今日夕方、花巻東の菊池雄星が、高校で会見を開く。 国内球団か、メジャーか。 現段階でどこまで言及するかは不明だが、9月8日にあるスポーツ紙が菊池が本気でメジャー行きを目指しているという記事を打ってから、周囲への影響を考慮し、菊池は進路に関しては一切口をつぐんでいた。 どちらに進むことになるにせよ、ひとつ、懸念がある。 メジャー志望を口にした場合、またしてもどこかに「反逆児」のようなニュアンスを込めた見方をする者が出てくるのではないかということだ。 やれ日本の慣例をこわしただの、やれ大金になびいただの、と。芸術、学問、料理……多くのジャンルで海外挑戦は非難されない。 本当に不思議だ。 野球の本場、アメリカでプレーすることを望むのがそんなに悪いことなのだろうか。 その道を追求してきた人間が、よりレベルの高い舞台でプレーすることを望むのは本能だ。 誰にも制御するこ