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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (269)

  • 英語ネイティブがよくする発音の間違い: 極東ブログ

    英語を母語とするネイティブでも英語の発音で間違いをするものだ。間違いやすい100の例が、AlphaDictionary.com(参照)にある。 日人から見て、面白そうなものを拾って、適当に分類して、コメントしてみた。異論もあるかもしれないけど、興味深い例もあるのでは。 他の単語の連想で発音を間違う × affidavid  ○ affidavit(供述書) "affidavit"はカタカナふうに発音すると「アフィデイビット」だが、米人は名前の"David"の連想で「アフィデイビッド」と言いがちになる。 × expecially  ○ especially "expect"の連想からの間違い。 × expresso  ○ espresso "express"の連想から。 × nuptual  ○ nuptial(結婚式) "perpetual"などの影響だろう。 × pronounciat

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    s_shisui 2012/01/19
  • ファイナル・カルボナーラ: 極東ブログ

    「最近はレシピとか書かないんですか?」 「なんか書いたほうがいい?」 「そういうわけでもないんですけど」 「カルボナーラとか?」 「簡単ですか?」 「簡単。ファイナル・カルボナーラ。う?」 準備(二人前) ベーコン、37g(セブンイレブンの小パック) スパゲッティ、200g 卵、2個 バター、20g 塩、適当 パスタ茹で用鍋 フライパン 「こんだけ」 「クリームは?」 「使わない」 作り方 1 卵の黄身を取り分ける 「できる?」 「はい。最初にやるんですか?」 「そう」 2 パスタの湯を沸かして塩を適量入れる 3 沸いたらパスタを茹でる 「塩は塩気がつくくらい」 「というと?」 「塩水をなめる。それがパスタに付く塩味」 「ゆで時間は?」 「パスタの袋に書いてある分の数から1を引く」 4 ベーコンをフライパンで炒める 「大きさは適当。弱火でパスタの茹で上がりに合わせる」 「あ、写真ボケちゃ

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    s_shisui 2012/01/15
    俺の作り方とだいたい一緒だ
  • [書評]アレクサンドリアのフィロン入門(E.R.グッドイナフ): 極東ブログ

    アレクサンドリアのフィロン( Φίλων ὁ Ἀλεξανδρεύς)は、紀元前25年頃に生まれ西暦45年から50年頃に死去したユダヤ人哲学者である。呼称からわかるように当時の大都市アレクサンドリアの人であり、数代前からローマ市民権を持つ富裕な名家に属していた。書「アレクサンドリアのフィロン入門」を著したE.R.グッドイナフは、その家系を19世紀末欧州のロスチャイルド家に例えている。ただし、その家の富を管理したのはフィロンの兄弟(弟であろう)アレクサンドロスであった。 フィロンの生存期間には、同じくユダヤ人のイエス・キリストの生涯が含まれる。イエスはフィロンを知っていたかもしれない。使徒行伝でヘロデ王(ヘロデ大王の孫)と呼ばれるアグリッパ1世が借財に苦しむおり、フィロンの兄弟であるアレクサンドロスは彼にかなりの金額を貸与しているし、フラウィウス・ヨセフスによれば、アレクサンドロスはエルサ

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    s_shisui 2011/12/29
  • 鍋焼きうどん2.0: 極東ブログ

    頬に当たる小さな雨粒が冷たく、かすかに痛い。霙か。重たい色の空を見上げていると雪に変わっていくのがわかる。積もるなんてことはないだろうと思っているうちに、降り止む。ぞっとするほど寒い。遠くの森のコビトが朝会で鍋焼きうどんだと言う。ほんの一瞬。0.1秒。だが脳裏をよぎった幻想は後になって思えば悲劇の予告編だった。 慣れないショッピングセンターを出てどこに車を停めたっけと人の気配のない駐車場を回っているうちに、道なりに続く住宅街の一軒が、こざっぱりとした新築の小料理屋に見える。こんなところに小料理屋があったかと思っているうちにショッピングセンター従業員が数名、店に入っていく。営業中。つられて店の前に向かい、戸口に立つと、うどん屋だった。手打ちうどん専門らしい。 店主、よほどうどんが好きで脱サラでもしたのだろうか。期待もあって、うどんにするかと戸を開くと飲み屋のようなつくりの店内には七割がた客も

