全国の池などに生息し、日本の在来種とされてきたクサガメが、大陸由来の外来種だったことが京都大などの研究で分かった。18世紀末の江戸時代に朝鮮半島から持ち込まれたとみられる。交雑により日本の固有種の遺伝子汚染を引き起こしており、国や自治体は保護行政の見直しを迫られそうだ。(長内洋介) 京大大学院の疋田努教授(動物系統分類学)と大学院生の鈴木大さんは本州、四国、九州の計19カ所の河川で野生のクサガメ132匹を捕獲。ミトコンドリアDNAを分析した結果、日本の在来種ではないことを突き止めた。アジア産のクサガメとDNAを比べると、約8割の102匹は韓国と一致した。 一方、江戸時代の動植物を網羅した書物でクサガメを調べたところ、貝原益軒の「大和本草」(18世紀初頭)に記載はなく、小野蘭山の「本草綱目啓蒙」(19世紀初頭)には記載されていたことなどから、18世紀末の江戸後期に日本へ移入されたと推定した。
※2010.07.02 この記事はガジェット通信に寄稿いたしました。 今年Fランクの大学へ入学した君へ - ガジェット通信 6月。梅雨の時期ということも相まって、憂鬱な気分になりがちだと思う。 以前Twitterで言及したことがあるけれど、今年志望校に行けずに仕方なくFランクに通っている、もしくはFランクでなくとも、今現在大学生活に馴染めないでいる人に伝えたいことがある。 Aランク、Sランクで単位を落とさない程度に取りながら、キャンパスライフを心おきなく楽しんでいるような人たちがうらやましく、時にはうらめしく思えるようなことがあるかもしれない。 周りの人たちと価値観が合わず、学食でもいつも一人きり。講義だって一緒に座る人がいない。 夜中一人暮らしの部屋の天井を見つめながらこう思う。 「このままでいいんだろうか…。」 私の大学生活 私はおよそ10年ほど前の大学生時代、そんな気持ちだった。 A
今年は図書館大会に参加してみようと思ふ。 前日のFLU40は出席できないが、当日朝一番の新幹線に乗れば悠々間に合ふ。 で、どの分科会に出席するかどうか? だが http://d.hatena.ne.jp/yoshim32/20090824/1251042807 このご発言は興味深いというか共感できるものがある。 で、第二分科会に行ってみようかと思ったのだが… FLU40が、「明るい笑顔で図書館の夢を語る」ために委託・指定管理の話題を禁じているということは… 逆を言えば… ガチに委託・指定問題に取り組むこの分科会、「暗い仏頂面で図書館職員の末路を語る」場所になる可能性はなくもない。 ストレスを溜めに行くのは悪趣味だと思うし、さんざんひとりごちしながら、帰りの新幹線で悪酔いして、新潟だの越後湯沢あたりで放り出されるのも困る。 参加するには保険が必要だと思う。思いつくのはその晩発の「サンライズ出
第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち」(長尾真 国会図書館長×金正勲・津田大介・橋本大也+内田麻理香)に行ってきました。 詳細な報告はかたつむりさんとこにあります。 いつもありがとうございます。 以下は感想です。 自分が取ったメモを元に興味を持ったことをつらつらと。 長尾館長の話 電子図書館を含んだ出版のビジネスモデルや目次階層構造のはなしは、自分の予想していたはなしとほとんど同じだったので納得。検索が便利になるなあという程度。 書物の解体に関しても話されてました。長尾館長が想定しているのは、他人の文章を引用するためや、他人の文章を批判するために書物が利用されるときの話でしょうかね? これに関してはフォーラム参加者のほかの方の感想に ●検索の単位が図書のレベルからより細かいものになってきている(というかなるべきである)というのはそうだと思うが、FRBRでいう「著作」のレベルを把握
第1回ARGフォーラム 「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」 http://sites.google.com/site/argforumsite/home 行ってきましたのでレポートをば。 他にもレポートは既に多く上がっています。 みんな仕事早いねえ。 しかし今回のレポートは我ながら長い。9000字も書いてるw 眠気を誘うと思われますので、 寝る前に読むことをお勧めします。 Twitterでもいろいろ面白いコメントが流れていたようですが、リアルタイムではイーモバイルがうまくつながらなかったため確認できておりません。一般の率直な感想はそっちを見た方がよさそう。 以下●のパラグラフがどろぶね個人のコメントです。なにやらえらく哲学的な部分がございます。 ☆基調報告:長尾真(NDL館長) 本が解体されて、目次・パラグラフレベルで扱うようになるという話と、デジタル化時代
