新型コロナの後遺症について、男性と女性では免疫の反応が異なり、症状の回復に差がみられることが京都大学の上野教授の研究で分かりました。 京都大学の上野英樹教授は、後遺症患者の血液から「T細胞」と呼ばれる免疫細胞を解析しました。 ウイルスは体に侵入すると細胞に感染します。 T細胞には、この感染した細胞を狙って攻撃をするウイルス排除の役割や免疫の暴走を抑える役割などを担っています。 最新の研究では、倦怠(けんたい)感などの症状が強い患者について、女性の場合、ウイルスを排除する細胞と免疫を抑える細胞の両方が過剰に作られることで免疫が暴走し、症状が出ることが分かりました。 一方、男性ではウイルスを排除する細胞があまり作られないことが分かりました。 このため、全身に散らばったウイルスのかけらを排除できないとみられ、女性に比べて症状の回復が遅いということです。 京都大学・上野英樹教授:「(男性は)T細胞
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