ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (195)

  • 移民大国ロシアの残忍な移民襲撃

    ロシア各地で移民襲撃事件が相次いでいる。モスクワの地下鉄ではコンゴ人男性が刺され、北部コンドポガではムスリムの少女が10代の少年3人に「町を出て行け」とバットで殴られた。 先月中旬には、モスクワ中心部でアゼルバイジャン出身のムスリム活動家が殺害された。警察は強盗事件として捜査を進めているが、首や顔をナイフで刺す残忍さを考えると、人種差別的な動機があるようだ。 排外主義の矛先は非白人、とりわけ中央アジアや北カフカス地方からの移民労働者に向けられる。ある世論調査では20%のロシア人が「ロシア人のためのロシア」というスローガンに強く共感し、70%近くが他民族に対する否定的感情を持っていた。 ロシアアメリカに次ぐ移民大国で、旧ソ連の共和国などから年間に推定1300万〜1400万人が流入。外国人による犯罪や不法滞在も問題になっている(旧ソ連の共和国出身者は査証なしで入国できるが、住所と仕事の登録が

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    samoku 2012/06/13
  • 金正恩体制で露呈した極限の人肉食

    べるものがなく極限まで追いつめられた人間はどうするか――厳しい糧難が続く北朝鮮で、壮絶な実態が新たに明らかになった。 韓国の政府系研究機関、統一研究院が新たに作成した人権白書では、公開処刑を目撃したという脱北者230人の証言を集計。これによると、2006年以降に公開処刑された者の中には、人肉をべたり売ったりした者が少なくとも3人は含まれていたという。 ある男は同僚を殺害して体の一部をべ、残りを羊の肉と偽って市場で販売しようとしたらしい。中国との国境に位置する恵山市では3年前、糧不足に困窮した者が少女を殺してべる事件が発生。3件目の事件は昨年発生したようだが、詳細は分からない。 このニュースを報道した韓国の聯合ニュースは、北朝鮮の情報統制が厳しいため、いずれの事件も裏づけを取ることはできなかったとしている。 繰り返す失政と飢饉 北朝鮮ではデノミを断行した09年以降、糧難が一層悪

    金正恩体制で露呈した極限の人肉食
  • 中国テレビ司会者「外国人はごみ」発言の真意

    公安当局が不法滞在外国人の取り締まりを始めた翌日に、国営テレビ局の有名司会者が外国人に暴言を吐きまくったのは偶然か 外国人ゲストとの知的な対話を売り物にする格式高いテレビ番組の司会者が、外国人を「ごみ」「スパイ」「メス犬」などと呼んだらどうなるか? 普通なら番組を降ろされると思うだろう。 だが、楊鋭(ヤン・ロイ)の場合は違った。楊は中国国営テレビ局、中国中央電視台(CCTV)英語チャンネルの人気トーク番組『ダイアローグ』の司会を務め、上品でお堅いイメージのある人物。彼の番組は、中国が自らのソフトパワーを外国にアピールする戦略の一環として位置付けられていた。 そんな楊が、中国版ツイッター「微博」で外国人への暴言をぶちまけたのは5月16日。北京市公安当局が、100日間にわたる不法滞在・就労外国人の取り締まりキャンペーンを開始した翌日のことだ。彼の発言には、過去に『ダイアローグ』に出演したゲスト

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    samoku 2012/05/23
  • パッキャオを吊し上げたメディアの暴走

    ボクシング界の世界的大スターでフィリピンの国会議員でもあるマニー・パッキャオが、同性愛者は処刑されるべきだと考えていると、USAトゥデー紙やLAウィークリー紙やオンラインメディアのデイリー・コスといった定評あるアメリカのメディアの多くが報じている。 その話の出元は? 「全米保守イグザミナー紙」が掲載したインタビュー記事の中で、パッキャオ自身がそう語っているという。LAウィークリー紙は、問題のインタビュー記事を引用しながら、パッキャオがイベントのために訪れる予定だったロサンゼルスのショッピングモールを出入り禁止になるとか、「パッキャオを殴りつけることができるゲイ10人」というウェブ記事などを嬉々として紹介した。 ただナイキがスポンサーに付くパッキャオが、すべての同性愛者に消えてほしいと考えている、という話をジャーナリストが鵜呑みにするのはいかがなものか。その理由はいくつかある。 最も大事なの

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    samoku 2012/05/17
    タイムリー……なのか?
  • 抗議の自殺が物語るギリシャ庶民の現実

