部下からのハラスメントによる自殺も労災と認められるかどうかが争われた訴訟で、東京地裁は20日、男性会社員(当時51)が自殺したのは嫌がらせが原因でうつ病を発症したためだと因果関係を認定し、遺族補償給付などを不支給とした国の処分を取り消す判決を言い渡した。 訴えていたのは、飲食店や給食事業を展開する「小田急レストランシステム」(東京)の社員だった男性の遺族。原告代理人によると、部下からのハラスメントが労災と認められたのは珍しいという。 判決によると、男性は71年に入社し、社員向け給食事業にかかわっていたが、97〜98年に契約社員だった部下が「売り上げを着服している」「部下の女性にセクハラをした」などと男性を中傷するビラを会社の上層部などに配った。ビラの内容は事実と確認されなかったが、男性は別の部署に配置転換となり、その直後の98年4月に自殺した。 白石哲裁判長は「部下とのトラブルが心理
イギリス人ながら、もっとも“オランダらしい”サッカーでトウエンテを躍進させたマクラーレン監督【Getty Images】 今季開幕前、トゥエンテがイギリス人のマクラーレンを、ヘーレンフェーンがノルウェー人のソリエドを監督に任命したとき、僕は思わずうなった。近年、オランダでは外国人が監督を務めることは極めてまれだからだ。例えばかつて浦和レッズでもプレーしたモンテネグロ人のペトロビッチはRKCの監督を務めたことがあったが、指導者ライセンスはKNVB(オランダサッカー協会)で取得し、オランダの生活にもなじんでいる“半オランダ人”だ。元PSV監督のゲレツ、元トゥエンテ監督のファン・デル・エイケンはともにベルギー人だが、オランダ語は彼らの公用語であるし、ゲレツは選手としてPSVのレジェンドである。 ソリエドは“4−3−3システムの使い手”として有名な監督ではあるものの、これまでオランダサッカー界と
国民が刑事裁判に参加する裁判員制度が21日、スタートする。会社員が選ばれれば数日間休んで審理に加わることになる。体制整備が進む大企業が心のケアにまで乗り出す一方で、少ない従業員で奮闘する中小企業からは「1人欠けただけでも支障がある」との声も漏れてくる。【松本光央】 ◇カウンセリングも ソニー(東京都港区)には、直接雇用の契約社員を含め従業員約1万8000人が勤める。 従業員が裁判員に選ばれた場合、有給の出勤扱いにする。 検察庁の職員による説明会や社内報、イントラネット(インターネット利用の社内情報通信網)で、制度の情報共有を図っている。「社員がその責務を果たせるよう、可能な限り支援していく」(同社広報センター)と話している。 損害保険大手の損保ジャパン(新宿区)は、産業カウンセラーらが所属するグループ会社と連携。裁判員に選ばれた社員の不安やストレスを和らげるため、カウンセリングにも応じると
父親(当時51歳)が自殺したのは部下の中傷が原因として、神奈川県に住む遺族が国の遺族補償給付金不支給処分の取り消しを求めた訴訟で、東京地裁(白石哲裁判長)は20日、処分を取り消す判決を言い渡した。原告側の川人博弁護士によると、部下の嫌がらせが原因で自殺したケースで、労災と認めた司法判断は初めて。 自殺したのは、小田急電鉄子会社の飲食店経営会社「小田急レストランシステム」(東京都渋谷区)の社員だった男性。 判決によると、男性は71年入社。同社の経営するレストランの料理長や店長を務めた。97~98年に「金庫から金を盗んだ」「女性にセクハラをした」「盗んだビールを飲んだ」などと書かれた中傷ビラを部下にまかれたり、「奥さんはメガネをかけている」などと家族や本人に危害を与えるかのような発言をされた。男性は会社から事情を聴かれ事実無根と訴えたが、異動を命じられ、直後の98年4月に自殺した。 遺族側は労
