業績(EPS)が改善予想なのに東証REIT指数は低調な動き前回、Jリートのコラムを投稿したのは2023年秋です。タイトルは「東京オフィス市況に改善の兆し、Jリートは見直されるのか?」でした。しかし、その後、東京オフィス市況の改善は進んだものの、Jリートのパフォーマンスは低調でした。そして、今回のタイトルは「Jリートが見直されるべきと考える3つの理由」と強めのトーンとしました。いよいよJリートが見直されるタイミングが近づいていると考えています。 図表1は東証REIT指数と同EPSの推移です。足元の2023~24年の動きを見ると、EPSが改善予想にもかかわらず(しかも、過去最高益)、東証REIT指数は低調な推移となっています。2013~15年にかけてはEPSの改善に歩調を合わせて東証REIT指数も大きく上昇していました。このミスマッチ、あるいは、出遅れ感が理由1です。 [図表1] 東証REI