Linux OSのUbuntuなどを提供しているCanonicalは、Ubuntuに対して10年間のメンテナンスの提供を約束する新サービス「Ubuntu Pro」を発表しました。 Ubuntu Proはサーバ向けとデスクトップ向けを含むすべてのUbuntuのディストリビューションに対応するのに加えて、Apache Tomcat, Apache Zookeeper, Docker, Drupal, Nagios, Node.js, phpMyAdmin, Puppet, WordPressなどの主要なLinuxアプリケーションもメンテナンスの対象として含まれています。 また個人には最大で5台のマシンまでUbuntu Proが無料で提供されることも発表されました。 We're pleased to announce that Ubuntu Pro, the expanded security
もう5年以上続けている取り組みのひとつにデスクトップ環境をdisposableに保つというのがある。いつでも何があっても即座に環境を捨てて作り直せるようにするということ。EC2やVPSのインスタンスに対してAnsibleでプロビジョニングできる状態にしておけば即座に新しいホストを立てて古いホストを捨てられる、そんな状態を目指すということ。具体的には以下のようなことを心がけている。 書類のマスターデータを端末上に置かない デスクトップ環境をdisposableに保つ第一歩は、とにかく手元になんらかのデータのマスターを置かないことにつきる。端末上にマスターデータを置いていると当然新しい環境を用意する際にデータ移行が必要になる。移行をしないためにはこれらを手元に置かないようにする。書類はGoogle DriveやNASに入れる、ソースコードは全てGitHubに上げておく、などなど。現代では機密情
開発環境をMacからWindowsに切り替えたことについて、実際どうですかと聞かれることが何度かあったので、そのときも話した現在の所感みたいなものを書き残しておく。 結論すると、移行後の環境をかなり気に入っている。 1996年のカリフォルニア州 2~3日は主にメタキー周りのキーバインドや見てくれの違いに戸惑い、幾らか離脱症状が出たものの、1週間もすれば流石に慣れてきて、最終的に、個人の用途ではMacを全く触らなくなった。開発環境がMacを前提としている仕事先があったり、貸与されたPCで作業する仕事先があったりするので、完全に触っていない訳ではない。 よくよく比較してみると、あると嬉しい便利機能がOSから提供されていることが多くて、これは意外なところだった。例えば、クリップボードの履歴を残しておいて呼び出せるようにする (Windows + Vキー) とか、ぶっ壊れたときに少し前の状態に戻す
英Canonicalは4月26日(英国時間)、Linuxディストリビューション「Ubuntu 18.04 LTS(Bionic Beaver)」を公開した。デフォルトのディスプレイサーバーはWaylandからX.orgに戻っている。 Ubuntu 18.04は2017年10月公開の「Ubuntu 17.10(Artful Aardvark)」に続くもの。 Canonicalは5年間セキュリティアップデートを提供する長期サポート版(Long Term Support、LTS)を2年おきにリリースしており、2016年4月に公開された「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)」以来のLTS版リリースとなる。Ubuntu 18.04のサポート期間は2023年4月まで。 Linuxカーネルは4.15を採用した。CPUの脆弱性であるSpectre、Meltdown向けの対策を行った
ミュンヘンと言えば、ドイツのバイエルン州の州都であり、多くの日本人には「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」に代表されるビール祭りの中心地として記憶されているかもしれない。しかし、ことIT業界におけるミュンヘンと言えば、「オープンソース vs. Windows」の最前線という意味合いを持つ。 2000年代に脱Windowsを大胆に進めたミュンヘン MicrosoftがWindowsでクライアントOSの支配権を決定的にした2000年代。そのカウンターカルチャーとしてオープンソースが注目を集め、ソフトウェアの開発や利用が広まっていった。ここで開発された技術群は現在のITインフラの根幹を支えているが、一方で「打倒Windows」的な掛け声で盛り上げられていた「デスクトップPC」としての採用はあまり広まらなかった。 こうした中、2000年代前半にミュンヘンが市職員のシステムをWindo
PC-BSDからTrueOSへ PC-BSDプロジェクトは2016年9月1日(米国時間)、「PC-BSD Evolves into TrueOS」において、PC-BSDプロジェクトの取り組みを「TrueOS」へ発展させた(evolve)と発表しました。技術的にはこれまでPC-BSDで取り組んできた開発を継続しているといったもので、どちらかというとブランディング的な意味合いの強い名称変更ではないかと思います。 FreeBSDベースのディストリビューションはいくつかありますが、PC-BSDはiXsystems社という強力なサポートがあり、さらにPC-BSDの開発者がFreeBSDプロジェクトとも仲の良い関係にあるなど、かなり本命というか、FreeBSDベースのデスクトップ向けディストリビューションとして高いクオリティとサービスを実現してきました。 PC-BSDの開発は当初はデスクトップ向
Fedora 19アルファ版のパスワード作成画面では、確認入力フィールドでパスワードがマスクされず、そのまま表示されるという。ただし、表示されるのは確認入力フィールドにフォーカスがある場合のみで、別のフィールドにフォーカスが移動するとマスクされるそうだ(Red Hat Bugzillaのバグリポート、 Fedora開発者向けメーリングリストのアーカイブ、 本家/.)。 Anacondaの開発者、Chris Lumens氏のバグリポートに対する回答によると、この動作はバグではなく意図したものだという。このような動作は採用例が増えており、パスワードをマスクしてもキーボード上の指の動きを見られてしまえば意味がないなどとしている。また、パスワードを表示することでキーボードレイアウト関連の問題を回避することもできるとのこと。これに対し、Fedoraコミュニティーの開発者向けメーリングリストでは、セキ
以下の文章は、Miguel de Icaza による What Killed the Linux Desktop の日本語訳を著者の許諾を得て公開するものである。 本文については、八木の野郎さん、Shiro Kawai さん、猪股健太郎さんに誤訳の訂正をいただきました。ありがとうございます。 これは実話である。 うちの Linux マシンの /home ディレクトリがあるハードディスクがおかしいので、それを新しいのに換えなければならなかった。このマシンは机の下にあるので、ケーブルを全部抜き、マシンを外に出し、ハードドライブを交換してまたプラグを全部つなぎ直さなければならなかった。 至極ありきたりなことだ。AC 電源をつなぎ、キーボードをつなぎ、マウスをつないだが、スピーカーケーブルを手に取ると、僕はそれをつなぐのはやめた。 なんでオーディオ設定なんかに手間かけなきゃいけないの? オーディオ
実は、私はLinuxについては、だいぶ前、まだコンピューターを持っていなかった頃、少々学んでいた。というのも、当時まだコンピューターを持っていなかった私は、書物(当時はまだ紙の本に価値があったのだ!)の知識から、どうもLinuxの方が優れているOSだと思っていたらしい。宗教論争を引き起こしそうな話題はともかく、当時の私は、結局、日本語環境の貧弱さとゲームとを理由に、Windowsを使うことに決めた。今から10年以上前の話だ。 どうも私は変人と思われているらしく、twitterをエゴサーチしてみると、私がLinuxにダメ出しするだろうというtweetを目にする。まあ、確かに、私は常に物事を否定するところの霊であった。中学時代からの私の友人は、「何事にも否定的」と評した。否定した結果、今の位置にいるのだとすると、あまり否定すべきではないのだろう。 閑話休題、今のLinuxはどうなっているだろう
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