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    s_shisui 2011/12/10
  • [書評]さむらいウィリアム 三浦按針の生きた時代(ジャイルズ・ミルトン): 極東ブログ

    書「さむらいウィリアム 三浦按針の生きた時代」(参照)のメインタイトルはオリジナル「Samurai William: The Adventurer Who Unlocked Japan」(参照)のメインタイトルをそのまま受け、江戸という時代が築かれようとする時代に、英国人でありながら日のサムライ(旗)となったウイリアム・アダムス(William Adams)、日名・三浦按針に焦点を当てている。 だが、白石一郎が三浦按針を主人公に描いた歴史小説「航海者―三浦按針の生涯」(参照)のような、フィクションを交えた、その生涯の物語描写とは異なる。かなり違うと言っていい。 書は、三浦按針に主軸を置きながらも、邦題の副題が示すように「三浦按針の生きた時代」という時代そのものを描き出している。実際のところ、ウイットに富む小説的な叙述の形式を取っているが、描き出す手法は正統の歴史学に近い。書は、

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    s_shisui 2011/12/07
  • [書評]幻聴妄想かるた+解説冊子+CD『市原悦子の読み札音声』+DVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』付(ハーモニー著・編集 ): 極東ブログ

    [書評]幻聴妄想かるた+解説冊子+CD『市原悦子の読み札音声』+DVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』付(ハーモニー著・編集 ) 世田谷区内の精神障害者共同作業所「ハーモニー」が2009年に作成して話題を呼んだ「幻聴妄想かるた」。これが従来からある添付の解説冊子に加え、CD『市原悦子の読み札音声』とDVD『幻聴妄想かるたが生まれた場所』を同梱し、11月の下旬からアマゾンなど一般書店でも購入できるようになった(参照)。 以前は直接購入の3,000円のみだったが、新版は税込みで2,415円。広く販売できるようになったのも、多くの人に支持されてきた結果と言えるだろう。 「幻聴妄想かるた」は名前のとおり、統合失調症など心の病にある人たちの幻聴や妄想の内容や経験、シーンから含蓄の深いものを「あいうえお」のひらがなごとに選び出してカルタにしたものである。カルタという点では普通のカルタでもあり、普通にカ

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    s_shisui 2011/12/02
  • 政治は何のために存在するか?と愚問して陳腐な結論に至る: 極東ブログ

    政治は何のために存在するか? 自明のように思えるので、あらためて問うと愚問のようだが、そのことが実際には世界で日で、各所で問われている時代なのではないかと思う。 政治は何のために存在するか、という問いは、政治とは何かという問いとは微妙に異なっている。政治とは何か、というのであれば、まずその語感から、"government"と"politics"の二面が想起される。 "government"であれば、"governance"つまり「統治・支配」のあり方が問われる。これを日国憲法のように広義に"control"(制御)と考えてもよいのかもしれない。"politics"であれば、そのまま「政治学」ともなりうるが、支配の含みもあり、支配力の関係が問われることになる。それは政策でもあるが党略とも言えるし、つまるところ政争であれ権力闘争であるとも言える。二面に共通なのは、「権力」のあり方が問われる

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    s_shisui 2011/11/23
  • 鍋焼きうどん: 極東ブログ

    ドアを開けて二、三歩。なにかを忘れている。立ち止まる。サイフでもケータイでもない。なんだろうかと思うや首筋がすっと寒くなる。そうかネックウォーマーかと思い、そうだ鍋焼きうどんだと思う。 混む時間帯を外して蕎麦屋に入ると今日は身障者がひとり。おばさんは熱いお茶を運んでくれる。「鍋焼きうどん」と私は言い、アダージョの四分休符を置いて「上」と言う。しわびた読売新聞を開いて珍妙な書籍広告を見ているうちに、ぐつぐつと泡を吹いて煮え立つ鍋焼きうどんが来る。こうでなくてはいけない。小盆に載せられた鍋は、逆さ返した蓋に鎮座している。 アフロディテを産み終えた泡が少し引いてゼウスの男根のように海老天がそそり立ち、満月が輝く。神々よ、鍋焼きうどんよ。時は来た。 祈りは短い。作業にかからねばならない。まず麩を探し、卵の黄金の輝きの上に載せ替える。その構築物の安定のために鳴門をワキに添える。よし。おっと、小皿のネ

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    s_shisui 2011/11/15
  • 現代版・竹島物語: 極東ブログ