『佐竹昭広集』〔岩波書店、全五巻)の第一巻が届いた。 本屋から研究室までの距離ももどかしく、目次を眺める。 先生のご著作はすべてそろえ赤線を引きながら拝読したつもりではあるが、はじめて目にする論文やエッセーが見える。 まだ私の知らない先生がおられる、とうれしくなる・・・ と言っても佐竹昭広先生は哲学の人ではない。 第一巻は「萬葉集訓詁」と題せられているように国文学の人である。 昨年に死去されたのだが、うかつにも全く知らなかった。 たまたま手に取った『月刊百科』という平凡社のPR誌の谷川恵一君の美しい追悼文でその死を知った。 不思議なことに、佐竹先生の凄さを教えてもらい、佐竹先生の萬葉集の講義に出ることができたのもこの谷川君のおかげであった。 4年も遠回りして大学院博士課程の学生となったものの、将来の研究職の見通しは全く立たない、私はそんな学生であった。 そこで教員免許を取ろうと思い、国語の
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
図書館断想のkatz3氏による、図書館有料化に対する記事「民度が低い」に反応してみる。 http://d.hatena.ne.jp/katz3/20071226 katz3氏の主張自体は以前から繰り返し行なわれてきたご指摘であって、禿げ上がるほど同意。 ロビー活動の必要性については、特に付け加えることはない。例えば日本のNPO(非営利組織)の制度の成り立ちが、地道なロビー活動の賜物であることは周知のとおり。 あえて付言するなら、もっと「アウトリーチ」をしっかりやりなさいといったことか。 例えば近ごろ注目を集める分野としては、産学官連携の催しであるとか情報技術や知的財産関連の展示会や情報交換会などに積極的に顔を出し、自己(図書館・図書館員)の存在意義や活動内容を知らしめるといった広報活動を行なっては如何ですかということだ。 それらは都道府県や市町村の政財界の要人に知遇を得る機会でもあって、利
A54 Kuba, M. J., Byrne, R. A., & Burghardt, G. M. (2009). A new method for studying problem solving and tool use in stingrays. Animal Cognition. (DOI:10.1007/s10071-009-0301-5) エイ(Potamotrygon castexi)における問題解決と道具使用を研究するための新方法 軟骨魚類の認知能力をテストすることは、高次脊椎動物の認知機能の進化的起源を理解するうえで、重要である。われわれは、アマゾンタンスイエイ(Potamotrygon castexi)を5個体用いて、学習課題と問題解決課題をおこなわせた。管テスト装置を開発して、単純だが洗練された手続きを用いることで、水生動物のもつ認知能力をテストした。5個体ともすべて
「売れ筋本ばかりの図書館はいらない」と、朝日新聞6/20オピニオン欄のインタビュー記事で、佐野眞一さん*1が、最近の図書館の変貌ぶりに警鐘を鳴らす。いわく 売れ筋の本ばかりを扱う非常にチープな書店の棚を思わせる ポピュリズムの果ての、金太郎飴のような図書館 欲しい本がタダで読めますよ、で利用者を集めるなら、図書館が知を高める場ではなく、知のレベル低下に手を貸す空間になりかねない 最近の公共図書館のあり方は、(ダイヤ無料配布*2の)あのあさましい光景を思い出させる 冒頭部分だけ見ると、「昔はよかった」的な意味合いも感じられるが、記事全体を読むと、非常に納得性の高い主張で感動した。 佐野さんは、インタビューの中で、売れ筋本を図書館に置くことについての「個人的な違和感」から語り、図書館の「強み」の部分と、それが上手く評価されない現状の問題点を指摘する。 まず、感覚的な部分として、例えばベストセラ
FM 【フロイト,アンナ Freud,Anna】 アンナ・フロイトは、1895年12月3日ウィ-ンで生まれ、1982年10月9日ロンドンで亡くなった。 精神分析に対するアンナ・フロイトの主要な貢献は全八巻の彼女の『著作集』に集められており、ロンドンのアンナ・フロイト・センタ-(前身はハムステッドクリニックである)で実践に移されている。センタ-において彼女と彼女の共同研究者であるドロシ-・バ-リンガムは、児童分析と正常な児童発達過程の研究分野で先駆的な仕事を行った。英国における三つの精神分析学派の内、他の二つ(クライン派とミドルグル-プ)はフェミニズムに間接的な影響を及ぼしたが、アンナ・フロイトのグル-プは影響を及ぼさなかった。彼女の仕事は父親の仕事の単なる延長だと見なされてきた。 アンナ・フロイトは、近年の大多数のフェミニストが拒絶してきたフロイトによる理論的定式化のいくつかを採用した。す
日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
