神奈川県相模原市の障害施設「津久井やまゆり園」で、19人が殺害され27人が負傷した殺傷事件から間もなく2年。「やまゆり事件」被告と面会続ける元職員が問う差別の構造とは。 * * * 拘置所にいる被告と面会を続けている人物がいる。 津久井やまゆり園の元職員で、専修大学講師(社会思想史)の西角純志(にしかどじゅんじ)さん(53)。やまゆり園の職員として01~05年の間、亡くなった19人のうち7人の生活支援を担当していた。犠牲者の「生きた証し」を残そうと、遺族や職員たちへの聞き取り活動も続ける。西角さんによれば、被告は今も「自分は社会にとって正しいことをした」と話しているという。弱者を「国家や社会の敵」とみなす。このゆがんだ被告の思想はなぜ生まれたのか。西角さんに聞いた。 津久井やまゆり園の事件の背景には、植松聖被告自身の優生思想やヘイトクライム(憎悪犯罪)があるなどと言われています。 しか
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