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2019年10月10日に発売した、及川卓也の著書『ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略』。このnoteでは、出版の経緯や書籍づくりの裏話、発刊時に削った原稿の公開など、制作にまつわるさまざまな情報を発信していきます。 こんにちは、及川卓也のマネージャーの酒井と申します。今でこそ多くの方にご愛読いただいている『ソフトウェア・ファースト』ですが、制作中はプロダクト開発におけるアンチパターンをいろいろやってしまいました。この経験は、その後の私たちの仕事で「これ、進研ゼミでやったやつだ!」的な効力を発揮し、立ち止まって考える機会を与えてくれています。どれもあるあるで、皆さまのお仕事を振り返る際にもお役に立てるのではないかと思い、整理してみました。 ここからは、酒井真弓著『ルポ 日本のDX最前線』(集英社インターナショナル)を再構成してお届けます。 筆者(酒井)は独立を機に
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 昨年12月に新刊『チームトポロジー』が発売になったのでぜひよろしくお願いします。 アジャイルコーチや技術顧問の仕事は多岐にわたりますが、その1つに社内での講演やセミナーがあります。 今回、技術顧問先のイベントで登壇しましたので、その際の資料を公開します。 アジャイルとは直接関係ないものも多々含まれていますが、ネタということでご了承ください。 アジャイル全般QCDSを同時にすべて固定することはできない要件の決まったものを早く・安く作る方法ではない開発だけをアジャイルにしても意味がないアジャイルで請負契約は無理だと心得ようすべてがアジャイルに適しているわけではない大規模アジャイルは小さなアジャイルの成功後アジャイル導入を支援しようアジャイル推進での組織的な課題に取り組もう無駄な社内プロセスを廃止するよう働きかけよう効率ではなく成果に着目した組織設計をし
ダメです。「スクラムをしている」というのであれば、すべてのイベントは必須です。 プロダクトバックログアイテムがどれも完成せず、新たに見せるものがなくてもスプリントレビューは実施します。 プロダクトを取り巻く環境、今後の見通しなどを話しますし、必要があれば変化のないプロダクトを再度デモすることもあります。 インクリメントというのは今回のスプリントで新しく作られた部分だけでなく、これまでのスプリントで作られたものを合わせてインクリメントと呼びます。 したがって、第1回目のスプリントレビュー以外は「デモするインクリメントがありません」という状態は基本的にはありません(まれに壊れる可能性はありますが)。「インクリメントに変化がありません」はありえます。 とはいえ何も変化がない状態のスプリントレビューを続けるのは針の上のむしろです。 たくさんのプロダクトバックログアイテムに着手してどれも完成しない、
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 昨年12月に新刊『チームトポロジー』が発売になったのでぜひよろしくお願いします。 今年もスクラム実践者の祭典であるRegional Scrum Gathering Tokyoが、2022年1月5日〜7日までの3日間開催されました。 このイベントで「プロダクトバックログ Deep Dive」というタイトルで発表しましたので、資料を公開します。 スクラムガイドでも、プロダクトバックログという単語の登場回数は非常に多く、それだけ重要だということが分かります。 一方で網羅的にまとまっている資料が日本語ではあまり存在しなさそうなので、今回用意してみました。 内容については、過去にこのブログで説明している箇所も多数ありますが、1箇所にまとめたことに意義があるということでご了承ください。 みなさんのお役に立てば幸いです。 内容に関するご意見やフィードバックは、T
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 12月1日に新刊『チームトポロジー』が発売になったのでぜひよろしくお願いします。 スクラムの認定コースでも基礎的なコースでも、よく聞かれるのが大規模の場合の対応についてです。 そこで、今日は大規模の場合の選択肢になりそうな大規模アジャイルフレームワークを紹介します。 紹介しますが、最初に大事なことをお伝えしてから紹介します。 そんなにたくさん作っても使わない2019年にプロダクトマネジメント関連のSaaS企業であるPendoが行った調査によると、ソフトウェアプロダクトにおいて平均的な機能の利用状況は次のようになったそうです。 まったく使わない: 24%ほとんど使わない: 56%よく使う: 8%いつも使う: 12%つまり80%の機能はほとんど、もしくは、まったく使われないということになります。 たくさんの人を集めて、たくさんの機能を作るのは、ムダであ