今日は午後から国立情報学研究所(NII)のオープンハウスに行ってきました。 http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=317 本当は午前中から行きたかったのですが諸々の事情(TA)により断念。 で、午後のお目当てはそのTAの担当授業で午前中にも扱っていたCiNiiリニューアルの話題です。 CiNii Articles - 日本の論文をさがす - 国立情報学研究所 去年のオープンハウスでは「CiNiiのいま、これから」と題してリニューアルを前にCiNiiに関する様々な話題が取り上げられた取り上げられたわけですが*1、果たして4月のリニューアルでCiNiiはどう生まれ変わったのか、そしてCiNiiのWeb APIコンテストとはなんなのか?! 期待高まる感じで、以下いつものようにレビューです。 例によってmin2-
日々の日記の他、図書館のニュース・イベント情報、図書館について思っていること、出版情報などを書いていきます。 2つのサイトの日記を兼用しているので、話題に節操がありません。そしてこれは2代目。 5月2日に行われた筑波大学公開講座「図書館サービスの最新動向−大学図書館と公共図書館を中心に−」(http://www.slis.tsukuba.ac.jp/~taniguch/kokaiKoza01.htm)の第1日目のレポですよ。 例によって例のごとく、いつもの通り、レポと言うよりは、考えたメモだけどね。なんとなく、こんな話だったよ〜という雰囲気だけどぞー。 1.「メタデータ:資料探索・管理の将来に向けて」(谷口祥一さん) メタデータと言われると身構えてしまうが、要は(ものすごく限定すれば)書誌の記述形式。図書だけに限定しないが。 メタデータの世界では「資源」というのが図書館では「資料」と同じと
G.C.W.さんの愚智提衡而立治之至也というブログの『予約』というエントリー(http://jurosodoh.cocolog-nifty.com/memorandum/2009/04/post-9534.html)を読ませていただいて、いくつか思ったことを書こうと思って、その前に用語の整理なぞ。 『予約』と一言で言っても、図書館によっては、『リクエスト』という言葉であったり、ごちゃまぜだったりするので、ようは『現在書架にない資料を用意してもらう』のを『予約』とすると、整理して考えないときっと議論のどこかで平行線になるだろうなぁと。 1.所蔵資料が貸出中のため、返却後すぐ読めるようにする『所蔵資料予約』 2.未所蔵資料で、図書館で用意できたらすぐ読めるようにする『リクエスト予約』 2-1.そのうち発売前の新刊・発売後の既刊で購入するもの『発注待ち予約』 2-2.そのうち発売後の既刊で相互貸
「しりとり」は経験者人口が極めて多いゲームだけど、鬼神のごとき強さで他を圧倒するしりとりプレイヤーを私は知らない。ちょっと真剣に戦ってみたところで、 そんな程度のレベルで満足していやしないか。 さいしょは「る」の同字返しでガッチリ組み合う。先に「る→る」のストックが切れて、「る」で返せなくなったほうがひたすら「る攻め」で投げられ続ける。 小学生の時から進歩していないような、こんな大雑把でマンネリな「る攻め」戦略から脱却できないものか。 攻撃防御比最大の最強文字「る」 復習。周知の事実だが「る」は強い。 下の表は、[A](文字Xで終わる単語)と、[B](文字Xではじまる単語)をその比[A/B]の高いものから順にリストしたものである。標本の単語数は20万語であり豚辞書から、伸ばし棒をトリムした上で抽出した。*1 文字X[A]Xで終わる単語[B]Xで始まる単語[A/B] 1位る43235208.
生殖細胞誕生シグナルの解明と生殖細胞の試験管内誘導 ―多能性幹細胞から始原生殖細胞が誕生するシグナル機構を解明、試験管内で再構成― ポイント 発生6日頃の胚体外胚葉はBmp4シグナルでほとんど始原生殖細胞に分化 試験管内の誘導で胚体外胚葉から世界で初めて機能的な生殖細胞を生み出す マウスに移植した始原生殖細胞は、健常な精子に分化、健常な子孫を形成 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、ほ乳類の代表的モデル生物であるマウスを用いて、精子および卵子の源となる始原生殖細胞の誕生に関与するシグナル機構を解明し、その原理に基づいて、試験管内で高い効率・再現性で、胚体外胚葉※1から始原生殖細胞を誘導することに世界で初めて成功しました。誘導した始原生殖細胞は、新生マウスの精巣に移植すると健常な精子に分化し、それらは健常な子孫を形成しました。これは、発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊セ
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