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■[雑記][本]『現代思想』あなるかんと 表題は全く関係ないけど。 『現代思想』の12月号を購入。 「自立とは何か」ってことで。 職がない俺ら大学院生にも関わってくる話だし、杉田俊介の「自立と倫理――カントとともにある『寄生獣』、『寄生獣』によるカント」って論考が掲載されてるとのことだったので。 面白かった。どちらも。 現代思想 (Vol.34-14)2006年12月 特集=自立を強いられる社会 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2006/11 メディア: ムック 立岩真也と白石嘉治の対談で、 立岩 生活保護というものを、リアリティのある、もっと人が使えるものにしていくというのは、やれてこなかったのだけれども、やらざるをえない。社会サービスもさることながら、やっぱり基本的な所得の問題、そこのところをもっとたくさんの人たちにとってリアリティのあるものに再構想していくというのは、優先順位が
北海道大学の図書館報 「楡蔭」に書いた雑文が印刷されてきました。まだ、オンラインでは読めないようなので、こちらに転載しておきます。 -------------------- インターネット時代の学術情報と研究者そして図書館 はじめに 北海道大学図書館が運用しているHUSCAPという名の「機関リポジトリ」が全国の大学・研究機関の先頭を走っていることをご存じだろうか。ほとんどすべての学術情報がインターネットを通じて流通する時代になり、図書館のあり方も大きく変わろうとしている。学術雑誌へのアクセスも投稿も、すべてが机の上に置かれたコンピューターからできてしまう日常を過ごしていると、時として図書館の存在を忘れてしまいがちになる。しかし、一歩大学を出て学外のネットワークから同じ学術雑誌にアクセスしようとしても、北大図書館のライセンスなしには論文も読めないことがわかる。インターネット時代の今、大学図書
大阪高判平成18年11月30日朝日.com (引用) 住基ネット「同意なければ違憲」 大阪高裁が削除命令 判決はまず、自己のプライバシー情報の取り扱いについて自己決定する権利(自己情報コントロール権)は憲法で保障されているプライバシー権の重要な一つになっているとし、住基ネットが扱う氏名、生年月日、性別、住所の4情報について「私生活上の平穏が侵害される具体的危険がある場合は、自己情報コントロール権が侵害されたことになり、本人確認情報の利用の差し止めはできる」との判断を示した。 情報漏洩(ろうえい)の危険性については、自治体でセキュリティー対策が施されるなど具体的な漏洩の危険は認められないとしたが、個人情報を利用する国の事務が270種を超えて拡大し続けている現状などを指摘。行政機関が住民票コードをマスターキーのように使い、個人情報が際限なく集積・結合されて利用されていく危険性があるなど、住基ネ
なんだか毎日日替わりのように労働関係の大きなニュースが続くので、追っかける方も大変ですね。いや、私は大体どの分野も土地勘がありますから見出しを見れば大体中味は想像通りですが、新聞記者の皆さんはそのつど過去の経緯を勉強しなくちゃいけないから大変ですよね、ね。いや、もちろん、ちゃんと過去の経緯を勉強してるんでしょうと言ってるだけで、それ以上の意味はありませんよ。 http://www.asahi.com/life/update/1201/001.html というわけで、今朝の朝日は、昨日の経済財政諮問会議の記事が一面トップです。 >政府の経済財政諮問会議が30日開かれ、労働市場改革「労働ビッグバン」として、一定期間後に正社員化することを前提としている現在の派遣労働者のあり方を見直す方向で検討に入った。この日は、派遣契約の期間制限の廃止や延長を民間議員が提案。期間が無期限になれば、派遣期間を超え
マンキュー先生も野次馬的に取り上げているし、あちらでは結構盛り上がっているみたい。 ざっと目を通して理解したところによれば、まずサックスがScientific American誌に寄稿した論文の中で、北欧の福祉国家がイギリスやアメリカといった新自由主義の国家に比べより優れた経済パフォーマンスをあげていることから、かつて著書の中で社会主義国だけでなく福祉国家も「隷属への道」を歩むと主張したハイエクは間違っていた、と断定する文章を書いたことに端を発する。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2006/10/sachs_friedrich.html それに対しイースタリーは、サックスはあたかもハイエクが全ての社会保障は不要だと主張したかのように議論を捻じ曲げていると指摘し、また黒人・移民問題を抱えているアメリカ社会の貧困問題を北欧諸国
最近、仕事の関係もあって福祉国家論の周辺をいろいろ読んでいるのですが、今月出版された後藤道夫『戦後思想ヘゲモニーの終焉と新福祉国家構想』(旬報社)は想定した以上に興味深いものがありました。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4845109964/sr=1-7/qid=1164872198/ref=sr_1_7/250-9670210-7433052?ie=UTF8&s=books この後藤さんというのはかなりゴリゴリのサヨクのようなんですが、それだけにリベラルなサヨクの弱点がよく見えているなあという感じです。 要は、戦前の開発独裁(という評価は些かどうかと思いますが、それはともかく)を否定すべく、日本はもっと市民社会にならなくちゃいけない、もっと個人の自由を、という「近代の不足」を基調とする戦後思想の中で、多くの戦後知識人が自由主義の本格的批判を経験せず