“なぜ大企業の新規事業創出はうまくいかないのか?” その原因には、アイデアや戦略といった「事業そのもの」の問題だけでなく、人材育成や風土醸成といった「組織」の問題も大きく関わっています。大企業で新規事業を成功させるためには、事業創出と同時に、そのプロセスを通じた人材開発や組織開発を並行して進めていく必要があります。 本記事では残念なパターンのケーススタディとして、フィラメントが大企業の新規事業創出の最前線で見てきた「新規事業によくある悲劇10選」をご紹介します。ぜひ参考にされてみてください。 新規事業によくある悲劇10選 その1:意思決定権限がない 何をするにも上長の確認が必要で時間と説明コストがかかる。しかも課長~部長~統括部長など何段階もある。 その2:人・お金がつけてもらえない まだ事業になってないので当然自分たちで動かせる資源がない。それなのにそれが理解されていない。 その3:本業
人類学者がUXリサーチに役立つ理由 みなさまはじめまして、比嘉夏子と申します。 私はもともと、海外で長期異文化フィールドワークを実施して人間の価値観や行動について研究してきた人類学者です。最近では人類学の研究で用いられてきた調査手法、いわゆる「エスノグラフィ(人間を経験的・包括的に理解するための記述と手法)」を用いた定性的なリサーチに従事する機会を、人類学研究以外の場でいただくようになりました。 そして現在は京都大学の研究員として在籍しながら、A.C.O.ではUXリサーチの開発をしています。 ところで。 地図で探しだすのにも苦労するような太平洋の小さな島に足を運んで現地語を学び、参与観察をしながら暮らしていた研究者が、なぜいまこうしてUXという全く異なる世界に携わっているのか。一見するとかけ離れた領域のあいだにも、じつは通底する思想や応用できる手法があるのです。そのような断片を、今回はお伝
10歳のときの祖父母との旅 子どものころは毎年夏になると、テキサスにある祖父母の農場で過ごしました。風車を修理したり、家畜に予防注射をしたり、そのほかの雑用を手伝ったりしていました。午後は毎日昼メロを見ていました。とくに、「デイズ・オブ・アワ・ライブズ」は欠かさずに見たものです。 祖父母はキャラバンクラブという、エアストリーム社のキャンピングトレーラーを持っている人たちのグループに入っていて、メンバーと一緒にアメリカやカナダを旅行していました。その旅に、私たちもたまに連れていってもらうことがありました。トレーラーを祖父の車につないで、300台ものほかのトレーラーと列をなして旅に出かけるのです。 私は祖父母が大好きで、いつもこの旅をとても楽しみにしていました。ちょうど10歳ごろだったでしょうか、旅に連れ出してもらった私は広々とした後部座席で転げまわっていました。運転していたのは祖父です。祖母
この記事は 「ひとりでアジャイルo0h① Advent Calendar 2021」のday-11です。 adventar.org day-11は、書籍の紹介の代わりに、参加した研修の話です。 今年の3月に認定スクラムマスター研修を受けてみたので、それについて「ひとりでアジャイル〜スクラム編〜」カレンダーの1篇としてふりかえってみたいと思います。 受けてどうだったの 楽しかったです! 自分の中で何かを「掴んだ」ような手応えもあったし、それ以上に「これから学んでいく上で、どういう部分を大事にしていきたいか」を受け取れたように思います。 勿論、決して長くはない研修なので「ここに答えがある!」「受けただけで全てが変わる!!」というものではないですが、しっかりと「やっていくぞ〜」という気持ちにはなれたかと思います。 研修というと「コンテンツ、形式知」について「何が得られるか」に意識がいきがちかと思
交代記念のツーショット。左が新CEOの芹澤さん、右が現CEOの宮田です。 ひさしぶりのブログです。この度、株式会社 SmartHR の社長を退任することにしました。 退任の理由や、今後の私の役割、新社長について等をまとめたブログを書いたので、よければ最後まで読んでいってください。 社長を退任します 2013年1月から、約9年間続けてきた SmartHR の社長を退任することに決めました。 退任の理由は後で詳しく書きますが、まずは結論から。 社長を2022年1月1日で退任します 新 CEO は現 CTO の芹澤さんです 取締役として会社に残り、自ら新規事業をやります 肩書は「代表取締役 CEO」から「取締役ファウンダー」に変わります。 詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください。 退任を考えたきっかけ 退任を考え始めたきっかけは「会社の成長にあわせて起きる環境の変化に、適応し続けることが難し
