漏水発見、断水決定、断水回避までの流れをふりかえる 和歌山市が漏水していた配水管を交換するために計画していた「長期断水」を回避した。 和歌山市民に話を聞くと「断水しなくてよかった」という声が多いが、「この機会に老朽化している配水管を交換したほうがよかったのではないか」という人も少なからずいた。 尾花正啓市長は「断水を回避できたとはいえ、市民の皆さまには多大なご迷惑をおかけした」と謝罪したうえで、管路の老朽化や漏水への対策として、管路破損箇所の探索技術を向上すること、優先順位を決めた老朽管の更新などを上げた。 断水しなかったことの良し悪しを論じるときに、短期的な視点と長期的な視点がある。短期的に見れば、断水回避は市民生活にとって好ましい。一方、長期的に見ると水道持続性が危ういという実態が浮かび上がる。そして、これは和歌山市に限ったことではない。 まずは、今回の漏水発見、断水決定、断水回避まで
『Cyclist』と関わりのある著名人が選ぶ連載「今年の注目ニュース」。自転車評論家の疋田智さんが注目したのは、観光都市・京都市での「新自転車計画」の驚くべき成果について。自転車都市としての効果的なインフラ整備について、一つの答えを出したと評価しています。 ◇ ◇ ものすごく地味だけど、ものすごく重要なニュース。今年3月に京都市から発表された「京都・新自転車計画の進捗状況と今後の方向性について」というリポートがある。その内容が、地方自治体がなすべき自転車政策ということで、非常に示唆に満ちていたのだ。 そもそも京都市の「新自転車計画」は、今から9年前の2010年に始まった。最初に策定したポリシーが「自転車はエリア単位で考えなくてはならない」という考え方だった。A地点からB地点に自転車レーンを引っ張るというような考え方ではなく、該当の街区なら縦横すべてに自転車スペースを作るとい
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