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ブックマーク / ockeghem.hatenablog.jp (24)

  • はてなブックマークボタンがマイクロアド社の新ガイドラインに従ったらこうなる - ockeghem's blog

    すでにこちらでご案内の通り、私のブログ(徳丸浩の日記およびEGセキュアソリューションズオフィシャルブログ)に貼っていた「はてなブックマークボタン」により、読者の皆様の閲覧行動がマイクロアド社によりトラッキングされておりました。読者の皆様に断りなく不快な結果を強いていたことに対してお詫び申し上げます。既に当該ボタンは撤去しております。 その後、株式会社はてな社長の近藤淳也氏およびはてなの日記にて行動情報の提供をやめる旨のアナウンスが一昨日ありました(こことここ)。さらに、マイクロアド社からは、昨日以下のアナウンスがありました。 今後マイクロアドでは、ブログパーツや外部ボタン等、マイクロアドと直接提携関係にあるパートナー以外の第三者にあたる媒体・配信面に付与される可能性のあるものについて、それらの表示領域にマイクロアドからの行動履歴情報の蓄積を無効化するオプトアウトページへの導線設置を義務化い

    raimon49
    raimon49 2012/03/16
    すごい皮肉。説得力があって面白い。
  • 「管理者パスワードは何日ごとに変更すればよいか」に関する質疑応答 - ockeghem's blog

    昨日Webサイトを守るためのセキュリティ講習会の講師を担当しました。講習会の終了後、受講生から「管理者パスワードの定期的変更」に関する質問がありました。備忘の為、質疑内容を以下に記録します。 Q1:上位ポリシーにて、管理者パスワードは定期的に変更するように義務づけられているが、何日毎に変更するのが正しいのか。最近の専門家の見解をお伺いしたい A1:専門家の見解は分かれているとお答えしました 現在の主流はパスワードを定期的に変更するべしという考え方ですが、それに異論を持つ人もいて、私もその一人です。 一般ユーザのパスワードとは異なり、管理者パスワードは、業務の必要上複数の人が知っている状況があります。その状況では、「定期的に変更」するのではなく、管理者パスワードを知っている人が、他業務に異動、あるいは退職するタイミングで遅滞なく変更するべきです。そうしないと、「管理者でなくなった人が管理者パ

    「管理者パスワードは何日ごとに変更すればよいか」に関する質疑応答 - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2012/02/01
    rootパスワードを共有する必要があるのなら、パスワードの変更は「管理者パスワードを知っている人が、他業務に異動、あるいは退職するタイミング」
  • 大垣本を読んで「バリデーションはセキュリティ対策」について検討した - ockeghem(徳丸浩)の日記

    このエントリでは、セキュリティの観点から、バリデーション実装について検討します。大垣さんのを読んで「大垣流バリデーション」について勉強した結果を報告します。 はじめに 大垣さんの記事「入力バリデーションはセキュリティ対策」では、「入力バリデーションはセキュリティ対策である」が力説されています。この記事はおそらくid:ajiyoshiさんのブログ記事「妥当性とは仕様の所作 - SQLインジェクション対策とバリデーション」を受けてのことだと思います。id:ajiyoshiさんのエントリでは、「妥当性検証は仕様の問題であってセキュリティ対策ではありません」と明言されています。私はid:ajiyoshiさんに近い考えを持っていますので、大垣さんの主張について、私なりに考えてみました。 記事を書くにあたり、徳丸の立場を明確にしておきたいと思います。 バリデーションの基準は仕様の問題 バリデーション

    大垣本を読んで「バリデーションはセキュリティ対策」について検討した - ockeghem(徳丸浩)の日記
    raimon49
    raimon49 2011/12/28
    タフなユーザー体験w
  • 「徳丸本ができるまで」スライドを公開します - ockeghem's blog

    まっちゃ445などで発表に使用した「徳丸ができるまで」のスライドを公開します。 発表時の原稿の後半を少しカットして、最新の状況を加筆しました。 徳丸ができるまで View more presentations from Hiroshi Tokumaru [PR] 「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」のDRMフリーPDFによる電子版が販売開始しました。 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践 作者: 徳丸浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2011/03/01メディア: 単行購入: 119人 クリック: 4,283回この商品を含むブログ (146件) を見る