    竹島の住所はというと、島根県隠岐郡隠岐の島町に属するが官有無番地。島根県松江市から北約70kmの隠岐の島町からさらに北西に約157km離れた、北緯37度15分、東経131度52分の岩礁である。人も住まぬと言いたいところだが韓国人が住んでいるらしい。 韓国にしてみるとこの岩礁は韓国の領土だというのだ。大韓民国の住所もあり、慶尚北道陵郡陵邑獨島里となるらしい。 ようするに日韓国がその領土を争っている地域である。他国から見れば、それだけなら、よくある領土紛争だが、日韓以外の第三者から見ても、そうとも言い切れないものが出てきた。今年の動向から見ていこう。 6月16日のこと、大韓航空が翌日からのソウル・成田便に欧州エアバス社の「エアバス380」を投入するにあたり、メディア向けのデモンストレーション飛行を実施したのだが、その飛行ルートはというと、仁川空港から日海方面に飛び、わざわざ竹島上空を

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    s_shisui 2011/11/06
  • 老人はなぜ、うどんをあんなに食べるのだろうか?: 極東ブログ

    近所にうどん屋ができた。うどん屋といっても、大路に面した、駐車場の広いファストフードタイプの店である。ざっと見たところ、牛丼屋やラーメン屋の風体でもあるが、店の外観は黒ベースで和風の印象もある。大書した看板を見るに、うどんの種類は、さぬきうどんらしいが、釜揚げうどん、ともある。「花丸うどん」のようなものかもしれない。こういうものが流行っているのだろうか。気になって寄ってみた。 駐車場のつまり具合から予想はしていたが店内に入ると、混んでいる。入り口の戸を開けるや自然に並ぶことになっている。おや? これは学? セルフサービスらしい。プレートを手に取る。 どんなメニューがあるのか、どういう支払いシステムなのか。よくわからない。まあ、二、三人前の人の真似をしていたら、なんとかなるだろう。先頭にいる村長さんが芋をすべらしたら、私も箸に刺した芋を振り払えばいい。いや、芋はない。だが、村長さんは、いた

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    s_shisui 2011/11/05
    おー、基本的な讃岐うどんスタイル。
  • エジプト軍政はアラー・アブド・エルファタ(Alaa Abd El Fattah)氏を公正に扱え!: 極東ブログ

    エジプトの民主化をブログから訴え続けた、29歳のエジプトのブロガー、アラー・アブド・エルファタ(Alaa Abd El Fattah)氏が10月30日、エジプト軍に拘束された。理由は、エジプト軍に対する暴力活動の煽動と妨害行為とされている。 彼は、ムバラク政権下でもその言論活動で2006年に逮捕されたことがあるが、クーデターによって政権を奪取したエジプト軍は、あからさまにムバラク時代のやり口をなぞりだしたように見える。 ガーディアンも今回の事態を「逆走」の転機(参照)と見ている。確かに「エジプトの民主化」と言うなら、ようやくの転機の兆候である。エジプトに民主化を求める諸国は、エジプト軍政がアラー氏を公正に扱うように求めなければならない。 アラー氏の拘束を伝えるガーディアン記事 (写真は左がアラー氏、右が夫人のマナル・ハッサン(Manal Hassan)氏) アラー氏に問われた「煽動」だが、

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    s_shisui 2011/11/02
  • TPP?反対ですよ。総選挙のときマニフェストで国民に問えばいいじゃないですか?: 極東ブログ

    TPP(the Trans-Pacific Partnership: 環太平洋戦略的経済連携協定)がにわかに、郵政民営化時のようなバカ騒ぎと化してきた。「貿易はゼロサムのゲームだから米国が勝利者なら日は敗者だ」みたいな、それって中学生でもわかる間違いじゃないかと思うような意見をまともな大人が言ったりする光景は奇っ怪でもある。 まあ、少し頭を冷やすためにも、政府は拙速な対応を取らないほうがいい。そもそも民主党政権は、FTA(Free Trade Agreement: 自由貿易協定)についてもマニフェストが固まっていなかったのだから、次回の総選挙のとき各党がマニフェストで国民に問えばいいんじゃないですか? 私の意見はそういうことで、TPP反対ですよ。よろしく。 TPPは、しかしながら、そもそも大騒ぎするような問題でもないと思う。メリットとデメリットがあり、国民の全体からすれば原則として輸入品

