企業経営を取り巻く環境は年々複雑さを増し、答えのないVUCAワールドの到来を多くの方が肌で感じていると思います。時代の変化、市場・産業の変化は構造的なものであり、目の前の課題を右から左へ解決していくだけでは、新しい未来が拓けそうもない。もしかしたら、何かを根本的に変えなくてはいけないのではないか──。 そんななか、経営学の分野から注目を浴びているのが、「社会構成主義」という思想と、それに基づいて対話により問題を“解消”する「ナラティヴ・アプローチ」です。 この分野の第一人者である埼玉大学大学院の宇田川元一准教授をお迎えし、2冊の参考図書を用いて、本格的な自主研究会を行いました。 本記事では、「真に組織が変わる」ことを考え実践してきた人事責任者の方々と共に学んだ、全4回の自主研究会の第1回の模様をレポートします。 目次 現実は多元的である 対話により問題を“解消”する「ナラティヴ・アプローチ
目次 恩師が費やした「集中の5000時間」 一流になるための「10年ルール」 一流が行う「熟考された鍛練(deliberate practice)」 恩師が費やした「集中の5000時間」 先日、大学時代の恩師が、退官することになり、最終講義を聞きに行った。 講義開始の15分前に着いたにもかかわらず、200名ほど入る会場はすでに満席に近い状態で、かろうじて後ろのほうに座ることができた。講義が始まると、会場には入りきれないほど人が集まった。 先生は、つい自分の功績を自慢してしまうが、憎めない性格で、学生はもちろんのこと、多くの人から愛されていることを、このイベントを通じて、あらためて感じた。 先生の専門は船のデザインである。2000年のアメリカズカップの技術とデザインの責任者を務めていた。その先生の自慢は、恩賜賞の受賞である。日本の学術賞としては最も権威ある賞であり、長年の研究成果が認められた
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