    厳しい財政緊縮策が続くなか、アテネの路上で政府に抗議する自殺事件が発生。これを機に、市民の不満に再び火がついた 厳しい財政緊縮策が続くギリシャで4日朝、通勤ラッシュの時間帯に悲劇は起きた。首都アテネの中心部にある国会議事堂前のシンタグマ広場で、70代の元薬剤師の男性が銃で頭部を撃ち抜き、命を絶ったのだ。 「威厳ある形で人生を終えるには、こうするしかない。ごみ箱をあさるようにはなりたくない」と、男性の遺書には書かれていた。「未来のないこの国の若者たちはいつか武器を手に取り、国家の裏切り者をシンタグマ広場で吊るし上げにするだろう。1945年にイタリア人がムッソリーニを吊るしたように」 今回の事件をきっかけに、シンタグマ広場では激しい抗議活動が勃発した。BBCの報道によれば、事件のわずか数時間後、数百人の市民が広場に集結して抗議デモを展開。デモ隊は火炎瓶を治安部隊に投げつけ、治安部隊が催涙ガスで

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    samoku 2012/04/09
  • 焼身自殺相次ぐ──イタリアで

    胡錦濤(フー・チンタオ)中国国家主席の訪印に合わせ、インドの亡命チベット人が中国国外で初めて焼身自殺した今週、イタリアでも2人の男性が相次いで焼身自殺を図っていた。理由は、経済苦。イタリア中が強い衝撃を受けている。 一人は、北部ボローニャで脱税を告発されていた建築業者の男性(58)。3月28日、車の中で自分の体に火を付けた。友人、国税当局にあてた遺書を残していた。 報道によれば、この男性は未払いになっていた税金13万4000ドルの支払いを求められており、不服申し立ても認められなかった。火を付けた後、駐車違反監視員に発見・救出されたが、重度のやけどを負って重体。集中治療室で治療を受けている。 賃金の未払いが続いて 翌日には北部ベローナの市庁舎前で、モロッコ人の建設作業員(27)が自分の体にガソリンをかけて火を付けた。この男性も入院したが、回復に向かっている。彼は警察に対し、4カ月も賃金が

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    samoku 2012/04/09
    ヨーロッパ南部の連中は怠け癖のある無責任なタカリ屋と言ってるうちに自殺が増えていたと。この数年で欧米の政治や民度は優れているという幻想は完全に消滅した感がある。
  • ウェブ記事のタダ読み時代、遂に終止符?

    いかにしてウェブ記事から金をとるか、何年も試行錯誤を続けてきたニューヨーク・タイムズがたどりついた成功モデル 米ニューヨーク・タイムズ紙のウェブサイトで、閲覧者の前に立ちはだかる「課金の壁」が今まで以上に高くなる。3月20日、同紙は無料で読める記事の数を現在の月20から10に減らすと発表した。変更は4月1日から導入される予定だという。 「有料購読者との公平さを考えると、無料でアクセスできるのは、トップページやセクションごとのトップページに加えて、月に10の記事ぐらいがちょうどいいだろう」と、同紙の広報担当アイリーン・マーフィーは言う。 現在、有料購読の登録をしていない人が無料の上限(20)を超えて記事を閲覧しようとすると、画面上に購読契約を勧める登録画面が表示される。だが、ツイッターやフェイスブック、ブログなどに張られたリンクから同紙の記事にジャンプしてきた場合は、上限を超えても

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    samoku 2012/03/22
  • アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    人は今も「自炊」をしていると聞くたびに、気の毒で仕方がない。台所での自炊ではない。プリント版の書籍を自分で1ページずつスキャンしてデジタルファイルにし、自家製「電子書籍」として利用することを業界関係者は自嘲気味に「自炊」と呼んでいる。テクノロジー先進国の日当に起きているとは思えない、実に奇妙なできごとだ。 そしてそれを考えるたびに、アメリカでアマゾンがやっている文字通りの出版業界の破壊というか、破壊的イノベーションを思わずにはいられない。振り返ってみると、アマゾンは今やアメリカの出版産業をすっかり変えてしまっているからだ。 最初は、もちろんインターネットで書籍を販売することだった。書店を含め、これだけでもかなり大きなインパクトがあったが、電子書籍時代になって、間違いなくそれが加速化しているのだ。 たとえば、かなり安い価格で電子書籍を売り出したこと。また、自費出版したい作家たちに、

    アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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    samoku 2012/03/22
    そろそろ「kindleを受け入れない日本の出版界は神の雷を浴びて死滅するがいい」って論調が出てくるんではなかろうか。既にそんな感じか。
  • 人種差別は薬で治る精神疾患?

