茨城県つくば市は、人工知能(AI)など先端技術を活用したまちづくりを目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」に応募する方針を決めた。18日の市議会全員協議会で提案内容の骨子である「基本方針案」を説明。実施事業として、全国初となる公職選挙でのインターネット投票の導入などを挙げた。市の特徴である知の集積を生かし、「革新的な暮らしやすさの実現を目指す」としている。【宮田哲】 市などによると、スーパーシティ構想は、指定された区域内で、自治体が目指す都市像の実現に向け、自動運転や遠隔医療、自動配送などの最先端サービスを実用化する取り組み。区域に指定されると、法令上の規制が緩和され、国からの財政支援もある。実現のための改正国家戦略特区法が昨年9月に施行され、第1弾として全国で5地域程度が指定される予定だ。