28日に予告した爆弾です。実際に書いたのは25日。 ここ2週間くらいのこのブログにおいでの皆様本当に、感謝しています。ありがとう。今日はとにかく感謝の意を表したいのです。それには弾さんの次のエントリへの返答の形で書くのが、今の気分にはぴったりきます。 404 Blog Not Found:学力って本当に低下しているのだろうか? 私の「体感」では、学力はちっとも下がっていないどころか、格段に向上している。 それでは、話を「人類」ではなく「日本人」、そして時代をせいぜい20年ぐらいに絞った場合はどうか?やはり学力は格段に上がっているとしか思えない。特に「Web以前」と「Web後」、そして「Google以前」と「Google後」では革命的な学力の向上が見られる。 問題はむしろ、「娑婆」の学力がこれほど上がったにも関わらず、相変わらず「学力」をはかる対象が「学生」であることである。もうはっきり言っ
2006年12月01日00:45 カテゴリ書評/画評/品評 人もまた沈黙せず - 書評 - 神は沈黙せず たった今読了。 神は沈黙せず(上・下) 山本弘 今年読んだ本の中で、間違いなく最高傑作! いや、ほんとだまされたと思って読んで欲しい。面白くなかったら私が買い取ります、ってぐらい面白いから。 本書「神は沈黙せず」はフィクションである。フィクションであるが、実は75%はノンフィクションで構成されている。本書は一応、ではなく掛け値なしに一級品のSci-Fiであるが、実は山本弘のメッセージである。本書の舞台は20世紀末から近未来までだが、そのテーマは最も古いものの一つである。そして本書は神の本であり、人の本であり、「正しく生きる」の意味を問う本である。 私はそう信じる。 かつてこんな言葉で締めくくられたSci-Fiがあっただろうか?しかも、他ならとにかく著者山本弘は「と学会」会長でもある。懐
パンダのため息 老舗文芸出版社「パンダ舎」(仮名)で働いている「鞠小路まり」どすぇ。 出版ギョーカイ驚愕そして騒然の内幕暴露! もたまにあるかもよん。 でも、キホン的には読んでもためにならないよ〜んだ。
うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かしして本を読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…
(10/03)聖人とコブラ (09/14)朝日新聞と日本の異常な新聞観 (08/18)ヘイト・プロパガンダ (08/04)第一次世界大戦 (02/18)メリットの有無と戦争 (02/15)ジョブスの教え「お客様は神様です」 (02/12)クール・ジャパンとハリウッド (02/11)悪いのは猫である (02/10)架空戦記に見るステレオタイプ (02/07)テレビの性 (01/31)醜いスポーツ (01/30)みんなでやってる感 (01/29)肩書きはチラ裏を金言に変える (01/27)過去は清算できない (01/25)英のEU離脱と日英ブロック (01/24)イーベン・バイヤーズの悲劇 (01/22)「国家ブランディング」は国を滅ぼす (01/21)もっと感動を! (01/18)Too good to bear (01/17)過去を反省しない日本の原点
■ [politics][government][economy]続・ホスピタルよりホスピスを! 昨日のエントリと日が重なったのは単なる偶然でしょうけれど、昨日の朝日新聞より。 3年前に3億円あった公共事業費は、ついに242万円になった。長野県南部、人口700人余の清内路村が財政難にあえいでいる。過去の整備事業の借金返済が膨らんだところに、小泉政権での地方交付税削減に直撃された。同村への交付税額は00年は8億円前後あったが、06年度は6億円余に。借金返済分を除くと、行政サービスに使える実質額はピーク時の6割の水準まで落ちた。赤字削減には取り組んでいる。水道料金は1.5倍に、健康診断の個人負担は4倍の年2千円にした。この2年、出来る限りの節約で2億円の収支改善効果をひねり出した。その大半が交付税削減と借金で消えた。(略)大企業の本社が集中している首都・東京は「税収バブル」に沸く。都の06年度
この前に書いた記事「子どもに『ルールは守るべきである』という基本は必要だ」について、有意義な記事のご紹介をいただいたこともあり、若干の補足をさせていただく。 【補足1】 前記事で紹介させていただいた記事*1の掲載ブログ「suVeneのあれ」のsuVeneさんより、はてなブックマーク経由で次の記事をご紹介いただいた。 メモ - 子どもの素朴な疑問からたどり着くところ*2 赤信号の話について、小学5年生の息子さんに聞いてみた、という話。 この記事は、なるほど納得な記事であった。 どのあたりが納得かというと、幼稚園児と小学5年生の間には、まさに大人と子どもほどの差があるのだなあ、ということであった。 前の記事には特記しなかったが、私があの記事で「子ども」と記載する時、想定しているのは基本的に未就学児、上限を高く見てもせいぜい小学校低学年までであった。 自分の子どもが上が5歳、下がまもなく3歳で、
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