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ブックマーク / blog.tinect.jp (10)

  • 妻の「進捗確認」のやり方に感心した話

    身内褒めで恐縮なんですが、以前、子どもに対するの言葉選びで感心したことがありまして、ちょっとしたことなんですが文章にしたくなりました。 先に書いてしまうと、その言葉とは、子どもに頼んだ家事の進捗を確認する時の「○○(頼んだ家事)ありがとう!」という言葉です。 順を追って書きます。 しんざき家は5人家族でして、私と、高校生の長男、双子の長女次女で構成されています。 ついこの間生まれたばかりと思っていたら、先日長女次女が小学校を卒業してしまいました。時間の流れが早すぎてビビる他ありません。 で、しんざき家では現在、子どもたちを積極的に家事に参加させる方針をとっておりまして、自分が使った皿は自分で洗うことが前提となっていることを始め、料理やら洗濯やら掃除やら、家事が出来るタイミングでは色々な家事を担当してもらっています。 これ自体は特別なことではないと思いますが、家事を任せるとなったら「手伝

    妻の「進捗確認」のやり方に感心した話
    ringonouen
    ringonouen 2024/04/02
    親に叱られ続けて育つと、わたしみたいに自尊心も回復力も育たなくて、逆にちょっとのことで打たれ弱くなる。「甘やかしたら、将来働くようになったときが心配」などと、厳しくしすぎるほうが問題だと思う
  • いま、地方の求人で起きていること。

    ただいま我が人生で最大のモテ期が到来している。 50代が目前という年齢にも関わらず、次から次へとラブコールを受けるのだ。 「もし今の仕事を辞めるなら、ぜひうちに来て欲しい。時給は高めに出すから」 「次の仕事を探してるなら、うちも求人出してるんだけど、どう?正社員で雇うよ」 「業と別に新しい事業を始めたんですけど、一緒にやりません?」 「ちょっと手伝いに来てくれない?日給1万円出すわ」 「オンラインショップのリニューアルを考えてるんだけど、いくら払ったらサイトの文章を書いてくれる?」 などなど、このごろ人に会うたび声がかかる。 そう、モテ期というのは仕事の話だ。 初めのうちは「えっ?もう若くないのに、こんな私でいいの?」と驚いたし、求められることが素直に嬉しかったが、近頃は多すぎるオファーにうんざりし、断るのに苦労している。 はっきりしない受け答えでは相手に期待をさせてしまうので、 「ごめ

    いま、地方の求人で起きていること。
  • 「人殺しの顔をしていない、人殺し」が、怖くてならない。

    人間の悪意に絶望するのこと ある建築会社が手がけたアパートの階段が壊れて、人が亡くなったというニュースがあった。 さらにその会社が同じような手抜き建築でつくったアパートなどが二百件超あるという。 おれはそのニュースを読んで、とても嫌な気持ちになった。 おれは自分のソーシャル・ブックマーク・サービスに、次のようなメモを残した。 「殺人事件のニュースなんかより、こういう話のほうが人間の悪意に絶望して、すべてが嫌になってしまう。」 言いすぎじゃないかと思う。自分でもそう思う。 だいたい、どんな殺人事件と比べているんだ。そういう話になる。 もちろん殺人事件には殺された人という取り返しのつかない存在があって、その人を永遠に失う家族や友人たちだっているだろう。 もちろん、一度にたくさんの人を殺すような事件もあるし、許しがたいような動機の事件もある。 それでもなお、なにか、おれには欠陥住宅をつくりつづけ