府立図書館(左京区)が所蔵し、視覚障害者に貸し出しているデジタル音声図書などの資料類を、音声で目録化したCD―ROMを同図書館が初めて製作した。同図書館は、約2000の音声資料を所蔵しているが、昨年度の利用は約500件にとどまっており、同図書館は「目録で手軽に所蔵資料を調べ、図書館をより積極的に活用してもらえれば」としている。 視覚障害者ら向けに製作するデジタル録音図書の国際標準規格「デイジー」にのっとって作られた。この規格で作られた資料は、専用の再生機が必要となるが、簡単な操作で目次から聞きたい章や節だけを選ぶことができる。長編文学の場合、従来は何巻ものテープが必要だったが、デイジー資料では1枚のCDで約50時間分を収録でき、倍速で早く聞くこともできる。 目録のCD―ROMは200枚製作し、府立盲学校(北区)や府内の市町村立の図書館、府立図書館の利用者カードをもつ視覚障害者らに配布された
平川市内の交差点で昨年7月、大鰐町の女性の乗用車と、火災現場に向かっていた平川市の消防車が衝突する事故があり、この女性が平川市を相手取り、慰謝料など計約275万円の損害賠償を求める訴えを起こしていたことが19日、わかった。 訴状によると、事故は同月7日午前、平川市原田村元の県道交差点で、青信号で進入した女性の車の側面に、平川市消防本部の消防車が衝突した。乗用車は横転し、女性は首や腕などにけがを負った。けがの治療費は保険で全額支払われたが、女性は「危うく死ぬような恐怖を抱いた」などとして、慰謝料50万円や車の修理代を求めている。 平川市は訴えについて、「弁護士と今後対応を相談していく」としている。
修学旅行キャンセル料「取れない」 JTB西日本2009年5月20日 印刷 ソーシャルブックマーク JTB西日本(大阪市)は19日、新型インフルエンザによる臨時休校で大阪府と兵庫県内の学校が取りやめた修学旅行や遠足について、キャンセル料を取らないことを決め、各教育委員会に伝えた。宿泊施設などに払うキャンセル料など同社の負担額は数億円になる見込みだが、「悲しんでいる子の親からは道義的に取れない」(広報室)としている。 同社では、中止する場合は、出発1週間前〜2日前が30%、前日40%、出発前の当日50%、出発時間後100%のキャンセル料がかかる。延期でも一定の料金がかかる場合がある。同社の契約先では、大阪府で70校、兵庫県で30校が取りやめ、多くが中止か延期かを検討している。 キャンセル料の免除は、自治体の判断で臨時休校になった場合に限り、自主的な休校は対象としない。学校にはなるべく同じ行程で
朝の大阪駅の周辺はマスクをして通勤する人の姿が目立った=20日午前、大阪市北区、南部泰博撮影 新型の豚インフルエンザの感染者が増え、街中のマスク姿が当たり前の光景となりつつある。ここ数日、電車の中や繁華街では、未着用の人は「少数派」だとさえ言える。通勤時のJR大阪駅と新大阪駅で、着けている人、着けていない人にそれぞれ聞いた。 改札口、階段、ホーム、電車内と、とにかくマスク姿が目立つ。見た感じでは、着用者は8割にも上る。 その一人、買い物帰りの大阪市淀川区の主婦(46)は「自分が感染しても、夫と子どもだけにはうつしたくない」。成田空港で国内初の感染例が確認された9日から着けている。「感染者は10代が多いので、やはり気になる」と大阪府豊中市の関西大1年の男性(18)は母親から着用を薦められ、大学も17日から休講したため着け始めた。「この年で感染したら、命にかかわる」と、大阪市福島区の無職
埼玉県警岩槻署は19日、傷害致死の疑いで、蓮田市黒浜の外壁工、渡辺勝之(38)と北本市宮内の外壁工、吉沢貴志(29)の両容疑者を逮捕した。 岩槻署の調べでは、渡辺容疑者らは19日午前4時50分ごろ、蓮田市黒浜の駐車場で、同市の新聞配達員の男性(39)を殴るなどし、約30分後、同市城の元荒川左岸でさらに暴行を加えて、「男なら根性見せろ、ダイブしろ」と迫って川に入らせ、死なせた疑いが持たれている。 岩槻署によると、渡辺容疑者と吉沢容疑者は仕事仲間。男性は渡辺容疑者の中学時代の先輩で、事件前に蓮田市内の飲食店で偶然出会い、3人で酒を飲んでいたが口論になったという。 飲食店の付近の住民から「けんかをしている」と110番通報があり、駆けつけた署員が渡辺容疑者らを発見。渡辺容疑者らが「けんかした。相手は川に入った」などと供述したため調べたところ、男性が川に浮いており、死亡が確認された。 渡辺容疑者らは