    「徳丸本ができるまで」スライドを公開します - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2011/10/30
    ペルソナの想定と現場で「やってしまいそう」なシナリオ
  • CookieのDomain属性は *指定しない* が一番安全 - ockeghem(徳丸浩)の日記

    たまに誤解があるようですが、Cookieを設定する場合のDomain属性は *設定しない* のがもっとも安全です。以下、例示により説明します。 ※このエントリは、http://blog.tokumaru.org/2011/10/cookiedomain.html に移転しました。恐れ入りますが、続きは、そちらをご覧ください。

    CookieのDomain属性は *指定しない* が一番安全 - ockeghem(徳丸浩)の日記
    raimon49
    raimon49 2011/10/15
    現状に合わせた場合、domain属性は指定しないのが一番安全
  • もし『よくわかるPHPの教科書』の著者が徳丸浩の『安全なWebアプリケーションの作り方』を読んだら - ockeghem's blog

    たにぐちまことさんの書かれた『よくわかるPHPの教科書(以下、「よくわかる」)』を購入してパラパラと見ていたら、セキュリティ上の問題がかなりあることに気がつきました。そこで、拙著「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方(以下、徳丸)」の章・節毎に照らし合わせて、「よくわかる」の脆弱性について報告します。主に、徳丸の4章と5章を参照します。 4.2 入力処理とセキュリティ 「よくわかる」のサンプルや解説では、入力値検証はほとんどしていません。しかし、入力値検証をしていないからといって即脆弱かというとそうではありません。徳丸でも強調しているように、入力値検証はアプリケーション要件(仕様)に沿っていることを確認するもので、セキュリティ対策が目的ではないからです。 「よくわかる」の中で、私が見た範囲で唯一の入力値検証は、郵便番号のチェックをするものです。以下に引用します(「よくわ

    もし『よくわかるPHPの教科書』の著者が徳丸浩の『安全なWebアプリケーションの作り方』を読んだら - ockeghem's blog
  • phpMyAdminにおける任意スクリプト実行可能な脆弱性の検証 - ockeghem's blog

    phpMyAdmin(3.3.10.2未満、3.4.3.1未満)には、リモートから任意のスクリプトが実行可能な脆弱性があります。このエントリでは、この脆弱性が発生するメカニズムと対策について報告します。 概要 phpMyAdminには下記の2種類の脆弱性の組み合わせにより、リモートから任意のスクリプトを実行させられる脆弱性があります。 CVE-2011-2505 CVE-2011-2506 該当するバージョンは以下の通りです。 phpMyAdmin バージョン3.3.10.2未満 phpMyAdmin バージョン3.4.3.1未満 影響を受ける条件は、上記バージョンのphpMyAdminを使用していることに加えて、以下をすべて満たす場合です。 setup/index.phpとsetup/config.phpを外部から実行できる phpMyAdminのconfigディレクトリが存在し、PHP

  • モバイルバンキングは今でもsecure.softbank.ne.jp方式が主流 - ockeghem's blog

    6月30日のsecure.softbank.ne.jp廃止*1にともない、みずほダイレクトにおいて、ソフトバンクの携帯電話からログインできなくなるという障害が報告されています(リリース)。 他の銀行はどうかと思い、軽く調べて始めたところ、モバイルバンキングでは今でもsecure.softbank.ne.jp方式が堂々たる主流であることが分かりましたので報告します。 secure.softbank.ne.jpを経由する銀行 以下は、ログイン画面のURLがhttps://secure.softbank.ne.jp/〜となっています。大手都市銀行は全てという感じです。 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行 みずほ銀行 りそな銀行 セブン銀行 じぶん銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行 新生銀行 secure.softbank.ne.jpはホワイトリスト方式で残されるということでしたが、上記モバイルバ

    モバイルバンキングは今でもsecure.softbank.ne.jp方式が主流 - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2011/07/14
    多くのモバイルバンキングサービスはホワイトリスト登録されてsecure.softbank.ne.jp方式が残っているという話。ネット銀行系は脱secure.softbank.ne.jp方式してるのが多いのかな。
  • 私はいかにしてソフトバンク端末60機種のJavaScriptを検証したか - ockeghem's blog