みなさんこんにちは、社内のエンジニアが働きやすくすることを目標にする Engineer Empowerment プロジェクトの @Mahito です。 この記事は、NTT Communications Advent Calendar 2021 2日目の記事です。 今回は社内のソースコードを GitHub Enterprise にとりまとめる活動とそこで遭遇した課題と解決方法についてお話します。 背景 きっかけは「NeWork のソースコードが見たい」という私の思いつきでした。 これを私が言い出した 2020 年当時、NTT Com ではソースコード管理の方法に決まりはなく、各プロジェクトの判断でバラバラにソースコードリポジトリが導入されていました。ちなみに、私が社内で見かけただけでもソースコードのホスティング先には以下のようなものがありました。 GitHub (Team plan) Git
この記事について CaSEというPodcastを時々聴いているのだけど、その最新話がTeam Topologiesの著者であるManuel Pais氏のゲスト回だった。すごく学びが多く、同じ悩みをもつ人も多いと思ったので内容や思考を整理してみたものを記事化してみた。ちなみに書籍のTeam Topologiesは読んでいません。 “two pizza” チームの挑戦 話はAmazon CTOのVerner Vogelのインタビューから始まる。2006年頃にジェフベゾスがTwo pizzaチームの話をしたのは有名だが、面白いのはAWSはまさにプラットフォームチームをX as a Serviceモードにした結果になっていて、意図的ではないにしろトポロジーを体現していたのだと思った。これは後半のプラットフォームチームの話にも繋がってくる 本題に戻ると、Two pizzaサイズで自己組織化に向かった
アジャイル開発の外部委託が「偽装請負」だと疑われないためにすべきこと、厚労省が公表した疑義応答集を読み解く(前編)。Agile Japan 2021 アジャイル開発において開発担当者を外部のベンダに依頼した場合、必然的に発注側の企業とベンダ側の開発者が1つのチームとなり密なコミュニケーションを行います。 すると、発注側の企業がベンダの開発者の業務遂行に対して具体的な指示を行う、いわゆる「偽装請負」とみなされる可能性があるのではないか? という疑義が以前から呈されていました。 この疑義に対して、どのように対処すれば偽装請負と見なされないか、その指針が今年9月に厚生労働省から「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(37号告示)関係疑義応答集」として公表されています。 オンラインで11月8日に開催されたイベント「Agile Japan 2021 Day 0」では、この疑義応
2010年頃の話だが、ある台湾の大手部品メーカーを訪れた時の話だ。 「どうぞリラックスして、日本語でお話下さい」と、日本名が記された名刺を渡されたことがある。肩書きは技術担当の副総経理(副社長)と、相当な重職だ。 台湾では誰もが知るような有名上場企業なのに、なぜ日本人がこんな要職に就いているのか。 驚き戸惑いながら名刺交換し着席すると、程なくして董事長(会長:CEO)も入室し、人懐こい笑顔で語りかけてきた。 「ようこそ、はるか日本からよくお越し下さいました」 その日本語は淀みなく、発音を含めて全く違和感がない。そんな驚きが顔色に出ていたのか、董事長は自己紹介を兼ねて話し始めた。 「日本語は松下幸之助の著書で覚えました。翻訳本では彼の本当のメッセージがわからないので、原著を取り寄せ読んでいるうちに覚えたんです」 「正直、驚きました。しかし発音はどこで身につけられたのですか?日本に留学されてい
こちらの記事は三部作です その1:とあるスタートアップが最初のフルタイムエンジニア採用を決意するまで 番外編:スタートアップ技術顧問は技術を見ない <= 現在の記事 その2:とあるスタートアップが最初のフルタイムエンジニア採用のために準備したこと その3:とあるスタートアップが Twitter Spaces からフルタイムエンジニアを採用した話 番外編:メンテモに転職した話 タイトルは嘘です。(必要なときに)見ます。最近は通知を送る方法*1について考えられる設計のパターンをいくつか例示した上で、今ならどれを選択しどんな感じで実装していったらいいかについて議論したりしました。 初めまして、@tagomorisです。今年の6月からメンテモで技術顧問をしています。技術的な専門としてはデータ処理基盤からWebサービス一般・ITインフラまでですが、メンテモの技術顧問では技術領域を特定せず、ありとあら
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