    「人殺しの顔をしていない、人殺し」が、怖くてならない。
  • 本とは繰り返して読める本のことである

    最近、を読むことについての論が時々掲載されている。 そのなかでも、雨宮紫苑さんの4月13日の「「頭を使わなくてもいい」がどんどん増えている気がする」という稿にはいろいろと考えさせられた。 以下、それに触発されて考えたことを少し書いてみたい。 雨宮さんは、「をよむ」というのは、⦅著者の知識や経験を知ることで何かの気づきが得られる》とか、《小説やエッセイや詩集を読んで、作者の作った世界に浸る》ことなのだと自分では思っているが、最近、単なるネットの記事を集めただけのであるとか、まったく平板なマンガやライトノベルのようなものがどんどん増えてきているのをみて、これはちょっと困った事態なのではないかということを述べられている。 以下書くことは基的にその論に沿うものとなっていくと思うが、微妙に異なるとところもでてくると思う。 まず自分のことを紹介しておくと、来年、後期高齢者入りする人間で、マン

    本とは繰り返して読める本のことである
  • 大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。

    「恩師」の意味を「人生全体に渡って、大きく影響を及ぼす程の薫陶を受けた人」と定義した場合、私には恩師と言って良さそうな人が二人います。 一人は、小学校の3年から4年の時に担任をもってもらったH先生。 もう一人は大学の専門課程、国語学研究室でお世話になったS先生。 H先生については、人生の選択に関わる重要な示唆を色々と頂いたなーと思っていて、例えば昔この記事で書いたんですが、 忍者ハットリくんが、私の人生を大きく変えた、という話。 「ファミコンの忍者ハットリくんに巻物が出てきてかっこいいから、物の巻物にも触ってみたい」 と素っ頓狂なことを言い出した私に、 「巻物は大学行かないと触れないよ」と答えて、さり気なく「大学=巻物」という刷り込みを行ったのがH先生です。 多分私、この教えがなかったら大学行ってませんでした。 上記の記事でも書いた通り、私は大学での専攻として、「巻物に触りたいから」とい

    大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。
    ringonouen
    ringonouen 2021/02/08
    掃除機の選び方についてわかった気がする
  • スキルのない素人が、印象と好き嫌いで合否を決めている。それが採用面接。

    仕事柄、たくさんの会社の採用を見聞きしてきた。 そして気づいたのは、「いい人が採れない」理由の多くは、身も蓋もないが給料が安く、仕事がつまらなく、友達に自慢できない職場だからという事実だ。 だから、とりあえず手っ取り早く改善できることとして、いい人を採りたいなら、他の条件がだめでも、せめて給料上げるくらいはすれば、という話を上の記事で書いた。 だが、それでもいい人が採れない、というケースもままある。 その場合、ほぼ間違いなく次の理由で採用できていない。 それは「面接官が無能すぎる」ケースだ。 単純に言うと、面接官が無能すぎて、応募者に呆れられてしまっているのである。 それでいて、媒体のせいにしたり、採用担当のせいにしている会社が結構あるのだから、始末に負えない。 おそらく、社員も外部も、誰もはっきり言わないのだろう。 「当は、面接がダメすぎて、応募者に辞退されているケース、ものすごく多い

    スキルのない素人が、印象と好き嫌いで合否を決めている。それが採用面接。
    ringonouen
    ringonouen 2020/11/25
    採用担当は人事のプロに任せるべきですね
  • 医者の僕でも、コロナウイルスをナメていたが、間違っていた。 | Books&Apps

    2月当初は「インフルエンザとたいして変わらん」とみんなが軽く見ていた新型コロナウイルスで世の中はてんやわんやである。 ニューヨーク市場のエブリデイ・サーキットブレイク、600兆円にも及ぶ量的緩和、そして世界同時鎖国、そして恐らくの東京オリンピック延期・・・ 正直、書いてるだけで世紀末感がハンパない。 仮に第三次世界大戦がおきても、ここまで悲壮なことにはならないんじゃないだろうか。 それぐらいにはスケールが桁違いである。 一年前にこんなことが起きるだなんて、誰一人として考えていなかった。 ナシーム・ニコラス・タレブが言うように、まさしくブラック・スワンはあったのだ。 私達がいま、間違いなく後世に語り継がれるであろう瞬間を生きているのは間違いない。 正直いうと、ぼく個人としては性根では未だに新型コロナウイルスの事をそこまで恐ろしいものだと思っていない。 いないのだが、じゃあその恐ろしくないもの