ドメスティックバイオレンス(DV)の被害で配偶者と別居しているため、国の定額給付金などを受給できない人に対し、自治体独自で「生活支援給付金」として相当額を支給する動きが県内で広がりつつある。ただ、加害者である世帯主への定額給付金支給は防げず「二重払いでは不公平が生じる」などの疑問の声も少なくない。 (小倉貞俊) 「事前にDV被害者を把握しておけば、二重払いを防ぐ手もあったのでは」。十九日開かれた小山市議会全員協議会。市が「DV被害者生活支援金事業」の七月からの導入を説明すると、市議からは批判も相次いだ。 国の定額給付金制度は、二月一日時点の住民登録地の世帯主に申請書を発送するため、別居中のDV被害者の分まで世帯主が受け取ることになる。市の担当者は「制度上、支払った分は取り戻せない。二重支給にためらいはあるが…」と困惑を隠さなかった。 月末から同様の給付事業を導入する宇都宮市は十五日に市議会
新型インフルエンザの対応に、仙台市内の保育所が頭を抱えている。市内で感染が確認された場合、市は通常の季節性インフルエンザと同様、認可保育所を休園せず、体調が悪い児童は自宅で療養してもらう方針だ。だが、不況を背景に「子どもの病気を理由に仕事を休めない」という親は多い。感染拡大防止と、仕事を持つ親との間で保育現場が揺れている。 民間の泉チェリー保育園(泉区)には、県内最多の210人の子どもが通う。昨年12月、季節性インフルエンザが流行し、一度に49人が休んだ。熱が下がればすぐ登園できると考える親もおり、感染が広がる一因となった。 大山道子園長は「元気な子まで休ませるわけにはいかず、休園はできない。弱毒性のウイルスとみられる新型インフルエンザで、同じことが起きないか心配だ」と話す。 市が2006年に策定した新型インフルエンザの対応計画では、感染者が市内で確認されても、原則として公立保育所は
新型の豚インフルエンザの感染が広がるなか、成田発着の国際線の一部機内で、ウイルスの脅威を描いた映画「感染列島」が上映され、乗客から賛否両論の声があがっている。機内では映画に出てくるような防護服姿の検疫官による検査が行われていて「臨場感がありすぎて怖い」との声も。そうした客の不安に配慮し、全日空(ANA)は今月末での上映中止を決めた。 「感染列島」は新型ウイルスが爆発的に流行し、社会に恐怖や混乱をもたらす様子を描いた。あくまでフィクションだが、防護服を着た医師らが治療に奔走する。 ANAや日本航空(JAL)は4月から「感染列島」を一部の国際線で上映している。成田から上海に向かう機内で「感染列島」を見た会社員男性(38)は、途中で見るのをやめたという。「現実になりそうで怖くなりました」。外資系証券会社の男性(35)はアメリカから帰国する機内で「感染列島」を見終えた直後に、成田空港に到着。防
郵便事業会社(JP日本郵便)側が障害者団体向けの郵便割引制度を悪用したダイレクトメール(DM)広告の発送を見逃したとされる事件で、大阪地検特捜部は19日、新大阪支店長の山本光男容疑者(59)に続き、新東京支店郵便部窓口課の総務主任、鈴木智志(さとし)容疑者(39)=千葉県船橋市=を郵便法違反の疑いで逮捕した。 2人は両支店で障害者団体の定期刊行物の審査の責任者で、ともに容疑を認めているという。また、審査にかかわった両支店のほかの社員ら約50人も任意の事情聴取に対し、大半が不正DM発送の違法性を認識していたと話しているといい、特捜部は組織的な見逃しがあったとみて調べる。 特捜部の調べによると、山本支店長は昨年9月、健康飲料販売会社「キューサイ」(福岡市)など2社を広告主とするDM計143万通が割引制度を利用できないと知りながら、大阪府や兵庫県の障害者3団体の定期刊行物として計10回にわた