    移民排斥にも効く? フランスのロマ人追放政策に抗議する人々 Radu Sigheti-Reuters 一般的によく使われている心臓病の薬で、潜在的な人種差別意識が改まる可能性がある――そんな研究結果が発表された。 研究では、交感神経の働きを抑えるベータ遮断薬「プロプラノロール」を服用した人と、プラシーボ(偽薬)を服用した人を比べた。すると前者のほうが、人種的偏見を抱く傾向が少なかったと、英インディペンデントが報じた。 プロプラノロールは、心拍などの自律的機能をコントロールする神経回路に作用する。同時に、恐れや感情反応に関係する脳の部位にも作用する。そのため不整脈や高血圧などのほか、不安やパニック障害などの治療にも使用される。 今回の研究結果は、人種差別は「恐れ」に根差すものだという事実によって説明出来るだろう――研究を行った科学者たちはそう考えていると、オーストラリアAP通信(AAP)は報

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    samoku 2012/03/10
  • 第2次プーチン時代に隠れた「死角」

    強い指導者 民主主義より「秩序」を求めてプーチンを支持する国民はいまだに多いが(モスクワ、11年12月) Mikhail Voskresensky-Reuters ようこそ、新しい──けれど昔と変わらない──ロシアへ。2012年、ロシアの最高権力者ウラジーミル・プーチンが4年ぶりに大統領に返り咲く。 00年に大統領に就いたプーチンは、3選を禁じる憲法の規定により、08年に大統領職をドミトリー・メドベージェフに禅譲し、自身は首相を務めていた。 今回大統領に返り咲いたプーチンの統治は、24年まで続く可能性もある(大統領任期は今回から1期6年に延長される)。第2次プーチン時代はいったい、どのような時代になるのか。 最近の言動から判断すると、プーチンのタカ派ナショナリストぶりは相変わらずだ。おまけに、欧米の経済がつまずくのを尻目に、潤沢なオイルマネーでロシア経済は絶好調。プーチンはますます自信を深

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    samoku 2012/03/06
    「非政府組織の「反汚職委員会」によれば、汚職で動く金は年間3000億ドル。GDP(国内総生産)の4分の1に相当する」
  • リック・サントラムの「宗教保守主義」はどうして支持を集めるのか?

    11月の大統領選へ向けた共和党の候補者レースは、来週28日にミシガン州とアリゾナ州という大きな州での予備選が控えています。その翌週が「スーパーチューズデー」ですので、その前哨戦という意味でも28日は重要です。 それ以上にロムニー候補に関して言えば、この2つの州の意味合いは非常に大きいのです。まず、ミシガン州というのはロムニー候補の故郷であり、父親が有名な州知事であったという大事な場所です。またアリゾナ州というのは、ユタ州、カリフォルニア州、アイダホ州などと同様に、モルモン教信者の多い地域で、ロムニー候補にとっては絶対に落とせない重点州だと言えるでしょう。 ですが、ここへ来てライバルのサントラム候補が猛烈なチャージをかけてきています。世論調査の数字としても、ミシガンではサントラム候補がやや先行、ロムニー候補の強かったアリゾナでも、サントラム候補は猛追しており、最新のCNNなどでは互角になった

  • 国連がネットのビッグブラザーになる日

    監視の目 国連で話し合われる新たな「ネット統治」体制は、すべてが監視下に…… Jason Reed-Reuters オンライン海賊行為防止法(SOPA)をめぐる米議会との戦いはひとまずネット業界の勝利に終わったが、これが序幕に過ぎないことは明らかだ。国境を越えた言論空間であり商空間でもあるインターネットをどう管理するかという「インターネット統治」問題は、いずれ何らかの決着を見なければならない。 国連では、来週から国際レベルでのネット規制に関する新しい条約について話し合いを行う予定だ。特に中国ロシアは国際的に厳しいネット規制が敷かれることを望んでいると、米連邦通信委員会のロバート・マクドウェルはウォールストリート・ジャーナル紙に書いている。 国際的なネット規制が導入された場合、経済的・技術的な制約を受けていないからこそ繁栄しているネットの世界が「ひっくり返る」と、マクドウェルは指摘する。ブ

