年配社員をリストラすれば企業は強くなるのか？ 優秀人材から解雇した八田與一の教え：朝日新聞GLOBE＋

2010年頃の話だが、ある台湾の大手部品メーカーを訪れた時の話だ。 「どうぞリラックスして、日本語でお話下さい」と、日本名が記された名刺を渡されたことがある。肩書きは技術担当の副総経理（副社長）と、相当な重職だ。 台湾では誰もが知るような有名上場企業なのに、なぜ日本人がこんな要職に就いているのか。 驚き戸惑いながら名刺交換し着席すると、程なくして董事長（会長：CEO）も入室し、人懐こい笑顔で語りかけてきた。 「ようこそ、はるか日本からよくお越し下さいました」 その日本語は淀みなく、発音を含めて全く違和感がない。そんな驚きが顔色に出ていたのか、董事長は自己紹介を兼ねて話し始めた。 「日本語は松下幸之助の著書で覚えました。翻訳本では彼の本当のメッセージがわからないので、原著を取り寄せ読んでいるうちに覚えたんです」 「正直、驚きました。しかし発音はどこで身につけられたのですか？日本に留学されてい

[KoshianX]

いい記事を読んだ。台湾がこれほど国を挙げて敬意を示す土木技術者いるというの、あの国が氏素性を問わずに有能な人物を起用する風土に貢献してる気もするな。

[ryuzee]

『「当社には国際競争力がない」と思うのであれば、それは「リーダー自身が世界で戦うほどの器ではない」というだけに過ぎない。』

[BT_BOMBER]

「優秀な人だけを集めれば会社は上手くいくのに」確かにこれは情けない…こんなの経営者の仕事放棄でしかない／一人当たりの購買力平価GDPだと台湾は2009年に日本を抜いてる

[baimeinyan]

今のパナソニックには松下幸之助時代の哲学は無いってことか。

[candidus]

“「日本の経営者は、技術者を安く考えすぎている」”

[tsutsumikun]

始めて知った。台湾が未だに親日国なのは確実に八田さんのおかげでもありそう。

[navix]

“八田はこう答えた。「諸君の心配はわかるが、優秀な技術者なら再就職に苦労はない。しかしそうでないものを解雇したら、家族ともども路頭に迷ってしまうだろう。どうか理解し、その穴埋めに皆で協力して欲しい」”

[lifeisadog]

45歳で定年にと言った新浪氏はリーダーとしては失格だよね。自社の人材はコストであるというメッセージになってるからね。こんなリーダーに下で働きたくはないでしょ。少なくとも言い方を考える必要あった

[micromillion]

「人を大事にする本質を見失っては、国も企業も立ち行かない」

[wdoomer]

“八田には、生涯を通じて変わらない一つの設計思想があった。それは「技術とは、その受益者のためにある」という信念だ。目的から逆算し手段を整える、当たり前といえば当たり前だが費用対効果を最大化する設計思想

[sds-page]

無能な人間を辞めさせて優秀な人間だけ残そうとか考える前に優秀な人間を好待遇で引き抜いて来いと

[myogab]

1917~1930というと、時流の雰囲気としては1998~2011くらいの流れか。戦後日本も2000年前後くらいまでだと、未だリストラの再就職斡旋は手厚かったし、優秀な社員へ退職金に支援金乗せて起業の後援もしてたのにな…。

[nobodyplace]

“八田與一”

[hdkINO33]

“優秀とされる人だけを残しても組織は決して強くならないし、凡人とされる人だけを集めても弱い組織になるわけではない。組織の強さとは、どこまでいってもリーダーの強さと覚悟の鏡映しである。”

[syamatsumi]

なるほどなー。人材を負債と捉え、少数精鋭を是とする慣習は事業が小さい内は間違い無く有効だと思うけど、事業の規模が拡大すると、今度は無能を上手く使う事が重要になって来ると考えると、ごく一般的な話かも。