e:FCEV」を展示します。 新型CR-V e:FCEVは、2024年7月19日に発売された燃料電池自動車(FCEV)です。北米など海外で展開している6代目「CR-V」をベースとしています。 日本においては2022年8月に、先代が生産終了しており、CR-Vとしては約2年ぶりの復活を遂げるとともに、新たにFCEV専用車となりました。 ホンダによると、新型CR-V e:FCEVは日本の自動車メーカーが発売するモデルとして、初の外部充電可能なプラグインFCEVだといいます。 搭載される燃料電池ユニットは、米国GM(ゼネラルモーターズ)社と共同開発し、ミシガン州の合弁生産拠点で生産。ホンダ・GM両社の知見やスケールメリットを活かし、新
なぜフォードはEVから内燃機関搭載トラックへと工場をトランスフォームするのか もちろん今回の判断は「EVが売れないから」ですが、対象となる工場はカナダのオークビル組立工場。 このオークビル組立工場ではEVの生産が予定していたほど行われず、よってフォードは「どうやってもこの工場が(EV専用の組立工場のままだと)損失を出してしまう」という結論に至り、つい先日まではこの工場を閉鎖することを検討していたのだそう。 しかしながらそこから大きな進展が見られ、フォードはこのオークビル組立工場にて「次世代のスーパーデューティ トラック」を製造するという判断を下して工場の存続を決め、この工場にてハイブリッドまたはプラグイン ハイブリッドドライブトレインを使用したトラックの生産を行うこととしたわけですね。 これは他の自動車メーカー同様に「マルチパワートレーン戦略」を採用するという戦略となりますが、なによりも雇
GMはまだ「EVの販売が好調な部類」ではあるが なお、現在はメルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンほか多くの自動車メーカーがEVの需要後退を理由に電動化計画の見直しを表明しており、GMもその例に漏れないということになりそうですが、シボレー、キャデラック、GMCの各ブランドからすでに複数のモデルが販売されており、とくにキャデラックにおいては2024年第2四半期の新車販売のうち19%がEVで占められているというので、他社に比較すると「まだ好調」な部類なのかもしれません。※GM全体ではEV販売が横ばいではあるが、少なくとも減ってはいない そしてメアリー・バーラ氏はこれまでとは方針を転換し「2027 年までに、市場のニーズに応えるため、新しいプラグインハイブリッド車を導入する」とも述べ、これによってGMは”より厳しい排出ガスおよび燃費基準を満たす”とも。 加えて、GMは別途「2035年に乗用車セグ
5月末、米国中西部のオハイオ州ヤングスタウンの郊外を訪ねた。ここは鉄鋼産業で知られるピッツバーグや、自動車の街デトロイトとも地理的に近く「ラストベルト(さびた工業地帯)」と呼ばれる地域のなかにある。人けのない工場地帯の一角にたたずむバー「ロッソ」に足を運んだ。近くにはかつてゼネラル・モーターズ(GM)の工場があったが、その跡地には数年前に台湾企業の電気自動車(EV)関連工場などが入っている。
モデル3のシートを取り付けるロボット・アーム。カリフォルニア州フリーモントにあるテスラの工場で。 Mason Trinca/The Washington Post via Getty Images テスラは、他のどこよりも安く電気自動車を作っている。 投入原価が低いため、テスラは価格を低く設定することができている。EV市場は価格に敏感だ。 それでも、テスラの価格破壊な手法には亀裂が生じ始めている。 テスラ(Tesla)は他のどこよりも安く電気自動車を作っている。それが競争相手が数多いる市場で、イーロン・マスク(Elon Musk)の自動車メーカーが優位に立つことができる理由だ。 テスラの1台あたりの投入原価、つまり金属、ガラス、バッテリー、ホイール、タイヤなどの部品にかける金額は、平均3万ドル(約480万円)以下であることが、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)の新たな
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