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  • 絶対的な貧困よりも、主観的な貧困が問題になる時代がやってきた。

    何かと「格差」「貧困」が話題となる昨今だ。 先日多くの人に読まれていた記事も、「格差」や「貧困」に関連して評している人も多かったように感じる。 参考:人手不足なのに給料が上がらないのは、経営者の強欲のせいではなく、仕事に要求される能力が高くなったから。 だが、事実としては、世界的に貧困は解決しつつあり「中間層」も増えている。 アジアでは、極度の貧困の中で暮らす人々の割合は一九八〇年に人口の七七パーセントを占めていたが、一九九八年には一四パーセントまで激減した。(中略) 多くの貧困諸国の急激な経済成長と、その結果生じる貧困の減少は、「グローバル中間層」の増加も後押ししている。 世界銀行によれば、二〇〇六年以降、二八カ国のかつての「低所得国」が、いわゆる「中所得国」の仲間入りを果たしたという。 グローバル経済に参加することができ、豊かに暮らすことができる人が急激に増えているのは、誠に喜ばしい、

    絶対的な貧困よりも、主観的な貧困が問題になる時代がやってきた。
  • 組織に染まってない人の、染まってない意見を客観的に受け取れるかどうかは、その組織の自浄能力のバロメーターですよね。

    ホーム > 組織に染まってない人の、染まってない意見を客観的に受け取れるかどうかは、その組織の自浄能力のバロメーターですよね。 どうもしんざきです。 いきなり関係ない話で恐縮なんですが、私、人の顔と名前をセットで覚えることが致命的に苦手でして。 最近新人さんが増えてきて私が知らない顔が多くなる一方、何故か相手からは自分の顔を知られているので、しょうがなく廊下でもエレベーターホールでも、見たことがある顔に対して無差別で挨拶していたんです。 そしたらどうも、同じフロアの隣のオフィスの人にもかなりの頻度挨拶をしてしまっていたらしく、全く無関係の会社と認識している人にまで最近挨拶をされるようになりました。 絶対「あの、よく分かんないけど取りあえず挨拶してくる人」って認識されてる。つらい。帰りたい。 それはそうと。 この記事で書きたいことは以下の通りです。忙しい方は下記四行だけ読んでください。 ・新

    組織に染まってない人の、染まってない意見を客観的に受け取れるかどうかは、その組織の自浄能力のバロメーターですよね。
  • 「弱者」が権力を振り回す時代に「しんどい中間層」はどう生きるべきか

    かつて権力者というのは、富と名声を独占する皆の憧れの存在だった。 それが最も現れているのが、ジョージ・オーウェルが書いた小説、1984だろう。 かの小説に書かれた、ビッグブラザーという強靭な指導者が一庶民の人生を蹂躙していく様は、当時の権力者というものがいかに恐れられていたかを見事に描ききっている。 ジョージ・オーウェルがかの小説を書いたのは 「このままでは、権力者が全ての富と名声を独占し、庶民は奴隷のような存在になってしまうのではないか」 という未来を非常に恐れていたからだろう。 あの小説が売れたという事は、多くの識者は未来がそういう風になるかもしれないと思っていたことの裏返しとも言える。 壁と卵 僕が記憶する限り、権力を最後に公の場で大々的に風刺したのは村上春樹さんがエルサレムで行った「壁と卵」というスピーチである。 とても優れたスピーチなので、読んだことがない人は是非ともこの機会に一

    「弱者」が権力を振り回す時代に「しんどい中間層」はどう生きるべきか
    ringonouen
    ringonouen 2018/11/17
    すごい見出しだな。差別主義どストレート。ビビった
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