Mobile IT Asiaで、クアルコムジャパン 代表取締役社長兼会長の山田純氏が「スマートデバイスのイノベーションを加速するクアルコムの戦略」とのテーマで基調講演を行い、チップセットや無線技術を中心とした同社の取り組みを説明した。 世界初のスマホはQualcommが開発していた? 「我々は自社をイネーブラーと称している」と山田氏が話すように、Qualcommは携帯通信関連の研究開発を行い、その成果をIPR(知的財産)ライセンスや半導体(チップセットなど)として提供することをビジネスとしている。コンシューマーに直接届く商品を開発しているわけではないので「通信業界ではあまり例のない事業モデル」(山田氏)だが、1998年には、PDAのPalmとCDMA携帯電話を融合させた「pdQ」という端末を発売し、1.25MHz帯域幅で1.5Mbps以上の速度を実現した。pdQはタッチパネルも搭載しており
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