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    samoku 2012/02/22
  • 脳科学で解き明かす「性欲」の謎

    大規模な調査で人間の性行動の思いがけない実態に迫った衝撃作『性欲の科学―なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか』 その「実験」が行われたのは、09年の夏のこと。使われたのは皿いっぱいのパスタ、それにエッチな映像だ。 当時ボストン大学の博士課程だったオギ・オーガスは、自分が住んでいるアパートのロビーで隣人のゲイのカップルに出くわした。知り合いというほどの仲ではないが、頼んでみる価値はあると考えたオーガスは、彼らに自分の研究に協力してくれないかと尋ねた。オーガスの研究とは――セックスについての大規模調査だ。 そのカップルはちょっとたじろぎながら笑った。それでも、興味を持ってくれたようだ。48時間後には、そのカップルとオーガスの男3人が真っ赤なビニール製のソファに腰掛け、パスタと赤ワインを片手にゲイポルノ鑑賞会に取り掛かっていた。壁にはイタリアのセックスシンボル、女優ソフィア・ロー

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    samoku 2012/02/19
  • 私が見たシリアの激戦区ホムスの現実

    戦場と化した町 激戦が続くホムスの市街地には、破壊されて放置された武装車両も(1月23日) Ahmed Jadallah-Reuters 青年の口ぶりが変わった。シリアの首都ダマスカスから中部の都市ホムス行きのバスに乗り込んだ私に、18歳のモハメドは決然と言った。「降りな、このバス、降りなきゃ」 5分前に知り合ったばかりだった。荷物を積み込む際に一緒になり、後ろの座席に並んで座った。縮れた黒髪にフード付きカーディガンを着込んだ青年は、昔のフォーク・ミュージシャンみたいだった。 「なぜホムスなの?」 青年は何度も尋ねた。別に、ただあちこちを旅しているだけさ。私はそう答えた。 モハメドの顔が曇った。無理もない。ホムスはシリアのバシャル・アサド政権に対する反乱の拠点であり、今は治安部隊との暴力的な衝突が続く非常に危険な場所だ。 こちらにも、自分の身分を明かせない事情があった。ジャーナリストは原則

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    samoku 2012/02/09
  • 円高という黒船が「内向き」日本を変える

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔2月1日号掲載〕 日経済の奇跡を思うとき、私はいつも牛乳の入ったグラスに落っこちたネズミの話を思い出す。ネズミは溺れまいと無我夢中で泳ぐ。するとそのうち牛乳はバターになる。ネズミは助かり、バターを売って大金持ちになる。 日はそのネズミだ。日の驚異的な成功は、逆境への適応の歴史だ。日は天然資源に乏しく大した広さもないし、主要ルートから外れた辺ぴな地にある。要するに豊かになるはずがないのだ。にもかかわらず日は外圧によって強く豊かになった。黒船の来航を受けてアジアで最も豊かな国になり、第二次大戦に負けた後には世界第2位の富裕国になった。 平和になった今、日は円高という新たな黒船に直面している。財務省は毎日、日の窮状を円高のせいにする。日は輸出国だから、円高は日の競争力を低下させる。ライバルの韓国中国の通貨が安いだけになおさらだ、と。 円

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    samoku 2012/02/07
    「円高は日本の驚くべき成功の表れだ」現在の円高は原発事故の後処理と災害復興の驚くべき成功の現れ
  • 頭部銃撃から生還、ギフォーズ議員辞職の周辺

    昨年2011年の1月8日にアリゾナ州ツーソンのショッピング・モールで発生した暗殺未遂事件で狙撃された、ガブリエル(ギャビー)・ギフォーズ下院議員(民主)は、頭部貫通銃創を負いながら奇跡的に一命を取り留めました。その後、軍医としてアフガンの戦場で最先端の治療に当たっていた韓国系の名医ピーター・ルー医師の治療などもあって、同議員は議会への登院が可能なところまで回復しています。 そのギフォーズ議員ですが、今年は選挙の年ということで11月には改選があるのですが、「選挙区の期待に100%応えられる状態ではない」のでリハビリに専念するとして、今週の水曜日25日をもって議員を辞職しました。下院議員の場合は、当該選挙区の代表として非常に多くの案件を処理する「政治マシーン」の要、しかも2年ごとに全員改選というシステムは議員の名誉職化を絶対に許さないわけで、今回の出処進退は鮮やかだと言えるでしょう。負けそうだ

