さて、今回からプチシネ制作の為の基本テクニックやアイデアを紹介していこうと思う。仮にも「PRONEWS」と名付けられた所で書くにはいささかはばかれるような基礎的な事も書こうと思っているが、これは初心者の為だけの物ではなく、別の分野のプロが撮影や音の事にも手を広げていくための物でもあるのでお付き合い願いたい。 まずは基本の基本を考える 【静止画と動画の違い】 高まるデジタル一眼ムービーの流行によって、動画の作品を作ってみようというスチルカメラマンも多いと思う。動画とは言っても基本的には静止画の連続、高速パラパラ漫画だとも言えるので、カメラやレンズの事を知り尽くしたスチルカメラマンにとっても得意な分野であるはずなんだが、実はそこに落とし穴がある。いろんな意味で「動き」に対する考え方はスチルとムービーとでは大きく変えなければいけない。逆に静止画を撮る為に作られているデジタル一眼で動画を撮ろうとす
CGW:ところで、先ほど他の学習者の助けになればと思って講座動画を投稿しているというお話が出ましたが、Tomさん自身はどのようにしてBlenderを学ばれたのでしょうか? Tom:Blenderに関しては、ほとんどYouTubeの動画で学びました。Blender Guruさんの動画など、ほとんど海外の方が投稿している動画をよく見ていました。 ちなみに学び始めた当時は、日本語の情報がほとんどなく 、実は僕も一度挫折しました。3ヶ月くらいほぼ触れない時期がありましたね。だからこそ、今こうやって動画投稿をするようになったという背景もあります。 CGW:なるほど、Tomさん自身もまたYouTube動画で学ばれ、挫折したこともあったんですね。では、講座動画を投稿する際に気を付けていることはありますか? Tom:初心者向けに講座動画を作っているので、何よりもまず楽しんでもらえるように!ということを意識
ゲーム作りとかCGとかに関わる数学(初歩)① 今回HIKKYさんのアドベントカレンダーに投稿するにあたって、別の温めてたネタはあったんですが諸事情により封印してしまったので、何か別のテーマにしようと考えました。 で、色々考えたのですが、特に思いつかなかったのでCG数学の初歩的な話をしようかなと思います。実際VKetCloudの中でも基本的な数学は必ず使われてますし。 あと「ゲームメーカーズ」さんの記事でも取り上げていただいた、僕のCEDEC+KYUSHU2023の数学のお話がやたらとウケがよかったため、数学の話で行くことにしました。 で最初に書いておくと、書きたかったことの半分もかけていません。 時間の都合上と、あと数式と頭が多すぎるのか、このドキュメントの編集が何度も落ちるからです。 と言うわけで、今回は概要と三角関数とベクトルの話だけにします。 あとは年末年始休みの間にでも続きを書きま
この世界には電磁波(Electromagnetic waves)という、空間を伝わるある種のエネルギーの波があることが知られています。 電磁波には波長(Wavelength)というものがあります。文字通り、「波の長さ」です。これは波が一回振動したときの距離で、山から山、または谷から谷までの長さということになります。 さまざまな波長の電磁波があります。電磁波の波長の単位はm(メートル)ですが、波長が数千km(キロメートル)に及ぶものから、十億分の1mm(ミリメートル)以下のものまで、さまざまな種類があります。 ひょっとすると電磁波という呼び方をしないので、気づいていないかもしれませんが、電磁波はとても身近なものです。たとえば……。 ・ラジオやテレビ、Wi-Fi、Bluetooth、レーダーなどの「電波」も電磁波 ・電子レンジで食べ物を温める「マイクロ波」も電磁波 ・病院でレントゲン写真を撮る
00.はじめに 皆様はじめまして。 インテグラル・ヴィジョン・グラフィックスのリードリガーの古屋です。 当社はクリエイティブディレクション、映像企画を得意とする小規模なジェネラリスト集団から始まったCGプロダクションです。 4~5年ほど前からゲームのお仕事の機会が増え、徐々にスペシャリストの比率が増えてきて、現在はスタッフの半数ほどがゲームの仕事に従事しております。 特にリグに関しては、7名から成る専門のリグチームを編成しており、スクウェア・エニックス様の「FINAL FANTASY XVI」「FORSPOKEN」などのPS5向けゲームのキャラクターセットアップをはじめ、CGアニメーション映画やソーシャルゲーム向けのリギングも多数担当しております。 日々リグに携わる業務の中で得た経験・知見を還元する事ができればと考え、コラムの連載をさせていただくことになりました。 当コラムが少しでも皆様の
2023/09/13 AI×CG実験室 第3回 Maya×Text2Motion: テキストから生成したモーションをMayaリグへ こんにちは。この連載では、AI生成技術と進化、3DCG制作現場への活用の可能性を探索していきます。今回取り上げるのは、いくつかあるモーション生成系モデルのうちのひとつ「T2M-GPT」です。 AI関連の研究は日々驚くほどのスピードで進化しています。可能な限り正確な情報を提供するよう心掛けていますが、私自身も学習中であるため、記事中に誤りが含まれる可能性があることをご理解いただければ幸いです。 1. T2M-GPTとは T2M-GPTは、テキストから人間の動きを生成するフレームワークで、VQ-VAEとGPTを組み合わせたアプローチだそうです。仕組みを解説する能力は私にはありませんが、つまりテキストからモーションを生成できるものだと思って差し支えないかと思います。