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    s_shisui 2011/10/30
  • [書評]サイバー・クライム(ジョセフ・メン): 極東ブログ

    でも、「サイバー・クライム(ジョセフ・メン)」(参照)がようやく今月13日に翻訳・出版されるというので予約を入れておき、読んだ。情報産業の業界と限らず、その他の産業人や政治家にとっても必読といえる書籍である。これからの情報社会の問題や国際情勢を語る上で、すでに避けがたい古典ともなっている。逆にいえば、書通読が可能なくらいの予備知識がないと、ビジネスも政治も立ちゆかないだろう。 書はもちろん一般読者向けに書かれ、基礎的な事項についても丹念に説明されているのだが、おそらくこの分野の基知識のない人にとっては内容が難しいだろうとも懸念する。あと一段階から二段階かみ砕いた別の補助説明書が必要になるのではないか。ボットネットの仕組みなどについても、DNSとは何かということも含めて絵解きでじっくり説明したらよいのではとも思えた。しかし政治家にそうした説明書を読んでもらう時間はない。政治家をサポ

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    s_shisui 2011/10/29
  • 中国人二歳女児ひき逃げ映像の背景: 極東ブログ

    すでに映像をご覧になっている人も多いと思うが、あまりに陰惨な映像なのでネットに溢れている動画へのリンクはしない。話は、中国南部、広東省仏山で13日、自動車にはねられ路上に放り出された二歳女児を道行く人は助けることなく無視し、そのため再度車に轢かれることになったことだ。女児の回復を祈りたい……と書いたものの、最新の状況を見るとすでに死んでいた。哀悼したい。 この話、誰が見ても残酷な話ではある。この事件自体がやらせのはずはない。だが、この報道はといえば、中国共産党のやらせだろう。こんなことを書くのもなんだとも思うが、ちょっと考えるといろいろパズルが解けそうでもあるので、触れておく。 報道の確認から。AFPがわかりやすい。「血まみれの少女を無視する通行人、ネットで怒りの声 中国」(参照)より。 【10月17日 AFP】中国南部、広東(Guangdong)省仏山(Foshan)で、車に2回はねられ

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    s_shisui 2011/10/22
  • スティーヴン・ポール・ジョブズ(1955年2月24日 - 2011年10月5日): 極東ブログ

    スティーヴン・ポール・ジョブズ(Steven Paul Jobs)が亡くなった。悲しいことだなと思った。遠く、彼の泣き声を聞いたようにも思った。 8月に出た英語版Newsweek Sept 5号の表紙は、ジョブズを思わせる黒いシルエットだった。「ああ、これはあまりに強烈なカバーデザインだな。近く亡くなるということを、こう暗示しているのか。日だと、こうもいかないだろう」と思っていた。案の定、日版の表紙は差し替えになっていた。 ジョブズは、シリア人でイスラム教徒の大学院生アブダルファン・ジョン・ジャンダリ(Abdulfattah John Jandali)を父とし、大学院生ジョアン・シンプソン(Joanne Simpson)を母として、未婚の子供として1955年、カリフォルニアに生まれた。 晩年の彼の相貌はシリア人らしさのようなものを感じさせる。父がイスラム教徒という点では、オバマ大統領と

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    s_shisui 2011/10/06
  • 麻生太郎元首相いわく、「国会の会期を決めるのは立法府ですよ。与党・政府じゃないんだ」: 極東ブログ

    野田首相の訪米で開店休業の国会というのはしかたがないが、どうやら今国会会期の再延長はなく、9月の30日で閉めるとのことだ。どじょう内閣は泥にまみれて仕事をするんじゃなかったのか。しかも、国会の運営って行政府が決めることなのか? 報道の確認から。23日時事「国会再延長せず=民主国対委員長」(参照)より。 民主党の平野博文国対委員長は23日午後、自民党の逢沢一郎国対委員長が今国会会期の再延長を求めていることについて、「30日で閉めさせていただきたい」と述べ、応じない考えを明らかにした。同時に「今は2011年度第3次補正予算案の政党間協議を進めることに最大限のエネルギーを注くべきだ」として、格的な震災復興策を盛り込む3次補正の編成に向け、自民、公明両党との早期の協議入りに期待を示した。和歌山市内で記者団の質問に答えた。(2011/09/23-21:02) かくして、与野党が通常国会で、次期臨時

