政府・官僚・産業界などの推進派は「低線量の放射能より、その影響を不安がることのストレスのほうが危険」ということを言ってきた。 しかし、逆も言えるはずである。放射能に不安を抱く人の態度を否定的に扱ったり、その不安を軽視・否定したり、相手にせず無視したり、変人扱いすることも同様にストレスになるはずである。このことは多くの自主避難者が指摘しているが、政府・官僚をはじめ多数の人々が無視しているのではないか。 生態学研究者の鷲谷いづみ氏の「事故や避難に由来する精神的トラウマだけが問題とする推進派の主張は、野生動物にヒトの健康被害に酷似する影響が明瞭に認められることから妥当性を欠く」という研究からも、放射能の影響への不安は単なるストレスの問題として片付けられるものではないことがわかる。 続きを読む
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