はじめまして。編集ライターの徳瑠里香と申します。 自分の子どもを産めないかもしれない。母になれないかもしれない。 生まれつき生理と排卵がない「原発性無月経」である私は、高校生の頃から、そんな思いを心のどこかに抱え持ってきました。 「原発性無月経」とは、満18歳になっても初潮がない状態を指し、そのなかにはさまざまな疾患が含まれ、かつそれぞれの疾患が稀なものが多いと言います。私自身は、自然に生理と排卵が起きることはないけれど、子宮や膣などの機能や染色体等に異常があるわけではなく、その原因となる具体的な疾患は未だにわからないまま。 16歳の頃に産婦人科を訪れ、生理と排卵が起きない自分の身体の疾患を認識した私ですが、「産めない」とはっきり言われたわけではありませんでした。 産めないかもしれない > 産めるかもしれない。 ふたつの未来の「かも」のなかで心が揺れ動きながら、何の保証もなく、少しの可能性
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