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    s_shisui 2011/09/25
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  • 新首相に寄せる欧米の視点: 極東ブログ

    民主代表選挙前になるがワシントン・ポストが日の政権をメリーゴーラウンドに例えていた。国内紙にも言及が多少あった。一例を引こう。共同「菅首相:退陣表明 日政治はメリーゴーラウンド 毎年トップ交代に米紙苦言」(参照)より。 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポストは27日、菅直人首相の退陣表明で日の政権が再び短命で終わることを受け「日政治の回転木馬」と題した論説記事を掲載、現状が「優れた政治制度への過渡期か、継続的な衰退の症状か、答えられるのは日だけだ」と主張した。 記事は、日政治状況について「ねじれ国会」により、米議会と同じ「行き詰まり状態」になっていることに加え「毎年大統領が選ばれる特徴がある」と指摘。政治が不安定なため、「日は能力以下の仕事しかしていない」とした。 2009年に政権交代があった日が「2大政党制か、多党制かにたどり着くまでの道は平たんでない」と分析した。

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    s_shisui 2011/08/30
  • [書籍]性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された(村上宣寛): 極東ブログ

    書「性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された」(参照)は、版元と形状からして「「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た」(参照)、「IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実」(参照)に続く、村上宣寛氏による心理学批判のシリーズ3のようにも見えるし、私などもそういう思いで読んだのだが、前二著に比べると、攻撃力というのも変だがパワーはやや弱く、性格学説について無難にまとめたという印象を受けた(注を見てもそれは納得できる)。 別の言い方をすると、おそらく一般の読書人が読んで心理学的な、かつ有意義な「性格」を理解するには、書が最適であろうと思う。なお、村上宣寛氏の著作の真骨頂というなら、地味なタイトルの新書だが「心理学で何がわかるか」(参照)だろう。 書執筆の動機は後書きによれば、宮城音弥氏の岩波新書青版390「性格」(参照)の現代版を依頼されたとのこ

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    s_shisui 2011/07/24
  • [書評]高級シリコンスチームプチ鍋付き 簡単スイーツ&ヘルシー野菜レシピ50(メイコ・イワモト): 極東ブログ

    シリコンスチーム付きの書籍やムックがいろいろ出ていて、こんな百均商品みたいなもんじゃねと思っていたのだけど、「高級シリコンスチームプチ鍋付き 簡単スイーツ&ヘルシー野菜レシピ50(メイコ・イワモト)」(参照)はけっこう優れ物でしたよ。最初に断っておくと、体の鍋はかなり小さいです。幅13.5cm・高さ6.5cmで容量は250mlなので、だいたいお茶碗程度。アマゾンの評に小さくてだまされたぁみたいなコメントもあったかと思うけど、小さいです。そこがいいんだけど。そのまま器にもなるし。 シリコンスチーマーなんて、ラップして電子レンジでチンするのと変わらないでしょ、かえってめんどうくさいだけじゃないかな、と思っていただけど、そこはそれ、酒も飲まない酔狂としては試してはみるか。と、試してみてびっくりした。すごい使えますよ。流行るわけだ。 僕は料理というのに伝統主義志向があって人類が昔からやっていた

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    s_shisui 2011/06/18
    シリコンスチーマー、まだ尻込み中……
  • パッションフルーツの「パッション」はキリストの受難: 極東ブログ

    パッションフルーツ(passion fruit)というと、その鮮烈な南国的な香りから、南国の情熱=パッションというイメージがわくかもしれないけど、この「パッション」の意味は、キリストの受難。知ってる人は知ってるかもしれないけど、知らない人は知らないかもしれないので、知らない人向けに雑談を。 もともと英語の"passion"という言葉には「受難」という意味がある。受難というのは、「受験」が「試験を受ける」みたいに、「苦難を受ける」といった字面の感じがあってそれも間違いではないけど、キリスト教では、イエス・キリストが十字架に至り、こと切れるまでの苦痛を指している。 ちらとウィキペディアを見たら(参照)、「受難(じゅなん、Passion)とは神学用語で、イエス・キリストの裁判と処刑における精神的および肉体的な苦痛のための言葉である」とあったが、裁判の前にも苦しみがある。ゲッセマネ園とか。このあた

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    s_shisui 2011/06/17