これまでのインタラクションの設計法や評価法は、やりとりの間に時間的な差がある、離散的なものを前提としていた。しかし、スマートホンの地図アプリのような、連続的なインタラクションのためには、設計法や評価法を新たに開発する必要があるだろう。 黒須教授 2013年5月20日 今回のネタはソシオメディアの篠原さんとお話をして浮かんできたこと。篠原さん、インスパイアリングなお話をありがとうございました。 さて、これまでインタラクションデザインは、やりとりという意味でのインタラクションを扱ってきた。そこでは、やり(action)と、とり(reaction)の間には、時間的な差があり、それぞれが離散的なアクションであった。いわば離散的インタラクションといって良いだろう。ボタンを押す、キーを押す、マウスをクリックする、これらはいずれも離散的なアクションでありイベントであった。わずかにマウス操作の一部に連続的