いい感じのネット広告を「47NEWS」という共同通信や地方新聞各社が運営するニュースサイトで見つけました。小さなテキストバナーです。下の写真の赤枠に囲まれた部分がそれです。 何気なく見ていたときに、ちょっと気になって思わずクリックしてしまいました。で、このテキスト広告をクリックすると、下写真のサイトに行きます。 谷村美月さんという女優さんのサイト「谷村美月 ここです。」です。中身は、あっさりしているけれど中身はきちんとある、わりと誠実なつくりのサイトでした。私は、谷村さんは今まで知りませんでしたので、私個人をターゲットと考えたとき、この小さなテキスト広告は完璧な仕事をしたことになります。 ● ● 私は、ネット広告のこれからは、こういう小さなテキスト広告の質が高まっていかなければ未来はないだろう、と思っています。このブログでも何度か書いていますが、こういう「ネット広告の路地裏」の質的な
俺と妻は共働きで、どちらも帰宅は遅め。(俺:23時くらい、妻:21時くらい *「9時」から修正) 子供はまだなし。 家事は自然に、こういう分担になった↓。 彼女は毎日の食事の準備、洗濯、ゴミ捨て。(ちなみに食事は、ケンカして彼女が怒っている時はナシ。俺は外食か自炊) 俺は風呂トイレ含む家全体の毎日の掃除片付け、力仕事、食器片付けとか。あと彼女が気が付かない所の家事全般。 年収は、俺が彼女の2倍ちょっとくらい。 資産でいえば、彼女の10倍くらいはあると思う。 俺は一人暮らしが長く、家事全般は得意なほう。彼女は苦手。 妻は家事を彼女なりに、苦手なリに頑張ってくれてるんだが、根が雑で、汚れやホコリはあんまり気にしない。 俺は帰ってきて、部屋がちらかって汚れてるとガッカリしてしまう。(で、自分で掃除する。) 俺より早く帰ってきてるんだから、もう少しきっちりやっといてくれよと思ってしまう。 でも、食
マスクが完売した棚=19日午後3時30分、福岡市博多区 兵庫や大阪で新型インフルエンザの感染が広がり、関西ではマスクの売り切れる店舗が続出している。地元で手に入らないなら、感染が確認されていないところでと、九州で調達しようとする動きが出ている。 「鹿児島から至急、マスクを送ってくれ」。鹿児島県大阪事務所から18日、同県に電話が入った。 同事務所は観光・物産PRのほか、県人会へのふるさと納税の協力要請などで外回りをする職員が多い。感染予防のため、マスクとうがい薬を買いに大阪の街を探し回ったが、軒並み売り切れていたという。県は急きょ、職員用の備蓄分を送った。 福岡県も「マスクが手に入らない」という県大阪事務所の連絡を受け、200枚を送った。窓口業務用の備蓄はなく、発熱外来用のマスクを回したという。 ただ、福岡でもマスクは品薄になっている。 京都府の男性(30)は、医療関連会社に勤め
「LAW launcher」は、総務省行政管理局が運営する“法令データ提供システム”の法令を手軽に検索・閲覧できるソフト。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。 法律はさまざまなところで生活と関わっているが、詳しい内容は知っているようで知らないことが多い。法律を知っていれば簡単に解決するトラブルや、逆に知らないためにトラブルが起こってしまうこともあるため、気に掛かる法律は調べておきたいが、六法全書を調べるのは面倒だ。 本ソフトを使えば、“日本国憲法”“民法”“刑法”などの六法をはじめとするさまざまな法令を検索できるWebサービス“法令データ提供システム”から、手軽に法令を検索して閲覧できる。たとえば、ニュースなどを見ていて気にな
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