こんにちわ兼業クリエイターのみっつです。 最近何かと話題のチャット型のAI、chat-GPT。今回はそいつとMayaを連携させてみたので、その方法を解説していきます。 今最もアツいAIのChat-GPTをMayaに搭載! スクリプトはもう全部こいつに書いてもらいましょうw 適切に指示を出せばいい感じでやってれますよ 実際、この組み込み用の大半はこいつに書かせたし AIのお陰で開発速度がバク上がりしてるー#ChatGPT #Python#Maya pic.twitter.com/YHzKZjv08M — みっつ@ゲーム開発者(Maya/UE5メイン) (@__CGAME__) March 4, 2023 先日こんなツイートしたところ、想像以上に反響頂けたので、感謝の気持ちと謎の使命感で解説記事かきます。 動作環境 Windows10,11(両方確認済みです) Maya2022.4 Maya2
2023/09/05 日本国内のクリエイティブ生成AIが集まった「NVIDIA生成AI Day 2023 Summer」レポート イベントレポート 2023年7月28日(金)、NVIDIAは日本国内における生成AIの開発・活用動向を展望するイベント「NVIDIA 生成AI Day 2023 Summer」を開催した。 日本のAI研究開発をけん引する松尾 豊東京大学教授を基調講演に迎えた同イベントでは、クリエイティブ業界を含む様々な業界における生成AI活用事例が紹介された。そこで本稿では、同イベントで発表されたクリエイティブ生成AIの研究動向と活用事例をまとめる。 なお、本稿で参照したセッション動画は、同イベントページから視聴することができる(視聴にはユーザー登録が必要)。 イベント概要 NVIDIA 生成 AI Day 2023 Summer 日時:7月28日(金)10:00〜18:10
2023/06/26 AI×CG実験室 第1回 Maya × ChatGPT: 言語モデルを活用したMayaスクリプティング こんにちは。この新連載では、AI生成技術と進化、3DCG制作現場への活用の可能性を探索していきます。今回取り上げるのは、多くの人々を驚かせている言語モデル、OpenAI ChatGPTとAutodesk Mayaの連携についてです。 AI関連の研究は日々驚くほどのスピードで進化しています。可能な限り正確な情報を提供するよう心がけていますが、私自身も学習中であるため、記事中に誤りが含まれる可能性があることをご理解いただければ幸いです。 1. ChatGPTのスクリプティング能力 ChatGPT(GPT-3.5やGPT-4)は、自然言語の理解と人間との対話をシミュレートするように特化してチューニングされたモデルです。まるで人間と会話しているかのような返答文を生成する能力
後半は五藤 彰 氏から、FKとIKの切り方についての説明の後、どのようなアプローチでアニメーションを作成したかを解説をしていただきます。 本チャプターでは「演技内容の考え方」として、リファレンスの集め方や、演技内容の決め方などを詳しくお話ししていただきます。
はじめまして。COYOTE 3DCG STUDIO TAのやまたくです。 今回は簡単なツール開発を行いながらコマンド調査のテクニックを解説します。 私が初めてツールを作成した時、 「コマンドの調べ方がわからない!!」 と困っていたので、これからツール作成を始める方のお役に立てれば嬉しいです。 想定読者 ツール作成に興味があり、MEL,Pythonを始めたばかりの方 ツールを作ってみたいが、どうやって作ればいいか分からない方 特に、「コマンドの調べ方がわからない!!」という点を中心に解説します。 作成するツール 依頼者から、 「アセットのエクスポート、インポートを楽にできるようにしたい」 と要望を頂きました。UIにエクスポートボタン、インポートボタンがあれば良いそうです。 完成イメージ それではさっそく、ツール制作に移って行きましょう! 制作の流れ 作業手順確認 技術検証 ツール作成 ツール
はじめに こんにちは。モノリスソフト テクニカルアーティストの菅原です。 今回はMayaのShelfに登録しておくと便利かもしれないスクリプトをまとめてみます。記事内のスクリプトはMayaのScriptEditorへのコピーアンドペーストで動作しますので気軽に使用してみてください。 内容としてはいくつかは簡単なものになっていると思いますので、自分が使用しやすいように書き換える・学習に利用する等に活用していただければと思います。 現在開いているシーンを強制的に開き直す import os import maya.cmds as cmds def reopen_scene(): fp = cmds.file(q=True, sn=True) if os.path.exists(fp): cmds.file(fp, o=True, f=True) reopen_scene() ツール開発時には頻
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