    昨日のソフトバンクの非公式JavaScript対応の調査結果 | 徳丸浩の日記で報告したように、昨年5月に、ソフトバンク60機種の検証を行い、JavaScript対応の状況などを調査しました。当時はまだ公式なJavaScript対応機種はない状態でしたが、既にほとんどの端末が *非公式に* JavaScriptに対応していました。 このエントリでは、検証の様子を報告します。 なぜJavaScript対応状況を調査したか http://www.hash-c.co.jp/info/20091124.htmlを公表した前後に、とある方(この方)から、ソフトバンクのケータイでもJavaScriptが動作すると伺いました(参考のやりとり)。XMLHttpRequestも含めてJavaScrptが動くと教えていただいた932SHを私も購入して調べたところ、以下が判明しました。 確かにJavaScrip

    私はいかにしてソフトバンク端末60機種のJavaScriptを検証したか - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2011/07/06
    一種のドメインハック
  • EZwebの2011年秋冬モデル以降の変更内容とセキュリティ上の注意点 - ockeghem's blog

    au/KDDIの技術情報サイトEZfactoryには、2011年秋冬モデル以降にEZwebの仕様変更がある旨表示されています。セキュリティ上の問題の可能性もあるため以下に報告します。 EZfactoryトップページでの告知内容 EZfactoryトップページには、2011年秋冬モデルでの変更を以下のように要約しています。 ※お知らせ※ EZブラウザは、2011年秋冬モデルにて、EZサーバを含め、「機能」及び「ネットワーク環境」の見直しを行ないます。 これによる主な変更点は以下のとおりです。 <主な変更点> ・EZサーバの言語変換機能が削除され、HDMLが非サポートとなる。 ・EZブラウザ、PCサイトビューアーのIPアドレス帯域が統一される。 今後EZブラウザ向けコンテンツを作成する場合は、XHTML Basicを推奨します。 http://www.au.kddi.com/ezfactory

    EZwebの2011年秋冬モデル以降の変更内容とセキュリティ上の注意点 - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2011/06/27
    X-UP-SUBNOヘッダ(EZ番号)詐称可能だからIPアドレスとセットで本人確認を行って下さいとキャリア公式にお願いしているの図。
  • 僕が「ホワイトリスト」を採用しなかった訳 - ockeghem's blog

    ホワイトリストという用語はセキュリティの分野では非常に基的な用語ですが、セキュアプログラミングという文脈では意外に曖昧な使われ方がされているように見受けます。エントリでは、ホワイトリストという用語の意味を三種類に分類し、この用語の実態に迫ります。拙著体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方(以下、徳丸)では、ホワイトリストという用語を一度も使っていませんが、その理由に対する説明でもあります。 ホワイトリストの分類 私の調査によると、ホワイトリストは以下の3種類に分類されます。 許可されたものの一覧表(第一種ホワイトリスト) セキュリティ上安全と考えられる書式(第二種ホワイトリスト) アプリケーション仕様として許可された書式(第三種ホワイトリスト) 以下順に説明します。 許可されたものの一覧表(第一種ホワイトリスト) ホワイトリストというくらいですから、来のホワイトリストは

    僕が「ホワイトリスト」を採用しなかった訳 - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2011/05/09
    安全か危険かはコンテキストに沿って変わるという話。RFCに準拠したメールアドレスの例が興味深い。
  • 続パスワードの定期変更は神話なのか - ockeghem's blog

    2008年2月にパスワードの定期変更は「神話」なのか? - ockeghem(徳丸浩)の日記を書いた時の反応は、賛否両論という感じだったが、その後、twitterでのつぶやきなどを見るに、「パスワードは定期変更しなくてもいいんじゃない?」という意見は、セキュリティの専門家にも多くなっているような印象を受けている。 そのよう状況の中、以下の記事を読んだ。 辞書攻撃がうまくいかない場合、クラッカーは総攻撃(ブルートフォース攻撃とも言います)を仕掛けます。【中略】仮に1秒間に1000万回の計算ができるとすれば、パスワードのクラックに要する時間は1年にもなりません。どんなに強固なパスワードであっても、1年ももたないということになります。だからこそ、3カ月に1回とか半年に1回はパスワードを変更する必要があるのです。(2ページ目より引用) http://www.itmedia.co.jp/enterp

