6月に入って,相次いで掲載された【光る本棚・コンシェルジュ…図書館を変える民間委託】【万引き対策に電子タグ構想】という2つの記事で,公共図書館業界(特に指定管理者・委託反対の直営護持派)から総スカンを食っているらしい(^^;)朝日新聞ですが,正直なところ,朝日新聞の公共図書館への理解度は10年以上前からこの程度じゃないかと思うところがあります.その昔,1997年6月1日(これも6月か!)に掲載された連載「列島再見 分権の足音」という記事のことを,みんなすっかり忘れているんじゃないでしょうか.以下に当該記事の公共図書館に関する部分を引いてみましょう. 地方を縛る「必要規制」 宇都宮市近郊にある小さな町の生涯学習係長(四四)が、東京まで二カ月分のJRの定期券を購入したのは、昨年七月中旬だった。朝七時前に自宅を出て、戻るのは早くても夜七時半。そんな生活を週六日続けた。文部省が委嘱している東京の大