竹ファイバーで強化プラスチック 九工大が新材料開発 2014年01月29日(最終更新 2014年01月29日 03時00分) 竹繊維を混ぜたプラスチックで作った建築資材写真を見る西田治男教授写真を見る 九州工業大大学院生命体工学研究科(北九州市)の西田治男教授(高分子化学)が、竹繊維を使ったプラスチック材料を開発した。しなやかな竹の繊維を混ぜることで強度が増し、熱による変形が抑制されるといい、建築資材や自動車部品などへの活用が期待される。西田教授は「普及が進むことで放置竹林対策にもつながる」と話している。 竹の繊維を使った布や紙製品は実用化されているが、プラスチック化は珍しく、文部科学省が「大学発新産業創出拠点プロジェクト」に採択。実用のめどが立ったため、西田教授は2014年度中に法人を設立し、事業化を支援する。 竹の有効活用の研究は09年に開始。10年以降はタケノコの産地として知られる北