    続パスワードの定期変更は神話なのか - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2010/12/09
    定期変更を奨励する前にパスワードポリシーやアカウントロックなど当たり前のことをしっかりやりましょうという話。
  • 携帯電話事業者に学ぶ「XSS対策」 - ockeghem's blog

    NTTドコモとソフトバンクモバイルは、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)にてJavaScriptの対応を始めています。JavaScriptに対応すると、クロスサイト・スクリプティング(XSS)脆弱性の懸念が高まりますが、両社は独自の手法によりXSS対策をしている(しようとしている)挙動が観測されましたので報告します。この内容は、オレ標準JavaScript勉強会でネタとして使ったものです。 NTTドコモに学ぶ「XSS対策」まず、サンプルとして以下のようなXSS脆弱なスクリプトを用意します。 <?php session_start(); ?> <body> こんにちは<?php echo $_GET['p']; ?>さん </body>これを以下のURLで起動すると、IE7では下図のような表示になります。 []http://example.com/xss01.php?p=山田<scrip

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    raimon49 2010/07/26
    >両事業者は、典型的なXSS試験パターンを「一見動作しなくなる」という対応をしています。
  • PHP逆引きレシピは概ね良いが、SQLインジェクションに関しては残念なことに - ockeghem's blog

    404方面でも絶賛されていたPHP逆引きレシピを購入した。書はとても丁寧な仕事で素晴らしいと思ったが、セキュリティに関しては若干残念な思いをしたので、それを書こうと思う。 目次は以下のようになっている。 第1章 準備 第2章 PHPの基構文 第3章 PHPの基テクニック 第4章 ファイルとディレクトリ 第5章 PEARとSmarty 第6章 Webプログラミング 第7章 クラスとオブジェクト 第8章 セキュリティ 8.1 セキュリティ対策の基 8.2 PHPの設定 8.3 セキュリティ対策 第9章 トラブルシューティング 第10章 アプリケーション編 PHP逆引きレシピ オフィシャルサポート 書は、タイトルの示すように、コレコレしたいという目的ごとにPHPでの書き方が書かれている。よくある逆引き辞典タイプのだが、類書に比べて丁寧に書かれている印象を受けた。私が感心したのは、PH

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    raimon49
    raimon49 2009/07/11
    sprintルール
  • i-mode2.0は前途多難 - ockeghem's blog

    既に発表されているように、NTTドコモの夏モデルからi-modeの仕様が大幅に拡張され、JavaScriptCookie、Refererに対応するようになった。これら仕様変更はセキュリティの面からも影響が大きいため、私は夏モデルの中から、P-07Aを発売開始日(5月22日)に購入した。そして、リリースどおりJavaScriptCookie、Refererが動作することを、実機にて確認した。 ところが、P-07Aと同日に発売開始されたN-06Aは、その日のうちに一時販売停止のお知らせが出る。 この度、弊社の携帯電話「N-06A」において、iモード接続時の不具合が確認されましたので、販売を一時見合わせさせていただきます。 なお、事象に伴い、日発表いたしました「N-08A」の販売開始日につきましても、5月28日から延期となります。 「N-06A」の販売再開及び「N-08A」の販売開始時期

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  • PHPのSession Adoptionは重大な脅威ではない - ockeghem's blog

    なぜPHPアプリにセキュリティホールが多いのか?:第25回 PHPのアキレス腱にて、大垣靖男氏がPHPSession Adoption問題について取り上げている。大垣氏は度々この問題を取り上げているが、今のところ氏の主張に同調する人を見かけない。それもそのはずで、大垣氏の主張は間違っていると私は思う。 以下、大垣氏の主張を実際に試してみる形で、順に説明しよう。 大垣氏の主張 大垣氏の主張は、PHPにはSession Adoption脆弱性があるために、標準的なSession Fixation対策であるsession_regenerate_id()を施しても、その対策は有効ではないというものだ。 しかし,実際には現在に至るまでPHPのセッションモジュールのセッションアダプション脆弱性は修正されないままになっています。このために,来はsession_regenerate_id関数をログイン

    PHPのSession Adoptionは重大な脅威ではない - ockeghem's blog
    raimon49
    raimon49 2009/05/16
    session_regenerate_id()は正しくセッションIDの再作成を行っており、SafariのCookie Monsterバグもバージョン4で修正予定
  • 続:SQLのバインド機構は「エスケープ処理された値」をはめ込むのか - ockeghem's blog

