ピーナッツアレルギーは死亡事故につながる可能性が最も高い食物アレルギーとされ、治療法はなく摂取を避けるしかないと考えられていたが、改善できる可能性があることが実験により判明したそうだ(論文アブストラクト、 BBC Newsの記事、 AFPBB Newsの記事、 本家/.)。 実験が行われたのは英国・ケンブリッジ大学付属のアデンブルックズ病院。アレルギー症状が現れるよりも少ない量のアレルゲンを投与し、徐々に増やしていくことで症状が起こりにくくなるのだという。実験は子供が対象で、1粒の70分の1にあたるピーナッツプロテインパウダーを毎日投与し、2週間ごとに投与量を増加させる。アレルギー症状の発生に備え、投与量を増やす際は病院で処置するが、その後は家庭でも同量のピーナッツプロテインを投与する。これを続けることで、6か月後には84%の子供がピーナッツ5粒に相当する量を摂取可能になったとのこと。ただ