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    samoku 2012/01/28
  • 戦争の崖っぷちでも強気なイラン

    この数週間、イランの核兵器開発疑惑が深まり、欧米諸国とイランの関係はまさに一触即発。欧米による経済制裁の強化は、イラン経済にも大混乱を引き起こそうとしている。 イランでは通貨リアルへの信用が急速に揺らぎ、物価は日に日に上昇している。「うちの商売にも大打撃だ。昔は必要なものはすべて国内で作っていたが、今では米さえ十分に自給できない」と、首都テヘランの中心部で商店を営むハメドは言う。「(リアル安のせいで)輸入品の仕入れ値が高くなるから、残念ながら物価が上がる」 バラク・オバマ米大統領は12月31日、イラン中央銀行と取引のある各国の金融機関に制裁を課すことなどを含む強行な対イラン経済制裁法案に署名した。実施されればイランは国際金融システムから完全に締め出されることになるため、アメリカやイスラエルを含む欧米諸国との全面対決への懸念が高まっている。 リアル相場は新年早々、乱高下を繰り返しており(大半

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    samoku 2012/01/14
  • 瓦礫の跡に残る見えない苦悩

    危機的状況を脱し、復興が着実に進んでいるように見えるが現実は何一つ変わらず、知られざる「カネ不足」が地元を追い詰めている 宮城県塩釜市にある佐長商店は、3代にわたって地元名物の笹かまぼこを作ってきた。自社工場での製造だけでなく、隣接する店舗で販売もしていたこの水産加工会社は、小さいながらも大手メーカーとの競争や不況に負けず、堅実に事業を成長させてきた。 あらゆる企業努力を惜しまず、バス観光のツアーを誘致して製造工程の見学会を開き、ホテルの手配までした。味にも自信があった。大手メーカーと違って販路が限定されているため、「物の良さで勝負してきたし、味を気に入ってリピーターになってくれるお客さんもいた」と、社長は言う。おかげで業績は順調で、来年から息子が4代目として店を継ぐことになっていた。未来は希望に満ちていた。 だが、3月11日にすべてが変わった。この周辺地域は三陸海岸沿いの被災地とは違って

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    samoku 2011/12/31
  • アメリカの医療保険制度は最高だ! | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    病気になったら? カリフォルニア州ベニスで健康診断を受ける無保険のドナジ・クルスちゃん(3歳、09年6月) Lucy Nicholson-Reuters 申し訳ないが、私はアメリカの医療保険制度は現状のままでいいと思っている。私は医療保険に加入しているし、4700万人の無保険者のことなど知ったことじゃない。誰かがバラク・オバマ大統領と議会を止めるべきだ。医療改革法案を葬れ! 私は今のままのほうがトクなのだ。 「医療の公営化」に反対する手紙を大統領に出し、「私のメディケア(高齢者医療保険制度)に手を出すな」と書いた女性に私は賛成だ。メディケアが公的医療制度であることはともかく、そうこなくては! 私が連邦議員たちと同じ高水準の保障を得ていい道理などあるだろうか。法案に反対していた民主党の保守派議員などは「ブルー・ドッグ(青い犬)」と言われるだけあって顔色が悪く、たくさんの医療サービスを必要とす

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    samoku 2011/11/22
  • 格差の広がる韓国で財閥が冬の時代に

    「自動車や携帯電話のおかげで国外では尊敬されているが、国内では社会の敵扱い」と先週、米ニューヨーク・タイムズ紙が報じるほど、韓国で財閥批判が高まっている。 サムスン、LG、現代など韓国の財閥企業は08年の金融危機以降、欧米や日企業を尻目に外国市場で売り上げを伸ばしてきたが、その一方で国内の格差は拡大。昨年のOECD調査では、貧困層の貧しさの深刻度を測る貧困ギャップ率がワースト4位、人口10万人当たりの自殺率は21・5人で最悪だった。 教育費をつぎ込んでも、名門大学を卒業して安定した財閥企業に入れるのはわずか。広がる格差とインフレで負け組には財閥への妬みに似た感情が広がり、現代自動車グループ鄭夢九(チョン・モング)会長は先月、低所得家庭の子供たちの教育に私財5000億ウォン(約355億円)を寄付すると発表。政府も、金持ち減税と呼ばれた法人税・所得税の最高税率引き下げの撤回を余儀なくされた。

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    samoku 2011/11/06