    前回のエントリSQLのバインド機構は「エスケープ処理された値」をはめ込むのか - ockeghem(徳丸浩)の日記に対応して、mi1kmanさんのブクマ経由で、訂正が出ていることを知った。 訂正内容 1ページ目を下記のように変更いたしました(2個所)。 バインド値はエスケープ処理した後にプレースホルダにはめ込むので、悪意あるSQL文が挿入されても、その実行を阻止することができる(図1-2)。 ↓ SQL文のひな型とバインド値は個別にデータベースに送られ、構文解析されるので、バインド値に悪意あるSQL文が挿入されても、その実行を阻止することができる(図1-2)。 http://www.impressit.co.jp/inside/?p=791 なんとなく私のエントリの断片が散りばめられているのを別にしても、『悪意あるSQL文…の実行を阻止することができる』というあたりに、サニタイズ的発想が依

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  • 書籍『Ajaxセキュリティ』に関する残念なお知らせ - ockeghem's blog

    昨年の10月に刊行された書籍Ajaxセキュリティは,発刊直後に購入したが,しばらく積ん読になっていた。最近になって読み始めたのだが,いささかあきれる結果となった。HPの現役エンジニア2名の著作,一人は元SPI Dynamics社(WebInspectの開発元,HPが買収)出身,GIJOE氏の監訳ということで期待していたのだが,残念である。 残念だと思う主要な理由は,脆弱性への対策が十分に示されていないことだ。Ajaxであってもインジェクション系脆弱性が発生する可能性があること,むしろ従来型のWebアプリケーションよりもその可能性が広がることは説明されているが,肝心の対策が不十分だ。 書第四章の後半には,対策として入力検査(バリデーション)が示されている。 4.6 適切な入力検査 4.7 リッチなユーザ入力のバリデーション しかし,入力検証だけでは,任意の文字入力を許す場合の対策はできない

    書籍『Ajaxセキュリティ』に関する残念なお知らせ - ockeghem's blog
  • コメント masa (2008/02/29 18:31) - パスワードの定期変更は「神話」なのか? - ockeghem(徳丸浩)の日記

    ITProの記事が契機となって、PCIDSS(PCIデータセキュリティ規準)およびパスワードに関する規定が話題となっている*1。 「パスワードは90日ごとの変更」が義務づけられる!? | 日経 xTECH(クロステック) それに対して,PCIDSSは表現が具体的である。現在のバージョン1.1ではパスワードについて下記のような規定がある。 ■要件8.5.8 グループ、共有または汎用のアカウントとパスワードを使用しないこと。 ■要件8.5.9 ユーザー・パスワードは少なくとも90日ごとに変更する。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080220/294287/ このうち、要件8.5.9「ユーザー・パスワードは少なくとも90日ごとに変更する」に関して疑問を持った。これはいわゆる「セキュリティの常識」という奴の一つではあるが、実際のところ、

    コメント masa (2008/02/29 18:31) - パスワードの定期変更は「神話」なのか? - ockeghem(徳丸浩)の日記
    raimon49
    raimon49 2008/02/28
    非常に論理的。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS)とCSRFの違い早分かり - ockeghem(徳丸浩)の日記

    昨日の日記で、DK祭りで使われている脆弱性がXSSかCSRFかという問題になった。どうも、XSSとCSRFがごっちゃになっている人もいるように見受けるので、簡単な整理を試みたい。 XSSとCSRFには似た点がある。 どちらも「クロスサイト」という言葉が先頭につく なりすましのようなことが結果としてできる どちらも受動型攻撃である それに対して、もちろん違う点もある。専門家から見れば「似てるも何も、そもそも全然違うものですよ」となるのだろうが、現に混同している人がいるのだから紛らわしい点もあるのだろう。 私思うに、XSSとCSRFの決定的な違いは、以下の点ではないだろうか。 XSSは攻撃スクリプトがブラウザ上で動くが、CSRFはサーバー上で動く このため、XSSでできる悪いことは、すなわちJavaScriptでできることであって、攻撃対象のCookieを盗み出すことが典型例となる。一方、CS

    クロスサイトスクリプティング(XSS)とCSRFの違い早分かり - ockeghem(徳丸浩)の日記