佐賀県庁に「佐賀誓いの鐘(仮称)」を設置する計画について、山口祥義知事は20日の定例記者会見で「決して高い費用ではない」と主張した。その費用は779万円で全額、県費ではなく、国の新型コロナウイルス対策の臨時交付金を使う。 【写真】会見で話す山口祥義知事=2020年11月20日午前10時29分、佐賀県庁、福井万穂撮影 県は2017年、熊本県の国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」に、患者への差別の歴史を忘れないようにと、鐘を寄贈した。園ではかつて、病気が治って社会復帰する入所者を、鐘を鳴らして見送っていた。 県が寄贈した複製の「希望の鐘」の制作費は、縦・幅約50センチの鐘と、鐘をつるす高さ約3メートルの鐘楼も含めて約600万円だった。県は今回、これをモデルに制作するという。 山口知事は、鐘はいずれも自身の発案と説明。コロナの影響で、県内の小学生が県庁を訪れる機会が増えているとして、鐘を通じて「ハ