強烈なキャラクターの多い某底辺生活者サポート慈善施設関係者の中でも、ひときわストロングな個性を放っている人物の一人に、ジョンという中年男性がいる。 実際の年齢は40代後半らしいが、どう見ても60代な老け込みようで、頭頂部はザビエル状の不毛地帯になっており、毛のある部分は白髪で、それが背中まで伸びている。ざんばらになっている状態の弁髪を思い浮かべていただくといいかもしれない。英国人男性にしては異様に小柄で痩せこけており、左足はびっこを引いている。右目のまぶたには大きな傷跡があって、それが白目の上にべろんと垂れ下がっており、そっち側は見えていないらしい。 足は自動車事故に巻き込まれて複雑骨折した時の後遺症だそうで、目はパブで見ず知らずの客の喧嘩に巻き込まれ、グラスの破片がささった時の傷跡だそうだ。 そういえば昨年の夏も、公園に座っていたら耳の穴に蜂が突っ込んできてそのまま出て行かなくなり